1dayインパクトは本当に起こるのか?
2017年4月。19卒の就職活動について「5日間以上」としているインターンシップの日数規定を廃止し、1日から可能とする方針が発表されました。このため、2017年夏から19卒を対象とする1dayインターンシップを検討する企業が増えるのでは?と1dayインターンシップに注目が集まっています。
今回実施した調査レポートでは、1dayインパクトは本当に起こるのか?をアンケートの結果をもとに紐解き、19卒向けインターンシップの集客をどのように考えれば良いかを考察します。
全体としては1dayインターンシップは増加傾向
18卒までの採用活動において、インターンシップの実施経験がある企業は8割を超えています。そのうち57%と半数を超える企業が過去に1dayインターンシップの開催を経験していました。19卒向けの1dayインターンシップ実施を予定している企業は56%、加えて実施を検討している企業が22%と、全体的には昨年と比較すると増加が予想されます。
1dayインターンシップは「早期接触」「母集団形成」「認知の向上」が目的
全体的に見ても企業規模別に見ても、早期接触、母集団形成、認知の向上を目的にインターンシップを開催する企業が大半を占めていることが分かります。キャリア教育への貢献目的での開催は、最も多い1,000名以上の企業でも半数にも満たないのが実際です。
大企業は開催後のフォローアップ、中堅以下はターゲット学生の集客が不安
インターンシップに関して不安を抱えている企業は全体の86%と高い割合です。内訳をみると、3,000名以上の企業で最も多かったのは「実施後のフォローアップができるか不安」である一方、それ以下の規模で最も多かったのは「ターゲット学生の応募があるか不安」でした。企業規模ごとに不安に思うフェーズが異なっていることが分かります。
この調査レポートの後半には、
・大手企業の1dayインターンシップは増加するのか?
・インターンシップの時期ずらしは有効か?
についての調査データと考察が含まれています。