「得意分野って、エントリーシートや履歴書だけで聞かれるんじゃないの?」と思った就活生もいますよね。確かに、一般的に「得意分野」はエントリーシート(ES)や履歴書でしか聞かれません。
しかし中には、「得意分野は何ですか?」と面接で質問をする企業もあります。
面接で予想していない質問をされても、うまく答えられる就活生は少ないです。
したがって、対策できる時間があるうちに、質問に対する回答を簡単に作っておくことが大切です。
そこでこの記事では、内定者の立場から、「得意分野」を面接で話す時の3つのポイントを解説します。
合わせて、「得意分野」の例文や、「得意分野」がない場合の対処法も紹介します。
この記事を読めば、「面接で得意分野を聞かれたけど、まったく対策していなくて答えられなかった…」なんて失敗を避けられます。
「面接で得意分野を聞かれた時に、うまく話して内定をもらいたい!」そんな就活生は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
「得意分野」を面接で話す時の例文
まず初めに、「得意分野」を面接で話す時の例文を2つ紹介します。
面接でいきなり「得意分野」について質問されても、うまく答えるのは難しいですよね。
例文を読むことで、「面接で得意分野を話す時は、こんな風に話せば良いのか!」と全体像を掴めます。
あなたが実際の面接で、「得意分野」を話す場面を想像しながら、例文を読んでみてくださいね。
例文①:「英語」
外国人の方を接客するアルバイトをしているのですが、英語が話せず接客に苦労した経験から、「英語で意思疎通ができるようになりたい!」と思い、必死に勉強を始めました。
洋楽や洋画を通して、楽しみながら独自で勉強をした結果、今では外国人の方とビジネス会話ができるまでに成長しました。
御社で英語を使うような仕事があれば、ぜひ私に任せていただきたいです。
この「得意分野」の例文では、「アルバイトで英語が話せず苦労したきっかけから、必死に勉強した」という実体験に基づいたエピソードが書かれていて良いですね。
また英語を勉強した経験が「入社後にどう活かせるか」も伝わってきて、入社への熱意を感じられます。
目標に向かって努力できることをアピールしたい就活生は、「入社後にどう活かせるか」を考えながら「得意分野」を話すのが良いでしょう。
例文②:「経営学」
この「得意分野」の例文では、結論から話しているため、文章全体の流れがわかりやすくて良いですね。
学んだ内容をもとに実行している点も好印象です。
行動力をアピールしたい就活生は、実際に自分が行動したエピソードを話すようにしましょう。
さて、ここまで「得意分野」を面接で話す時の例文を2つ紹介しました。
あなたが面接で、「得意分野」を話している姿は想像できましたか?
例文に自分のエピソードを当てはめてみるだけでも良い面接対策になるので、ぜひやってみてくださいね。
しかし例文を読んだだけでは、実際に面接で「得意分野」を聞かれた時、どのように答えれば良いか悩む就活生もいますよね。
そこで次は、「得意分野」を面接で話す時の3つのポイントを紹介します。
「得意分野」を面接で話す時の3つのポイント
「得意分野」を面接で話す時のポイントは、以下の3つです。
これら3つのポイントを踏まえて「得意分野」を話せば、面接官をうまく納得させられます。
- ポイント①:結論から話す
- ポイント②:実体験を踏まえて話す
- ポイント③:入社後にどう活かせるかを話す
それでは、「得意分野」を面接で話す時の3つのポイントをそれぞれ解説していきますね。
ポイント①:結論から話す
「得意分野」を面接で話す時のポイント1つ目は、「結論から話す」です。
結論から話すことで、話全体がどんな内容なのかを面接官にイメージさせられます。例えば、「私の得意分野は、英語です。」のように、結論から話すことを意識しましょう。
反対に結論から話さないと、何の話をしているのか分かりにくくなり、選考を落とされてしまいます。
面接官を混乱させないためにも、「得意分野」を話す時には、結論から話すことを意識しましょう。
ポイント②:実体験を踏まえて話す
「得意分野」を面接で話す時のポイント2つ目は、「実体験を踏まえて話す」です。
実体験を踏まえて話すことで、エピソードに説得力を持たせられます。
例えば、「英語が話せず接客に苦労した経験から、『英語で意思疎通ができるようになりたい!』と思い、必死に勉強を始めました。」のように、実体験を踏まえて話しましょう。
反対に、実体験を踏まえていないエピソードは抽象的で、誰にでも話せてしまいます。
面接官を納得させるためには、自分だけのエピソードを話す必要があります。
「得意分野」を面接で話す時には、実体験を踏まえて話すことを心がけましょう。
ポイント③:入社後にどう活かせるかを話す
「得意分野」を面接で話す時のポイント3つ目は、「入社後にどう活かせるかを話す」です。
入社後にどう活かせるかを話すことで、入社に対する熱意をアピールできます。
例えば、「御社で英語を使うような仕事があれば、ぜひ私に任せていただきたいです。」のように、入社後にどう活かせるかを話しましょう。
熱意をアピールできれば、「そんなに熱意がある学生には、ぜひ入社してほしい!」と面接官に感じさせられ、内定に近づけますよ。
反対に、入社後にどう活かせるかを話せないと、「その努力って何のためにしたの…?」と面接官に思われかねません。
入社に対する熱意をアピールし、「入社後にどう活かせるか」を踏まえて「得意分野」を話しましょう。
ここまでで、「得意分野」を面接で話す時の3つのポイントは理解できたでしょうか。
これら3つのポイントを押さえて選考に臨めば、面接で「得意分野」を聞かれてもうまく答えられますよ。
- ポイント①:結論から話す
- ポイント②:実体験を踏まえて話す
- ポイント③:入社後にどう活かせるかを話す
ただし、「得意分野」を面接で話す時には、3つの注意点が存在します。
注意点を押さえておかないと、どれだけうまく「得意分野」を話せても、面接官に悪印象を与えかねません。
そこで次に、「得意分野」を面接で話す時の注意点を紹介しますね。
「得意分野」を面接で話す時の注意点
「得意分野」を面接で話す時の注意点は、以下の3つです。
これら3つの注意点を押さえて「得意分野」を話せば、面接官に悪印象を与えることはありません。
- 注意点①:嘘をつかない
- 注意点②:「得意分野がない」と言わない
- 注意点③:話す内容を丸暗記しない
それでは、「得意分野」を面接で話す時の注意点をそれぞれ解説していきますね。
注意点①:嘘をつかない
「得意分野」を面接で話す時の注意点1つ目は、「嘘をつかない」です。
当たり前ですが、嘘をついたことがバレてしまうと、その時点で選考を落とされてしまいます。
例えば、苦手な科目を「得意分野」として話すなどです。
面接官に良く思われたいからと言って、嘘をつくのは避けましょう。
注意点②:「得意分野がない」と言わない
「得意分野」を面接で話す時の注意点2つ目は、「得意分野がない」と言わないです。
「得意分野」がないことを正直に伝えると、「じゃああなたは何ができるの?」と、面接官に疑問を抱かせてしまいます。
場合によっては、正直に伝えた方が良いこともありますが、基本的には「得意分野がない」と言わない方が無難です。
注意点③:話す内容を丸暗記しない
「得意分野」を面接で話す時の注意点3つ目は、「話す内容を丸暗記しない」です。
内容を丸暗記して話すと、「この学生は、本当に心からそう思って話しているのかな…?」と面接官に思わせてしまいます。
もちろん、質問に対する回答をあらかじめ作っておくことは大切です。
しかし回答を丸暗記するのではなく、あくまでもキーワードだけ覚えておいて、面接ではその場で考えながら話すよう心がけましょう。
ここまで、「得意分野」を面接で話す時の注意点3つを紹介してきました。
これらの注意点を踏まえて「得意分野」を話せば、面接官に悪い印象を与えずに済みますよ。
- 注意点①:嘘をつかない
- 注意点②:「得意分野がない」と言わない
- 注意点③:話す内容を丸暗記しない
しかし中には、「勉強は苦手だし、得意分野なんて特にないしな…」そんな就活生もいますよね。
そこで最後に、面接で話せる「得意分野」がない場合の対処法を紹介します。
面接で話せる「得意分野」がない場合の対処法
面接で話せる「得意分野」がない場合の対処法は、以下の3つです。
これら3つの対処法を実践すれば、面接で話せる「得意分野」がなくても、うまく答えられるようになりますよ。
- 対処法①:ゼミで学んでいる内容を話す
- 対処法②:成績が良かった科目を話す
- 対処法③:苦手でない科目を話す
それでは、面接で話せる「得意分野」がない場合の対処法をそれぞれ解説していきますね。
対処法①:ゼミで学んでいる内容を話す
面接で話せる「得意分野」がない場合の対処法1つ目は、「ゼミで学んでいる内容を話す」です。
ゼミで学んでいる内容を話すことで、物事に積極的に取り組む姿勢をアピールできます。
例えば、「地域プロモーションゼミにて、地方活性化について学んだ」「マーケティングゼミにて、企業とのコラボ商品を発売した」などです。
「社会人と接する機会が多い」「研究発表が多い」など、ゼミによって特徴は異なります。
得意分野として話せるよう、自分が所属するゼミの強みを把握し、面接官に伝えましょう。
対処法②:成績が良かった科目を話す
面接で話せる「得意分野」がない場合の対処法2つ目は、「成績が良かった科目を話す」です。
成績が良かった科目を話すことで、面接官に良い印象を与えられます。
例えば、「成績でA+(優)を取った科目」「テストで9割の点数を取れた科目」などです。
他人に話せるような得意分野がない就活生は、科目全体の中で成績が良いものを話しましょう。
対処法③:苦手でない科目を話す
面接で話せる「得意分野」がない場合の対処法3つ目は、「苦手でない科目を話す」です。
全体的に成績が良くない就活生は、苦手でない科目を話しましょう。
例えば、「授業を聞いていて楽しかった科目」「単位を取得できた科目」などです。
得意ではなくても、簡単に理解できた科目や、興味をひかれた科目などもありますよね。
ゼミに所属しておらず、どうしても成績の良い科目もない就活生は、苦手でない科目を面接で話しましょう。
まとめ:面接で「得意分野」を聞かれたら実体験を踏まえて話そう!
今回は、「得意分野」を面接で話す時の3つのポイントを解説しましたが、いかがだったでしょうか。
合わせて、「得意分野」の例文や、「得意分野」がない場合の対処法も紹介しました。
今回の記事で学んだことをまとめると、以下の通りです。
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◆「得意分野」を面接で話す時の3つのポイント
- ポイント①:結論から話す
- ポイント②:実体験を踏まえて話す
- ポイント③:入社後にどう活かせるかを話す
◆「得意分野」を面接で話す時の注意点
- 注意点①:嘘をつかない
- 注意点②:「得意分野がない」と言わない
- 注意点③:話す内容を丸暗記しない
◆面接で話せる「得意分野」がない場合の対処法
- 対処法①:ゼミで学んでいる内容を話す
- 対処法②:成績が良かった科目を話す
- 対処法③:苦手でない科目を話す
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今回紹介したポイントや注意点を踏まえれば、面接で「得意分野」について質問されても、答えに困ることはないでしょう。
納得のいく就職活動ができるよう、応援しています。