2014年に株式会社リコーから分社化し現在は日清紡ホールディングスのグループ会社として、半導体の企画・設計・製造・販売までを行うリコー電子デバイス。本インタビューでは、2019年に入社したお二人と新卒採用担当者に、選考から内定、そして配属に至るまでをお伺いしました。理系はもちろん、文系出身者でも活躍できる「リコー電子デバイス」。その社風や魅力とは?


文系出身 T.Tさん

理系出身 T.Sさん
プロフィールからキラリと光るものを見つけてオファーへ
お二人はOfferBoxからオファーが届いたことがきっかけでリコー電子デバイスについて知ったと聞きました。オファーを届いた時はどう思いましたか?
T.Sさん
私はもともと研究職で探していたんですが、私自身が学部卒ということもあり、研究職以外の選択肢をみたほうがいいなと思っていたところにオファーが届いたんです。
そこからリコー電子デバイスという会社を知り、半導体を扱っている会社だと分かり少しづつ興味がわいてきたことを覚えています。
T.Tさん
私は文系でメーカーの営業職を志望していたので製造業は見ていました。ただ、製造の中でも半導体に関しては、業界もリコー電子デバイスという会社もオファーをもらって初めて知りました。私が文系出身ということもあり不安があったので、OfferBoxのメッセージで「文系でも活躍できるフィールドはありますか?」と質問を率直に投げて見たところ、文系でも幅広く活躍できるとすぐ返信が来たので、じゃあ一度受けてみようと思いました。
採用担当の橘さんが実際にOfferBoxからオファーを送っていると伺いました。どういった学生にオファーを送っているのでしょうか?
橘さん
まずプロフィールをしっかり読みます。プロフィールを読んで「あ、この学生はキラリと光るものがありそうだな」と思う方にまずは「検討中」を送るようにしています。
「キラリと光る」というのは、具体的にどういうことでしょうか。
OfferBoxではプロフィールに書かれている内容だったり、写真から伝わる学生の魅力を見るようにしています。
プロフィールに書かれている学生時代の経験を読んでみて、その学生はどんな風にその経験をとらえ、感じたのか、という点をみています。
プロフィールの文書だけでなく、写真で判断することもありますね。面白そうな写真があると、どうしてこの写真を選んだのかな、どういう経験をしたのかな、と気になります。
「検討中」を送った学生に全てオファーを送るわけではなく、学生からも「会いたい」の反応があって初めてオファーを送るようにしています。お互いに興味を持っているほうがより良いマッチングがうまれると思うので。
文系出身でも、専攻が違っても活躍できる環境
メーカーというとやはり理系のイメージが強いですよね。文系学生がどのように活躍できるのかを教えてください。
橘さん
メーカーの中には、設計や生産と販売を別会社で行われているケースもありますが、弊社は設計から生産、販売まで全て自社で行っています。企画、販売促進、販売といった営業職種は文系出身の方が活躍しています。営業には技術面をサポートする理系出身の技術営業もいますので、電気電子の知識がなくても活躍できます。
T.Tさん
実際、私は文系出身で電気電子の知識は全く無かったのですが、技術営業の方のサポートを受けながら日々勉強しています。
ジョブマッチングで相互理解を深める
オファーが届いてから選考はどのように進みましたか?
T.Sさん
私はまず説明会に参加したのですが、そこでさらにリコー電子デバイスという会社に興味を持ち選考を希望しました。書類選考後にジョブマッチングを2回受けて最終的に内定に至りました。
選考を希望したのはどういう理由からでしょうか?
T.Sさん
説明会では先輩社員が仕事の紹介だけでなくやりがいについてもたくさん話してくれました。話がとても分かりやすかっただけでなく、コミュニケーションが取りやすい雰囲気作りをしてくださったおかげで、会社に対する興味が増したのが大きかったですね。
T.Tさん
私も同様に参加した説明会の座談会で先輩社員が話してくれた業務の内容にとても魅力を感じたことがきっかけで、選考を希望し書類選考を経てジョブマッチングに進みました。
ジョブマッチングについて具体的に教えてください。
橘さん
ジョブマッチングは学生との相互理解を深めることを目的としています。一般的な面接よりかなりフランクな雰囲気で進めるようにしています。本社でのジョブマッチングは食堂のオープンスペースで実施するんですよ。
ジョブマッチングに進む前にまずご本人の希望職種を確認します。その後一次ジョブマッチとして現場の課長クラスの社員とジョブマッチングを設定します。
ジョブマッチングの場では仕事に対する理解を深めてもらい、思い描いている職種とギャップが無いか確認します。当然ジョブマッチングで仕事に対する理解が進むと、想像していた職種と違うなと感じる方もいます。その場合は、ジョブマッチングのコースを変更することもあります。
実際にジョブマッチングを受けてみていかがでしたか?
T.Tさん
普通の面接とは違い、会話形式で緊張感を解くような感じで、リラックスできる場を作っていただきました。そのため、安心して自分らしく話をすることができました。
橘さん
ジョブマッチングではお互いが話しやすいフランクな場をこころがけ、通常の面接のような張り詰めた空気感は作らないようにしています。
「社内の雰囲気」「ロールモデルとの出会い」で志望度アップ
選考を進めるうえで志望度があがったポイントを教えてください
T.Sさん
とにかく雰囲気が良かったんです。通常であれば張り詰めた空気があるジョブマッチングの場でも話しやすい雰囲気があったり。世間話をしたりして、楽しかったですね。
T.Tさん
私はいろんな会社をみていたんですが、身の回りにあるものに携われるような仕事がしたいなと考えていました。説明会で、半導体が日常生活でも広く使われている点やその魅力などを先輩から聞き志望度がかなりあがりました。
あと、座談会で出会った先輩社員が素晴らしい方で、とにかく半導体の魅力を分かりやすく説明してくれて、いきいきと働いている様子が伝わりました。憧れの存在といいますか….その方のような営業パーソンになりたと思ったのも大きいです。
困難を乗り越えるー先輩、同期から届くフォローの輪
入社後はどのような研修が実施されるのでしょうか?
T.Tさん
入社後1カ月間は同期と一緒に本社で社会人としての基礎研修を受けました。自社の工場見学などのプログラムもあり会社や事業への理解を深める内容でした。5月からは配属先の新横浜事業所で営業としての基礎研修を受け、その後はペアリーダーの先輩と同行したり、指導を受けながら業務をこなしています。入社して半年でお客様も担当させてもらってまだまだペアリーダーに相談しながらですがやりがいも感じています。
T.Sさん
私は基礎研修後の5月からは先輩社員の実施する回路設計の研修を受けました。回路の設計を一から学んだ後、ペアリーダーの先輩と一対一で日々の業務を行います。業務を通じて先輩から学ぶ事は多く、一対一なのですぐに聞けるというのことも助かっています。
入社後半年間で辛かったことはありましたか?
T.Sさん
私は化学系の学部出身なので、そもそも電気電子の知識が無い事が不安でしたし、辛かったですね。ただ同期や先輩が常に気にかけてくれて「大丈夫?」と声をかけてくれたのが本当にありがたかったです。
今でも分からないことはありますが、周囲の手厚いサポートがあり成長できる環境だと思います。分からないことをそのままにせず先輩にすぐ聞けますし、成長できる環境だと思います。
T.Tさん
私の場合は用語がわからず辛い時期がありました。今は少しずつ分かるようになってはいますが、まだまだ勉強が必要ですね。
でも、周囲に年の近い先輩も多く、常に気にかけて声をかけてくださるので励みになっています。色々学ぶことは多いですし、チャレンジできる環境だと思っています。
入社前後でギャップを感じることはありましたか?
T.Sさん
入社前から穏やかな会社だなと思っていたんですが、入社後も全くギャップは無いですね。周囲の人とも話しやすく、先輩後輩の壁も無いです。
オフィスもオープンな環境なので、コミュニケーションがとても取りやすいです。
全体から見ると技術職の女性は少ないですが、違和感や、やりにくさを感じることは全くありません。
T.Tさん
私も入社前後でのギャップは感じていないです。説明会だけでなく入社前にも先輩と話す機会や職場見学の機会がありましたので思っていた通りの会社です。
新人も声をあげる場とそれを受け入れられる社風がある
最後にお二人からみたリコー電子デバイスの魅力を教えてください
T.Sさん
やはり成長できる環境があることが大きな魅力だと思います。
T.Tさん
会社の風土として自分の意見を言いやすく、声を上げると周囲がちゃんと意見を受け止めてくれるんです。先輩がどんどんと声を上げて意見し、実際にその意見から新しいことに結びついているのを見ると、刺激を受けますね。
橘さん
実際に彼も新人ながら今後の改善につながる意見を述べ、それがすぐに部署内で共有されて改善につなげられようとしています。
「新人の意見であっても良いものは受け入れる。」こういう風土は弊社の魅力の一つだと思います。
■会社概要
リコー電子デバイス株式会社
企業ホームページ
https://www.e-devices.ricoh.co.jp/
採用ページ
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