選考突破するエントリーシート 3つのコツとポイント

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就職活動に動き始めた大学3年生に対する『エントリーシートのポイント』とは一体何なんでしょうか。そもそも『エントリーシート』ってなぜ書くのでしょうか。
今回は、『エントリーシート』の目的から、何を大事にすれば良いのかという所を書いていきたいと思います。この際、テクニック的な事は書きません。念頭に置いて欲しい事だけを優先的にお伝えしていく方が良いからです。

 

エントリーシートの目的とは?

『エントリーシート』とは、いわゆる『ES』と呼ばれるもので、就職活動中の会話で最も話されるキーワードといっても過言ではありません。では、その『エントリーシート』の目的は一体何でしょうか?

 

それは、あなたの人となりを人事に知ってもらう為です。『エントリーシート』を読むことで人事の人は、あなたがどんな人で、大学でどんな勉強をしてきて、どんなことに注力していたのかを情報として手にします。そしてその情報を基にして「この学生は活発的な子だな」などと判断します。ここで印象に残る方が大事です。では、どのようにエントリーシートを書くと、印象に残るのでしょうか?

 

今回のポイントは大きくわけて3つです。

1.読み手を忘れない

2.声に出して読んでみる

3.失敗を恐れない

 

ポイント1.読み手を忘れない

1つ目のポイント、「読み手を忘れない」です。
エントリーシートの読み手である人事は、内容を読むまであなたのことを何も知りません。『エントリーシート』が人事に対して「初めまして」と言っている姿を想像してください。どの人事が読んでも同じあなたを知って欲しいですよね。

 

ここで気をつけるべきなのは、客観的な視点であなたの『エントリーシート』を見てもらうことです。既に社会に出ている社会人、身近な方であればご両親や大学の教授などです。その人たちに見てもらい、どんな印象を受けたか聞いてみましょう。もし同じような回答が返って来れば、あなたという人間が書いたエントリーシートに表現されていることになります。逆に異なる印象を与えていたら、どの文で齟齬が出たのかをしっかり尋ねておきましょう。そこを修正すれば、少なくとも人事に提出しても恥ずかしくないエントリーシートになっていると言えるでしょう。

 

ポイント2.声に出して読んでみる

1のポイントはいかがでしたでしょうか。
誰かに見てもらおうと言っても「人に読まれるのは恥かしい」「内容を指摘されたらどうしよう」と思う方もいらっしゃいますよね。また、人に見てもらう前に自分でも確認しておきたいという方もいらっしゃると思います。

 

そこで2つ目のポイント、「声に出して読んでみる」です。
客観的に見る方法として手取り早いのは、実際に書いたエントリーシートの文章を声に出して読んでみることです。その内容を録音すれば尚良しです。
この行動の目的は、自身で書いた内容が客観的な立場で聴けるということです。一番気付きやすいのは、日本語のミスです。実はエントリーシートで怖いのは、日本語のミスに気付けぬまま出してしまうことがある可能性です。筆者も、苦労して書いたエントリーシートを声に出して読んでみると、致命的なミスが見つかったことがあります。これは誰にでも起こり得る事です。それを防ぐ意味でも、「声に出して読んでみる」作業は意外に効果を持ちます。

 

ポイント3.失敗を恐れない

最後のポイントは「失敗を恐れない」です。
「落ちたら終わりじゃないですか?」と言われるかもしれません。ただ、就職活動のゴールとしては「会社に内定を頂くこと」です。その先のゴールを見据えている方もいらっしゃいますが、たいていの方の考えは「内定」獲得が一つの終点になるのではないでしょうか。この視点で考えた時に、最初からエントリーシートが通過しないことに一喜一憂していては長期に及ぶ就職活動に対して気力も体力も持ちません。

大切なのは、失敗から学ぶことです。ある会社に落ちてしまったら、そのエントリーシートの自己PRに問題があったと考えて、次の時までに色んな修正を加えたりできます。また就職活動で出会う人々との交流を通して、もしかしたらエントリーシートの見せ合いっこをする場を作ったりできるかもしれません。新しい肉付けを繰り返しながら、最終的に完成品としてのエントリーシートが出来上がっていくものです。

 

誰も最初から完璧な人なんていません。3回生の就職活動の始めの時期は、いわば素人同然の状態です。そこから様々な成功や失敗を重ねて、本番に挑むことができて、結果を残すことができればあなたの勝利です。一朝一夕では身に付かない何かが就職活動を通して自然と身に付いていきます。だからこそ、失敗を恐れずどんどんエントリーシートを書いてみてください。

 

いかがでしたでしょうか。私が挙げたこの3つのポイントは、長きにわたる就職活動に対する最初の心構えとして大切なものばかりです。3つの意識を持った上で、「自己PR」を作っていきましょう。変に構える必要性は一切ありません。あなたがあなたらしく表現する場所としてエントリーシートを書いていく。それが最終的に悔いのない就職活動を行う上で大事なものになるでしょう。