サバンナ系女子大生の就活:私がまさしくサバンナ系女子ですっっっ!!!!

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サバンナ系女子大生の就活

サバンナ系女子とは…なんだか理由は知らないけれど、とにかくやる気が凄いやつ。そのやる気は、マイケルジャクソンの前傾ダンス並みの前のめり度。どんなことからも学びを得ようとする気持ち悪いぐらいの向上心の持ち主。
座右の銘は「結果がすべて」「努力するのは当たり前」


 

そして“私”がまさしく“サバンナ系女子”です!!!!!!!!

 

改めましてみなさん、こんにちは。
サバンナ系女子大生のあやです。

 

どれくらいサバンナかというと、最近友人から「あやってさ、食うか食われるかの生活送ってるよね」と真顔で言われるくらいサバンナです。ほしいとも言われていないのに、新規事業案を社長に突きつけるぐらいのサバンナ感で、インターン先で上司を困惑させるぐらい、なんなら顔が埋まるぐらい、前のめりに働かせていただいています。

 

そんな私は現在、広告代理店業界等から内定をいただいています。
今後全5話のこの連載を通して、みなさんに私の就活を大・大・大公開したいと思っているので、ぜひぜひこの私のサバンナ感をお楽しみいただければと思います。

どうか人事の皆様、読まないで!!!

私がサバンナ女子と呼ばれるわけ

今日はプロローグということで、“私がサバンナ女子と呼ばれる前”のお話をさせて頂きたいと思います。

 

高校生から大学2年生にかけて、コンプレックス暗黒期でした。
サバンナと呼ばれる今となっては想像できないかもしれませんが、とにかく色んなコンプレックスを抱えていました。

誤解を恐れず、当時の気持ちを吐露すると…
女の子は大学なんて行かずに早くお嫁に行けという地元、たばこ・お酒をブランドだと思う同級生、どこにも馴染みきれなくて努力したいのに努力しきれない自分。
そして、何より努力しきれなかった結果、無名の外国語大学に進学することになった自分の努力の甘さが何よりも嫌いでした。

 

そのコンプレックス暗黒期の真っ暗闇の中、この私の人生180度変えてやろうと奮起し、大学2年からアメリカ政府のリーダーシッププログラムに入りました。
そのリーダーシッププログラムのメンバーに感化され、外務省でODAについてプレゼンテーション、オランダ大使館ではウーマノミクスについてのスピーチをしました。その後アメリカに2週間のビジネス研修に行き、大学2年で大きく私の経験は広がりました。

 

こういった活動に取り組む学生は出身大学では珍しいこともあり、私はその大学で優秀学生扱い、そして私自身も“私は優秀な学生”だと清々しいほど思っていました。

 

動物園からサバンナへ

が、そんな大学2年を終えて大学3年。就活を見据えてインターンシップを探していた私に、ある企業の人事の方がこうおっしゃりました。

 

「結局のところ、あなたはコンプレックスを何1つ解消できていない。奮起して自分でチャンスを捕りに行った努力は認めるけれど、そこからあなたは何を学びましたか?
アメリカ政府のプログラム、外務省でのプレゼンテーション、オランダ大使館でのスピーチ。やってきたことはとても輝かしくて素晴らしいけれど、そこであなたが経験以上に何かを学ぼうとしない限り、その経験はうすっぺらいよ。結局何も変わっていない。そんな大学生はいらないです。

 

こんなにはっきりと、「いらない」と言われたのは、人生で初めてでした。
こんなにはっきりと、無能認定されたのは人生で初めてでした。
言われた言葉が痛すぎて、痛いと思わなかったのも人生で初めてでした。

 

でもこの時やっと私は気づいたんです。自分で獲物をとっていると思っているサファリパークのライオンのように、私も自分で経験・学びを得てきたと思っていました。
でも得意げに語るその経験と学びは、飼育員さんから“与えてもらった”餌であって、環境から“与えてもらった”経験だったんです。その恵まれた環境でみんなが普通にしていれば、みんなが得られる経験でしかなかったことに、私はその時初めて気づきました。

 

決意を胸に、一歩を踏み出した私

そんなわけで、大学3年の忘れもしない5月19日。
その企業を出て京阪電車に乗り込んだ私は、涙を拭いながらサファリパークを脱出し、サバンナへ1人旅立つことに決めたのでした。

 
その後、なんやかんやと色んなことを始め、失敗し、学ぶのですがこれはまたいつか機会があった時にお話するとして、みなさんに今後の連載でお話するのは、サファリパークを脱出してから半年後、サバンナでやっと1人で生きられるようになってからの、就職活動での私の学びのお話です。

 
私自身もこけたり、落ちたり、泣き叫んだりと色々あった就職活動でした。王道の就職活動と違うことは、ほしいと思ってもらうような面接・ほしいと思ってもらう自分づくりをしてきたのではなく、自分をほしいと思ってもらう機会・材料を私のほうから出し続けたということ。そして、機会・材料を出し続けてきた結果、様々な企業の方々が私に寄り添ってくださったこと。
悩みを聞いていただいたり、叱っていただいたり、激励の言葉を沢山いただきながら、就職活動をしてきました。

 

誰にどう思われようと、誰にどう笑われようと人生も新卒就活も1度きり。
みなさんにとって後悔ないものにするために、少しでも私のサバンナ就活の経験がお役に立てればと思います。

 

第一話はこちら

第1話:欲しいと思わせる判断材料はこちらから提供しろ!!