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学生の本音から読み解く、入社意欲を高める「面談・面接」の場創りのポイント

面談や面接は、本来であれば学生との接点や選考時の見極めのほか、相互理解や入社意向度を高めるためのコミュニケーションの場にしなければなりません。特に近年は、エントリー数の減少から志望業界に限らず学生を振り向かせるために実施することが増え、面接や面談における役割はますます重要になるでしょう。

しかし、複数の企業と面談や面接をして場慣れしている学生にとって、その内容の良し悪しは印象に残りやすく、時に入社意欲にも影響を及ぼす可能性があります。

 

6割の学生が「面接」で入社意欲を高める?

 

就職みらい研究所の調査によると、学生が「就職確定先の入社意欲が高まった情報や企業との接触」について、6割が「面接など対面での選考」と回答しており、「面談・面接」は学生が就職先を確定する要素として重要であるといえます。

さらに「理想とする面接担当者像」については、「話を聞いてくれる」「掘り下げてくれる」「真摯」などを求める回答がみられることから、採用担当者や面接官に対して「一人ひとりに向き合ったコミュニケーション」が求められており、またこのことが採用を決定づける可能性が高いと考えられます。

出典:株式会社リクルートキャリア 就職みらい研究所、「就職プロセス調査(2020年卒)2019年7月1日時点内定状況」レポートより

 

「面談・面接」で良くも悪くも印象に残っている面接官の言動は?

 

そこで就活生の声をヒントに、どのような「面談・面接」が学生を惹きつけ、入社意欲を上げるのかを考察してみました。

 

「良い印象」として残っている言動

 

自分に興味を持って向き合ってもらえた、一方通行ではなく会社のことも知ってほしいという相互理解の場であった、気づきがあり自分にとってプラスになったといった声が目立ちます。

 

採用としての一方通行ではなく、双方の欲しいものをすり合わせることができる。

面談の中で話したことを面接官として会った時にも覚えてくださっており、面談でのやり取りを評価しているような質問をしてくださったことがある。よく見てくれているのだとわかり印象に残った。

形式ばっておらず、私の話に耳を傾け、その中で気になった部分を掘り下げてくれた。「その行動をするようになった過去のきっかけってありますか」等。 また、私が東南アジアの中でもタイの説明しかできなかった時、「もう少しほかの分野にも目を向けるといい」とアドバイスを下さった方。

引き出そうとしてくれる方。こちらの意図を汲み取り、話しやすくしてくれる。しっかりと話を全部聞いていないと出来ないことだと思う。

緊張している自分をリラックスさせてくれた。

話しやすい雰囲気を作ってくれる人事担当者

面接のFBをくれる

学生の発言に興味をもってくれ、「なぜ?」の深掘りをして、学生のことを深く知ってくれようとする。

あなたのこういうところを評価した、というフィードバックをきちんといただいた

その方にとっては全くの専門外であろう私の研究に関する説明に深く耳を傾けてくれ、意義などについて深掘りする質問をしてくださり私の気づきも多かったので、とても好印象だった。

 

 

「悪い印象」として残っている言動

 

面談・面接の内容以前に、時間や会話時のマナーなど、何人もの就活生と形式的に会っているような言動が目立ちます。就活生からすると、自分に会いたいと思ってもらえていたのだろうか、本当に必要な場だったのかという思いが芽生えるのは自然でしょう。

 

話を遮る、かぶせてくる、話し終わりを待てない

兄弟はいますか?親は何の仕事してますか?

適当に耳を傾けている雰囲気を出す人 自分の価値観を押しつけてくるために、求職者の話を聞いても、全く理解できないと言ってきた人 単純に話を聞く姿勢が見られない時(ひじをつく、スマホをいじる、など)

常に険しい表情か無表情のまま、テンプレートのような質問を淡々と続ける方に対しては、本当に評価する気があるのか不信感を抱いた。

人事一人しか参加していないインターンシップにおいて、グループワークの発表をしていたら内線がかかってきたさい、電話を受けて発表を聞いていなかった(学生が学生に発表しているだけの時間があった)

最初から落ちるのが決まっている感じがする

ただ、面接をして終わり。ネクストアクションが無い。

なんとなく「思っていた解答と違う」というのが面接官の顔に出る瞬間は焦る。

 

このような学生の声から、入社意欲を高めるための「面談・面接」とは、
就活生を「個」として接することを前提に、相互理解の場であることが重要です。さらに、面接後のフィードバックや学生が持つ素養を評価するなど、その学生にとって今後の就職活動のプラスとなるような場であることで、入社後に一緒に働く上司や先輩社員をイメージでき、結果的に入社意欲をあげることにも繋がると考えられます。

他社がどのような面談や面接をしているのか、その内容まではなかなか知る機会はないのではないでしょうか。
弊社が運営している「人事の方々に寄り添えるメディア『人事ZINE』」では、【新卒採用】初心者からベテランまで共通の面接官の心得とは? 〜面接評価シート例付き〜で、基本的な面接の概要や注意点などをご紹介していますので、こちらも参考にしてみてください。

 


2020年3月26日公開