松丘啓司の気になる人事用語

松丘啓司まつおか けいじ

エム・アイ・アソシエイツ株式会社 代表取締役社長

186年に東京大学法学部卒業後、アクセンチュア入社。同社ではチェンジマネジメントグループを立ち上げ、ヒューマンパフォーマンス統括パートナー、エグゼクティブコミッティメンバーを歴任。2005年にエム・アイ・アソシエイツ株式会社を設立し、代表取締役に就任。以後、パフォーマンスマネジメントなどのテーマでのコンサルティング・研修とHRテクノロジーサービスに従事している。主な著書として、「1on1マネジメント」「人事評価はもういらない」「論理思考は万能ではない」「アイデアが湧きだすコミュニケーション」「組織営業力」(以上、ファーストプレス)「提案営業の進め方」(日経文庫)などがある。

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No Ratings(ノーレーティング)

2018.08.14

年次や半期の評価において、社員にA・B・Cといった成績を付けることをレーティングと呼びます。 ノーレーティングとは、そのようなランク付けを廃止する制度変更を指しています。 ノーレーティングのトレンドはアメリカの企業で広がっていますが、その背景には、レーティングは業績向上にあまり役立っておらず、むしろ弊害が大きいという認識があります。 たとえば、レーティングは人の成長マインドを阻害するという脳科学の研究結果や、レーティングの前提となっている2:6:2の正規分布は実態をゆがめているといった研究結果が根拠として示されています。 弊害がある割に、レーティングには全社的な労力を要するため、経済合理性に合わないと考えられているのです。 レーティングを廃止した企業では、レーティングを使わずに報酬や等級を決めるプロセスを実現しています。

1on1(ワンオンワン)

2018.07.31

職場における上司と部下の頻繁な対話の場を指して1on1と呼びます。 この「頻繁」という点と、「対話」という点が重要です。 従来の目標管理制度では、半期に1度の面談を行っている企業が多数を占めていましたが、それではリードタイムが長すぎて、メンバーにとっての学習効果が得られないという問題意識が背景にあります。 同時に、コミュニケーションのスタイルを「対話」に変えていくことが求められています。 管理や評価のための面談ではなく、一人ひとりのメンバーを上司がよく理解して、個人に応じた成長を上司が支援することが必要とされているのです。 つまり、1on1とは今の時代にあった部下マネジメントの方法を職場に浸透させる取り組みであるといえます。 過去数年で、1on1はアメリカの企業で急速に普及し、日本においても制度として導入する企業が増え続けています。

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