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【市場動向予測8】土俵を変えて戦う新卒採用 -テクノロジーの活用編

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大手企業で導入進むAI活用、その真意は!?

人工知能やデータ解析などテクノロジーの指数関数的な進歩と働き方改革の推進により人事のHRテクノロジーへの注目度は引き続き高い。新卒採用においてもAI(人工知能)導入が進みつつある。2017年5月には、ソフトバンク株式会社がIBM社が提供する「IBM Watson日本語版」を導入し、応募者をより客観的に、また適正に評価することを目的に、同年5月29日より新卒採用選考の総合職採用においてエントリーシートの評価で活用することを発表し、日本経済新聞などにも掲載され、注目を集めた(*1)。2017年10月には、サッポロホールディングス株式会社も全社的な働き方改革を推進する中で、新卒採用において19卒採用からAIを用いてエントリーシートの評価を行うと発表した。さて、このAIを活用した取り組みの真意はどこにあるのか。

ソフトバンク、新卒採用にAIを活用 エントリーシートの評価を補助
・IBMの「ワトソン」を活用すると発表。
・総合職のエントリーシートの評価に活用。
・公平な評価の実現と、人事担当者のエントリーシートの確認作業に充てていた時間を削減し、面談など対面での採用活動により多くの時間を振り向ける。
・75%程度削減できる見込み。

母集団形成至上主義の終焉か。「集める」を効率化し、「くどく」にリソースを投下

これまでの新卒採用は「いかに母集団を形成するか」に議論が行きがちであった。母集団を最大化するための投資が積極的に行われ、結果ナビサイトやイベント、送客サービスが台頭してきた。一方のソフトバンク社やサッポロホールディングス社の取り組みは、これまでの新卒採用の考え方をがらりを変える象徴的な出来事だ。これまではとは真逆で、ある程度母集団は形成するものの、その「母集団の最適化」に着目をしている。

ソフトバンク社も今回の取り組みで書類選考において75%の工数削減を実現できるとしており、その分の工数を選考を通過した学生との面談に投下する姿勢だ。まだ多くの企業が、母集団形成に躍起になっている中で、AIを導入して取り組む企業は、「集める」ではなく「くどく」の土俵で優位になろうとしている。6月の選考解禁に合わせて面接回数を減らして内々定を出す大手企業も多いが、本来は接触回数や接触する時間が長ければ長いほど、両者関係性は強まる(ザイアンスの法則)もの。つまり、今後は「くどく」に工数を割ける企業が採用強者となり、「本当に必要な人材を適切な人数集められているか」、「必要な人材へのリーチ後、採用決定までの歩留まりはどうか」などが採用活動における重要な指標となるだろう。

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AI導入に学生からは否定的な意見も

セミナーレポート「2019年卒採用をどう設計するか ーミレニアル世代の採用基準・採用フローの作り方」などでも紹介しているが、学生の変化は顕著であり、その中でも「働き方への関心の高まり」や「自分らしく働きたい欲求の高まり」、「個別最適化」を求める傾向が強い。そういった変化を考慮すると、「集める」にかけていたリソースを「くどく」や「フォローする」に再配分することは時流にものっていると考えて良いだろう。

気をつけておきたいのは、対学生に対してのコミュニケーション戦略だ。学生の「AI・人工知能」への興味関心は高いが、一方で学生の声を聞くと、AIでエントリーシートを評価されることに対して「反対」という意見も多い。Yahoo!ニュースにも掲載された週プレニュースの記事ではAIの採用活動での活用についての学生の率直なコメントが掲載されている(*2)

単に、AIを導入し採用工数を削減すると学生や社会に対して発信するのではなく、学生にとってのメリットをしっかり提示すること、企業としてのスタンスをしっかりと示していかないと本来採用したいターゲット層の学生を逃すことにもつながりかねない。今、新卒採用戦略そのものを見直す動きもでてきているが、流行りにのるのではなく、各企業の戦略に立ち返り、企業が持つ魅力を再確認した上で採用戦略を描き、選考プロセスの細部まで整合性を意識して設計をすることをおすすめしたい。なぜならば、学生が企業を判断する上で、選考プロセスにおいて学生が得られる情報は企業が思っている以上に多く、そして影響度が高いためだ。

 

【出典】
*1: ソフトバンク株式会社プレスリリース, https://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/press/2017/20170529_01/
*2: 週プレニュース, 『採用にAIを導入? 就活学生も困惑… 「絶対にイヤ」「正直ついていけない」「一緒に働く人たちはロボットじゃない!』, https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171031-00094067-playboyz-soci

※本記事は「【市場レポート】どうなる? 2019年新卒採用の動向・変化予測 ー秋冬・本選考対策編ー」の一部を抜粋したものです。


2017年11月21日公開

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