最後の決め手は人!人力車を引く早稲田大学生の就活とは?【早稲田大学】

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今回のOfferBoxユーザー学生インタビューに協力してくれたのは早稲田大学スポーツ科学部の坂田憲治さん。学生生活と就活のことを聞かせてもらいました。

 

人力車でつちかわれた営業力

—こんにちは。まず最初に学生時代にやってきた、部活やサークル、アルバイトなどのことを教えてもらえますか?

こんにちは。学生時代は野球サークルと、浅草で人力車の車夫のアルバイトをしていました。

 

—いきなり面白そうなワードが出ましたね。車夫ですか?どうして始めたんですか?

始めた理由は、僕は地元が福岡なので東京っぽいバイトがしたかったのと、体を動かすのが好きってこと、あと給料が歩合制だからです。笑

 

—歩合制はやる気出ますね!何か変わった体験はありましたか?

いろいろありましたよ。イラストレーターの方がご乗車されたことがあって、僕をモデルに絵を描いてくれて。あとでその絵が小説の表紙になったんですよ。ぜんぜん僕と似てなかったですけど。笑

他にも、地元が一緒のお客さんで実は昔に野球で対戦した人だったり、ニューハーフの方がリピーターがいますよ!。なぜか僕ニューハーフの方に人気があってよくご乗車いただいています。

 

—面白そうですね!人力車ってお客さんとのコミュニケーションが大事そうなイメージですが、それは就活にも活きましたか?

すごく就活にも活きました!営業的な面が大きくて、例えばお客様にご乗車いただく前に人力車がどういうサービスか説明するんですけど、最初の頃はただパンフレットを渡してそれをなぞるだけって感じでやっていたものを、慣れてきたらお客様が観光に求めるものをしっかりヒアリングしてお客様のニーズを探しながらオリジナル要素を入れた提案やガイドができるようになりました。

それが面接での人事の方とのコミュニケーションにもつながっていたと思います。

 

—それはいい経験になってますね。では就活はいつ頃から始められましたか?

2年生の冬くらいからですね。

 

早稲田でも就活に苦戦する

—ずいぶん早いですが、何かきっかけがあったのでしょうか?

僕のいた野球サークルの先輩が就活で苦戦していて、それを見たのがきっかけです。早稲田大学ってだけで就活強いイメージだったんですけど、ぜんぜんそんなことなくて、正直不安でした。だから、一年上の先輩たちと一緒に就活しておけば就活に必要なものやテクニックがわかるんじゃないかと思ったんです。2年生だとさすがにエントリーはできないので、合説とかセミナーに潜り込んでいました。

 

—早稲田大学だから就活に強いわけではないと悟ったのですね。3年生の時はどのような就活をしていましたか?

これは今までの話ともつながりますが、僕、3年生の11月〜2月の4ヶ月間、ある企業の人事部でアルバイトをしていました。そこでの経験から、ES(エントリーシート)より前の段階から就活は始まっている、っていうのがよく分かって。例えば就活イベントに参加するとか、そういう細かいところから就活が始まっているんだなと。

また、インターンシップにも7~8社ほど参加しましたね。

 

—それは貴重な経験ですね!OfferBoxのプロフィールを作成する上で気をつけていたことはありますか?

これも企業の人事部でアルバイトしていた経験からなんですけど、やっぱり文章よりも写真の方が目につくんですよね。少なくとも僕はそうだったので写真は目にとまるように気をつけていました。

あとは「簡潔に・強調・具体的に・結論から・50字以内」のESのか・き・く・け・こを意識していました。

 

—内定はいくつかいただいたのでしょうか?最終的に決めた1社を選んだ理由を教えてください。

内定は全部で3社からいただきました。最初はどれも同じくらいの志望度だったので迷っていましたが、内定者同士の懇親会に行ったり、内定先の大学OBに話を聞いたりしているうちに、2社に対して「あれ、なんか違うかなー?」っていう印象を持ちまして。私が持っていたその企業のイメージと、実際の現場が一致していないような気がしてきたんですよ。

でも、残りの1社は同期もウマが合うし、先輩方も尊敬できるし、最後の決め手は人で選びました。

 

これから就活を始める人へ

—なるほど。やはり最後はそこなんですね。これからOfferBoxを使って就活をする18卒、19卒の後輩たちに対して何かアドバイスをいただけますか?

まずOfferBoxについては、まずメールはこまめにチェックした方がいいですね。そしてこまめに返信してください。メール送る人事の立場を考えると、返信がくるってやっぱり嬉しいものなんですよ。

オファーがなかなか来ないならプロフィールの画像や文を変えてみるといいと思います。OfferBoxのイベントにも積極的に利用したほうがいいですよ。

あと、OfferBoxは人事と1対1の面談ができるのもいいですよね。就活っていう一時的なものではなくて、「働くとはどういうことか?」を真剣に話したりもしました。メールやWEBの情報だけじゃなくて、ぜひ自分の足を使っていってほしいです。

 

—OfferBoxは一度入力してからどんどんプロフィールを更新できますしね。OfferBoxに限らず、就活全体についてのアドバイスをするとしたら?

まずスケジュール管理、行動計画をしっかりしたほうがいいです。僕の場合は3年の3月〜4月に集中的に就活をしようと思っていて、その2ヶ月は毎日スーツを着てましたけど、それ以降は就活以外のことができました。

次に、面接では「これをやった」って結果だけを話す学生も多いと思いますが、僕が思うに大事なのは「何をやったか」じゃなくて「何故やったのか」とか「どうやったのか」なんです。そこにその人の人となりみたいなものが現れると思うので、そういうことを普段から考えられたらいいかなと。

あとは情報の取捨選択ですね。学生が書き込むような就活サイトって、やっぱり時々間違っていることもあるので…笑 情報ソースの見極めは大事ですね。

 

—なるほど。最後に、これまで自己分析の話が出ていないのが気になっていたのですが…?

就活のための自己分析というよりも、就活以前から自分はなんでこれをやっているんだろうとか考える癖がもともとあって。日常生活を通して自己分析をしていたという感じです。

 

—名言でましたね!普段から自分の考え方や行動を振り返ることが、就活にもつながるのですね。今日はありがとうございました!