こんにちは!ライターの秋山健一です。
みなさん企業分析は進んでいますか?このコラムは「後悔しない企業分析の方法:働き方の価値観の一致」の実践編になります!まだ読んでいない方はぜひそちらから読んでくださいね。
おすすめコラム┃後悔しない企業分析の方法:働き方の価値観の一致
前回『働き方の価値観の一致』を分析するためには、社員面談(OB・OG訪問や会社説明会)でしっかり質問をぶつけることが大切というお話をしました。今回は、OfferBoxを運営している株式会社i-plugで実践したいと思います。社員面談(OB訪問・会社説明会)と仮定して社員さんにインタビューしてきました。
目次
┃社員面談で働き方の価値観を分析
後悔しない企業分析の方法:働き方の価値観の一致でお話しした方法に沿って、4つ質問とその目的を考えてきました。
・社員さんの1日のスケジュール例を教えてください。
→具体的な仕事環境が知りたい。ベンチャーだから残業が多いのかな?
・仕事のどこにやりがいを持っていますか?
→モチベーションの源はどこから来るのか知りたい
・あなたから見て社内の雰囲気はどのようなものですか?
→社内の連携はしやすいのか、1人でガンガン頑張るタイプなのか
あくまで参考ですので、みなさんは「自分が求める働き方」を自己分析をしてから質問を用意してみてください。
┃(株)i-plugの社員に会って聞いてみた!
今回は株式会社i-plugで法人営業をされているKさんに、お話しをお伺いしてきました。前職はIT企業で営業をされていたというKさん、今は大学に営業活動をし学校と企業を繋げる役を担っているそうです。
営業というととても大変そうな気がしますが、一体どんな働き方をしているのでしょうか?
質問1:社員さんの1日のスケジュール例を教えてください。
Kさん「はい。1日のスケジュール例としては2パターンありまして、1つ目が大学への訪問が入っているパターンです。僕の仕事では大学へ直接出向いて営業活動をするので、その場合はこんな感じのスケジュールが多いですね」
秋山「なるほど!」
Kさん「アポがない日はこんな感じですね」
秋山「なるほど。お伺いした限り残業などはそれほど内容ですね」
K「そうですね。残業はあまりしないです。よほど近々に訪問が立て込んでいるときくらいですね」
秋山「他の社員さんも、あまり残業されないんですか?」
K「そうですね。社内共通の美学として“仕事は時間内に終わらす”というか、“無駄に残業しても意味ないでしょ”みたいなところはありますね」
残業が少ないのはベンチャー企業にしては珍しいですね。社内全体で仕事にメリハリをつけているのが分かります。
質問2:仕事のどこにやりがいを感じていますか?
K「日々の仕事で“会社の理念を達成している”という実感があるところですね。例えば大学さんに何か提案をして、それが受け入れられたときなどはそれがゆくゆくは“新卒採用における学生と企業のミスマッチをなくす”というi-plugの理念に繋がっていくんだなという実感があります。」
秋山「毎日のお仕事と企業理念と個人のやりがいが繋がっているんですね!すごい!」
K「そうですね。僕は転職組なんですが、前職で“企業理念と自分のやりがいにギャップがない”ってことが自分にとって大事なんだなと思ったんです。人によって違うと思いますが、僕としてはそういう状態が1番ですね」
モチベーションの源になっているのは日々の仕事での企業理念達成のようです。これは純粋にすごいですね。社員さん自身が、企業の目標である企業理念を日々の業務の目標に落とし込めているということは、社員さんは日々モチベーション高く働いていらっしゃるということですね。
質問3:社内の雰囲気はどのようなものですか?
K「いろんな人がいるので一言では表しにくいのですが、1つ挙げるとすれば笑いをとろうとする人が多いですね。和気あいあいとした空気があるというか。僕が東京から大阪に転職したから強く感じるのかもしれませんが(笑)」
秋山「楽しそうですね!なにかエピソードはありますか?」
K「そうですね。社内での業務連絡はチャットを使用しているのですが、普通にそのチャットで社長が社員からいじられたりしていますね。本人がいるのに(笑)」
秋山「楽しそうな職場ですね!どんないじり方なのですか?」
K「キテレツ大百科の主人公に似ているとかそんな感じですね。まぁ、言われてみれば確かにと思います(笑)」
和気あいあいとした雰囲気で、社員さん同士はアットホームな関係性のようです。社長に冗談が言えるぐらい距離感が近いのもいいですね。
┃株式会社i-plugの働き方の価値観を分析
いかがでしたでしょうか?
今回社員さんと面談をして、株式会社i-plugの働き方の価値観を分析してみましょう。
1.仕事が多そうな営業の方も定時には退社されてあまり残業されない
2.企業理念が社員1人1人の仕事の業務に反映されている
3.和気あいあいとした社長とも距離感の近い職場
つまり今回の社員面談から株式会社i-plugをまとめると、アットホームな環境でありながら、無駄な残業はしないという仕事とのメリハリをつける職場環境を持っています。さらに社長との距離感が近く、日々の業務が企業理念のどこと繋がっているのかを実感しながら働けるようです。
横の連携も強そうな職場で、Kさんと話していても仕事が楽しそうな雰囲気が伝わってきました。
┃社員面談で質問する注意点
今回実際i-plugの社員さんにインタビューしてみて、みなさんにお伝えしたい注意点があります。
それは「目的を見失わないこと」です。社員面談(OB・OG訪問、面接での逆質問)などでは社員さんとのお話が楽しくなってしまって、ついつい話を脱線させすぎてしまうことがあります。
せっかくの機会ですので、密度の濃い話を聞きたいですよね。
なので後悔しない企業分析の方法:働き方の価値観の一致でご紹介した、自己分析や質問を考える過程をしっかり踏んで、臨みましょう!