後悔しない企業分析の方法:自分と企業との一致(実践編)

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みなさん、こんにちは!ライターの秋山です!
こちらのコラムは『後悔しない企業分析:自分と企業の方向性の一致』の実践編です。確認するポイントは全てそちらに書いているので、まだ読んでいない方はぜひそちらから読んでみてください。

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企業との方向性の一致を見る3つのポイント

 

簡単に前回の振り返りをさせていただくと、企業との方向性の一致を確認するためには

1・企業のビジョンや経営理念に自分が共感できるか

2・そのビジョンを企業は実践しているか

の2つを確認したいというお話しをしました。さらに具体的にこの2つをチェックするために注目したいキーワードが3つあるとお伝えしました。
覚えていらっしゃいますか?そう!『企業情報から”目的・道筋・道具”をチェックする』です!

多くの場合はこれが
「目的」=経営理念 /「道筋」=成長戦略 /「道具」=提供サービス・商品 となっていますよね。というお話を前回しました。今回はこれを元に実践してみたいと思います!

 

i-plugで企業分析やってみた

 

今回分析するのは株式会社i-plug(アイプラグ)です!みなさんご存知の逆求人サービスOffer Box運営している人材紹介企業ですね。それではこの企業を「ビジョンへの共感」「ビジョンを実行に移しているか」という2つの観点を頭に入れて『目的・道筋・道具』をチェックしていきましょう!

 

企業分析:まずは会社情報・社長インタビューをチェック

まずは企業ホームページや社長インタビューの基本的なところを見ていきましょう。企業ホームページでは会社情報や経営理念、社長メッセージなどが分かりやすいかと思います。

 

株式会社i-plug 企業情報:http://i-plug.co.jp/company/

 

ビジョンは会社としても外に伝えたいことなので、見やすいところに置いてあるものです。魚屋さんの今日のイチオシを買うように目立つものを読みましょう。それによると、アイプラグの目的は「社会を担う若い人財の可能性を広げる」ことであり、その目的への道筋は「つながりを提供することで個人と企業の発展を実現する」というものがあるようです。

 

ふむふむ。つまりその「つながりを提供する」ための道具が、OfferBoxなどのサービスみたいですね。
さらに読み進めていくと、社長メッセージには『就職に失敗する大学生が48%もいる現実を変えていきたいという話』や『企業も戦力になる3年目ごろに退社されて困っている状況を変えていきたい』という話が出てきます。つまりi-plugは学生の立場も企業の立場も両方理解して、現状のエントリー型就活を変えていきたいと思っているのですね。
このように企業の経営理念の背景を知れると、「ビジョンへ共感するか否か」が自分の中で明確になりますね。

 

企業情報からさらに分析しよう

『目的・道筋・道具』を確認できたところで次は「ビジョンへの共感」「ビジョンを実行に移しているか」という2つの観点で考えていきましょう。1つ目の『ビジョンへの共感』は個々の考え方があるので省きます。ここでは2つ目の『ビジョンを実行に移しているか』という観点を確認していきます。

 

HPの企業情報や社長インタビューを読んで、株式会社i-plugの『目的・道筋・道具』はこの3つでした。

目的:社会を担う若い人財の可能性を広げること

道筋:つながりを提供することで個人と企業の発展を実現する

道具:OfferBox・OfferBox Global等、オファー型就活サービス

さらにHPの企業情報のページに将来的に大学生のキャリア教育を促進する為のサービスを提供していくとありました。つまり将来を担う若い人材の可能性を広げるためには、まずは将来に大きく影響するファーストキャリアのミスマッチを減らす。そしてさらにミスマッチ・若い人材の可能性を広げるために、大学生のキャリア教育事業を将来的に立ち上げるという図のようです。

 

ここに関しては問題なさそうですね!アイプラグはOfferBoxを着実に成長させていますし、そうすることで「つながりの提供により個人と企業の発展を実現」し「社会を担う若い人財の可能性を広げる」というビジョンを成し遂げつつあります。
今回は『自分と企業の方向性の一致』について分析しました。実際に自分の気になる企業を分析する時もこんな風にシンプルに、かつ目的を忘れずに進めていってくださいね。