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学生の志望度向上につながる、もらって嬉しい採用パンフレットとは

新卒採用計画も整い自社ホームページの更新も行ったけれど、「もうひとつ会社の魅力を学生にダイレクトに伝えるツールが欲しい」そんなお考えの採用担当者のみなさまにおすすめしたいのが「採用パンフレット」です。

ただ、「オンラインの時代に効果はあるの?」「どうやってつくったらよいか分からない」と思われる方のために、本稿では採用パンフレットの作成ポイントや活用法などを解説します。自社の魅力を存分に伝え、他社との差別化を図り、求職者(学生)に選ばれる採用パンフレットをつくってみませんか。
 

|そもそも採用パンフレットとは?

採用パンフレットとは、入社案内とも言われ、自社の理解促進や選考志望度を高め、入社を促す目的で求職者に配布する印刷物を指します。本章では、採用パンフレットの役割、主な使用シーンなどを解説します。
 

○採用パンフレットの役割

採用パンフレットは、新卒・中途採用に関わらず求職者に入社を促すことを目的として使用するものであり、主に会社概要や製品(商品)紹介を目的としてお客さまを対象に配る会社案内とは一線を画すものと言えます。

その役割は、次の2点に集約されます。

①企業認知の拡大
自社を知らない学生に、認知してもらうひとつのきっかけをつくり、さらに興味を喚起し、エントリーシートを提出するなどの行動を起こさせる。

②学生の心理状態を変える
採用パンフレットを読むことで、「知らなかった」状態から「知った・分かった」へ変わり、さらに「理解・納得した」状態から「共感」へと好転させ、選考志望度向上につなげる。

自社ホームページなどWebツールでも同様のことができると思われるかもしれませんが、印刷物ならではのメリットがあり(メリットは後述)、ホームページとの併用が採用効果を増すと考えられます。
 

○採用パンフレットの種類

①リーフレットタイプ(片面・両面)
いわゆるチラシタイプです。サイズはさまざまですがA4が一般的です。情報量に限りはありますが、本当に伝えたいことだけを載せることで、読者は手に取ったその場で(冊子を開かずに)情報に触れるメリットがあります。

②冊子タイプ
ページを綴じて冊子形式にしたものです。サイズ・ページ数は予算や情報量によってさまざまあり、予算に応じて仕様も決まってきます。また、リーフレットタイプに比べて情報を多く載せられることがメリットです。

③変形タイプ
冊子の裏表紙内側にポケットをつけてリーフレットなど資料を差し込めるようにしたものや、蛇腹折り、大きな1枚の紙を折り紙のように複雑に折ったもの、冊子を自社製品の輪郭に型抜きした見た目が面白いものなど、さまざまな工夫を凝らしたタイプがあります。
 

○採用パンフレットの使用シーン

新卒採用における採用パンフレットの使用シーンを紹介します。

①合同企業説明会
多数の企業が一つの会場に集まり、学生に自社をアピールする合同企業説明会。採用パンフレットは、自社ブースに立ち寄った学生に説明しながら手渡すほか、会場出入口などにある共同テーブル(ブース)に平置きして、任意に持ち帰ってもらうなどの方法で使用します。説明会の規模にもよりますが、多部数用意する必要があります。

②独自の会社説明会
合同企業説明会や就活サイトなどの情報で自社を認知し、業界や事業・仕事内容を詳しく知るために学生は独自の会社説明会に参加します。ゆえに、自社の魅力(強み)や仕事内容を網羅した、学生の理解・納得・共感を促す採用パンフレットの配布が望まれます。

③資料請求に対する送付
遠方在住の学生は、説明会などに参加できないため、採用パンフレットの送付を希望される場合があります。また、面接や説明会のオンライン化により対面で資料類を渡すことができないケースもあります。その場合、説明会資料として採用パンフレットをあらかじめ個々に送付しておくとよいでしょう。学生にとって、会社説明会の予習・復習にも役立ちます。

④オンライン化への対応
面接や説明会のオンライン化により、採用パンフレットを希望者に送付する手段に加えて、近年は採用パンフレットのデジタルブック化、PDF化を採り入れる企業も増えています。実際に手に取る質感はありませんが、自社採用HPにダウンロード資料として載せておけばいつでも閲覧できる手軽さもメリットになります。また、学生との連絡メールに採用HPのURLを貼り付けておけばサイトへの誘導がスムーズに行えます。

⑤内定者フォロー
採用活動の早期化により、内々定から内定、内定から入社承諾まで期間が空いてしまう場合があります。学生をつなぎとめる手段として、定期的に簡単な印刷物を送付することが効果的です。HPやSNSなどのメディアでも情報発信はできますが、手元に届く特別感があります。

⑥大学キャリアセンター・研究室への送付
大学キャリアセンターで、学生に求人票とともに閲覧してもらうため採用パンフレットを送付します。また研究室経由で採用実績がある場合も、推薦する資料として採用パンフレットの送付は必須です。
 

|採用パンフレットを活用するうえでのメリット・デメリット

本章では、採用パンフレットの印刷物ツールであるがゆえのメリット・デメリットを紹介します。
 

○活用するうえでのメリット

①リマインド・復習効果
持ち帰り手元に置くことで、後から疑問点などの確認・復習ができます。また記憶を思い出させるリマインド効果もあります。

②イメージ好感度を形成しやすい
紙の質感やデザインに注力することで、感覚的なイメージアップが可能です。そうした好感度の高い印刷物は、手に取って所有するという特別感も醸成します。

③能動的な配布形式
学生と接点を持つタイミングで配布するため、能動的(狩猟型)ツールと言えます。反面ホームページは学生が訪れないと見られない受動的なツールです。

④志望度を向上させる
学生はすでに興味を持った状態でパンフレットを見るため、興味を確信に変え志望度を向上させる効果があります。
 

○活用するうえでのデメリット

①コストがかかる
好感度やインパクトを高めるために凝ったデザインやページ数を多くするほど制作費・印刷費は増大します。

②費用対効果が把握しづらい
どれだけ見てもらえたのか? ログ解析で閲覧の分析ができるWebと違って、アナログの採用パンフレットはどのくらい読んでもらえているのか分析が難しく、費用対効果が把握しづらいといえます。

③簡単に情報更新できない
印刷物である採用パンフレットは情報を修正・更新する場合、一部の修正ならば訂正シールで対応できますが、多数の修正は全面刷り直しを余儀なくされます。Webと比較して印刷や修正に時間と手間がかかることになります。

④予算に情報量を左右される
Webと比較して、印刷費などハード面での必要コストが多く、予算との兼ね合いでページ数が限定され、情報量、記載内容が限られてしまう場合があります。
 

|もらってうれしい採用パンフレット作成の要点と留意点

本章では、採用パンフレット作成にあたって、一般的に記載される構成内容(コンテンツ)の紹介、また作成上の留意点を解説します。
 

○採用パンフレットに記載すべきコンテンツ

採用パンフレットには必ず記載しなければならないといった約束事はありません。一般的によく使われるコンテンツは以下の通りです。

①自社が持つ魅力(強み)
企業理念・ビジョンは学生の共感を得るために必要な要素です。ただの箇条書きではなく経営トップの人間性が現れるメッセージとして表現すると効果的でしょう。製品(商品)の魅力、技術力の高さ、今後の成長性など自社の魅力・強みはしっかり伝えましょう。

②仕事内容と仕事の魅力
具体的な仕事内容、身につくスキル、活躍の場があるかなど、入社後の働くイメージの醸成を図ります。説明調ではなく、社員メッセージとしてやりがいや魅力を語るとより効果的です。

③社会に与える影響力
事業の社会貢献度、文化・芸術・スポーツ活動・振興活動、コンプライアンス、女性活躍支援などに対する考え方や実施された活動を紹介し、社会的に貢献し影響力を有する会社であることを認知させます。

④社風や待遇・制度
ワークライフバランスの実現、福利厚生、教育研修(キャリアプラン)、社風・会社の雰囲気を表し、共感と安心感を与えます。
 

○制作上の留意ポイント

採用パンフレットを作成するにあたり、留意すべきポイントを以下に挙げます。

①使用タイミングから逆算して作成する
制作期間はページ数や企画内容にもよりますが、平均3カ月は必要です。自社の採用活動スケジュールの使用タイミング(例えば合同会社説明会開催1週間前)から、少なくとも3カ月前に着手する必要があります。

②就活サイトや自社HPとの連携
紙面にQRコードを入れて、自社HPや製品ページなどに誘導することも有効です。逆に就活サイトや自社HPに採用パンフレットもあることを告知し、送付を促しましょう。オンラインとの併用で企業理解は深まります。

③複数のタイプのパンフレットを用意する
どんな学生にリーチしたいか、また使用シーンによっても、パンフレットのつくり、コンテンツの方向性も変わってきます。ターゲット、使用シーンによっていくつかのタイプを使い分けるのが理想です。

④手に取る特別感の演出を
採用パンフレットを手にしたときの第一印象により、開いてもらえるか、興味を喚起できるかが決まります。「かっこいい」「きれい」という印象は主観に寄るところが大きく、これをすれば必ずとは言えませんが、使用シーンやターゲットの学生に響くつくりは心がけたいところです。

印刷加工関連でPP加工、エンボス加工、UV加工、抗菌加工を施すことにより、他社との差別化を図ることもひとつの手段と言えます。

⑤難しい言葉を使わない
すべてのメディア・ツールに共通することですが、学生は知らない言葉が出てくると、理解できずに不快な気持ちになったり、それ以上読み進まなくなったりします。分かりやすい平易な言葉で表現するように心がけることが大切です。
 

|まとめ

本稿では、採用パンフレットを作成する意義、その役割、作成にあたってのポイントなどを解説してきました。

採用活動のオンライン化が進む現在でも、アナログの採用パンフレットが学生の企業選択・志望度向上に大きな役割を果たしていることがお分かりいただけたと思います。

学生は、合同説明明やさまざまな説明会で多くの企業の採用パンフレットを受け取っています。他社との差別化された採用パンフレットを作成・活用して、採用活動が成功に導かれるよう願っています。


2021年3月5日公開