知名度の壁と「受け身の採用」からの脱却
-新卒採用の体制や、課題について教えてください。
当社はザイマックスグループとしてOfferBoxを活用しています。新卒採用は、ザイマックスグループ、ザイマックス関西、北海道や東海、九州の各エリアで分かれて行う体制です。ザイマックスグループと関西はそれぞれ人事部があるため個別に採用活動を行っていますが、共同でイベントに出展することも多いので、定例会議などで随時情報共有をしています。
以前はナビサイトや大規模イベントが中心でした。しかし、大手デベロッパーなどと比較すると学生さんからの知名度が高くないという課題があり、合同企業説明会などの大型イベントでは集客に苦戦していました。そういった状況を打破するために、学生へ直接アプローチができるオファー型採用を取り入れることにしました。
当グループは、各社ごとに職種や勤務地などターゲットとしている学生が異なります。そのため、採用したい学生に絞ってアプローチできる点が当社の採用に合っていると魅力に感じ、導入を決めました。
知名度の壁を越える「OfferBox」×魅力を正しく伝える「リクルーター制度」
ーOfferBoxの活用方法について教えてください。
a. Targeting:自社に合った採用ターゲットの設定
特定のキーワードで絞り込むよりも、最終ログインが2週間以内であることや、プロフィールをしっかりと入力していることを前提条件とすることが多いです。各エリアでの採用は、そのエリアでの就職を希望している学生さんを検索しています。
b. Messaging:ターゲットに対して打ち出す内容の作成
「単なる不動産管理会社」という印象を与えてしまわないよう、多角的な事業内容や「人で勝負している」という社風を強調しています。「人」の魅力については、実際に会って体感してもらうことが一番なので、現場社員との座談会があることをアピールしています。
c. Processing:採用プロセスの設計
説明会→ ES提出 → 一次面接(オンライン)→テスト→二次面接(対面) → 最終面接(対面)という流れです。説明会は対面とオンラインどちらでも実施しており、学生の希望に合わせています。そして、当社の選考で特徴的なのは、「リクルーター制度」を取り入れていることです。選考中は担当のリクルーターと面談を実施します。
-「リクルーター制度」について詳しく教えてください。
当社の「リクルーター制度」は、3年目の若手社員からマネジャーまで、様々な事業部の社員が総力を挙げて学生の採用に向けて取り組む全社的なプロジェクトになっています。学生一人ひとりのフォローや相談役として社員がつき、会社の歴史や事業だけに留まらず、現場の泥臭い業務なども含めた「リアルな姿」を学生に伝える役割を担ってもらっています。
この制度は、昔から続く当社の「文化」です。最近では、「やってみたい」と自ら手を挙げてくれる社員も増えました。こうした全社的な協力体制が当社の採用における強みになっています。
ーリクルーター制度に対する学生さんの反応はいかがですか。
学生さんからは、リクルーター制度を設けていることに驚きの声がたくさん寄せられます。当社のリクルーターは、無理に入社を勧めるようなことはせず、学生の将来を一緒に考える姿勢を大切にしています。学生さんのキャリアや将来について真剣に話し合うこともありますし、「入社」だけをゴールにしない姿勢を一番に考えた結果、感謝の言葉をもらうことが多いです。
リクルーターが学生さんと真剣に向き合い、当社のリアルを伝える。そうすることで、学生さんは入社後の働くイメージをより具体的に持てるため、ミスマッチのない採用につながっています。また社員が会社や事業に対して本気で向き合っている様子=熱量 を間近で感じてもらい、魅力に感じて入社を決めてくれた学生さんも多数います。リクルーターを担当した社員たちにとっては、担当した学生さんが入社し、イキイキと働く姿をみることが何よりの喜びです。
-面談や面接では、学生のどのようなポイントを見ていますか。
当社は不動産管理から始まり、サテライトオフィスやリネンサプライなど次々と新しい事業に挑戦していることから、「新たな事業を創りたい」という意欲的な学生さんとの相性は良いですし、「変化を楽しめる意欲」があるかどうかを重要なポイントとしています。学生時代の経験が、「柔軟性」「好奇心」「チャレンジ」などのキーワードが紐づくと、当社に合いそうだなと感じます。
リクルーター制度×OfferBoxで会いたい学生との接触・採用に成功
-OfferBoxを導入して、どのような成果が出ていますか。
当社のように、認知度が高くない企業にとって、OfferBoxは非常に親和性が高いです。学生さんが受け取れるオファー数と企業が送れるオファー数に制限があるOfferBoxでは、1社ずつを見てくれているように思います。情報が溢れているこのご時世だからこそ、学生にとって情報過多にならない仕組みが大切だと考えています。大量に母集団を集めるイベントよりも、当社と親和性の高いと感じる学生さんに向けて集中してオファーを送ることができ、「知らない企業でも一度会ってみよう」という動機付けをしやすいことが、オファー型の魅力だと思っています。
OfferBoxを通して、「一度当社を見てみよう」と動機づけした後は、リクルーター制度を通じて当社のリアルを深く理解してもらいます。この制度とOfferBoxのかけ合わせで、私たちが会いたいと思う学生さんに会えるのです。
-今後、採用において力を入れていきたいポイントを教えてください。
これからは、大学との関係構築など、手間をかけて地道に当社の良さを伝えていく活動にも力を入れていきたいです。
そして、OfferBoxの活用においては、これからもミスマッチのない採用を目指して、さらに多くの魅力的な学生さんと出会えるようにしたいと思っています。そのためには、当社の魅力の打ち出し方を整理し、採用担当の体制強化が必要です。
ー最後に、学生さんに伝えたいことありますか?
<石澤様>
当社は不動産管理から始まり、現在はサテライトオフィス事業など、既存の枠にとらわれず新事業を立ち上げ続けています。変化を続ける会社で働く社員は、変化を楽しみながら「自分も変化を起こす人になりたい」という意欲に溢れているのです。そして、自ら動くことで会社と共に成長できる環境が、当社の魅力だと思っています。そのような環境で働くことに魅力を感じている学生さんには、ぜひ興味を持って欲しいです。
また、就活は悔いのないようやりきってほしいです。今見えている業界や企業だけに固執せずに、他にも目を向けることも大切だと思います。私自身は、合同説明会で当社に出会いました。それまでは全く視野に入れていなかった業界でしたが、話を聞いてみることで世界が広がったように思います。ぜひ、広い視野を持って挑戦ください。
<林様>
当社は、不動産管理という盤石な事業基盤があるからこそ、その資産を活かして、新しい事業へ挑戦できる強みがあります。既存のビジネスに甘んじるのではなく、「ベンチャー気質」を大切にし続けています。
学生さんから「人が良い」と評価をいただくことが多いです。それだけでなく、事業が生まれた背景や、当社が解決したい社会課題にもぜひ目を向けて、当社に興味を持ってくれたら嬉しいです。
就活では「自己分析」をぜひやってください。就活が始まると、周りの動きに焦りを感じて「とりあえずインターンに参加する」「ESを提出する」こと自体がゴールになってしまうことがあると思います。内定をゴールとするのではなく、自分と合う企業で働くことの楽しさを多くの学生さんに知ってほしいです。多くの企業をみて感じた「なんとなくよかった」という感覚を深掘りして言語化することで、きっと自己理解が深まり、ぴったりな企業と出会えると思います。
