これでもう悩まない!文系女子におすすめの就職先の探し方!

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こんにちは。新卒採用イベント会社で学生の就職活動を支援している森です。
年間約500名の学生と面談をしている筆者が、文系女子と話をしていると「文系女子の就職先が少ないのではないか」「文系女子の自分が就職できるのか不安」という悩みをよく聞きます。

もし不安に思っている方がいたら安心してください。文系女子の就職活動は全く不利ではありません。また、不安を解消する方法もあります。
本記事では、文系女子として就職活動をしても全く不利と感じなかった筆者が、文系女子が不利ではない理由から就職活動の進め方まで徹底解説します!

文系女子の就職活動に対するお悩みは?

文系女子は就職活動に対してどのような悩みがあるのでしょうか?また、冒頭でお伝えしたように、本当に文系女子は就職活動において不利ではないのでしょうか?
そういった疑問を解き明かすために、まずは文系女子とはどういう人かを改めて認識合わせをしていきましょう。

文系女子とは

本記事での文系女子は、文系の学部に通っている女子学生のことを指します。学部としては法、経済、商、文、教育(文系科目)などが該当します。

就職活動で活かせるような専門的なスキルは少ないものの、本を読むことや情報を得ることが得意な人が多いです。感受性が豊かでコミュニケーションスキルが長けていたり、考える能力が長けていたりするのが特徴です。こうした特徴に該当している人は、本記事のような情報をしっかり読み込み、就職活動への準備を進めていくのが得意なケースが多いです。

文系女子の就職活動って不利なの?

さて、文系女子の認識をすり合わせしたうえで、実際の悩みを紐解いていきましょう。
文系女子は就職活動に不利なのではないかという相談をよく受けますが、実際は不利ということはありません。

具体的に、「就職先として職種は事務職、営業職など。業界は金融業界、広告業界、航空業界などに限られているのではないか…。」という声もお聞きするのですが、機械メーカーやIT業界も含め、就職できる職種や業界は幅広くあります。本記事で紹介する方法で就職活動を進めていけば、自分の進みたい道にチャレンジすることは可能なのです。

まず、本章では文系女子が不利ではない理由をお伝えします。

採用実績の男女比率

はじめに、男女比率の採用実績を公開している企業やニュースを見てみてください。確かに、一部男子学生の採用率が高い企業はあるかもしれませんが、男女の採用率が五分五分の企業が多くあることをお分かりいただけるのではないでしょうか。
むしろ、企業の中には女子学生の採用率が高い企業もあるのですから、一部男子学生の採用率が高い企業があっても気にしないでください。押し並べてみれば、採用実績の男女比はほぼ半々になるはずです。

「とは言え、女子の採用数は少ないのではないのか…。」と不安に思っている方がいるのであれば、学校で例えてみるとわかりやすいかもしれません。上記でご紹介した採用比率の違いは、学校でいう共学か、男子校と女子校で男女の入学数が違うような差です。しかし、日本全体を見れば、男子学生と女子学生の数はほとんど同じですよね。それと同じような構図です。

日本の制度

次に日本の制度から、女性の社会進出が奨励されていることをお伝えします。

日本の雇用制度には、男女間で差別をしていけない法律がいくつかあります。
男女雇用機会均等法では、労働者の募集及び採用に係る性別を理由とする差別を禁止し、男女均等な取扱いを求めています(法第5条)。企業において募集・採用に携わるすべての方へ男女均等な採用選考ルール

また、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」として2016年に施行された女性活躍推進法もあります。女性が働きやすい職場づくりを推進する法律で、行動計画を策定して届け出をおこない、推進状況が一定の基準を満たした企業は、厚生労働大臣が認定する「えるぼし認定」を受けることができます。を得ることができます。
女性活躍推進法特集ページ(えるぼし認定・プラチナえるぼし認定)

上記でご紹介した法律により、国の制度としてもどんどん女性が働きやすい方向に向かっていることがお分かりいただけるかと思います。

企業が学生に求めていること

最後に、企業が学生に求めていることから文系女子の就職が不利ではないことをお伝えします。

詳しくは後述しますが、企業が学生に求めていることは、入社後に活躍してくれそうかどうかです。具体的には、業務でその学生の強みを活かせそうか、物事に真摯に向き合いつつ頑張れるかなどから判断しています。その判断に男子か女子かという判断基準は必要ないのです。

文系女子の先輩が語る「不利と思ったことはない」

本記事を書いている筆者は、文系女子です。しかし、就職活動を進めていくにあたって不利だと思ったことはありませんでした。
理由としては2つあります。

1つ目は「女子だから」という理由で、選考に影響が出たという経験が一切なかったからです。
上述したように男子と女子で、企業が学生に求めている資質・能力は基本的に変わりません。もちろん、力仕事など体格や筋肉量が大きいことが求められる職種は一部例外になりますので、私がそういった例外の業界を受けていなかったということもありますが、それ以外で男女間の違いを感じられる問いや選考通過理由、選考お見送り理由はありませんでした。

2つ目は「文系だから」という理由で、選考に影響が出たことがなかったからです。
上述したように男女間だけでなく、文系という分野でも企業が基本的に学生に求める資質・能力は他の分野と変わりません。文系が不利ではないことの詳細は、以下の記事に書いておりますので気になる人は読んでみてください。
理系に比べて不利は間違い!文系の就職事情から就活の仕方まで徹底解説!

 

就職活動では自分の特徴をアピールすることが大事!

先ほどの章で、文系女子が不利ではないことをお伝えしました。続いて、文系女子である自分の特徴や強みを、効果的に企業に伝える方法を考えていきましょう。
この章では、自分の特徴をアピールするうえで、どのような内容を考えたらいいのかをお伝えします。

文系女子の自己PRについて

基本的に、「文系だから」「女子だから」という理由で、自己PRの方法を変える必要はありません。自分の長所や特技など含めて、自分が企業に入社した後に貢献できそうな点をアピールすることが大事になります。

例えば、冒頭でお伝えしたように、感受性が豊かでコミュニケーションスキルに長け、周りの人と仲良くなることが得意な点や、考える能力が長けているために作業の効率化を進められる点などは、アピール材料として使うことができます。アルバイトやサークル活動で、上述の力を発揮した経験を語ることができれば、貢献イメージもつきやすくなります。

自己PRの書き方については以下の記事でも解説しておりますので、書き方を詳しく学びたい方はご覧ください。
採用担当者に「コピペでしょ」と言わせない「自己PR欄」の書き方|「論理の三角形」を活用してみよう

これから進んでいきたいキャリアについて

女性特有のライフイベントに対する考え方ついて聞かれる可能性はゼロではありません。聞かれた際は、しっかりとそれらイベントを考慮した理想のキャリアを採用担当に伝えていくことが重要です。

一方で、キャリアの考え方に正解はありません。就職活動で自分の理想のキャリアを伝える目的は、将来自分が生き生きと働くことができる環境を見つけるためです。
そのため、嘘を伝える必要はありません。

次の章では女性ならではライフイベントを考えた、仕事を選ぶ物差しについてお伝えします。

 

文系女子が考えるべきキャリアの質問5問

キャリアに深く関わるライフイベントには、結婚・出産・介護などがあります。こうした大きな節目だけでなく、日々どんな風に暮らしていきたいかを考えることはとても大切です。
入社をする時点では不確定な要素も多いですが、現時点で自分が望む将来像を叶えられそうかは、仕事を選ぶ上で気になるポイントとなるでしょう。
今回は質問形式で、仕事の選び方のポイントを、仕事選びの軸が定まりやすい順番でお伝えします。併せて、企業へのおすすめの聞き方も記載しています。
なお、下記に記載している働き方やキャリアについては、正解の選択肢はありません。「自分に合うものは何かという基準で読み進めてみてください。

また、選考を受ける企業の働き方やキャリアについての考え方が、自分とマッチしているかを判断するための基準も記載しているので、参考にしてみてください。

第1問:定時で帰りたいか

まずは仕事を定時で帰りたいか、帰りたくないかによって、仕事選びの大枠な分類が可能です。
仕事以外のプライベートを大事にしたい人でもいれば、若いうちはプライベートの時間を削っても仕事を頑張りたい人もいるでしょう。

【企業へ確認する際、おすすめの聞き方】

  • 企業全体として平均残業時間がどれくらいありますか?
  • 1日の仕事内容はどのように決めていきますか?(その日の仕事量が明確に決まっている仕事は、就業時間に波がないことが多い)
  • 緊急の仕事が入ることもありますか?

定時で帰りたい人も、帰らなくてよい人も、次の質問に進みましょう。

 

第2問:結婚後も仕事をしたいか

次に、結婚をした後も仕事をしたいか、したくないか考えてみましょう。
今考えている将来像が「結婚しない」という人は→一気に第5問まで進んでください。
一昔前まで、結婚後は専業主婦となり、家事全般をこなすことで家庭を支えることが一般的でした。しかし、今は共働き世帯も増え、女性が仕事をすることも当たり前になっています。そのため、結婚後も同じ企業で仕事をすることを、視野に入れる人は多いと思います。

【企業へ確認する際、おすすめの聞き方】

  • 企業で働いている女性社員の中で既婚率はどれくらいいますか?
  • 結婚した後に続けている人はどれくらいいますか?

結婚後も仕事を続けたい人→第3問に進みましょう。
結婚後は退職したい人→第4問に進みましょう。

 

第3問:出産後、仕事に復帰したいか

出産後、仕事に復帰したいか考えてみましょう。ここでの「復帰」とは、産休・育休取得後に元々いた企業で働くことを指します。
現時点で考えている将来像が「子供を持たない」という人→第5問まで進んでください。

復帰するには、パートナーやご家族などが子供を見てくれるケースを除き、子供を保育園や託児所に預けることが一般的です。育休の期間は会社によって異なりますが、その範囲内の復帰であれば、入社面接等をせずに、仕事に戻ることができます。

子どもに常に寄り添って自分の手で育てるために、出産のタイミングで退職する人もいれば、仕事に戻る人もいます。
出産後、男性が育児休暇を取り、女性がフルタイムでの業務に復帰するというケースも増えています。

それ以外にも、パートやアルバイト、派遣という形態で、時間を短くして働くという選択肢もあります。時短勤務が可能な企業であれば、就業時間を変えて、結婚前と同じ企業で働く人もいます。自分の望む将来像に合う、結婚・出産後の働き方を考えてみましょう。

【企業へ確認する際、おすすめの聞き方】

  • 産休取得率はどのくらいですか?
  • 育休後に復帰されている人はどれくらいいますか?
  • 時短勤務をされている方はいますか?

出産後の退職を考えている→第4問に進みましょう。
出産後の復帰を考えている人→第5問に進みましょう。

 

第4問:結婚・出産後も「在宅」で仕事をしたいか

結婚や出産後、退職はするもののその後「在宅」で仕事をしたいか考えてみましょう。
上記でも触れましたが、パートやアルバイト、派遣という形態であれば、年齢や仕事のブランク期間問わず、比較的容易に働くことが可能です。ただし、その場合は一定の拘束時間が生じるため、空いた時間で好きな分だけ働くということは難しくなります。また、その時間帯は子供の面倒を誰かにみてもらう必要があります。

それに対し、業務委託やフリーランスといった形態の場合、在宅でできる仕事が多く存在します。また、「依頼されたものを納品する」という契約のものが多いため、好きな時間に仕事をしやすいです。

もし、出産を機に退職をしたものの、在宅で仕事をしたい場合は、在宅でも仕事が可能なスキルを前職で習得しておく必要があります。例えばプログラミング、デザイン、ライティングなどが、在宅でもしやすい仕事となります。

【企業へ確認する際、おすすめの聞き方】

  • この仕事をすることで具体的に取得できるスキルはどんなものがありますか?
  • 大体どれくらいで一人前といえるスキルが習得できますか?

 

第5問:出世したいか(管理職・幹部役員になりたいか)

仕事を続ける中で、昇進し、管理職や幹部役員になっていきたいかも考えてみましょう。

現場の仕事が好きで、あまり昇進に興味のない人もいれば、役職を高めつつより企業や社会に影響を与えられるような仕事を目指す人もいるでしょう。

【企業へ確認する際、おすすめの聞き方】

  • 幹部役員の中に女性はいますか?
  • 女性の管理職はどのくらいの割合いますか?
  • お子さんのいる女性管理職はいますか?
  • 女性管理職の方とお話をすることはできますか?

上記でご紹介した仕事の選び方の観点をもとに、自分の目指す働き方や、身につけたいスキルのイメージはつきましたでしょうか?
ただし、何度もお伝えしているように、日々の暮らし方や仕事の選び方は人によって異なりますし、正解はありません。仕事を大事にしたい人も、プライベートを大事にしたい人も、それぞれ大事にしたい観点から企業へ質問をしつつ、自分に合った仕事選びをしていただければと思います。

就職活動は、OfferBoxを使って自分に合った企業に出会おう!

本記事では文系女子の就職は不利ではなく、しっかりと自己分析をして、歩んでいきたいキャリアを踏まえて仕事を選べば、様々な選択肢があることをお伝えしました。自己PRや目指す将来像が明確になったら、OfferBoxを使って企業に自分をアピールすることをおすすめします。
考えた自己PRや将来像をプロフィールに載せることで、企業からオファーをもらうことが可能です。

OfferBoxならありのままの自分をPRできる!

OfferBoxなら、ありのままの自分を効果的にPRすることができます。文章だけではなく写真も載せることができるので、履歴書やES(エントリーシート)では出せない普段の自分をアピールすることが可能です。
文系女子の場合は、バイトやサークルなど多岐にわたる経験をしている人も多いと思うので、写真で普段の様子をお伝えしつつ、企業に自分の活躍イメージをもってもらうことができます。

OfferBoxなら今後の目指す働き方をアピールできる!

さらに、OfferBoxでは自己PRだけでなく、歩んでいきたいキャリアや目指す将来像についてもアピールすることが可能です。
企業は、プロフィールに書かれた将来像を見てオファーをするので、「進んでいきたいキャリアと面接を受ける企業の方向性が、全く異なっている」というリスクは生じづらくなります。

本記事でご紹介した通り、文系女子だからといって就職活動に悩む必要はありません。
キャリアに深く関わるライフイベントの選択や、日々どんな風に暮らしていきたいかの選択は人それぞれです。自分が選びたい選択肢を実現できそうな仕事選びを是非おこなってみてくださいね。

(書いた人)
森瑞貴
Twitter:https://twitter.com/mooleesan
新卒採用イベントを運営している株式会社ジースタイラスで年間500人ほどの学生と面談をしつつ、企業支援も経験。現在は株式会社AppBrewでアカウントプランナーとして働いている。