【新卒採用担当者向け】OfferBox | ダイレクトリクルーティングサービス

社員5名のスタートアップ企業が、
初めての新卒採用でOfferBoxを導入。エンジニアとデザイナー計2名の採用に成功

課題

初めての新卒採用。ノウハウや知見がない。

−−はじめに、OfferBox導入前の採用状況について教えてください。

 

a.新卒採用体制

新卒採用担当は代表の私1名です。

 

b.導入以前の採用ツール・サービス

 

初めての新卒採用でOfferBoxを導入しました。当社は2019年に創業し、現在社員が5名のスタートアップ企業です。これまでは採用ツールを導入したことがなく、リファラルで採用をしてきました。当社は企業向けのマーケティングツールを提供しており、ありがたいことに順調に事業が成長しています。会社の未来を作るために、そして永続的に事業を行うために「自社で開発チームを作りたい」と思ったことが採用活動を考えたきっかけです。
 
はじめに、中途採用で経験者を採用するか、フリーランスの方にお願いするか、オフショア開発を導入するか、さまざまな選択を考えました。そして以下のような採用したい人物像を考えました。
 
・「出社して、物理的に同じ場所で開発をする」という考えに共感できる方
・「自社のビジョンや事業内容に共感してもらえる方」です。人物像に近い人を採用するためには、新卒採用がベストだと考えチャレンジすることを決めました。
 

導入

カスタマーサクセスと採用目標に向けた「マイルストーン」を設定。

−−どのような理由でOfferBoxを導入されたのでしょうか。

新卒採用について何も知識がなかったので、初めはナビサイトを検討しました。
 
しかし、当社は企業向けのソフトウェアを開発するスタートアップ企業なので、ナビサイトに掲載しても、学生から応募が来るイメージがありませんでした。他のツールを調べていくと、「逆求人」という採用手法がトレンドであることを知ったのです。特にOfferBoxは、学生登録数が多いという情報を見ました。「どんな学生に出会えるだろうか」という期待を込めて問い合わせをしました。

 

−−どのような方をOfferBoxで採用したいと思っていましたか?

開発チームを作ることを想定していたので、エンジニア2名とデザイナー1名の採用を目標にしました。ジョブ型採用なので、エンジニア採用では大学で情報系の勉強をしている学生、デザイナー採用では大学でデザインの勉強している学生に絞り込みました。大学で専攻している内容で絞り込みを行ったものの、今後の成長性も加味して、厳密なスキルの基準は設けていませんでした。
 
当社の採用で重視した点は「カルチャーフィット」です。「スタートアップ企業」と聞くと、ガツガツした印象を持つかもしれませんが、当社はゆったりとした雰囲気の企業です。社風が合わないとお互いにとって良くないです。だから代表である私が一次面接を行い、当社に合っているかを面接で判断していました。

 

−−オファー承認〜内定までのフローはどのような流れですか。

オファー送信→一次面接(社長面接)→二次面接(現場の全社員との面接)の流れです。
一次面接は代表である私が行います。ここではカルチャーフィットを確認し、「採用したい学生を決める」というスタンスで面接を実施しました。二次面接では、会社に来てもらい、現場の社員一人ひとりと直接話す時間を設けました。逆求人という採用手法だからこそ、二次面接は「選考を行う」というよりも、学生に「入社したい」と思ってもらえるような時間にしたかったのです。
 
また、話す内容はあえて社員に任せ、社員の人柄を知ってもらう機会にしたいと考えました。内定者からは「働くイメージを持つことができた」という声を聞くことができ、この選考フローにして良かったと思いました。

 

−−学生とコミュニケーションをとる際に意識した点はありますか。

一次面接では学生が話す割合を8割、私が話す割合を2割にすることで、学生の話を聞くことを意識しました。面接だから「選考をする」という考えは当社にはありません。採用したい学生に自社の魅力を伝えたうえで、当社を選んでもらうことが大切だと思っています。そのため一次面接ではカルチャーやビジョン、事業について伝えた後に、学生が「当社についてどう思うか」を聞く流れを意識していました。
 
また私が質問するのではなく「学生が話したい内容を聞く」面接にしました。学生の話を聞くと、学生が私たちに伝えたいことの本質も見えてくるのです。学生にとっては、話したいことを聞いてもらう面接が珍しかったようで、喜んでいただけた印象でした。

 

−−面談・面接で学生の何を見ていますか。

「前向きに物事を考えることができるか」を見ていました。当社が注力して採用活動を行った時期は6月です。内定を持つ学生も増えてくる時期なので、内定を持っていないことで自信を失っていた学生もいたかもしれません。

ですがどんな時でも、根拠のない自信を持つことは大切だと思っているので、何事もポジティブに捉えることができるかを確認していました。

 

−−実際にオファーした学生の印象はどうでしたか。

私が就職活動をした時は、現在の「売り手市場」と真逆の状況でした。そのため、学生がどのような思いで就職活動をしているのか、あまりイメージできませんでした。しかし実際にOfferBoxを通じて学生と話すなかで、入社したい企業を真剣に選んでいることが伝わってきました。受け答えもしっかりしていて、優秀な方が多い印象でした。

 

−−弊社のカスタマーサクセスが行ったフォロー内容について教えてください。

採用活動が初めてだったので「採用課題」がそもそもわからない状態でのスタートでした。そのようななか、当社のカスタマーサクセスの担当である佐藤さんに、状況に応じて、タイムリーなアドバイスをいただいたので、自信を持って採用活動を進めることができました。
 
また打ち合わせの最後に、必ず次回の打ち合わせ日程を決めてもらい、次回までにやるべきことを明確化してもらいました。採用目標を達成するためのマイルストーンを設定いただいたことがありがたかったです。「OfferBoxを導入したら終わり」ではなく、OfferBoxを導入してからは採用目標に向けて伴走いただいたので、まるで当社に採用担当者が1名加わったような安心感がありました。
 

効果

新卒採用初年度からOfferBox経由で2名の採用に成功。今後も新卒採用を継続することに。

−−OfferBoxの効果について教えてください。

8名の学生にオファーを承認いただき、結果としてエンジニア1名、デザイナー1名、計2名の採用に繋がりました。何もわからない状態で新卒採用をスタートしましたが、佐藤さんの支援のおかげで、求めていた人物像にぴったりな2名を採用することができました。
 

−−OfferBoxを導入してみて、採用活動に変化はありましたか?

今回新卒採用を実施したことで、これからも引き続き新卒採用を行っていきたいと思いました。OfferBoxを活用して毎年2〜3名ずつ採用していきたいです。
 

−−OfferBox導入前と現在で、印象に違いはありますか。

カスタマーサクセスの方に、ここまで手厚くフォローいただけるとは思っていなかったので正直驚きました。OfferBoxを導入した後は、特にサポートはないだろうと思っていたので、採用成功に向けて最後まで伴走いただけたことにとても感謝しています。
 

−−採用する立場として意識されていることはありますか?

一人の人間として、自然体で話すことを意識していました。学生に送るオファー文章には「初めての新卒採用」と正直に書いたり、学生の質問には可能な限り回答したり。透明性のある会社だと知ってもらえるように心がけていました。

学生からすると「ユニークな企業」と思われたかもしれないですが、少しでも親近感を持っていただけていたら嬉しいです。

 

−−学生さんに伝えたいことはありますか?

私は就職氷河期に就職活動をしたこともあり、内定をもらうまでとても苦労しました。選考に進むと、不採用の連絡が届いて「もう自分はダメなんじゃないか」と悲観的になることもありました。一人ひとりに合った「ベストな企業」があるはずです。

自分を信じて「絶対に上手くいく」「絶対に内定をもらえる」と、物事を前向きに捉えられるように自己暗示しながら、就活を続けてみてください。
 

−−今後採用において力を入れていきたいポイントを教えてください。

次年度の採用活動を開始するまでに、採用広報のページを作りたいです。ビジョンや採用に対する思いなど、学生に情報提供できるような内容を公開したいと思っています。
 
また、当社では「Honest(正直で)、Empathic(共感的で)、Laughter(笑い合い)、Pioneering(挑戦する)」というバリューを大事にしています。私自身、これからも会社の未来を考えながら挑戦し続けていきたいですし、社員にも失敗を恐れずに挑戦を続けてほしいと思っています。採用の観点では、今後インターンシップにも挑戦していきたいです。
 
「新卒で入社する」という経験は人生で1回しかありません。そのなかで、当社を選んでいただけることはとても光栄ですし、嬉しく思います。小さなスタートアップ企業ではありますが、「リトルヘルプ・エージェンシーに入社して本当によかった」と満足してもらえるよう、キャリアアップの支援を精一杯行っていきたいです。