【新卒採用担当者向け】OfferBox | ダイレクトリクルーティングサービス

採用人数を増やすためには、エントリー数を増やすしかないのか?それが本当にスマートな採用か?そんな疑問からOfferBoxを導入へ。そして就職ナビを超える、2016卒の実績。

京都に本社を置く、株式会社インデン(以下、インデン)。インバウンドに特化し、WEBマーケティング等様々な手法を用いて、企業の支援を行っている。インデンが新卒採用を始めたのは、2015年卒の採用から。就職ナビを利用して4名の採用を実現した。質の面では満足したものの、4名を採用するために800人の学生に会わなければならなかった。今後採用数を増やしていくことを考えたとき、確率論で考えるとエントリー数を増やすしかない。それが果たして一番スマートな採用なのか…。さらに2016年採用では売り手市場で苦戦が予想されたため、もともと決まっていた就職ナビに加え、OfferBoxの導入を決定した。

課題

4人採用するために会った学生は800人。エントリーを増やす施策では、採用人数を増やすとさらに工数も増えてしまう。

「当社は設立15年目。これまでずっと中途採用でやってきましたが、会社の成長ステージ上、文化づくりが必要でした。どんな仕事をした人が評価されるのか。どんな考え方でお客様と接している人が称賛されるのか。インデンのアイデンティティを世の中に発信していくために、新卒の人を迎えたかったのです」(インデン 猪師さん/以下、猪師さん)

 

インデン取締役 猪師さん

記念すべき新卒採用初年度だった2015年採用は、就職ナビを1サイト利用し、4名の採用を実現したという。
「新卒一期生の採用ということで、実績もなく不利な状況もあったと思いますが、代表の黒松が説明会から選考まで全工程にコミットしてくれたので、想像以上に良い結果が得られたと思います」(猪師さん)

エントリーはなんと4000人。新卒初年度の採用とは思えないほど、多くのエントリーが集まったが、エントリーが多くなればなるほど、工数面が課題になったそうだ。

「4人採用するのに、800名の学生さんに会いました。採用できた人の質も非常に満足していたのですが、説明会を1回あたり100名規模で開催しても2回やらないと採用できないわけです。会場費もばかになりません。代表・役員から新入社員まで、多くのメンバーに登場してもらっていたので、日程調整も含めるとかなりの時間がかかっていました。さらに翌年、採用数を増やそうとしているのに、確率論でエントリー数を増やすことが、本当にスマートな採用方法なのか、という疑問が浮かびました」(猪師さん)

 

導入

OfferBoxは自分たちが努力をすればパフォーマンスを上げることができる。努力と工夫を重ね、会いたいと思うような人に厳選オファー。

2015年卒よりも2016年卒採用は、さらに売り手市場が進むことが予測できたため、2016年卒採用はチャネルをさらに増やした。

「就職ナビを2サイトにしました。2015年卒と同じ投資をしていたらエントリーは7~8割になると思ったんです。チャネルを増やすことは嫌だったんですが、やらざるを得ないと思いましたね」(猪師さん)

就職ナビの利用が先に決まり予算取りも済んでいたが、そんなときにOfferBoxを知り、追加で導入を決めたそうだ。

「予算外の支出だったのですが、時期の後ろ倒しもあったので、何が起こるかわからないと思いました。就職ナビの総崩れも想定した上で、何があっても採用が成功するようにと、決裁をとりました」(猪師さん)

 

インデン採用担当 須藤さん

就職ナビ以外のメディアも活用するため、ということだったが、OfferBoxを選んだ決め手はなんだったのだろうか。

「理由は二つありまして、まずひとつは自分たちが努力すればパフォーマンスを上げることができるツールだったということです。当社は幸いにも、意識高く取り組んでくれるメンバーがいるので、他社以上に学生さんに対して熱意を伝えられる場があるというのは大きいですね。もうひとつは、i-plugさんが、このダイレクトリクルーティングという採用方法が学生にとって有意義な就職活動に繋がるという事を、きちんと普及させて浸透させようとしているところが見えたので、信頼できるサービスだと思いました」(猪師さん)

 

では実際に運用してみて、手ごたえはどうだったのだろうか。運用を担当する野呂さん、須藤さんに話を聞いた。

「就職ナビだと、説明会当日までどんな方が来るのかよくわかりませんので、いつもドキドキします。OfferBoxは、事前にどんな人なのかがわかります。当社に合いそうな人なのか、どうか。迎えたいような人なのかどうか」(インデン 野呂さん)

自社ならではの選別基準もあるという。

「上位校だけではなくて、そうではない学校の学生でも自主的に活動し、その経験をOfferBoxでアピールできる優秀な学生もいます。そういう人には興味がありますね。また、アルバイトの経験も、インデンにマッチする仕事とそうでない仕事があります。例えば、仕事がすべてマニュアル化されているようなアルバイト経験者は、うちには合いません。むしろ、何もないところからマニュアルを作り出すような仕事をしてきた人は向いていると思いますね」(インデン 須藤さん)

そういった人に絞ってオファーすることで、説明会に呼ぶ人も厳選でき、工数削減にもつながるという。

 

効果

2016年卒の採用は就職ナビが1名ずつ(1人あたり100・150万円)、インターン経由2名(インターンのため無料)、OfferBoxで2名(1人あたり30万円)という結果に。

2016年卒の採用が終わった時期にインタビューを行い、2016年卒採用のリアルな結果をお話いただいた。

「就職ナビ2つのうち、1つは150万円かけて1名の採用、もう1サイトは100万円かけて1名の採用でした。あとは当社で長期インターンとして働いていた2名を採用し、OfferBoxでは2名を採用しました。OfferBoxは1人あたり30万円ですね。結果6名の採用ができましたが、OfferBoxとインターンがなかったら…と思うとぞっとします」(猪師さん)

 

OfferBoxの結果は、

▼説明会予約 43名
▼説明会出席 33名
▼一次選考参加 33名
▼一次選考合格 16名
▼二次選考合格 5名
▼三次選考合格 4名
▼最終選考合格 2名

2名の採用のために会った人数は33名。就職ナビで感じていた課題を解決できるツールだと感じているという。

 

「OfferBoxを使ってみて良かったと思うことは、マスマーケティングではなくて、1on1で、本当に効率的かつ効果的に採用ができる採用活動はどういうものか、考えるきっかけになったことですね。大手や有名企業が新卒採用という市場にいる中で、当社は採用弱者です。採用弱者が逆転するためには、ただ大量にエントリーを募って、絞るだけの採用活動とは違う世界で戦わなければなりません。他社ができずに自分たちだからできる採用活動ってなんだろう。一対一でどれだけ学生さんの心を握ることができるか。毎回プレゼンテーションのような気持ちで臨みました。

究極な話ですが、私たちの目標は、就職サイトにお世話にならずに、自社の採用が完結することです。世の中の動きに惑わされずに、自分たちがしっかりやることをやれば、採用したいタイミングで質と量を担保できるようになる。そんな採用をつくっていきたい。そこへの足掛かりができたと思います。大手に勝つには、という考えを持ち続け、諦めないことも大事だと思います」(猪師さん)

 

株式会社インデン様が採用上で大切にしていること
「不採用の人ほど丁寧に対応しています。採用か不採用かというのは、その人が優秀かそうでないかということは関係がありません。採用した人が輝けるのか、その場所が当社なのか。会社と採用する方がウィンウィンの関係になれるのか。なれないならば、当社ではなかっただけの話です。人が、人に不合格を出すなんて失礼極まりないことだと思っていますから。だからこそ、丁寧にしていますね。

また、ガラス張り採用というのもポリシーのひとつです。うちの会社のかっこ悪いところから、メンバーの至らないところまで、隠さずに丸裸にして話します。もちろん良いところを知ってもらう努力もしますが、あとあと“やっぱり違う”となるのが一番良くないことだと思うので。社内のカフェコーナーを使ってパーティをしたりもしますが、そこに内定者を呼んで、ありのままの姿をみてもらったりします。酔っ払ってしまう社員もいますが、まあ、入社したらどちらにしろわかることなんで(笑)

そういったこともあってか、当社は内定承諾率100%です。安直な内定は出しません。本当の意味でお互い納得できてこその採用だと思います」(猪師さん)

ひとりひとりにかける思いがとても強く伝わってくる、インデンの新卒採用。事業も伸びざかり。人もたくさんほしいはずだが、安易な採用はしない。その人の人生が決まるファーストキャリアを重く受け止めた上で内定を出す姿勢が印象的だった。


会社名 株式会社インデン
所在地 京都市中京区室町通三条下る烏帽子屋町502 INDEN Building
設立日 2001年4月
事業内容 広告・出版、IT・WEBマーケティング、飲食・食品、ソリューション事業
ホームページ http://inden.ne.jp/