アルバイト経験から考える「学生時代に最も打ち込んだこと」ー例文あり

就職活動を進んていくうえで、エントリーシートや面接の場で避けて通れない質問「学生時代に最も打ち込んだことは何ですか?」、いわゆる「ガクチカ」。

正解が分からないがゆえに、ありがちな回答になっていませんか?本記事では、企業の質問の意図を理解したうえで、フレームワークに沿ってあなただけのアピールポイントを見つける方法を解説します。 

特別な経験は必要ありません。学生時代のアルバイト経験など、誰にでもある経験に基づいて説明します。

なぜ企業は学生時代に打ち込んだことを知りたいのか?

まず始めに、企業の質問の意図を理解することが大切です。なぜ企業は「学生時代に最も打ち込んだこと」を聞いてくるのだとと思いますか?

アルバイトでの業績改善結果?売上アップした経験を知りたいのでしょうか?

企業は「社風」や「既存メンバーとの相性」を、「ガクチカ」から垣間見れるあなたの「考え方」や「どういう目的で行動したのか?」など結果に至るまでの「過程」を知りたいのです。また人柄を知ることで、社風と合うかを見ることで既存メンバ―との相性をみることもあるでしょう。また、物事に取り組む姿勢から、将来自社でどのように活躍できるかを判断しようとしています。。

では、具体的に企業が知りたいことを挙げてみましょう。

・何を考えて行動したのか(学生の本質を知りたい)

・行動に対する目的は何か(思考力を探りたい)

・どんな対策を取ったのか(課題解決能力を探りたい)

・経験からの学びは何か?(失敗や反省を次に活かせるか)

・苦境をどのように乗り越えたか?(行動の原動力)

 

学生時代に打ち込んだことをフレームワークを使って考える

具体的に「PREP」法のフレームワークを使って考えてみます。

PREP法とは、要点、理由、具体例、結論の順に話をまとめ簡潔に伝える文章の書き方です。エントリーシートや面接で自己アピールをする際に使えるフレームワークのため、ぜひ覚えておいてください。

P(Point)=要点

R(Reason)=理由、なぜ

E(Example)=具体例

P(Point)=結論

PREP法を使うことで、伝えたいことを簡潔に整理することが出来、論理的に自己アピールをすることができるようになります。

例:スーパーのレジのアルバイトの経験を伝える

P要点

私は、スーパーでのレジのバイトを3年間継続しており、物事の全体像を把握し改善に努め、根気よく継続することができる性格です。

R理由

レジ打ちという単純な作業を通して、丁寧且つミスをすること無く作業することに楽しみを感じ、3年間継続できています。

E具体例

スーパーでのレジ打ちのアルバイトは多くの動作がマニュアル化されていましたが、実際はOJTを通してマニュアルを習得することがほとんどでした。私は自己理解を深めるために、アルバイトとして対応すべき範囲を一連の流れとしてメモに細かく取ることで業務内容の理解に努め、少しでも効率よく業務をこなせるようにしました。

P結論

今では私が作ってきたメモが後輩アルバイトのマニュアルとなり、私もそのメモを使って後輩を指導する立場となりました。マニュアルは常に改善し最新の情報が一目で分かるように日々工夫しています。

 

ガクチカで伝えるべきポイント

企業は学生時代の経験で、何を考え、どう行動し、どのように次に生かしたかを知りたいのです。そのうえで、将来の可能性を見出そうとするのです。

そのため、ガクチカを伝える場合は成功体験だけではなく「失敗経験」を伝えても構いません。逆に失敗を克服し、その失敗を乗り越えた経験を伝えることで、あなたの強みを裏付ける材料になると考えて間違いありません。

「頑張ってきたこと」を数字で語ることも良いですが、意味のない数字を列挙する必要はありません。実績などを数字で伝えることで説得力が増す場合もありますが、必ずしも必要ではありません。数字で実績を伝えたい場合は、その実績を達成するための過程も必ず伝えるようにしましょう。

・何を頑張ったか

・頑張るうえでの過程

・結果はどうだったか

・結果を踏まえてどのような行動をとったか

・次に生かす学びは何か

平凡なアルバイト経験をアピールポイントに変える考え方

アルバイト経験を使って自己アピールする場合、「●●を改善することで売上が前月比150%を達成しました。」、「○○の効率が悪いことに気づき改善することで、アルバイトとして初めて月間MVPを受賞しました」といった輝かしいアルバイト経験がある人はほとんどいないでしょう。

輝かしい経験がなかったとしても平凡なアルバイト経験からアピールポイントを見つけることは決して難しくはありません。

例えば、アルバイトの経験を通じて誰しも必ず「失敗した経験」や「困難に直面した経験」があるはずです。

これらに直面した際「どのように行動し、どのように問題を克服したか」考えてみてください。克服できていなくとも大丈夫です。

直面した課題を克服できなかった場合は、改めて問題を振返り、「その失敗や困難から何を学び、どんな反省点があったのか、そして反省点や気づきを次にどのように活かせるか」をPREP法を活用してまとめてみましょう。

次にアルバイトの経験をもとに例をあげてみます。

 

【例文】アルバイト経験を通してアピールする

 店舗販売のアルバイト

私は大好きなアパレルブランドでアパレル店員として3年間勤務しています。

華やかに見えるアパレル店員ですが、店舗ごとの売上目標は高く、店舗メンバーで一丸となって売上目標達成に向け日々努力しています。

例えば、私は店舗のディスプレイの設置を担当しているため、店舗に訪れるお客様の層を分析し、お客様が求めるテイストでのディスプレイを心がけています。その結果として、ディスプレイに使った商品の売上を向上することができました。。

このアルバイトを通じて、一方的に商品を押し付けるのではなく、お客様のニーズを把握し適切な商品を適切なタイミグで提案することの重要さを学んでいます。

カフェスタッフの場合

私はカフェでバリスタとしてアルバイトをしています。

カフェのスタッフは、接客からコーヒー作り、店舗の管理までチームが一丸となって行動することが多く、チームで働くことの大切さ、そして一丸となったチームでは売上にも良い影響があることを学びました。

私が入社した当時は、個々の担当のマニュアルはありましたが、すべての業務を一連の流れとして捉えたマニュアルは無く、アルバイトをはじめたばかりの人が全体業務を理解することが難しい状況でした。そこで、店舗業務の流れに沿った初心者向けのマニュアルを作成したところ、アルバイトの皆が他のメンバーの業務や作業をより理解することができるようになり、チームワークが深まるきっかけとなりました。今では私が作成したマニュアルが入社時のOJTマニュアルとして採用されています。

このアルバイト経験を通じて、チームワークの大切さはもちろんのこと、チームのメンバーが個々の作業だけでなく作業全般を理解することが、チームにとっても重要であることを痛感しました。

塾講師の場合

私は大学に入学してから塾講師のアルバイトをしており、アルバイト経験を通じて、「大勢の前でプレゼンする能力」「自己のスケジュール管理だけでなく生徒のスケジュールを管理する能力」を身につけることができました。またこれらの能力を高めたことにより、生徒たちの「成績向上」にに貢献することができています。

私のクラスには常時20名の生徒がいるため、個々の理解能力が異なる中「いかに20名全員を理解させられるか」を常に考えています。

生徒の理解が深まるとそれは自ずと成績結果に結び付くため、授業の前は入念に下準備をすることを心がけています。

また、大半の生徒はスケジュール管理が得意ではなく、そういった学生には私がマンツーマンで勉強のスケジュールを一緒に考えています。そうすることで、ゴールまでに必要な勉強量が明確になり、そのスケジュールを使って進捗を確認することができるようになりました。

 

まとめ

アピールポイントは誰にでも必ずあります。就活のために無理やり経験を作る必要は全くなく、どのような経験からも学びや反省、課題が見つかるはずです。

大切なのは採用担当者の質問の意図を理解し、自分の言葉でこれまで経験してきたことからの学びや反省を話すことです。

正解は1つではなく、就活生それぞれ異なります!

まずは立ち止まってこれまでのアルバイト経験からの学びを丁寧に掘り下げてみてくださいね。

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