成功体験を面接でアピール!答え方やポイント・回答例を徹底解説

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新卒の就職活動において「あなたのこれまでの成功体験を教えてください」という質問は定番です。

「成功体験って何を話せばよいの?」
「成功を感じた体験なんて私には無いよ」
などと、悩んでしまう方も多いと思います。

この記事では、現在、社会人として活躍する方に、なぜ面接官は学生の成功体験を質問するのか、どのような成功体験をどのように話せば良いのかについて語ってもらいました。

さらに、成功体験の例も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

 

面接で 代表経験 皆あり


はじめまして!
私は就職活動中にたくさんの企業の面接を受けてきました。
大学生時代にしていた塾講師のアルバイトで、中学生の生徒の成績をアップさせた経験があったので、これを成功体験として面接で話しました。
すると、私が話したあとで、別の学生がほとんど同じ内容を話しました。
私と成功体験の内容が被り、「私の印象が薄くなってしまう…」と悔しい思いをしたのを覚えています。

ここでは、面接官に印象の残る成功体験について説明していきたいと思います。

 

なぜ学生時代の成功体験を聞かれるの?


そもそも、なぜ面接官は学生の成功体験について聞くのでしょうか?
実は、この質問を通して面接官が知りたいことは「成功したかどうか」ではありません!
それでは、面接官がこの質問をする意図について、解説していきます。

 

どのような「目標」を立てたのかを知りたい

成功体験について質問する意図の1つは、「どのような目標を立てたのか」ということです。

入社して仕事を始めると、「今月の目標は売り上げ1000万円!」といった事業部全体の目標から、「1ヶ月で営業電話は100件かける!」「自分の考えた企画を1本通す!」などの個人の目標まで、さまざまな目標に向かって努力することになります。

そのため、成功体験を聞くことで「この学生は成功にいたるための目標を適切に設定できるのか?」という点を知ろうとしているのです。

 

成功体験の「過程」を知りたい

目標を達成するまでには、さまざまな過程が存在します。
同じ目標であったとしても、その過程は人によってさまざまです。

企業側は成功体験の過程を聞くことで、この学生は、「目標を設定したらすぐに行動に移すタイプなのか」「必要な知識、物品をしっかり用意してから行動するタイプなのか」「何度失敗しても何回もチャレンジする根性を持っているのか」などを判断し、自社の社風に合っているかを見ています。

 

どのような「価値観」を大事にしているのかを知りたい

どんな学生でも学生時代にさまざまな体験をしています。サークル活動であったり、アルバイト、ボランティア活動やインターンシップや大学内の研究活動など多岐に渡ります。

そのようなさまざまな体験の中で、どのような思いで活動してきたのか、何を大切にしてきたのか、何を感じどんな学びを得たのか、それらは人それぞれ異なります。

「あなたの成功体験はなんですか?」という質問で重要なのはどのような成功をしたかではありません。
企業は「学生がどのような経験をし、その経験からどのようなことを感じたのか」、学生の価値観を知ろうとしているのです。

この価値観と企業の理念が合う人材かを見極め、自社で活躍できるか、ミスマッチですぐに辞めてしまわないかを測ります。

つまり、企業側は、就活生と企業の価値観の違いを防ぐために「成功体験」を聞いています。

 

成功体験がない人はいない!?


面接で成功体験について聞かれると知って、「私に成功体験なんてないよ、どうしよう」と、頭を抱える学生は多いと思います。私も、就活当時は同じように頭を抱えました。

しかし、成功体験がない人はいません。
「勉強を継続することで成績が上がった」でも、「1ヶ月間、毎日自炊をした」でも、なんでも良いのです。
なぜなら、前項目で説明したように、企業が知りたいのは成功の大小ではなく、「どのような目標を立てたか」「どのような過程を辿ったか」「どのようなことを感じたか」を知りたいからなのです。

ここからは、成功体験がないと悩んでいる人のために、成功体験を見つける方法を解説します。

 

成功体験の見つけ方

成功体験を見つける第1歩は自己分析です。

まずは成功と言える結果を中学時代までさかのぼり、学歴別に書きだします。
些細だと感じることでもかまわないので、以下のように思いつくままに書き出してみましょう。

大学 :希望のゼミに所属できた。ひとつも単位を落とすことなく履修できた。
高校 : 受験で志望校に合格した。3年間部活を継続することができた。
中学 : 定期試験で良い点数を取れた。1日も遅刻せずに登校することができた。

次に、書き出した結果1つひとつに対して、以下の3つの事項を考えていきます。

・始める前にどのような目標を持っていたか
・成功までどのような過程を辿ったか
・どういう点で成功だと感じたのか、成功してどう感じたのか

書き出したものを見つめて、どの体験がいちばん自分にとって大きな出来事だったのか、どの体験がいちばん伝えたいのかを考え、3つ程度に絞っていきましょう。

次に、発見した自分の成功体験を文章化していきます。以下では、成功体験をどのように伝えるかについて解説していきます。

 

成功体験の伝え方


ここでは自分の成功体験を面接でどのように話すか、その回答方法を解説します。

 

1. 成功体験の結論を述べる

まずは成功体験の結論を簡潔に述べます。
ビジネスの場において、結論から話すことはとても重要です。
面接では、そのような社会人としての基本ができているかについても見られています。さらに、最初に結論を述べることで、面接官はたとえば「これから定期試験の成績を上げたことについて話すのか」というように、聞く準備を整えることができます。

「私の成功体験は高校の定期試験で平均60点だったのを80点まで上げたことです。」「大学のゼミで報告した内容を教授に絶賛されたことが成功体験です。」など、50文字以内にまとめるとわかりやすくなります。

 

2. 成功までの過程を述べる

結論を端的に述べたあとは、成功に至るまでの過程を具体的に説明します。
そのとき5W1H(いつ、どこで、誰が、どのように、何を)を意識して話すと、相手に伝わりやすいです。

「株の運用を行い自身の元手を3倍にした」という成功体験を例にすると、以下のようになります。

「私の学生時代の成功体験は、勉強した株の運用で、自身の元手を3倍にしたことです。

私は経済学部に入学して株に関する講義を受講した後、自身でもやってみようと考え、元手を3倍してみようと目標を立てて運用を開始しました。

アルバイトで貯めた10万円を元手に、○○株式会社の株を購入し、日々株価の値動きを観測しました。はじめはどのように運用すれば良いのか分からず、何度も損をすることがありましたが、多くのニュースや記事を見て学習するだけでなく、講義で習った内容を思い出して応用したり、思い切って教授に相談して解決を図りました。

そのおかげで、1年後には購入した株が3倍となり、目標を達成することができました。この経験より、資産の具体的な運用方法はもちろん、壁にぶつかったときはこれまで学習した基本内容に立ち返ることや有識者に相談してみることは重要であると学びました。」

このように述べると、目標と達成までの過程を詳細に、簡潔に伝えることができます。

 

3. 成功体験から学んだこと、今後どう活かすかを述べる

最後に、成功体験から気づいたことや学んだこと、この経験を通して企業で活かせることについて、説明します。
このとき、「成功して良かったです」で終わらないようにしましょう。

成功体験から学んだことを理解し、次の対策を立てることができるビジネススキルの片鱗を持っているかも見られています。

 

面接官が興味を引かれる成功体験例


「成功体験はなんでもいい」と説明しましたが、面接官も人なので、それぞれの面接官によって興味が引かれる成功体験例というものがあります。

 

面接官によって興味関心は異なる

企業の規模にもよりますが、就活の面接は平均3回程度です。
各面接の担当は、以下のようになる場合が多いでしょう。
・一次面接 : 新卒採用担当の人事
・二次面接 : 学生が志望する部署の上長(部長、課長クラス)
・最終面接 : 企業の社長、もしくは役員

面接官が人事担当の場合は、専門的な内容より、勉強や生活、部活動など、多くの人が理解しやすい内容にすると良いです。

二次面接では、面接官は志望部署の上長が担当である場合が多いので、その部署と関係がある内容が良いでしょう。
たとえば、技術開発事業部であれば自分の卒業制作について、営業事業部であれば人と接することについてなどです。
今までの自分もまったく関係が無い事業部を受ける場合は、成功体験から学んだことを志望部署でどう活かすか述べるとよいです。

最終面接は社長や役員が出てくる場合が多いです。
この時は、話す成功体験のテーマについて何でも構いません。
ただし企業理念と自分の価値観がマッチしているかは厳しく見られるので、「どのような目標を立て、そのために何をして、どう感じたか」ということは、はっきり伝えましょう。

 

学部生でも院生でも就活した私の実体験

ここからは私の体験についてお話します。
私は学部生と大学院生のどちらでも就職活動を行いました。
学部生と院生では、面接官に伝える成功体験を少し変えた方がいいと感じたので、紹介したいと思います。

ただし、あくまでも私の体験なので、参考程度に留めていただけければと思います。

 

学部生は学業以外の成功体験を話そう

私は理系学部だったので、大学の講義や実験での成功体験を面接で話していました。
そのとき何人かの面接官からは、「学業以外の成功体験はありますか?」「大学の勉強以外で成功体験を教えてください。」と言われました。

学業面で努力するのはみんな同じです。
アルバイトや部活、私生活など、学業以外の成功体験も話せるようにしておくのがおすすめです。

 

大学院生は自身の専門性を主体に話そう

大学院生の就活面接では、そのとき取り組んでいた研究テーマに関しての成功体験を話すことが多かったです。

そのとき「研究に対してどのようにアプローチしているの?」「現時点の結果から、研究は成功しているの?」と多く聞かれました。

研究テーマの進め方は、企業の仕事内容と進め方に似ている箇所があるため、学業での成功体験について求められることが多かったと考えます。

 

まとめ

本記事では、就職活動の面接でよく質問される成功体験に関して解説しました。

成功体験を話す上でのポイントは以下の3つです。

・どのような目標を立てたか
・目標に向かってどのような過程があったのか
・成功体験を通じて何を感じ、学んだのか

この3点を意識して自身の成功体験を分析し、面接で回答すれば万事OKです。

また、成功体験がないと悩んでいる人は、中学時代までさかのぼり、ささいなことでもいいので、成功したと感じることを書き出してみてください。

就活の面接を成功するためにしっかり準備しましょう。