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【2020年卒市場動向】秋冬、インターンシップに頼らない早期接触のポイントとは

前回の記事「学生調査からみる「インターンシップを選考につなげるポイント」」では、インターンシップの内容そのものよりも、対応した社員の印象がその後の志望度に影響していた実態から、2020年卒採用で秋冬にかけてインターンシップを実施する際は、学生の知りたいに応えるだけではなく、インターンシップ実施後に学生が期待している「特別選考」「限定セミナー」「就活相談」といった多様な特典=個別最適のニーズに応えることが、参加した学生を選考に進めるためのポイントであるとお伝えした。

今回は、今まさに採用しようとしている世代「=ミレニアル世代」の価値観や考え方から、採用する側はどのようなコミュニケーションをとるべきか、また採用決定率にも影響する選考フロー設計のためのポイントを考察したい。

※本記事は「【市場レポート】どうなる? 2020年新卒採用の動向・変化予測 秋冬・選考版」の一部を抜粋したものです。

「安定志向」ではまとめられない、昨今の学生の特徴とは?

デロイト・トーマツが世界的に実施したミレニアル世代への調査によると、2000年以降に成人を迎える日本のミレニアル世代の特徴として、「今後の社会に対する悲観的な見方」「働き方の多様性を求める傾向」をあげている。

また、弊社が実施した学生への調査によると、どのような企業に魅力を感じるかについて2018年卒学生の回答と比較したところ「新しいことにチャレンジしている」「社会貢献度が高い」「経営陣に魅力がある」といった項目が順位をあげていることがわかる。

反対に「安定した事業を続けている」や「知名度がある」といった項目は順位を下げているのだ。これらのことからも学生の多様な考えが見てとれ、決して「安定志向」と一括りにすることはできないのである。

こうした背景から、昨今の多様な考え方を持つ学生には、個々の価値観に寄り添ったコミュニケーションを図ることが重要であると言える。

【出典】就活生の働き方に関する意識調査アンケート(2018年卒n=991名、2019年卒n=551名)

インターンシップに加えて、学業、バイト、サークル…時間的制約の多い秋冬の学生

【出典】20年卒採用サマーインターンシップに関する調査(2018年9月)有効回答数:473件

上記は、サマーインターンシップに参加した学生へ秋以降の活動計画を調査したものである。約7割の学生が「秋や冬にもインターンシップに参加をする」と回答しているが、一方で「学業・留学」「アルバイト・サークル活動などの学外活動」に力を入れたいと考えている学生が多いこともわかった。

では、時間的な制約が多くなる秋冬期間の学生と効果的に接点を持つためには、どのような工夫が必要なのかを続けて見ていきたい。

ポイントは「個別最適化」されたコミュニケーションと場づくり。

下記は、前回の市場動向予測パート2でも記したものであるが、多くの学生は、1dayインターンシップに対し、実務体験としての期待は低く、反対に事業内容や働く社員の様子を知りたいという期待が高いことがわかる。この結果から、学生の考える1dayインターンシップとは、「会社説明会の要素を含んだもの」だと考えることができる。

そのため、早期接触の手段が必ずしもインターンシップという形態でなくてはならないということはなく、学生が「知りたい」と期待を寄せる事業内容や働く社員の様子を「インプットする機会としての場」を設けることが有効であるといえる。

20年卒採用サマーインターンシップに関する調査(2018年9月)有効回答数:473件

【出典】OfferBox利用企業調査

さらにオファー型採用を利用する企業に対して行った弊社の調査では、「日時の制約がない個別面談」を設定することで、学生に会えるコンタクト率が大幅に改善し、さらにセミナー形式であることよりも「個別面談」であることが、その先の採用決定率の改善にも大きく影響していることがわかっている。

特にミレニアル世代に特徴的な「多様化する価値観」を持ち、秋冬の多忙な時期の学生と出会うためには、個別最適化された対応は、コンタクトから選考へのフロー設計には欠かせない要素であるといえるだろう。

では、「個別最適化」されたコミュニケーションや場づくりを行うために必要なものとは何だろうか?「たくさん集めて落とす」マス型の採用から、学生一人ひとりに寄り添うことができる「オファー型」のアプローチ手法を導入するなど、従来の手法の見直しが求められる。

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