就活はいつから始めるべきなのかなど、不安を感じている学生も多いのではないでしょうか。また何から始めればいいのか、わからないという学生も少なくないと思います。
就活のスケジュールは、政府と日本経済団体連合会(以下、経団連)が協議し決定されます。学生は、そのスケジュールに沿って就活を進めていくのが一般的です。ただ、採用選考を独自のスケジュールでおこなう企業もなかにはあります。
この記事では経団連に加盟している企業と、独自の採用選考を進める企業の就活スケジュールを解説します。卒業年度別での就活スケジュールやおすすめの就活スケジュール管理ツールも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
26卒・27卒の就活スケジュールは?
企業によって実際のスケジュール詳細は異なりますが、政府としては選考活動は大学4年生の6月以降、内定は10月以降と定めていますが、ルールの拘束力が弱く、それ以前に内々定という形で合格通知が出されるケースも多いです。
外資系やベンチャーを中心に大学3年生のうちに内定が出されるケースもあるため、早めに自己分析や業界研究を始め、準備を進めていきましょう。
26卒・27卒の就活スケジュールは例年と変化はある?
26卒・27卒どちらも、就活スケジュールの基本的な流れは例年と変わりませんが、説明会やインターンシップ、特別選考などは年々早まっている傾向にあります。
25卒からは2週間以上のインターンシップに参加、かつ専門性が高いと判断された学生に限り、選考が3月から可能という政府のルールが追加されました。政府も就活の早期化に順応してルールを見直す動きもあるため、26卒・27卒においても早いうちからスケジュールをチェックし、準備を始めておくべきといえるでしょう。
就活の早期化が強まり、インターンシップの参加が鍵に
先述の通り、就活の早期化は年々強まり、本選考より前にインターンシップを開催している企業の割合も増え続けています。
インターンシップに参加しなければ内定が出ないわけではありませんが、実際に働く社員とコミュニケーションを取れる絶好の機会です。業界や職場について生の声を聞けたり、事業や業務内容を肌で感じられたりするので、積極的に参加しましょう。
「やりたい仕事がわからない」学生も、インターンシップに参加することで目指すべき業界や業種選びの参考になります。
また、インターンシップに参加した学生のみが対象となる早期選考ルートが用意されていたり、本選考で優遇措置が取られていたりする企業もあるため、早くから情報をキャッチアップして乗り遅れないようにしましょう。
実際、就職みらい研究所の調査によると、インターンシップに参加した24卒の学生の半数以上が、インターンシップに参加したことで採用選考やセミナーなどに繋がったことが明らかになっています。
続いて、参考として就活を経験した先輩の声を確認してみましょう。
就活する時に後悔すること
①もっとインターン行っておけば良かった就活の時期になって、自分は何をしたいのか調べるのは遅い。あらかじめインターンに行っておいて業種を絞っておくといい。また、大学2、3年生は時間があるので、じっくり自分のやりたいことを探せるが、4年生の就活の時期にやりたいことも決まっていないと、妥協しがちになる。後、就活の時の企業説明会では会社はいい面しか見せない。ほんとの業務内容や就業時間などはインターンに行ってみないと経験できない。なので、インターンに行かずに会社を決めてしまうと「思っていた仕事と違う」という気持ちになり、仕事を辞めてしまう人も多い。今大学生の人は、早いうちに出来るだけたくさんインターンに行って、自分に合った仕事を見つけよう!
「もっとインターンシップにいけばよかった」と後悔しているツイートです。
ポイントは以下の4つです。
- 2〜3年生の時期はやりたいことを考えられる時間がある
- 4年生になると時間がなく就職先を妥協しがちになる
- 企業説明会だけで判断すると入社後のギャップで後悔する
- 多くのインターンシップに参加し実際の職場に触れたほうが自分に合った企業を見つけられる
以上のように、インターンシップで得られるものは多く、就活を4年生になってから始めると後悔する可能性があります。
様々な企業と出会い、自身のやりたいことや興味のあることを見つけ、納得のいく就職活動とするためにも、早めに就活をスタートさせましょう。
新型コロナウイルスの影響はなくなり、対面・オンライン双方を活用した就活が主流に
新型コロナウイルスが流行し始めた2020年頃には、スケジュールの遅延や採用自体を中止する企業もありました。
そこからコロナウイルスが落ち着き、就職みらい研究所の調査では、24年卒で企業が面接を行った形態は、対面94.1%、WEB面接69.3%と、対面面接実施企業は増加しつつも、オンライン説明会や面接の風潮は残っており、以前よりも効率的に就職活動ができるようになりました。
今後もオンライン/対面どちらも利用する企業の選考に参加する機会はあるかと思います。企業の採用活動スケジュールを予めチェックし、特に対面では移動時間を考慮して、学業や課外活動とバランスを取れるよう備えておきましょう。
就活の選考スケジュール【企業別】
就活の選考スケジュールは、以下のように大きくわけて3つの企業種類で異なります。
- 経団連に加盟している日系企業
- 経団連に非加盟の日系企業・中小ベンチャー企業
- 外資系企業
これまで経団連によって、「説明会の解禁時期」や「面接などの採用選考の解禁」などのスケジュールにルールが設けられていました。2018年10月に、経団連は2021年春入社以降の就活に関連するルールを撤廃しましたが、学生の学業への影響を考慮し政府が新たなルールづくりを行っています。
しかし、現在時点では、経団連が設けたルールに沿った選考スケジュールが示しているルールの基本形ではあるものの、強制力が弱いのが現状です。
経団連非加盟の企業や外資系企業などはもちろん、経団連に加盟している日系企業でも基本スケジュールに縛られず、早期に採用選考を行うケースが増えてきています。先ほどお伝えした通り25卒以降、内定に直結するインターンシップの開催が正式に認められるようになった背景もあると考えられます。
ここでは、経団連に加盟している日系企業、経団連に非加盟の日系企業・中小ベンチャー企業、外資系企業それぞれの就職活動選考スケジュール例を紹介します。
経団連に加盟している日系企業
経団連の公式サイトによると、経団連に加盟している企業は2024年4月時点で1,542社あります。以下は経団連に加盟している大手日系企業の採用スケジュール例です。
【大学3年生】
4月〜:インターンシップ情報公開開始
7月〜:夏期インターンシップ開催
【大学4年生】
3月〜:企業の広報活動が解禁される、個別説明会など開催
6月〜:選考解禁
10月〜:内定出し
経団連に加盟している日系企業は、大企業が多いのが特徴で、おもに以下のような有名企業が加盟しています。
- 三菱商事
- 伊藤忠商事
- キリンホールディングス
- 旭化成
- 三菱UFJ銀行
- みずほ銀行
- 京セラ
- KDDI
基本的に、経団連加盟の日系企業は合同・単独会社説明会は3月1日スタートとなります。ただ、エントリーシートなどの提出については縛りがないため、このタイミングよりも早く受付けている企業もあります。
また先述の通り経団連に加盟している企業のすべてが、政府の設けたルールに沿って採用選考を行っているわけではありません。
企業ごとにスケジュールは異なるため、興味のある企業の選考フローは早めに確認しておきましょう。
経団連に非加盟の日系企業・中小ベンチャー企業
経団連に加入していない、日系企業や中小ベンチャー企業の就職活動スケジュール例は、以下の通りです。
【大学3年生】 ※企業によっては選考あり
4月~:インターンシップ情報公開開始
7月〜:夏期インターンシップ開催
10月〜:秋期インターンシップ開催、早期エントリー・選考開始、随時内定出し 翌1月~:冬期インターンシップ開催
翌3月〜:一般エントリー・選考開始、随時内定出し
【大学4年生】
4月~:引き続き選考、内定出し
経団連に非加盟の日系企業・中小ベンチャー企業は、早いタイミングで採用選考を開始し内定も早く出す傾向にあるのが特徴です。経団連加入企業が会社説明会を開始するタイミングで、すでに内定者を次々に出していきます。
これらの企業は就活ルールの縛りが一切ないため、早いタイミングで内定を出すことで優秀な学生を多く確保するようにしています。経団連に非加盟の日系企業・中小ベンチャー企業は、おもに以下のような有名企業があります。
- 楽天
- サイバーエージェント
- グリー
- mixi
- SBIホールディングス
経団連に非加盟の日系企業・中小ベンチャー企業は、上記のようにメガベンチャーと呼ばれている企業も多く含まれています。
また中小企業では、大手企業の採用選考が一段落したタイミングなど、スケジュールを柔軟に調整し、採用選考を受け付ける企業も少なくありません。
外資系企業
外資系企業の就職活動スケジュールは、以下の通りです。
【大学3年生】
2・3月~:インターンシップ選考
7月~:インターンシップ 10月:選考開始、随時内定を出し
外資系企業は、大学3年生の年越し前の早いタイミングで内定を出すのが特徴です。優秀な学生を確保するために、10〜11月という早いタイミングで採用選考を開始します。
就活の開始が遅くなると採用試験を受けることすらできなくなる可能性があるので、外資系への就職を目指すなら早めに行動しましょう。外資系企業には、以下など人気企業が名を連ねています。
- マッキンゼー・アンド・カンパニー
- ボストン・コンサルティング・グループ
- ゴールドマン・サックス
- J.P.モルガン
- アクセンチュア
- P&G
外資系には、上記のような世界的に有名な企業も多いのが特徴です。
また、一部のマスコミ業界の企業でも、大学3年生時の早いタイミングで採用選考・内定出しが行われています。
就活スケジュールの総括
就職活動は、基本的に大学3年生の4月〜6月を目安にスタートされると考えてよいでしょう。
早いうちから始めるに越したことはありませんが、志望企業の選考を中心として、遅くとも本選考の半年前からは諸々の準備に取り掛かることをおすすめします。
大学3年生の4~6月からスタート
基本的には大学3年生の4月〜6月頃から、夏開催のインターンシップへ向けて募集が始まります。このタイミングが就活のスタートと考えておくといいでしょう。
企業の中には、インターンシップに参加することで特別選考を受けられたり、優先的に採用されたりすることもあるため、興味のある企業や業界からインターンシップの応募要綱が発表されていないかこまめにチェックしておくようにしましょう。
遅くとも志望企業の選考の半年前には始動
上述のとおり、就職活動は本選考よりも前からスタートします。本選考までに自己分析や業界研究、OB・OG訪問などさまざまな準備を済ませておく必要があります。
そのため、遅くとも志望企業の選考の半年前からは諸々の準備を行うようにしましょう。外資系企業など、一部の業界では夏のインターンシップが採用に直結するケースもあるため、業界や企業ごとに注意が必要です。
とくに志望企業が決まっていない場合は、興味のある業界全体の情報収集をしてみることをおすすめします。
26卒・27卒がすべき就活準備
就活の大まかな流れは以下のとおりです。就活スケジュールを立てるのが難しいと考えている場合には、こちらを参考にまずは準備を進めてみましょう!
- ①自己分析
- ②業界研究
- ③インターンシップ
- ④企業研究
- ⑤OB・OG訪問
- ⑥企業説明会(合同・個別)
- ⑦就活軸の整理
- ⑧自己PR・志望動機の作成準備
- ⑨エントリーシートや履歴書の準備
- ⑩Webテストの準備
- ⑪本選考
- ⑫内々定・内定
それぞれみていきましょう。
自己分析
まずは、自己分析をしましょう。自己分析とは、自分の強みや弱みなど特徴を知るために、これまでの経験から価値観などを整理することです。
これまでどのような経験をし、そのときの感情はどうだったのかを振り返ることで自分の価値観に気づけます。
経験した物事に対し今までどのような行動を取ってきたのか、興味を持ったことは何だったかなどを振り返れば「自分の強みや弱み」「何が合っているのか」など価値観を知るきっかけになるでしょう。
就活では履歴書や面接で、自己PRや志望動機を問われます。自己分析ができていれば、スムーズに答えられるようになるでしょう。
業界研究
続いて業界研究をします。業界研究とは、自分の志望業界を決めるために、様々な業界について調べることを指します。
きっかけは「先輩が就職した」「親戚が働いている」「TVで知った」など些細なことでも構いません。まずは興味のある業界について調べてみましょう。
ただ、一つ危険なのは自分の知っている業界だけを調べることです。就活を始める段階では、知らない業界がたくさんあります。そのなかに自分に合っている業界がある可能性も高いので、まずは選り好みせず、様々な業界を比較することをおすすめします。
最初は、業界研究本を使うのがおすすめです。こちらの記事も参考にしてみてください。
【就活成功へ導く!】業界研究本はどう選ぶ?どう使う?志望業界を見つけるヒントは
インターンシップ
ある程度志望業界が絞れたら、インターンシップに参加してみましょう。先述した通り、インターンシップ参加への重要性が高まりつつあります。インターンシップに参加することで、その業界の概要や業務内容、企業の特徴や強みについて知ることができるほか、選考を兼ねているケースもあります。中には、インターンシップ経由でしか採用を行っていない企業もあるため、機会を逃さないように積極的に参加しましょう。
もし、インターンシップに参加しても興味が持てなかった場合も、自分に合わない業界や企業が分かったという意味で前進です。さらなる業界研究や企業研究に役立てましょう。
企業研究
インターンシップで業界や業務について理解が深まったら、企業研究をしましょう。
企業研究をする際におすすめの方法が、業界内の競合他社と2社間で比較する方法です。調べたい企業の企業HPだけを調べていても、なかなかその企業の本質は見えてきません。
そこで、2社間で比較することで、2つの企業の違いが明確になってきます。その違いのなかに、企業の魅力や培ってきたものが見いだせることが多いです。
OB・OG訪問
社会人から話を聞いて、自分が働くイメージを持ちましょう。
自分が働いているイメージができないと、自分が目指すべき業界や企業もイメージできません。実際に就活や社会人として経験のある人から話を聞けば、社会人として働く自分をイメージできるでしょう。
インターンシップに参加すれば、社会人から話を聞く機会をつくれます。会社説明会やOB・OG訪問なども活用しましょう。
また、就活を進めるうえで不安なのが、就活に対する経験不足です。その場合も、年の近い社会人からアドバイスをもらえる可能性もあります。
OB・OG訪問の探し方や流れは、こちらの記事も参考にしてみてください。
OB・OG訪問の探し方や流れを徹底解説
企業説明会(合同・個別)
ここからは、主に採用情報が解禁となったあとの流れです。
大半の企業では、説明会に参加後、選考に参加することが可能です。
企業説明会には合同企業説明会と個別企業説明会があります。
合同企業説明会は複数の企業が一堂に会するもので、様々な企業の説明を聞くことができます。こちらは、まだ志望業界が固まっていない人にもおすすめです。
個別企業説明会は、1社で開く説明会です。合同企業説明会よりも説明時間が長いため、より詳細な内容を聞くことができます。
就活の軸を整理
企業説明会やインターンシップに参加した後は、選考に進む前に自分の就活の軸を整理してみましょう。自分の就活の軸を明確にして、それに合った企業を選べば、入社後に感じるギャップを最小限に抑えることができます。また、就活の軸を考えることで、自分の方向性を大まかに絞って、効率的に就職活動を進められるというメリットもあります。
就活の軸の整理のやり方をひとつご紹介すると、まずこれまでに見た企業の中で興味のある企業をランダムに2社選びます。そして、「こちらのほうが良いな」と感じる企業を選ぶことを繰り返し、最後に、選んだ企業群それぞれの特徴を調べることで、『若手の意見が通りやすい風土が好きなんだ』『案外、業界にはこだわっていないのかも』など、自分が大切にしている無意識の軸に近づいていくことができます。
自己PR・志望動機の作成準備
企業選考が開始される前の段階で、自己PRと志望動機を作成することになります。(インターンシップに参加される方はその段階で実施することもあります)自己PRとは、自分の経験や価値観から自分の強みが、将来どのように企業で活かすことができるかを述べる文章です。これを書くことで、効果的に自分をアピールすることができます。
志望動機は、どうしてその業界や会社を志望したかを述べる文章です。これまでの経験や価値観からなぜこの業界、この会社を選択したのかを論理的に説明できると、説得力ある志望動機を作成することができます。
エントリーシートや履歴書の準備
自己PRや志望動機の準備が終了したら、エントリーシートや履歴書の準備を始めます。エントリーシートや履歴書も就活においては、重要な書類になります。
なぜなら、エントリーシートや履歴書は書類選考の際の判断材料となり、面接するにあたって、どのような質問をされるかをこれらの内容から検討するからです。自分を効果的にアピールし、面接の場面で相手に聞いて欲しいことを上手に盛り込むことが大切です。
Webテストの準備
書類の準備が終わったら、Webテスト(筆記試験)の準備をします。Webテストでは、エントリーシートや履歴書から判断できない数的処理能力や言語能力、適性や性格などを判断します。大手企業はもちろん、中小企業でもWebテストを導入している企業が多くなってきています。
Webテストで合格基準を超えないと、次の選考に進めない可能性があります。そのため、早い段階からWebテストの準備をすることが大切です。
本選考
企業説明会に参加すると、企業の本選考に進むことができます。
企業の選考は、エントリーシート(ES)による書類選考、グループディスカッション、面接などがあります。多くの場合、書類選考→グループ選考→個人選考という順番に進んでいきます。
選考が進めば進むほど、深い自己理解・企業理解が求められます。選考を受ける中でも、自己分析や企業研究を進めて、自分の志望企業を絞って入社する企業を選びましょう。
自分の実力がわからないから知りたいという人は、実際に採用選考を受けてみるのもいいでしょう。
経団連に加盟していない中小企業では、選考スケジュールを設けていないケースも少なくありません。面接を受けてみて、どのように評価されるのか客観的な自分を知ることができます。
また、実際の緊張感がある面接を受けられるのはメリットです。模擬面接などでは経験できない雰囲気で面接を受けられます。
内々定・内定
企業選考が終わり、採用が決まった段階で内々定・内定が出されます。しかし、内々定・内定が出たから安心してはいけません。内定後に企業から提出する書類や課題を出されることもあります。これらを未提出にしたり、卒業に必要な単位が取れずに留年すると内定が取り消されてしまいます。
そのため、求められた書類の提出期限は厳守し、きちんと卒業できるよう単位取得にも注意していきましょう。
就活はいつから始めるべき?スケジュールから逆算しよう
就活の全体像はイメージできましたか?
実際には、①〜⑫までが順番通りに進んでいくわけではありません。OB・OG訪問をした結果ほかの業界を研究する必要が出てきたり、本選考を受ける中で改めて自己分析をするなど、前後しながら進んでいきます。
そのため、基本的には就活をなるべく早めに始めることをおすすめします。
ただ、他の活動との兼ね合いで、就活をいつから始めるか悩んでいる方もいますよね。その場合は、企業の選考スケジュールから逆算してスケジュールを組むことをおすすめします。
就活スケジュールのおすすめの管理方法
就活を進めて複数の企業を受けると、スケジュール管理・進捗管理が必要となります。ここでは、2つのおすすめの管理方法を紹介します。
【Excel】就活スケジュール・選考状況管理シート
就活スケジュール・選考状況の管理シートを用意しました。
それぞれの企業の選考状況が管理できるようになっています。説明会や面接は企業から案内がありますが、ESは企業から催促されることは基本的にないので、きちんと自分で管理しましょう。
選考中企業管理シートはこちらからダウンロードしてください。
Googleカレンダー
アプリやWebツールを使ったスケジュール管理は「Googleカレンダー」がおすすめです。PCとスマホアプリで連携してスケジュールを一元管理できるので、スケジュールの重複などを避けられます。
利用するにはGoogleアカウントの作成が必要となります。Googleアカウントを作成する際に、「Gmail」アドレスを取得できるため、こちらを就活用のメールアドレスとしましょう。私用のメールと混ざって、重要な連絡を見逃してしまうことを避けられます。
就活を始める際には、就活用Googleアカウントを作成して、Googleカレンダーでスケジュール管理することをおすすめします。
まずはスカウトサービスに登録しておくのがおすすめ!
就活を始めるなら、早い段階でスカウトサービスに登録しておくことをおすすめします。
スカウトサービスとは、プロフィールや自己PRなどを登録することで企業からオファーを受けられるサービスです。多くの企業が活用しているので、就活の幅を広げることができます。
スカウトサービスは企業から「スカウト」を受けるだけではありません。インターンシップや会社説明会、会社訪問やOB・OG訪問の紹介など情報提供も行っているので、積極的に役立てましょう。
ここでは、スカウトサービスに登録するメリットを紹介します。
スカウトサービスではやるべきことが同時に進められる
スカウトサービスを利用するメリットは以下の通りです。
- 企業からのオファーを受けられるため就職先の幅が広がる
- 企業が自分の何を評価してくれたかが分かる
- プロフィールをつくり込むことで自己分析にもつながる
スカウトサービスは、企業からのオファーを待つだけでなく就活でやるべきことを同時に進められます。
- 自己分析・自己PR作り
- 自分の評価確認
- 企業・業界分析
自己分析・自己PR作り
自己分析の具体的な方法を知ることができたり、自己分析ができるツールが用意されていたりするので、スムーズに自己PRをつくることができます。自己分析が苦手・やり方がわからない、という学生でも好印象を与えられる自己PRをつくれるでしょう。
OfferBoxでは適性診断ツール「AnalyzeU+」を提供しています。質問に答えるだけで自分の強み・改善点を見つけることができるので、ぜひ活用してください!
自分の評価確認
自分の経験や学生生活で得たスキルが、どのような業界や企業から評価されるのかを確認できます。スカウトメールには、プロフィールの経歴やスキルのどこを評価しオファーを出したのかを伝えてくれるケースもあります。
企業・業界分析
スカウトサービスでは、自分が望む業界以外からもオファーが届くことも珍しくありません。今まで知らなかった業界や仕事を発見できたり、興味がなかった業界でも、より具体的な仕事内容ややりがいを知ることで興味を持てたりする可能性があります。
オンライン上でスカウトを受けられるOfferBoxへの登録がおすすめ
OfferBoxは、自分のプロフィールに興味を持った企業がオファーをくれる、新卒オファー型就活サイトです。現在約401,000人の学生が登録し、18,782社以上の大手・ベンチャー・官公庁などからオファーを待っています。(2024年8月現在)
【学生がOfferBoxへの登録するメリット】
- オファー受信率が高い:プロフィールを80%以上充実させた場合のオファー受信率「93.6%」の実績
- 自己分析ツールが利用可能:自分の強みや弱みを把握できる
- 企業から探してくれる:プロフィールを確認した企業側からオファーをもらえる
- 多業界からオファーが届く:就職先の選択肢を広げられる
プロフィールを確認した企業側からオファーを受けられるので、入社後のミスマッチを防げることも期待できます。自分が考えてもいなかった業界からもコンタクトがある可能性もあるので、選択を広げることもできるでしょう。
就活を効率的に進めるためにも、OfferBoxに登録してみてください。
就活スケジュールに関するよくある質問
最後に、就活スケジュールでよくある質問をご紹介します。
理系学生の就活スケジュールは?
理系学生の就活は「学校推薦」「公募」の2種類に分けられるので、それぞれの概要とスケジュールを紹介します。
学校推薦で就活する場合
学校推薦とは、一定の学力を認められた学生が大学の推薦状を添えて応募する方法です。また教授推薦という、教授のコネクションによって企業に推薦してもらえるケースもあります。どちらも推薦を受けているので、一般的な応募よりも合格率は高い方法です。
学校推薦は大学3年生・院生1年の2〜3月頃に受付開始、推薦制度の説明会を受けたのち学内選考を経て選抜され、選ばれれば学校から企業への推薦が行われます。
ただ、学校によっては年末から受付を開始するなどタイミングが異なるので、大学のキャリアセンターなどで確認しましょう。
教授推薦のスケジュールは公表されていないのが一般的です。推薦を受けたいなら、教授に相談しましょう。
公募で就活する場合
公募の場合は、一般的な就活スケジュールと変わりません。
【大学3年生】
6月〜:インターンシップ開始
翌3月:企業の広報活動が解禁される、個別説明会など開催
翌3月:エントリーシートの受付開始
【大学4年生】
4月〜:面接等採用選考本格開始、随時内々定が出るケースも
6月〜:一斉に内々定出し
なおベンチャー企業や外資系企業など経団連加盟企業以外は前述したように、上記よりも早いタイミングで行われるのが一般的です。
また26卒からは専門人材の選考開始時期が早まっている状況も踏まえると、早々に準備をしておくことが重要です。
タイミングによっては先述の学校推薦との調整が必要になるケースも出てくるので、早めから企業の選考スケジュールをチェックしておくことが重要になるでしょう。
理系学生の就活スケジュールについて、詳しくはこちらの記事で紹介しています。
理系の就活事情|スケジュールやポイントを解説
企業はいつまで採用活動をしている?
就職活動が進むにつれて、周りの友人たちが採用が決まっていく中、自分だけ内定がもらえていないと不安に思ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、一部の企業では大学4年の3月末まで採用活動をしているところや、通年で募集をかけているところもあります。
なかなか内定が出ないからといって諦めてしまわずに、遅い期間まで採用している企業を積極的に探してみるとよいでしょう。
就活スケジュールの考え方「まとめ」
以上、就職活動はいつから始めるべきなのか「選考スケジュール」「就活のスケジュール」を中心に解説しました。
就活のルールが撤廃されたことを受け、企業の選考スケジュールは年々早くなっている傾向があります。大学3年生は、企業から発信される情報にアンテナを巡らせておきましょう。就活や仕事に興味のある1,2年生は、始められることから進めていきましょう。準備が早すぎて悪いことはありません。
しかし、初めての就活なので「始め方がわからない」「自分にあう業界がわからない」などの悩みや不安を感じるものです。就活を始めるなら、スカウトサービスに登録し就活を有利に進めることも検討しましょう。
OfferBoxでは、プロフィールを登録することで企業側からオファーを受け取ることができます。就活の選択肢を広げるためにも、ぜひOfferBoxを活用してください。