いくら減る?就活費用の内訳&節約方法を徹底比較

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就活をはじめたての皆さんは、就活に意外とお金が掛かるのに気づいてきた頃ではないでしょうか。

就活にかかるお金は、関東の学生で10万円、地方学生だと30万円ほどと言われています。
さらに面接などが入ることを考えると、バイトのシフトもなかなか入れられなくて大変ですよね。

そこで今回は、就活のどんなところに実際お金がかかるのか?どこまで節約できるのか?を調べてみました。

 

1位:東京への交通費

まずはやっぱりコレ。地方学生にとっては一番のネックですよね。

ここでは関西から行く(大阪発)の場合を想定してみます(到着日は1/12、予約日は1カ月前の12/12とします。)。

 

・飛行機

伊丹空港から羽田空港の便でJALのシャトル往復割引を利用すると、片道約17,000円がかかります。
他にマイルを貯める、早割を利用するなどの方法もありますが、どちらにせよ1万円近くはかかり、日程変更ができないなどのリスクもあります。
空港に行くための交通費も考えると、よっぽどの事情がない限り使うことはなさそうです。

 

・新幹線

学割を使うと2割引きになりますが、それでも新大阪→品川の片道で13,620円かかります。
ただ、体力のことを考えると最も効率の良い移動手段でしょう。

 

・LCC

同じ飛行機でも低価格のLCCを使えばかなり安く、関西国際空港→成田空港で約4,000円から搭乗できます。この場合、空港からの交通費を足しても7,000円ほど。
ただ、便数が少ないので、ちょうど良い時間の予約が取れないこともあります。

 

・ぷらっとこだま

時間に余裕があり、新幹線でゆったり帰りたい場合には「ぷらっとこだま」が使えます。
こだまにしか乗れないのと、繁忙期には使えないのがネックではありますが、新大阪→品川で10,300円。
学割を使って速い新幹線に乗るよりも3,000円以上お得になります。

詳細はこちら→http://www.jrtours.co.jp/kodama/

 

・夜行バス

夜行バスはやっぱり安い!2,800円から乗ることができます。
到着日に寝坊する心配がないので、起きるのが苦手な人にとってはありがたいという声も……?
ただ、体力はかなり奪われるので、そこは覚悟していきましょう。

 

結果:飛行機と夜行バスで、片道最大14,200円の差

 

2位:宿泊費

交通費の次に掛かってしまうのが、宿泊費。

ここでは1月12日に新宿周辺に宿泊すると想定します。

 

・ビジネスホテル

相場は6,500~10,000円。
一人で落ち着いて作業したい時、本命企業の面接前日などは、少し奮発してもいいかもしれません。

 

・カプセルホテル

女性が泊まれるレベルのカプセルホテルだと、相場は2,500~4,000円。
周りの音が気にならない人であれば、安く泊まれるのでオススメです。
鍵が掛からないところも多いので、貴重品の管理はしっかりしましょう。

 

・ホテルの長期滞在プラン

相場は6,000~10,000円。都心部だと長期滞在プランが少なく、価格も短期滞在の場合と比べてそれほど割り引かれないようです。

 

・ウィークリーマンション

1週間以上の長期滞在にオススメなのが、ウィークリーマンション。
荷物の移動をしなくてよく、自炊ができるので生活費も節約できます。
1泊あたり4,500円からあります。

 

・友達の家

困った時には友達に頼りましょう。普段会えない友達とゆっくり話せばリフレッシュにもなります。
0円で泊まれますが、礼儀としてお土産くらいは持っていきましょうね。

 

結果:ビジネスホテルと友達の家で、1泊あたり最大10,000円の差

 

3位:スーツ

殆どの就活生の必需品、スーツ。
大手の選考をたくさん受ける人は、洗い替えとして複数枚持っていなければなりませんし、結構費用がかさみます。

今回はレディースのジャケット+スカートorパンツで比較してみます。

 

・大手スーツ専門店

定番のスーツ専門店では、10,000~30,000円でジャケット+スカートのセットを手に入れられます。
生協の学割やセールがあれば、上手く利用しましょう。

 

・ファストファッション店

例えばH&Mではジャケットが約4,000円から、パンツが約2,000円からあります。
少しファッション性が高いのでお堅い企業には着て行けませんが、洗い替えとして持っておくのはアリですね。

 

・しまむら

安さが売りのしまむらでも、就活解禁前にはリクルートスーツを多数販売しています。
価格はスーツ+スカートで5,000~8,000円。
筆者もしまむらで1着買いましたが、品質などに問題はなく、着やすかったです。

 

結果:スーツ専門店としまむらで最大約25,000円の差

 

4位:現地での交通費

東京でも地方でも必ず掛かってくるのが、交通費。
1回あたりの額は小さくても、1日何回も乗っていれば結構な額になってしまいます。

今回は「東京→日本橋→新宿→代々木」の順で回ると想定して、計算してみました(ICカード利用時の料金です)。

 

・全部電車に乗る

4回の移動で全て電車に乗った場合、165+269+174=608円が掛かります。
この額が毎日のように掛かるとなると、意外と痛手ですよね。

 

・一部歩く

東京は駅と駅の間隔が狭いところが多く、歩ける距離にある駅もたくさんあります。

今回だと東京→日本橋、新宿→代々木はそれぞれ15分ほどで歩けます。
この区間を歩くと交通費は日本橋→新宿間の269円だけでよく、計339円の節約になります。

 

・番外編:東京フリーきっぷ

観光なども一緒にするなら、これがお得です。
東京都内の都営地下鉄・メトロ・JRが1日乗り放題です。

詳細はこちら→https://www.tokyometro.jp/ticket/value/1day/index.html

 

結果:全部電車に乗るのと一部歩くので、339円の差

 

5位:空き時間に行くカフェ

「意外とお金が掛かる!」と就活生が口をそろえるのが、説明会や面接の間の空き時間に立ち寄るカフェでの飲食代。

今回は落ち着いてノートなどが広げられるスペースのあるカフェで比較してみました。

 

・スタ―バックス

ラテ(Tallサイズ)を飲んだ場合、1杯370円。
モチベーションを高めるためにはいいですが、毎日のように行くとなると少し厳しいですね。

 

・モスバーガー

モスバーガーではコーヒーチケットを販売しています。
コーヒーチケットとはコーヒーに使える回数券で、6枚綴り1,100円、1杯あたり約183円。6杯で計400円お得になります。

 

・マクドナルド

若者のミカタ、マクドナルド。コーヒー(Mサイズ)は1杯150円です。
軽食も一緒に食べるとなると、他のカフェでフードメニューを頼むよりもかなり節約できそうです。

 

結果:スターバックスのラテとマクドナルドのコーヒーで、1杯220円の差

 

まとめ

少しの工夫で、就活にかかるお金をかなり抑えられることが分かったと思います。
就活がピークの時にお金が足りず、無理な節約に走るというのはよくあることです。そういう事態を防ぐためにも、今から少しずつでも節約していきましょう。

 

※記載内容は2016年12月時点の情報です。ご覧いただいた時点では、記載内容などが予告なく変更されている場合があります。