インターンシップ先の選び方 – OfferBox(オファーボックス) | オファーが届く逆求人型就活サイト

近年就職活動においてインターンシップを活用する学生が増えている。なぜインターンシップをする企業が増えているのか、またどうやってその企業を選べばよいのかを今回は紹介する。

 

海外では選考に活用するのは当たり前

アメリカの企業では、基本的に日本のような新卒採用者をターゲットとした採用期間は特に設けておらず、通年採用が当たり前。終身雇用を前提としておらず、やめる時期が人によってバラバラであるため。アメリカは労働市場・転職市場の流動性が高いため、半年後には転職ということは日常茶飯事。人がやめることが予測できないから「ポストが空いたら採用する」といった通年採用のスタイルに自然と落ちつく。

通年採用、流動性が高いということは、新卒採用だろうが転職組だろうが一斉に同じスタートラインで戦うという、非常にアグレッシブな市場といえる。日本以上に学歴社会であり、大学名と専攻・副専攻、その成績、ボランティア活動などの課外活動内容、そして、長期的なインターンシップでの経験を問われる。経験がないと就職できないというのは、アメリカだけでなく、アジアでは中国なども事例としてあげられる。

 

日本でも外資系やITベンチャーは取り入れている

 海外ではインターンシップを採用選考に活用するのは当たり前のことなのだが、これまで日本では経団連の新卒採用の自主的なルールである「採用選考に関する企業の倫理憲章」によって、インターンシップは選考と結びつけることが禁止されてきた。インターンシップを採用選考につなげることを認めると、実質的な採用選考の早期化、いわゆる「青田買い」が横行する懸念があるためである。ただし、この経団連の「倫理憲章」は、経団連傘下の数百社の企業に当てはまるだけであり、その他の企業はルールに縛られないのだが、これまでは何となく全体のルールのように見られていた。

しかし、これまでも外資系企業などはこのルールに縛られず、インターンシップで採用選考を行ってきているし、IT関連のベンチャー企業などもインターンシップによる採用をどんどん行っている。また、ユニクロがミスマッチを減らすためにインターンシップによる採用選考を宣言するなど、大手企業でもインターンシップ採用の動きが出てきていた。

 

「「インターンシップ採用選考」は日本で広がるか?」(2013/11/05 HRプロ)

 

経験がなければだめ、というよりも、企業側の「採用のミスマッチをさけたい」という気持ちが徐々に強い傾向として現れており、学生側にも「相性を肌で感じる」メリットがあるので、今後とも機会が広がるであろうと予測できる。

 

日本におけるインターンシップについての行政の見解

日本におけるインターンシップについて、厚生労働省は一定の指針を示していた。

 

企業等における意義

 

〇 実践的な人材の育成インターンシップによって学生が得る成果は、就職後の企業等において実践的な能力として発揮されるものであり、インターンシップの普及は実社会への適応能力のより高い実践的な人材の育成につながる。

 

〇 大学等の教育への産業界等のニーズの反映

インターンシップの実施を通じて大学等と連携を図ることにより、大学等に新たな産業分野の動向を踏まえた産業界等のニーズを伝えることができ、大学等の教育にこれを反映させていくことにつながる。

 

〇 企業等に対する理解の促進、魅力発信

大学等と企業等の接点が増えることにより、相互の情報の発信・受信の促進につながり、企業等の実態について学生の理解を促す一つの契機になる。これについては、特に中小企業やベンチャー企業等にとって意義が大きいものと思われ、中小企業等の魅力発信としてもインターンシップは有益な取組である。

さらに、インターンシップを通じて学生が各企業等の業態、業種又は業務内容についての理解を深めることによる就業希望の促進が可能となることや、受入企業等において若手人材の育成の効果が認められる。また、学生のアイディアを活かすような企業等以外の人材による新たな視点等の活用は企業等の活動におけるメリットにもつながる。これらの企業等の受入れの意義を大学等及び企業等において共有することが重要である。

 

「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」(平成9年 厚生労働省)

 

古いデータだが、考え方は基本的に変わっていない。インターンシップを選考手法として取り入れてしまうと、学生の青田買いになると考え、行政としては積極的にすすめていない。あくまでも日本全体の社会の一員である企業としての責任の一環で、人材育成の場と定めている。しかし、エントリーシート、適性テスト、面接などの採用活動だけでは、既に限界が来ていると考える企業もある。1dayインターンシップから夏期の長期インターンシップにシフトする企業が、徐々にだが増えている。

 

3つのインターン先の選び方

OfferBoxでも学生に、インターンのオファーをする企業は増えている。インターンにとにかく参加してみる、経験してみることは大きい。そのインターンの企業選びには3つの方法があるので紹介する。

1つ目は1dayだろうがなんだろうが、片っ端からインターンに参加し、自ら飛び込んでインターンをさせてもらうもの。2つ目に気になるキーワードを発信している企業のインターンに参加してみるもの。これは元々興味があればより深く学ぶことが出来るし、自分に合う合わないを判断することも出来るだろう。

そして三つ目は、全く縁もゆかりもないインターンをやってみること。OfferBoxではよくあるが、最初の志望からは関連のない企業や業界で内定を受諾する学生は割と多い。OfferBoxで採用担当者や経営者とコミュニケーションを深めていくうちに、その企業で働きたいと思うようになる。最初から決め打ちせず、またはまだ興味がどこにあるか分からないという学生は、全く興味のない分野のインターンシップをあえて受けてみるのもいいかもしれない。

OfferBoxに登録してインターンシップを受けるためにも、先ずは自己プロフィールを素直に書いてみてみよう。

 

 

 

先ほどの引用記事でも、「多くの学生は、遅くとも大学3年になった時から早々にインターンシップに参加する準備を行わなければならなくなるし、インターンシップを受けるための選考も増えるだろう。つまり、一層早期化する」とあるように、企業・学制ともに採用期間の早期化、長期化は避けられない。出来るだけ早く準備し、先ずは経験してみることをオススメする。