サバンナ就活:志望企業はこちらから狩りに行け

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みなさん、こんにちは! サバンナ女子大生のあやです。

前回私は『ダメな私を採用してください!』というお話をさせて頂きました。“自分の力量よりもはるか上にある色んな失敗から学んできた意識鬼高いスーパー学生な自分像を、面接で作り上げてしまった。
でも本当は全然だめな私なんです、でも採用してください!”というお話だったのですが、まだ読んでいない方はぜひそちらから読んでみてくださいね!(第2話はこちらからどうぞ)

さてさて、今回は最終面接のとき志望企業の狩り方『志望企業はこちらから狩りに行け』を、今回はやっと!やっと!やっとお話させていただきたいと思います!

志望企業はこちらから狩りに行け

『就職は結婚みたいなもの』もう毎年使い倒されている、もはや伝説的比喩表現ですが、私も“就職は結婚と似ている”と思います。これは決して終身雇用が当たり前、一生貴方(企業)についていきます!という意味ではありません。私は、就職活動の流れが恋愛と一緒だと思っています。
つまり、
1.好きな人が出来た(説明会・HPでの出会い)
2.その人にアピールする(ES通過・GD通過)
3.何度もデートを重ねる(面接)
4.そして付き合う(内定)

この流れがまさに、就活is恋愛!!!と思う理由です。

となると、恋愛ではその好きな人と付き合うために大切なのはまずなによりも“自分を好きになってもらうこと”ですよね。どれだけアピールしても、何度デートに誘っても自分を好きになってもらえなかったら、音信不通(サイレンスお祈り)になったり、恋愛対象外宣告(選考落ち)をされてしまうのです。

That’s why 就活 is 恋愛!!

ならば自分を好きになってもらうためには、自己PRを完璧にするしかない!!
そう考えた私は、面接対策をものすごーくしました。

企業に自分はどういう学生だと思ってほしいかを考え、その後それに沿ったエピソードを選択。その自分像にたどり着くようなキーワードをエピソードの中に散りばめて、面接の質疑応答は完璧にこなしました。面接の神かと思うほど、人事面接、現場面接と好調でした。このまま、最終面接をパスして内定をいただく…はずでした

が、しかし

面接の神は最終面接で見事に撃沈しました。
リクルーターさんもついていて、現場面接でも好評だったはず。な!の!に!落ちました。

受け答えは完ぺきだったはず。なのになぜ落ちたんだろう。自己PRが足りなかった?事故ってたのかな…いやそんなことはないはず…
じゃあ、どうして、なんで、落とされたんだろうぅぅぉぉ!!
そんな感じで自問自答を繰り返している中で、ある日私はこの名言を思い出したのです。
そう、就活 is 恋愛!!!

最終面接は恋愛における、告白の大切なシーン。貴方じゃないと駄目なんです!が1番だ

“付き合ってください!”という大切な大切な告白のシーン。そこでしっかり決めきらなければいけないのです。しかも企業は大体学年1番の美少女、もしくは学年1番のイケメンで、ガード固めです。

あなたが好きだということ、なぜ好きなのかの理由、なぜあなたじゃないと駄目なのかを言わないと「どうせ私/俺のこと本当に好きじゃないんだ!」と拗ねてしまいます。もちろん、感情論では駄目です。「好きなもんは好きだ!」なんて理由は、ガード固め女子/男子には通用しません。

ここでしっかり理由を決められないと、相手は“え?なんで私/俺なの?”と困惑してしまうのです。
どれくらいの困惑レベルかというと、初対面の人に“あなたが好きだ”と言われるぐらい困惑レベルで、“どうして好きなの?”と聞いたら“好きに理由なんてないでしょ★”と返されるぐらい困惑します。

なので、一方的なアピールだけでは駄目。“好きに理由なんてない★”とか言わずに、理由を探して来い!!!い ま す ぐ に!ということです。

企業と私の未来予想図

そんな告白の大一番を私がどう乗り切ったのか?私は志望企業の新規事業案を練りました。
なぜそんな面倒なことをしたかというと、面倒だからです。

新規事業案を作ろうと思うと、企業のこと業界のことをかなーり調べなければできません。アイディアが全てでなく、その計画でお金の流れは十分か、企業の方針から大きくずれていないか、そこに私は情熱を持てるかなど。一日のほとんどをその企業を思う日々が続きます。

そしてもう一つは、その新規事業案は企業と私の未来予想図になるかと思いました。
私たちが“仕事で大切にしたいこと”や強み、弱みを持っているように、どの企業も経営理念、強みや弱みを持っています。私はただそれらを言葉で理解するだけでなく、それをもとにどんな将来を描けるだろうと、自分なりに考えることが大切だと思いました。

まぁ、正直にお話すると新規事業案は作らなくていいです。今振り返れば、よくそんな時間見つけたなと思います。

やって気付いた大切なこと

企業のこと、業界のことをかなーり調べて知識として入れるだけではなく、自分の頭で考えること。そして、自分の性格と企業の性格を合わせて考えた上で、自分はどんなことを成し遂げたいかをぼんやりとした答えでもいいので、考えてみること。

そういった時間を経て“あなたを好きな理由”が出来上がると思います。
そしてその理由は嘘偽りのない、自分だけの理由となるのです。

向こうに自分を知ってもらおうなんて、そんな甘いこと考えていては駄目です!
面接のたった数時間であなたのことなんて100%わかりきることは出来ないのです。なのでこの最後の一手“あなたを好きな理由”が志望企業を狩れるか逃すかを左右すると思います。