「面接でどういった話し方をすれば好印象を与えられるのか、悪い印象を与える話し方で気を付けなければいけないポイントはどういった点なのか」と思っている就活生もいますよね。
特に初めての就活は不安で、どのような話し方をしたらいいのか気になるところです。実際のところ、話し方の印象は合否の判断にも影響します。
この記事では現在、社会人として活躍する方の実体験を基に、面接で好印象を与える話し方のコツを例文も添えながら語ってもらいました。
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目次
「を」が抜けて カタコトのような 日本語に
はじめまして!
私は就職活動をする上で、多くの企業にエントリーし面接を受けました。
面接で好印象を与えるための話し方には、たくさんの注意点があります。面接を受け始めた当初は、緊張して思うような受け答えができず、最終面接まで進めませんでした。
しかし、どうしても入社したいという気持ちから面接の練習を積極的にするうちに、話し方のコツやポイントが分かってきました。
OfferBox就活カルタで「を」が抜けて カタコトのような 日本語に」という句があるように、緊張して変な話し方にならないためにはコツがあります。
変な話し方になると面接官の印象が悪くなってしまうので、好印象を与える話し方について例文を交えて説明していきます。
面接官に好印象を与える話し方のコツは?
そもそも、好印象を与えるためには最も意識すべきは「相手ファースト」であることです。
社会人になると、上司に報告をし、会議で意見を求められます。
営業として客先で打ち合わせをすることもあるでしょう。
いずれのケースも、主役は上司やお客様であり、自分ではありません。
あなたは「相手が求めること・知りたいこと」に対して、簡潔に説得力を持って答えなくてはいけません。面接においても、仕事においても、「相手ファースト」で話すことが重要です。
具体的には、面接官に好印象を与える話し方には以下4つのコツがあります。
- 面接ではまずは結論から話す
- ゆっくりした話し方を意識する
- 話し方に抑揚をつける
- 語尾までしっかり聞こえる話し方をする
これらのコツを具体的に説明していきましょう。
1.面接ではまずは結論から話す
面接では時間が限られているので、普段より簡潔にわかりやすく話を伝えることが重要です。私はこの話し方ができていなかったため、面接官に言いたいことが伝わらず、ただ長々と話を進めるだけになりました。
面接では結論から話し始めることで、どんな内容を話すのかが伝わりやすくなります。その後に「その理由は~」と続けてから、より詳細な理由を説明するようにしましょう。
2.ゆっくり話すことを意識する
いざ面接の場となると、どうしても緊張してしまい早口になるため、ゆっくり話すことが重要です。なぜなら、早口で喋ることで、面接官が聞き取りづらくなったり、落ち着きのない印象を与えたりしてしまいまうからです。実際に私も面接では緊張してしまい、面接官に何度も内容を聞き返されました。
その場では意識していませんでしたが、改めて面接の内容を振り返ると「緊張していて早口になっていた」ことに気付きました。
緊張すると誰しもが、気付かぬうちに早口になってしまうものです。そのため、自分が思っている以上にゆっくり話すことを意識し、話をする前に一度内容を整理した上で、話す練習をしましょう。
3.話し方に抑揚をつける
抑揚がないと棒読みで話している印象を面接官に与えてしまい、言葉に感情がないと捉えられてしまいます。あなたの感情が見えないと、どんなに企業に対して熱意があっても、面接官に入社に対する意欲が伝わりづらくなります。
特に、営業や接客といった職種は、お客様に対し物事を正確に、且つ熱意をもって伝える能力が重要です。対人能力を必須とする職種を志望する就活生は、抑揚をつける話し方を勉強してみましょう。
4.語尾までしっかり聞こえる話し方をする
語尾の「です」「ます」まで、はっきりと発音しないと、自信がないような印象を与えてしまいます。そのため、どんなに良い内容の話をしても、自信がない印象を面接官に持たれてしまい、好印象を与えることはできません。
面接では「です」「ます」まで気を抜かずにはっきりと発音しましょう。
面接で印象が悪くなる話し方は?
ここまでは面接官に良い印象を与える話し方を説明してきました。逆に、面接官に悪い印象を与えてしまうのは、どのような話し方でしょうか。
私の経験をもとに、面接官に悪い印象を与えてしまう「3つの話し方」を紹介します。
面接のときは語尾の言葉に注意する
「~なんですよ」や「~ですぅ」などの言葉遣いは、親しみを込めて話しているつもりでも、面接官に悪い印象を与えてしまう可能性があります。
実際に私も面接官との距離を近づけようと思い、「そうなんですよ」という言葉遣いをしていました。しかし、このような言葉遣いを面接でしたときには、落とされてしまうことが多かったのです。
面接はあくまでもビジネスの場だと捉え、しっかりとした言葉遣いをするように気をつけましょう。
面接官の言葉に対し相槌をは適切に行う
面接で相槌を適度に行うことは、相手の話をしっかり聞いているという印象を与えるためにとても重要です。しかし、相槌が単調になりすぎたり、バリエーションが少なかったりした場合、「話を聞いていないのだろうか」と悪い印象を与えてしまいます。
「はい」「そうです」などのバリエーションをつけて、面接官の目を見てはっきりと相槌を行いましょう。
話し始める前のくせに気を付ける
多くの就活生が、話し始める前の口癖があると思います。私の場合は「そうですね」が口癖になっており、面接官の質問に対して「そうですね。私の志望動機は~」という言葉遣いをしていました。そのような、話し始める前の口癖は、面接官に悪い印象を与えかねません。
自分の口癖を認識する方法としては、親や友達と面接の練習をする際に、口癖を指摘して貰うという方法があります。また、話し方を録音して聞き返してみるのも効果的です。自分でも認識していなかった口癖に気づくことができます。
特に「えー」や「んーっと」などの口癖は、面接官が聞きづらくなるので気をつけましょう。
面接での話し方の例を紹介
ここからは、「具体的に、面接のときにどのような話し方をすればいいのかを知りたい」と思っている就活生に、例文を紹介していきます。
自己PRの話し方の例文
結論「私の長所は目標を定めて、その目標をやり遂げるまで諦めない姿勢です。」
理由「なぜなら私は幼い頃から、目標をやりとげることが、自分の成長にもつながると思っているからです。」
事実「例えば、私は高校2年生の夏休みに大学の体験授業に参加し、そこでの学びに感銘を受けました。そして、その大学へ入学することを目標に掲げ、高校2年生の秋から1日15時間の勉強を続けました。部活動との両立は難しくもありましたが、朝時間など限られた時間を有効に使うことで、志望大学に現役で合格することができました。この経験を通じて、スケジュールを管理し物事を効率的に進める重要性を学び、その後は時間管理を意識して行動するようにしています。」
志望動機の話し方の例文
結論「私は御社の技術職を志望しています」
理由「なぜなら、極限環境下で活躍するロボットを開発する御社の高い技術力、そして「人と共存するロボットの開発」という御社の掲げる方向性に強く共感したからです。」
事実「幼少時代に参加したロボット教室での経験を通じ、「強いロボット」を作ることに興味を持ちました。以来、大学においても「社会貢献×強いロボット」をキーワードにロボットの研究を行ってきました。
御社の技術は、人間が立ち入ることのできない極限環境下で作業をするロボットに応用され、世界の至る所で活躍していると聞いています。
先日、御社で技術職としての活躍されている方のお話をお伺いし、その高い技術力だけでなく「●●」という点が、まさに私が目指すエンジニアの姿と合致し、非常に感動いたしました。
御社に入社した際は、更なるロボットの可能性を生み出すべく、貪欲に学び、貢献出来るように仕事と向き合っていきたいと考えています。」
面接の話し方のコツをつかむための練習方法は?
面接官に好印象を与えるためには、面接での話し方に慣れることが大事です。ここでは話し方の練習方法を紹介していきます。
誰かに協力してもらい本番に近い形で練習する
面接の練習方法として一番効果的なのは、やはり、親や友人に協力してもらい本番に近い練習を行うことです。その際は「これは面接の本番なんだ」という気持ちで取り組むようにしましょう。
面接では想定外の質問をされることがあるため、「自分を動物に例えると、何の動物ですか?」というような、独自の質問内容を協力者に用意してもらいましょう。
話し方を録音して聞き返してみる
自分がどういった話し方をしているのかを知るために、録音・録画することも大切です。私はこの方法で、自分の口癖や話し方に抑揚がないことに気付きました。
最近ではスマホの動画撮影を使って、話し方の他に、自分の表情を確認す見ることもできます。やってみると、思っている以上に良い話し方ができていないことに気づくかもしれません。
最初は恥ずかしく感じるかもしれませんが、録音や動画撮影を上手く活用して、気付いていない自分の「癖」を認識するようにしましょう。
想定される質問はスムーズに答えられるように練習する
面接官に聞かれる想定内の質問は、スムーズに答えられるように練習しておくと良いでしょう。私は何社も面接を受けているうちに、絶対に聞かれる質問がわかりました。
そのため、事前に答えを考えておくことで、緊張せずにハキハキとした受け答えができました。
質問内容は企業によって違いますが、「自己PR」と「志望動機」は必ず聞かれます。相手を納得させられる答えと、その答えに対してさらに質問された場合の対策をあらかじめ用意し、自信をもって答えられるように練習しておきましょう。
まとめ
面接において、「話し方」は面接官のあなたに対する印象に大きな影響を与えます。そのため、以下のポイントに気を付けるようにしましょう。
- 結論から話す
- 抑揚を付けて話す
- 語尾はしっかりと発音する
- 口癖を意識する
話し方は、意識することでいくらでも上達することはできます!
この記事を参考に、あなたの「話し方」に気を配ってみましょう。そうすることでより、あなたらしさを面接官に伝えらやすくなるでしょう。
※記事協力:就活塾 キャリアアカデミー
キャリアアカデミーは、就活生一人ひとりが自分にとっての「納得の内定」を獲得できるようにサポートする東京・池袋の就活塾。
元人事・採用経験者や、国家資格キャリアコンサルタント保有者など約20名の講師を揃え、就活のノウハウを伝えるだけにとどまらず、「社会人として求められる能力や考え方」の向上をめざした指導を目指す。