【新卒採用担当者向け】OfferBox | ダイレクトリクルーティングサービス

52名の学生と面接、うち採用人数6名。BtoB企業が技術職の新卒採用に成功したのは、学歴よりも人柄や理系らしさを重視して採用できるOfferBoxとの出会いが要因だった。

1940年の創業から社是「あくなき創造」の精神の下、自動認識ソリューションの開発、製造、インテグレーションを一気通貫で行うサトーグループ。生活に必要なバーコードを生み出す製品の数々で国内シェアトップを走るリーディングカンパニーだが、BtoBメーカーのため、学生からの知名度が低いことが課題だった。世界に通用する理系人財を若いうちから自社内で育成するために、2017年卒からOfferBoxを活用した技術職の新卒採用を始めた。

課題

今まで中途採用が中心だった技術職。2016年卒から新卒採用を始めることになったが、学生からの知名度が低く、まずは学生に知ってもらうための工夫が必要だった。

新卒採用においてどのような課題がありましたか?

宮武さん:
現在弊社では、世界25か国に拠点を持ち、90を超える国々でビジネスを展開しています。世界で戦うために、積極的に人財を採用していきたいと考えています。組織は急激に大きくなっており、これからさらに強い組織を作っていくためには、「サトーの企業理念や価値観に共感」してくれる人財の採用が重要だと考えていました。また、主に中途採用で行っていた技術職の採用を、新卒採用に切り替えて、育成環境を整えたいと考えていました。

しかし、弊社は学生からの知名度が低く、まずは知ってもらうための工夫が必要でした。営業職の採用は、ナビサイトで充足していたのですが、技術職の採用は同じ方法では難しい。特に、弊社は技術職の中でも採用難易度の高いフィールドSEやカスタマーエンジニアが欲しく、効果的に採用できる手法はないかと考えていたところ「OfferBox」に出会いました。

導入

ターゲット学生を具体的に定めることで、オファーを送るべき学生にピンポイントでアプローチができ、効率の良い採用が可能になった。

どのようにOfferBoxを活用しましたか?

栢森さん:
学生の希望職種や希望勤務地が合致していれば、学歴は全く気にしませんでした。それよりも、学生のプロフィールから読み取れる人柄や理系らしさを重要視して、厳選してオファーを送りました。

オファーの送信内容も工夫しました。学生も毎日何十通もメールをもらうと思うので、読んでいて面白いと思ってもらえる文章を心がけました。会社の理念、仕事の面白さ、今後の発展について書き、メールで会社の情報をしっかり届けることを意識したところ、思っていたよりも学生からの返信率が良かったです。

OfferBox経由の学生に対しては、説明会から1対1でじっくり対話して、相互理解ができるよう選考内容を工夫しました。OfferBoxでは学生のプロフィールが詳しく書かれているので、どのような研究をしているのか、何に興味があるのかなどをあらかじめ理解した上で、学生に合わせて話す内容や質問項目を変えていました。

効果

OfferBoxを初めて使った技術職の新卒採用。110名に送ったオファーの承認率は47%。52名と面接し、6名の採用に至った。

実際にOfferBoxを使ってみて、効果はどうでしたか?

栢森さん:
正直最初は、学生を検索したり、オファーをしたりする手間がかかるかなと思いましたが、結果的に楽だったなという印象です。今まではどんなに頑張っても、学生が集まってくるのを待つしかなく、少人数にしかアプローチできなかったのですが、OfferBoxでは技術職を志望している学生の登録も多く、弊社のことを知らない学生に対して、積極的にアプローチできました。学生に合わせて、一人ひとり丁寧に対応していけば、興味を持ってもらえる確率も上がるので、そこまで大変さは感じませんでした。

新卒採用では、技術職は私が担当し、営業職は中澤が担当してくれたので、職種に合わせて社内で役割分担ができていたことも成功の要因です。

 

中澤さん:
17卒では、職種に合わせて活用するツールを変えて成功したので、18卒も同じように営業職はナビサイト、技術職はOfferBoxで進めていこうと考えています。まだまだ課題もありますが、こちらからアプローチして「サトーで働きたい」という学生を増やしていきたいです。

 

(左:宮武さん、右:中澤さん)

 

サトーグループ様が採用上で大切にしていること
「無理に弊社を選んでもらおうとはしませんでした。弊社は、会社の規模が大きくなっても、ベンチャースピリットを持ち続けている会社であり、自主性のある人財を望んでいますので、本人の意思を尊重し、納得して来てもらうことが大切だと思っています。また、企業理念への共感を大切にしたかったので、説明会で弊社の戦略や考え方の共有はもちろんのこと、社内に常設している歴史館のご案内を通じて、弊社のモノづくりに対する思いや歴史を理解いただくことに注力しました。」(宮武さん)

「学生視点を大切にして、どのようにしたら学生に弊社のことを理解してもらえるかを考えました。弊社の良いところだけではなく、課題もしっかり伝えて、不安がない状態にしました。また、先輩社員に会い、実際の声を聞いてもらったり、展示会の動画を見てもらったり、目に見える形で仕事内容を理解してもらいました。」(栢森さん)

「職種に合わせて、どのようなポイントをアピールするかを変えていました。営業職志望の学生に対しては、弊社が提供するソリューションが、どうお客様の現場に貢献するか、つまり、顧客価値の創造に繋がるかをより多く伝えるようにしました。技術職志望の学生には、具体的な仕事内容の理解ができるように工夫していました。多くのBtoBメーカーの中でも、「サトーで働きたい!」と思ってもらえたら嬉しいですね。」(中澤さん)

学生一人ひとりの意思を尊重し、相互理解に時間をかけて、学生の個性に寄り添った選考をすることが、技術職採用を成功に導いたのだろう。「数」多く学生に会うよりも、ターゲットを絞り、時間をかけて丁寧に学生と接することが、結果的に学生・企業側双方が納得のいく採用につながったと言える。


会社名 サトーグループ(サトーホールディングス株式会社)
所在地 東京都目黒区下目黒1丁目7番1号 ナレッジプラザ
設立日 創業:昭和15年、設立:昭和26年5月16日
事業内容 自動認識ソリューションの開発、製造、インテグレーション
ホームページ http://www.sato.co.jp