就活における悩みの1つが「就活の軸」だと思います。先輩に就活の話を聞くと「私の就活の軸は~」とよく言われるかと思います。実際に面接でも「あなたの就活の軸は何ですか」と聞かれることが多いです。しかし全然軸が決まらない!という就活生もたくさんいると思います。
そこで今回は就活の軸とはそもそも何なのか、どうやって決めたらいいのかについて紹介します。
就活の軸とは企業選びのツールである。
就活における軸の役割は主に2つあります。
・膨大な企業を短時間で選ぶ判断基準になる
・自分の志向を面接官に端的に示す
今回は1点目「膨大な企業を短時間で選ぶ判断基準になる」について詳しく紹介していきたいと思います。就活がうまくいかない学生の特徴として「選考のために軸をつくる」ことがあります。面接で聞かれるから企業に合った軸をつくる。そのため内容が薄くなってしまい、自分の中でも納得いかないまま選考に、といったケースが多いです。軸とは本来、膨大な数の企業を自分に合っているか短時間で判断していくための基準となるものです。3年生の11月のこの時期であればまだまだ就活生が企業を選ぶ立場にあるので、企業の顔色を窺うのではなく、軸が分からなくなった時は一旦どういった基準で企業を選びたいのかという意識を強めて考えてみましょう。
ちなみに私は以下の3点について最後は絞って考え、叶えられる企業を探しました。
・誰のために働くのか
・どんな価値提供の仕方が好きなのか
・どんな人と働きたいのか
軸において大事なのは自分との結び付け
おそらく多くの就活生がまず「例えばどんな軸があるの」と気になると思います。これについては特に正解はありません。”グローバルに働ける企業“や”自己成長できる企業“といったよく耳にする軸でも問題はありません。大事なのは「軸の理由」です。なぜグローバルで働ける企業がいいのか、なぜ自己成長したいのか。それには自分の過去の経験や性格、志向が関係しています。となると就活の軸を作ることにおいて大切なのは自己分析ということになります。自分史を書いてそこから自分の特長を探しましょう。
またこのコラムを掲載している逆求人就活サービス「OfferBox」にも「Analyze U+」という無料診断ツールがあります。ただ性格の強み弱みを診断するだけではなく、社会人基礎力といった社会人目線での診断をしてくれるのでおすすめです。
まずは思いつくだけ書いてみよう
自分史を書いて絞って考えるのが苦手という人は自分の視野を狭めることなくどんな企業で働いてみたいか最初は思いつくだけ書き出してみましょう。先輩の話を聞くとだいたい就活の軸は3つですが、最初から3つだけ、と考える必要はありません。ちなみに私は最初20個ぐらい挙げてその後に1つ1つについて理由を考えました。その時に参考にした考え方がこちらです。
【自己分析】詰まった時のやり方 深堀すべき3つのワード
OB訪問や選考の過程で変えていく
一旦自分の中で軸を決めても社会に出たことがない就活生が想像の中で考えているだけなので、社会人からしたら全く違うということもありえます。そのため自分が考えた軸とそれをもとにどういった業界を志望しているのか、OB訪問で聞いてみることをおすすめします。
また選考を受けていく中でも、伝わりやすい表現もわかってくるのでその都度修正していくと面接でも使える軸が完成します。
最後に
まだまだこの時期だと就活も本格的に始まっていないからと思っている人もいるかもしれませんが、解禁されてからではとてもじゃありませんが間に合いません。軸や自己分析など、今できることは今やっておくことを強くおすすめします。