面接で「最近のニュースで気になること」を聞かれたら?就活生におすすめの情報キャッチ方法・正しい答え方

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就職活動の面接では「最近のニュースで気になる話題は?」、「いま関心のあるニュースは?」などと質問されることがよくあります。どのようなニュースを選び、どう答えると好印象なのか、解説していきます。

Contents

「最近のニュースで気になること」について面接で質問される理由

企業が採用面接で「最近のニュースで気になること」を聞くのには理由があります。ポイントを3つに絞って考えてみましょう。

面接で質問される理由①最近のニュースに対する情報の感度が高いかどうか

社会の動きはめまぐるしく、日々、変化しています。企業にとって社会の動向や将来の展望を捉えることはビジネスの発展に欠かせないのはもちろん、事業の方向性を見誤らないためにも重要です。複雑化する社会において、情報感度の高い人材を求めるのは当然の流れだと言えます。

国際情勢、テクノロジーの進歩、環境問題、ダイバーシティやSDGs(持続可能な開発目標)に関連する動向など、現代社会をひも解くキーワードは多岐にわたります。このような多くの事柄に対して関心を持っているのかを確認するためにニュースに関する質問をするのです。

面接で質問される理由②選んだニュースから興味・関心・個性・人となりを知りたい

日々起こるニュースの中から「最近の気になるニュース」を選び、意見を述べてもらう質問なので、企業は学生が何に興味・関心を持っているのか、そこから学生の個性や人となりを知ることができます。就職活動という将来の仕事を選ぶ過程において、どんなニュースが気になり、面接という場で何を選ぶのかは、企業・仕事選びに関する興味・関心の方向性や高さが見えてきます。

面接で質問される理由③最近のニュースに対する自分の考えを言語化できるか

企業が最も注目しているのは、そのニュースに対して自分の考えをきちんと言語化できているかどうかです。同じニュースを選んだ学生が複数いた場合でも、なぜそのニュースを選び、何を思ったのか、考えはそれぞれ違うはず。単にニュースを詳しく解説する知識を披露するような内容ではなく、自分なりの意見や視点を誠実に語れる人材を企業は求めています。

いつのニュース? どのような話題がいい?

「最近のニュースで気になること」に関する対策において、知っておきたいポイントを解説します。

いつごろのニュースなら「最近」といえる?

就活時の面接で「最近のニュースで気になること」について尋ねられる場合、明確に「3カ月以内のニュース」など指定されることはめったにありません。「最近」がどれぐらいの期間を指すのか、捉え方は人それぞれですが、おおむね2、3カ月以内のニュースであれば「最近」と考えて大丈夫でしょう。

面接でピックアップを避けたい最近のニュースとは

取り上げるニュースの内容は基本的に自由ですが、さすがに芸能ニュースや反社会的なテーマは避けたいところです。またスポーツニュースの場合は、社会の動向やビジネスと絡めて語れる内容なら良いのですが、単に感想を述べる程度なら避けた方が無難でしょう。

また政治や宗教、思想的なニュースは意見や立場が分かれるデリケートなテーマなので、あえて面接で取り上げない方が良いとされています。

面接官に印象づける最近のニュースとは

入社を希望する強い意気込みを伝えるためにも、志望業界に関するニュースはチェックしておきたいところです。例えば製造業なら環境問題やDX(デジタルトランスフォーメーション)の話題などが考えられます。

また社会全般の課題として、ダイバーシティやSDGs(持続可能な開発目標)も話を広げていきやすいテーマです。環境問題への対応やジェンダーギャップ解消など、志望企業が力を入れているテーマを事前に調べたうえで、関連ニュースを探ると良いでしょう。

一方、自分にとって関心の薄い話題を無理に取り上げると、面接で話が続かなくなる恐れもあります。追加質問でニュース選定の理由や、その話題に関する知識や意見を深掘りされることもありますので、ある程度、自信を持って語れるニュースをピックアップすることをおすすめします。

最近のニュースはどこでキャッチすればいい?

面接時の質問「最近のニュースで気になること」に備えて、情報はどこで入手すればいいのでしょうか。新聞、雑誌、テレビ、インターネットサイトなど媒体はさまざまありますが、いくつかのアイデアをご紹介します。

最近のニュースをキャッチするため、上手に利用したいネットメディア

WebサイトやSNSでニュースをチェックしている人は多いと思いますが、ユーザーの好みや興味に合わせたおすすめの情報が検索や閲覧履歴などから自動的に表示されている場合があるので注意が必要です。

例えば友人と同じニュースサイトを見ていたとしても、トップページに表示される記事がそれぞれ異なっていることはよくあります。記事がパーソナライズされているのは便利ですが、気づけば興味・関心の薄い分野の記事は目に入らない、ということにもなりかねません。

また偏った見解で報じているニュースや、フェイクニュースがSNSで広がることもあるので、信ぴょう性のある記事かどうかはしっかり見極めましょう。

とはいえ、新聞・通信社が配信するニュースを一覧にまとめているYahoo!ニュースなどは利便性が高いので、上手に利用したいものです。

広く最近のニュース情報を得るなら新聞がおすすめ

新聞は、インターネットのニュースサイトにはないメリットもあります。例えば新聞は社会、経済、文化、国際情勢などについて満遍なく情報を掲載しており、見出しを追うだけでも広く社会の動きについて知ることができます。パーソナライズされていない分、普段は関心のない記事も自然と目に入る点が就活におすすめの理由です。

また話題のニュースや新しい用語について分かりやすく解説された記事もあります。教養やビジネス感覚を身に付けたいとき、新聞が有効なツールであることは間違いありません。

ビジネスや就活・面接に役立つ日本経済新聞

就職活動のためによく読まれているのが日本経済新聞です。時事問題はもちろん、経営トップのインタビューや商品開発秘話などビジネスにおいて参考になる記事が多く掲載されています。

経済を知るための新聞、というイメージがあるかもしれませんが、カルチャーやサイエンスの記事もしっかり盛り込まれているので、教養を深めるうえでもおすすめです。企業関係者の多くが日本経済新聞を購読していることから、同じ視点を持てる点でも就活時には役立ちます。

新聞は紙面で読んだ方が、見出しやスペースの大きさなどから、その記事の注目度を測ることができます。電子版の「紙面ビューアー」機能を使えば、パソコンやスマートフォンなどでも紙面のレイアウトそのままで読むことができます。

また電子版で興味・関心のあるテーマやキーワードを登録しておけば、自動的に記事を収集してくれたり、気になった記事はスクラップできたりする点でも利便性が高いと言えます。電子版は有料ですが、就活成功のために購読を検討するのもおすすめです。

ポッドキャストで最近のニュースをキャッチ

忙しいときには、Podcast(ポッドキャスト)などで耳からニュースを聞く方法もあります。例えばiPhone や iPad にインストールされているアプリ「Apple Podcast」を使えば、NHKラジオニュースをはじめニュースに関連する番組を聞くことができます。同様にオーディオストリーミングプラットホーム「Spotify」でも、いくつかのニュース番組が配信されています。

日本経済新聞は、音声プラットフォーム「Voicy」で、「ながら日経(https://voicy.jp/channel/865)」と「ヤング日経(http://voicy.jp/channel/874)」の2つのチャンネルでニュースの解説をしています。

移動中やすき間時間に聞いたニュースの中で、気になる話題があれば後でゆっくり深掘りすれば良いので、まずは耳から情報をキャッチしてみてはどうでしょうか。

NHKラジオ ポッドキャスト https://www.nhk.or.jp/podcasts/
朝日新聞ポッドキャスト https://www.asahi.com/special/podcasts/

NewsPicsで、最近のニュースに対する多様な考え方に触れる

ビジネスパーソンや就活生必携のソーシャル経済ニュースメディアとして、国内外90以上のメディアから経済ニュースを厳選し、配信しているのが「NewsPicks」です。有料コンテンツは通常月額1,500円ですが、学割なら月額500円で利用できます。

特徴は有識者や著名人がコメントを投稿しているので、さまざまな意見や考え方に触れられること。一方で有識者の意見をうのみにせず、あくまで参考程度にとどめ、自分自身の考えはしっかり構築する必要があります。1つのニュースに対していろいろな見方があることを学ぶのは有意義ですが、面接で“自分ごと”として語れるよう準備しておきましょう。

面接での「最近のニュースで気になることは?」に対する答え方のポイント

面接で「最近のニュースで気になること」を尋ねられたとき、どのように答えていけば良いのか、ポイントを見ていきましょう。

面接での「最近のニュース」の答え方①結論を最初に述べる

まず自分が気になったニュースは何か、明確に述べます。あまり一般的なニュースでない場合は「このニュースは、○○○○について報じられたものです」など、短く補足しても良いでしょう。

面接での「最近のニュース」の答え方②気になった理由を述べる

続けて「なぜ気になったのか」理由を述べます。自身の経験と絡めて理由を述べると伝わりやすくなるでしょう。また志望業界に関連する話題であれば、自己PRにもなります。

面接での「最近のニュース」の答え方③ニュースについて自身の意見や見解を述べる

ニュースを通じて何を考えたのか意見を述べます。将来の展望や入社後にどのような仕事をしたいのか、話を展開させても良いでしょう。

ただし②、③については話が長くなりすぎないよう注意しましょう。もし面接官がもっと聞きたい話題だった場合は追加質問をしてきますから、最初はポイントを絞って簡潔に話をするよう心掛けたいものです。

「最近のニュースで気になること」に関する面接回答例文

社会の動向や話題のニュースから、“自分ごと”として意見を述べる回答の例文を見てみましょう。

IT関係の会社の面接で「最近のニュース」について聞かれた場合

私が気になっているニュースは「スマート農業」についてです。人手不足に悩む農業の生産性を向上させるためにビッグデータや人工知能(AI)を活用し、効率よく生産管理をしようというものです。私は学生時代に学んだデジタル技術をどう社会で活かしていくかに興味があるので、農業や漁業など1次産業の分野でも貢献できることはもっとたくさんあると思っています。現場の人たちの声をしっかり聞いて課題や解決策を考え、お互いにWin-Winの関係になるビジネスができたら良いと思います。

損害保険会社の面接で「最近のニュース」について聞かれた場合

私が最近気になったのは「民間の宇宙旅行成功」のニュースです。宇宙旅行を楽しむだけではなく、いずれは宇宙空間を利用した二地点間高速輸送の技術開発につながっている点が興味深く、ビジネスの広がりを感じたからです。私は子どものころ宇宙に興味がありましたが、宇宙は遠い存在でした。しかし、昨今の動きを見ていると、宇宙ビジネスの市場はどんどん広がっています。この動きに伴い、保険業界もすでに宇宙に関連する商品開発や事業提携の動きがあると報道で知りました。宇宙分野に限らず、ビジネスのチャンスはいろいろなところにあるのだと思います。私も柔軟な発想で、新しいビジネスの可能性を探っていきたいです。

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今回は就職活動の面接で、「最近のニュースで気になることは?」といった質問を聞かれると想定し、その準備や対策についてまとめました。一方で普段からニュースに接し、自分なりに考える習慣が付いていれば、特に対策なく答えられる質問とも言えます。

国際情勢や社会構造、経済の仕組みなどについての理解は、社会人になってからも必要な教養です。面接対策をきっかけに、ニュースを読み解く習慣を身に付けたいものです。

またOfferBoxでは自分の興味・関心をプロフィールに書き、内容を充実させれば、企業からのオファーにつながります。このときにも、ニュースを通して得られた知識や見解が役に立つはず。
特に「私の将来像」の項目では、ニュースから得た知識を元に、具体的にどんな仕事をしていきたいかを具体的に書くことができるでしょう。

ニュース感覚が身に付いていれば、ES(エントリーシート)に記入する内容もさらに充実しますから、ぜひ普段からニュースをチェックする習慣を持ちましょう!