新卒就活生が本気で悩む「就活マナー」の正体に迫る

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就職活動をするだけでなく、これから社会に出ていく上でマナーは欠かせないものです。
しかし、一言でマナーと言ってもパッと思い浮かばない学生の方は少なくないのではないでしょうか。
今回は就職活動をするにあたって、正直よくわからない「言葉遣いに対しての考え方」「就活マナーの正体」についてまとめてみました。

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売り手市場?就活マナー?
学生からしてみたら就活なんてわからないことだらけ

最近の新卒採用市場は「売り手市場」と言われており、10年ほど前よりも就職活動が有利に進められるとも言われています。
かといって、SNSなどでは「就活っていってもなにをしたらいいかわからない…」「何社受けたらいいの?」という意見が多く見受けられます。
有利に進められるといっても、実際学生の立場からしてみれば「初めてのことで右も左もわからない」ものです。

今回の記事では、就活において必要と言われている「就活マナー」の正体に迫っていきます。

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現代のSNS社会において、言葉遣いは「違いを見せるチャンス」!

現代、SNSが普及して、SNSの独特な言い回しのまま就職活動のメールなどを書いてしまう学生が多くなってきています。
採用の際、言葉遣いの面は特に注意して見ている企業も多くあります。

ですが、最近では企業と学生がチャット上でやり取りするサービスが増えてきています。
そんな中、『企業側としても言葉遣いの境界線があいまいになって「本当にこれでいいのかな?」と思うことが増えてきた』というエピソードを耳にすることも珍しくありません。
つまり、学生と企業がお互い手探り状態なので、「むしろこれはチャンスだ」と見るべきでしょう。

敬語や文頭・文末の添え書きをしっかりしておけば、早い段階から一目置かれるようになれるかもしれません。

業界によって、必要な就活マナーに違いはあるのか?

「業界によって、就活マナーについて考え方の違いがあるのではないか?」という部分についても、気になるところですよね。
しかし、マナーにおいては業界による違いはありません。
ただ、金融など保守的な業界では、マナーの要求水準が上がる傾向があります。

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金融など保守的な業界では、マナーの要求水準が上がる傾向

中には新人研修としてマナー講習を行っている企業もあるので、そのくらい「働く上でのマナー」は重要ということなのでしょう。

企業の体質や厳しさに依存しない「どこでも使えるマナー」の重要性

上記のように、企業の体質や規模によっても、マナーに対しての見方が厳しくなることがあるようです。
しかし、どんな業界であっても共通に適用できるマナーを身につけ、「本当に行きたい会社」に「自分の強みや魅力」を正確に伝えられるようにしていくことが大切です。
「個性的なありのままの自分」と「どこに出ても恥ずかしくない自分」を使い分けられるようになっておきましょう。

就活において「どこでも使えるマナー」が必要であることをお伝えしてきましたが、具体的にはどのような場面で気を付けるべきなのでしょうか。
ここからは、マナーに気を付ける3つの就活シーンについて、詳しく紹介していきます。

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就活マナーに特に気を付けるべき3つの就活シーン

就活の期間中は、様々なイベントがあります。

その中でも、以下の3つの場面では実際に企業で働く方や採用担当の方と会って話を聞くことが主体となる為、マナーには特に気を付ける必要があります。

  1. 企業説明会
  2. OB/OG訪問
  3. インターンシップ

では、この3つの場面において、どのような部分で気を付けるべきなのでしょうか。

【1】「企業説明会」から行きたい企業を深くイメージする大切さ

まず初めに、新卒就職活動ではほぼ必ず行くことになる会社説明会についてです。
大きな会場で合同説明会が行われていることもあれば、企業の会議室で少人数で行われることもあります。

それぞれの企業がどういった理念を持っているか、将来的な経営方針はどうなのか等、ネットには載っていない詳しい情報が説明される貴重な機会なので、必ずメモ帳と筆記用具は忘れないようにしましょう。

当日の服装で悩むのは誰もが通る道!働く自分を想像して服装を選ぼう

「服装に関しての指定がなくて困った。」という経験は新卒就活においての「登竜門」で、誰もが通る道なので、心配ありません。
実際、指定がない場合の判断はとても難しいです。
多くのネット記事では「スーツを着ていくのが礼儀!」としていますが、「指定がない以上、スーツは無難な選択肢の代表格」であって、実際のところ「正解」とは言い難いです。

何故なら、服装においては業界や企業における傾向が少なからずあるからです。
企業の体質や雰囲気から求められる服装を考えて、間違いのない判断をできるような適応能力をつけることが大事です。
行きたい企業で実際に働く自分をイメージして服装を選ぶといいかもしれませんね。

企業説明会では質問は無理にしなくてもいい

また、企業説明会では、多くの場合質問ができるタイミングがあります。
他の人がたくさん質問していると焦りがでてきて「自分もしたほうがいいんじゃないか」と思われるかもしれませんが、無理に質問する必要はありません。
ただし、しっかりと会社を研究した結果が出る部分ではあるので、「こんな根拠があって質問しています」と言えるくらい企業研究をしているのが理想的です。

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【2】OB/OG訪問は「時間を割いてもらっている」という意識を忘れずに

OB/OG訪問は、企業で実際に働く人が「業務時間」あるいは「休みの時間」を割いて機会を作ってくれているという認識が何より大切です。

就職活動という短期的な目線で割り切ることも、「就職活動」を上手く切り抜ける方法としては間違っていませんが、相手を思いやる気持ちは最低限、常に持っていた方がいいでしょう。
例えば、メールでもなるべく最後に自分のメールで終わるようにしておくようにしておけば「返事ないけど大丈夫かな…」と心配されることもなくなりますね。

【3】インターンシップは選考だが、行きたい会社であればチャンス!

インターンシップでは、現役の業務担当者と実際に企業で一緒に働くことができます。
逆に言えば、実際に働く際の姿勢や態度が見られている場なので、言葉遣いや話し方、人柄等はいつも以上に見られていると考えましょう。
行きたい会社であれば、働いている様子や業務内容、社内の雰囲気など生きた情報がたくさん得られるので、むしろチャンスです。

ただし、「選考だから」と前のめりになってしまうと一歩引かれてしまう可能性があるので、誠実な姿勢で臨むことが大切です。

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マナーの身につけ方は様々!周囲を上手く活用しよう

最近では、マナーはネットで検索すれば出てきます。
ですが、紹介しているサイトによって言っていることが少し違ったりすることもあるので、本当に信頼できる情報かどうかは実践してみないとわかりません。
では、ネット以外の方法で、マナーを身につけるために何ができるのでしょうか。

今回は以下の方法を紹介いたします。

  1. 最も身近な先輩社会人である両親や兄姉から学ぶ
  2. 会社説明会で他の参加者をしっかり観察する
  3. 大学のキャリアセンターに相談する

1.最も身近な先輩社会人である両親や兄姉から学ぶ

自分の周囲で、すでに働いていて最も身近な存在といえば両親や兄姉です。
時代によって就活の過程に違いは多少あるかもしれませんが、当時の体験談を聞くことで、見えてくる対策方法もあるかもしれません。

2.会社説明会で他の参加者をしっかり観察する

会社説明会でもマナーは見られています。
なので、他の参加者もしっかりとマナーの対策をし、言葉遣いや話を聞く姿勢等で気を付けている学生さんは少なくないでしょう。
自分以外の参加者がどのような言葉遣いを心掛けていて、どのように話を聞いているのかを観察することで、実践でも使えるマナーのブラッシュアップが行えるでしょう。

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3.大学のキャリアセンターに相談する

多くの学生が見落としがちなのが、キャリアセンターです。
就職先を紹介してもらうために利用するものと考えている学生さんも多いのではないでしょうか。
しかし、キャリアセンターではエントリーシートや履歴書の添削、OB/OG訪問の手配だけでなく、就活に関して充実したノウハウも持ち合わせているので、就活に関わることなら小さなことでも相談に乗ってくれます。
「マナーについてよくわからないところがある」といった悩みを抱えている学生さんは一度キャリアセンターに相談してみるのも良いでしょう。

まとめ:就活マナーの正体は「どこでも使えるマナー」だった!

就活マナーについて簡単にまとめると以下の通りです。

  • 業界によって、マナーの重要性に違いはない
  • 「どこでも使えるマナー」を身に着けることが大切

就活マナーといわれるものの正体は、担当者や他人を尊重して誠実な姿勢で向き合うことでした。
実際、自分が「本当に行きたい会社」に就職するためには、就活マナーはどこでも必要なものです。
なので「就活マナー」という言葉で括らずに、「どのような相手にでも通用するマナー」を身につけることを目標に、上手く周囲を巻き込みながら、身につけていってくださいね。

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