最強のOfferBox活用術:実践編ー適性診断とモチベーショングラフの使い方ー

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OfferBoxを利用中の皆さん、プロフィールの作成は順調ですか?
前回の記事では、『最強のOfferBox活用術:基礎知識編』ということで、モチベーショングラフと適性診断の正しい使い方を紹介しました。
自己分析をよりリッチなものにし、プロフィールを完成させるうえでのモチベーショングラフと適性診断の重要性を理解していただけたかと思います。

 

しかし、いざ「自分もやってみよう」と取り組んでみても「エピソードをどう読み解けばいいのか」「思い返しても使えそうなエピソードが見つからない」など、悩みはまだまだ尽きないこともあるでしょう。そこで今回は、基礎知識編に続き実践編。

 

株式会社i-plugに昨年入社した浅田さんが作成したモチベーショングラフと適性診断の結果をもとにインタビューを行い、「エピソードをどのように解釈するべきか」「どのようなエピソードから何が見えてくるのか」を解説していきます。

 

モチベーショングラフの情報を整理し、インタビューで掘り下げていく

 

インタビューに移る前に、今回浅田さんに作成いただいたモチベーショングラフの情報を整理していきましょう。

浅田さんが挙げたエピソードは以下の通りです。

  • 6歳頃:大好きだった叔父さんが亡くなる
  • 9歳頃:プラネタリウムに出会い感動する
  • 14歳頃:バスケの中体連で8年ぶりに上位大会出場
  • 16歳頃:ラグビーを始め、チームプレーの楽しさを覚える
  • 18歳頃:地元を離れ一人暮らしを始める
  • 20歳頃:セブ島で初海外長期滞在を経験
  • 22歳頃:「世界青年の船」に参加

 

エピソードは6歳頃からスタートしており、基礎知識編で解説した「大学時代に固執しない」「表面的な経験や体験、頑張ったことだけに固執しない」というコツを活かせていることが分かります。
まずはこれらの素材を、インタビューを通してより深掘りしていきましょう。

 

叔父さんが亡くなったことで「人の死に対する恐怖感」を覚えるが、周囲の支えもあって恐怖感を克服できた

 

いきなり衝撃的なエピソードのスタートとなりますが、「6歳頃:大好きだった叔父さんが亡くなった」経験を通して、具体的に感じたことを教えていただけますか?

叔父さんが亡くなったことが、初めて自分の身近な人が亡くなった経験でした。
当然悲しさや辛さもあったのですが、「もう会えないこと」に対する漠然とした恐怖感が大きかったです。

僕自身、幼少期ということもあって叔父さんと過ごした記憶が鮮明には残っておらず、ぼんやりと「親しい叔父さんだった」という印象だけが残っています。ただ、そんな身近な人が突然いなくなることによるショックは大きかったです。

 

「今考えてみると」その恐怖感や悲しさをどのように克服できたのでしょうか?

周りの親戚から叔父さんの生前のエピソードなどを聞くうちに、叔父さんと過ごした記憶が徐々に美化されて、恐怖感を克服することができたのではないかと思います。

 

この経験から、どのような学びがあったのだと思いますか?

「大切な人でもいつかいなくなる」ということを学びました。
周囲の人の支えがあって立ち直れた・克服できた初めての経験だったとも思います。

 

プラネタリウムと出会い、体験することの楽しさを知った

ではその経験を経た後、「9歳頃:プラネタリウムに出会い感動する」についてですが、どのようにしてプラネタリウムと出会ったのでしょうか?

プラネタリウムと出会う少し前の話になるのですが、7歳か8歳の誕生日にもらった『宇宙の図鑑』がきっかけで宇宙が好きになりました。
当時は本を読むこと自体がとても好きで、その中でも宇宙という未知の事象に溢れた世界とそのスケールの大きさにとても魅力を感じました。

そんなある日、母から「家の近所にプラネタリウムがある」ということを教えてもらい、見に行ったことが、プラネタリウムとの出会いでした。

 

プラネタリウムのどんなところに感動したのでしょうか?

僕が行った時、プラネタリウムには進行役の人がいて「今日見える星にはこういうものがあります」「次は○○という星を近くで見てみましょう」という感じで、実際の体験として星を見ることができたんです。


それまで図鑑で見ることしかできなかった手の届かなかった世界が、自由に行き来できることにすごく感動しました。
今思えば、「実際に体験できることの楽しさ」という部分に学びがあったのではないかと思います。

 

中学からバスケを始め、「チームとして成長することの大切さ」「後輩とのかかわり方」を学んだ

 

「14歳頃:バスケの中体連で8年ぶりに上位大会出場」とありますが、それまでバスケットボールの経験はあったのでしょうか?

バスケは、中学に入学してから始めました。小学校まで野球をしていたのですが、野球部の部員が結構やんちゃな人ばかりで近寄りがたい印象だったので、やめました。
野球部以外考えていませんでしたが、なんとなく屋内のスポーツをやってみたいなと思い、友人に誘われてバスケ部を見に行ったことが、バスケ部に入部したきっかけです。

また、入部する同級生が一番多かったということも、入部した理由の1つでした。

 

完全に未経験の状態からのスタートだったんですね。、そこから「上位大会に出場する」という結果に至るまでの過程(サクセスストーリー)はどのようなものでしたか?

入部した当初は、13校ある地域の中でも最下位を争うくらいの弱小チームでした。
もちろん自分もバスケの経験がなかったので、最初は基礎練習から始めていって、それまでやっていた野球の練習とのギャップに悩むことも多かったです。

かなりハードな練習だったのと、小学校からバスケをしてきた人たちとの差を感じたりして途中辞めていく人も多く、それに引っ張られて自分も辞めそうになったことが何度かあります。
ですが、「一度自分でやると決めたことを曲げたくない」という想いから、なんとか踏みとどまっていました。
その後は、部内で気の合う友人と1on1をしたり、とにかく経験者に置いていかれないよう必死で練習に打ち込んでいました。

2年生になって、ある程度自分のプレイスタイルが固まってくると、同級生の中からも試合に出してもらえる人が増え、「自分も試合に出たい」と思うようになりました。
入部したての頃とは少し練習方法を変えて、とにかく必死にやるというよりは、実際に試合に出ている同級生や先輩に声をかけて、お互いに高めあうことを意識するようにしました。

 

「自分に負けたくない」という想いに加えて、「同級生にも負けたくない」と思うようになってきたのだと思います。
3年生になると「自分たちにとっては最後の年だ」という意識もあって、少しでも部を良くしたいという気持ちから意見が衝突することもありました。

また、後輩にはあまり言うことを聞かない問題児が多かったので、先生から3年生(自分たち)に対して「チームとしてどう動くべきなのかを考えなさい」と言われたことも何度かありましたね。

試合の面でも、1~2年生の頃に持っていた「自分や同級生に負けたくない」という気持ちから、「チームで勝ちたい」という考え方に切り替わっていきました。
チームとして成長できたことが、結果として上位大会の出場に繋がったのかなと思います。

 

「チームとして成長する」なかで、何か学んだことはありましたか?

「後輩との関わり方」という部分で学ぶことは多かったです。
なかなか言うことを聞かない後輩も中にはいて、当時はそういう後輩に対して厳しく当たってしまうことが多かったです。口調を荒げて怒鳴ることもあったので、後輩からは「煙たい印象」を持たれていたかもしれません。

今考えてみると、怒鳴ることのメリットってそんなになかったように思うことが多いので、その後は「まずは相手の言い分や状況を聞いて把握しよう」と努めるようになりました。

 

高校入学後はラグビーを始め、バスケにはなかった「チームプレーの楽しさ」を知る

「16歳頃:ラグビーを始め、チームプレーの楽しさを覚える」とのことですが、なぜ高校でバスケをしなかったのでしょうか?

高校はバスケの強豪校で、「絶対入部したい!」と思っていたのですが、見学に行ったときに「スター選手だけが優遇されている」という現実を知って、入部するかどうか悩んでいました。そこで、中学の時と同様に友達から誘われて、ラグビー部に入部しました。

 

スター選手が優遇されているというのはバスケにはありがちなのでしょうか?

そうですね。バスケはチームでの競技に見えるのですが、実際は個人の能力に左右される部分が多く、ずば抜けた能力を持った選手がチーム内に1人でもいれば、試合が成り立ってしまうんです。中学時代も、同じチーム内にそういった選手がいて、あまりの独裁的な態度に試合中何度か険悪なムードになってしまったこともあります。

そういった経験から、「もっとチームが一丸となって競うスポーツをやってみたい」という気持ちが芽生えていました。
そして、新しいことを始めることに抵抗がない性格だったこともあって、ラグビーを始めてみようと思いました。

 

中学時代同様に、未経験のスポーツを始めたということは、練習面での苦労もあったのではないでしょうか?

バスケよりも過酷な練習だったので、「辞めたいな」と3年間ずっと思っていました。
でも、バスケを始めたときと同じく「一度自分でやると決めたことを曲げたくない」という気持ちの方が強かったですね。環境のせいにして逃げ出すことが嫌だったのかもしれません。

あとは、先輩や同級生にいい人が多かったことも、ラグビーを続けられた理由だと思います。厳しいながらも間違ったことは言わず、注意するときもただ怒鳴るだけではなく、成長につながるような怒り方だったことが、凄く印象に残っています。

 

上達に向けた練習方法で、バスケとの違いはありましたか?

僕自身「出来ないことに対して、出来るようになるまで努力するモチベーション」が凄く高く、最初の頃は先輩たちの技術を見て盗む所から始めました。見て分からないことがあれば、直接聞くようにもしていましたね。

ただ出来ないから不満を言うのではなくて、上達に向けてひたすら取り組む姿勢を、先輩たちも評価してくれていたのかもしれません。
2~3年生にもなると、試合を通じてチームが一体となる感覚がとても楽しくて、結果的に大会などでいい成績は残せませんでしたが、やり切ったという満足感はありました。

 

地元を離れ、大学へ進学。不安もあったが大学生活を通して満たされていく

「18歳頃:地元を離れ一人暮らしを始める」とありますが、大学進学がきっかけでしょうか?

出身が福岡なのですが、宮崎の大学に進学しました。一人暮らしを始めたのはそれがきっかけですね。
これまでは地元(実家)で暮らしていましたが、一人暮らしを始めて生活環境がガラッと変わり、かなり不安が大きかったです。

 

大学生活の方でモチベーションに関わることは何かありましたか?

語学に力を入れている大学ということもあって、授業も課題も全て英語でした。事前にそのことは知っていたのですが、当時は英語がそこまで出来るわけではなかったので、最初は授業や課題の内容が全く分からない状態でした。でも、「分からないことに必死でついていく」という感覚が楽しかったですね。

例えば、学校の勉強以外にも、時間があるときは自宅で海外ドラマやニュースを見て、日頃から英語に触れることを意識していました。
授業スタイルにも徐々に慣れてきて、授業をしっかり受けられるようになった頃には、一人暮らしの不安はなくなっていました。

 

大学の留学カリキュラムは財政的に困難だったため、休学し自費で留学することを決意

「20歳頃:セブ島で初海外長期滞在を経験」したことについて、行こうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

大学が提供するカリキュラムに「海外留学」というものがあったのですが、家の財政的に留学することが難しかったんです。
ただ、「身体的・財政的など特別な事情がある場合、手続きをすれば、海外留学は免除になる」と記載があったので、大学提供による海外留学は一旦諦め、休学して自費で留学しようと考えました。

 

半年間の休学の間に海外留学をするにあたり、苦労したことはありましたか?

大学との交渉ではかなり苦労しました。
大学側は休学中に自費で留学すること自体は問題ないという認識でしたが、その海外留学を単位として認めることはできないという見解でした。

ですが、半年休学すると卒業が半年延びることになるため、「なんとか単位として認めて欲しい」と交渉を続けました。残念ながら「大学という組織の意向があるため、それは出来ない」という結論に至りましたが…。
ただ、初めての経験ながら、「直接関わる交渉相手の意向と組織の意向が、必ずしも合致しているわけではない」と、その交渉を通じて学ぶことができました。

 

交渉する際に気を付けていたことはありますか?

交渉前の話になるのですが「やることをしっかりやってないと、そもそも交渉のステージに立てない」と考えていたので、授業をしっかり受けて成績も収めたうえで、交渉に臨みました。
交渉中は、中高の経験を意識しながら、感情的にならずに落ち着いて話し合いを進めました。

「今自分が置かれている立場を理解して、状況に応じていかに気持ちを切り替えるか」ということを、実体験をもって学ぶことが出来ました。

 

大学生活の中で、好奇心から「世界青年の船」に応募。出身国による価値観の違いを知る

「22歳頃:「世界青年の船」に参加」したきっかけは何だったのでしょうか?

このプログラムに応募しようと思ったきっかけは完全に好奇心からでした。
世界各国の人と、1ヶ月間生活を共にする経験なんてそうそうできるものではないので、「知らないことを体験したい」という性格も相まって、迷わず応募しましたね。

 

「世界青年の船」に参加したことによって得られた学びはありましたか?

一番大きな学びは、これまでの人生で積み上げてきた自分の常識は、誰にでも通用するわけではないということですね。
国籍の違う人達と生活を共にするわけなので、自分の常識が全く通用せず、、最初は思想や考え方のギャップに悩まされている時期もありました。

「考え方が自分と違うことが気に食わないから怒る」ということはせず、「何故そう思うの?」と、相手の考えを受け入れる姿勢を持って過ごしました。

ここからはお聞きした話をもとに「適性診断結果」と照らし合わせてみましょう。

 

モチベーショングラフ作成の総括

ここまで、インタビューを通して浅田さんのモチベーショングラフを掘り下げ、エピソードに紐づく背景や感情、そして学びを整理しました。

一旦モチベーショングラフをざっくりと作ったら、今回のように各出来事に対して第三者から質問してもらうことで、気付かなかった部分に気付くことができます。

 

1人で行う場合は、より詳細に思い返し、「今思うとこういう学びがあったかな」という視点をもって、よりエピソードに説得力をもたせる情報を引き出すことを意識しましょう。

 

「AnalyzeU+」による適性診断の結果と照らし合わせながら、モチベーショングラフのエピソードに説得力を持たせていく

続いて、適性診断ツール「AnalyzeU+」の結果と作成したモチベーショングラフを照らし合わせながら、インタビューで掘り下げたエピソードをより説得力あるものに仕上げていきましょう。基礎知識編でも説明しましたが、AnalyzeU+の結果の読み解き方としては、以下の2つを意識すると良いでしょう。

  • 数値の高い低いで判断しないこと
  • 数値をどのように解釈するかは自分次第

 

例えば、数値の低い部分をポジティブに捉えるのも良いでしょうし、数値が高い部分をネガティブに捉えてみるのも良いということです。ただし、自己PRを前提とするならポジティブに捉えるのが無難と言えますね。
特に星印がついている項目に注目しながら、モチベーショングラフの掘り下げで見つけた「エピソード」と「学んだこと」に上手く関連付けられるような解釈をし、自分の言葉で表現していきましょう。

 

また、エピソードと結びつかない部分に結果が表れた場合には、診断結果をもとにエピソードを探るというのも一つの方法です。

 

社会人基礎力における「実行力の高さ」を「気になったことには積極的に挑戦していった経験」に結びつける

上記を踏まえたうえで、まず社会人基礎力における「実行力」という項目の高さについて、どう考えますか?

これまでの経験上「一度気になったことには挑戦しないと気が済まない」というか、「やったことないけど気になることをそのままにしておきたくない性格」が、実行力という部分に表れたのではないかなと思います。
バスケ、ラグビー、セブ島への長期滞在、「世界青年の船」への参加、どれをとっても「好奇心をもって新しいことに挑戦してきた経験」が根拠になっている気がします。

 

Point: 気になる項目は、あえて違う視点からも解釈してみる

解釈の仕方は自由なので、今回はあえて違う視点から、「実行力」の項目を解釈してみましょう。

モチベーショングラフに書いていないことで、実行力に結びつけられる要素を挙げるとしたら、「留学前の交渉を進めるために、しっかり授業を受けて成績を収めたこと」も実行力になりますね。

 

一見、小さな事かもしれませんが「真面目にコツコツ授業を受けた」「英語の勉強をするために、海外ドラマやニュースを毎日見た」なども実行力として捉えることも可能です。

本筋のエピソードを、その周辺の些細なエピソードで根拠づけしていくことも自己PRを作るうえでは大切です。

 

「創造力の高さ」は「多様な価値観に触れた経験」と結びつける

「創造力」の部分にも高い得点が出ていますね。これはどのように解釈しますか?

「海外留学」や「世界青年の船」を通して多様な価値観に触れたことで、「自分が持っていた固定観念(自分の常識=世界の常識)」を取り払えたことが、創造力の高さに出たのではないでしょうか。一度留学しただけでは分からなかった部分が、「世界青年の船」を通して理解できたりもしたので、「興味をもって挑戦する経験を重ねたこと」が診断結果に繋がったのだと解釈しています。

 

「柔軟性の高さ」は「相手の意見や言い分、考え方を受け取る姿勢」と結びつける

「柔軟性」の項目はどのように解釈しますか?

部活の経験が大きいですね。チームで取り組むスポーツを長くやってきたので、色々な考え方や価値観に触れていく中で「自分の意見を押しすぎてもダメだ」という気付きが多くありました。他にも「世界青年の船」での長期共同生活の経験が、「相手の意見や言い分、考え方を受け入れる姿勢」をより確かなものにしていったのではないかと思います。

 

点数の低い項目は「困った経験」や「後悔していること」と結び付けていくのが良い

では、次に点数の低い項目について解釈していきましょう。例えば「課題発見力」という項目が低く出ていますが、これによって「困った経験」や「後悔していること」などはありますか?

多くの価値観に触れたことで、他人と自分の考えに違いがあることが当たり前と考えるようになりました。他者との違いを良くも悪くも割り切って考える傾向が強いため、「この人のこういう部分は変えた方がいい」と感じることがないんですよね。「高い柔軟性」の代償として「課題発見力が低くなってしまった」と解釈しています。

 

Point:診断結果は「自分のエピソード」と結び付けられる項目を、自分の言葉に直して解釈すれば良い

適性診断の結果は、項目ごとの単語そのままの意味で解釈する必要はありません。

 

例えば今回のように、「課題発見力の低さ」を「多様な価値観に触れることで、他者の改善点に気付きにくくなってしまった」というエピソードに結び付けて自分の言葉で解釈していくことも可能です。

 

得られた材料をもとに自己PRを構成するキーワード作成のポイントは「企業が知りたい3つの問い」を意識すること

では、ここからはモチベーショングラフと適性診断結果をもとに、自己PRを構成するキーワードを作成してみましょう。
作成する際、「企業が何を知りたがっているのか」を意識することが重要です。

 

一般的に「企業が自己PRを通して知りたがっていること」は、以下の3つと言われています。

  • どんな人物なのか(能力・特徴・性格など)
  • 何を大切にしているのか(信念・価値観・ポリシー)
  • 将来どうなりたいのか(成長の方向性)

 

1つ目の「どんな人物なのか」は、学生がこれまでの人生経験から「何を学び」「どのような能力を得たのか」を知るための問いです。
企業は採用活動をするうえで「こういう人、こういう能力を持った人に入社してもらいたい」という指標を設定しています。
そのため、自社が掲げる採用したい人物像と学生の人物像が合致しているのかを知りたがっています。

 

2つ目の「何を大切にしているのか」は、企業が持つ経営理念やポリシーと学生の価値観・信念が合致しているか」を知るための問いです。
経営理念とはいわば企業の行動指針です。企業が大切にしていることや、企業の存在意義を共有できる学生を採用したいと考えています。

 

3つ目の「将来どうなりたいのか」は、学生がどういう環境で真価を発揮できるのかを知るための問いです。
企業にとって「どういう状況でモチベーションが上下するのか」「どういう仕事をすることで成長できるのか」「どんなキャリアを積みたいと考えているのか」を把握し、「人材が長期的に活躍できる環境に配置すること」も大切な役割の一つなのです。

 

上記3つの問いに対して答えるような形で自己PRを作成することが、理想的な形と言えます。

 

最初は「3つの問い」に適したキーワードの書き出しから始める

自己PRで大事なことは「いきなり綺麗な文章にしようとは考えずに、まずはキーワードから書き出してみること」です。

 

例えば、浅田さんの経験からキーワードをピックアップするのであれば、

【どんな人物なのか】

新しい物事に挑戦し続けてきた。また、それを楽しめる性格であり適応のために努力を惜しまない能力がある。

 

【何を大切にしているのか】

「チームで取り組み、何かを成し遂げること」「相手と尊敬しあい、認め合えるような空気感」を大切にしている。

 

【将来どうなりたいのか】

「新しい経験が出来る環境」「先輩や同僚とコミュニケーションがとれる環境」での成長が望める。

 

といった形になります。

皆さんも、「3つの問い」を参考に書き出したキーワードをもとに文章化・添削を繰り返し、プロフィールを仕上げていきましょう。

 

自己分析を通して自己理解を深め、プロフィールを通して企業に自分をもっと知ってもらおう

今回はインタビューを通して、モチベーショングラフと適性診断AnalyzeU+を使った自己分析の方法と、自己分析結果をもとにしたOfferBoxのプロフィール作成方法を紹介しました。

 

ざっくりとした手順をまとめると、以下のようになります。

【1】モチベーショングラフの作成

  • 幼少期から現在に至るまでの印象的な出来事を書き出す
  • 各出来事でのモチベーションの変動も書く
  • モチベーションが変動した理由を考察し、断片的なエピソードから詳細な情報を引き出す

 

【2】適性診断AnalyzeU+の結果を読み解く

  • モチベーショングラフに関連する項目を「ポジティブに解釈する」
  • 星印のついている項目はあえて別の視点から解釈し、言葉により説得力を持たせる

 

【3】実際にプロフィールを書いていく

  • 企業が知りたい3つの問いを意識する
  • まずはキーワードから書き出して、時間をかけて文章化していく

 

モチベーショングラフと適性診断AnalyzeU+を活用すれば、自己分析の精度が上がるだけでなく自己理解も深まります。そうすることで、自己PRをスムーズにかけるようになるだけでなく、「どんな環境であれば自分が活躍できそうか?」というあなたの就活の軸を見つけることも出来るでしょう。

 

企業に「あなた」という人間をより深く知ってもらうためにも、まずは自己分析を通して、自己理解を進めるところから始めてみましょう!