逆求人とは?就職活動で利用するメリットやポイントを解説

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「逆求人がどういったものかわからない」
「なぜ逆求人が話題になっているのか気になる」
「どうすれば企業に自分をアピールできるか方法を知りたい」

と疑問や悩みを抱えている学生もいるでしょう。

近年注目を集めるようになった逆求人とはどういう手法の採用活動か、また逆求人が話題になった背景を解説します。あわせて逆求人のサービスの特徴や逆求人を利用するメリット・デメリットも押さえていきましょう。

逆求人とは?

逆求人とは、注目を浴びている就職活動の1つの手法です。逆求人と一般的な求人では具体的にどのような違いがあるのかみていきましょう。

「企業からオファーが来る」就職活動のあり方

逆求人とは、企業からオファーが来る就職活動のあり方を指します。

通常の就職活動では、学生が企業に対して志願し、選考が進んでいきますが、逆求人では、学生に対して企業がオファーし選考が始まります。企業から学生に主体的にアプローチしていく点で、通常の就職活動と異なります。

学生はこれまで、自分に合った企業を探すために、何十社もエントリーをして選考を受ける必要がありました。

しかし、逆求人型の就職活動では自分に魅力を感じた企業からオファーを出してくれるため、自分に合った企業を容易に知ることができます。

逆求人型の就職活動では、学生が自分の強みや経歴などのプロフィールを、サイトやイベントを通して企業に発信していきます。企業はその内容を見て、オファーを出します。

企業からのオファーに対して学生がOKを出せば、その企業の選考に進んでいきます(なかにはカジュアルな面談から始まる場合もあります)。

このように、企業が一緒に働きたいと思った学生に声をかける就職活動のあり方を、「逆求人」あるいは「オファー型就活」「スカウト型就活」と呼びます。

自分とマッチする企業を探す一方ではなく、自身が力を発揮できる可能性の高い企業から声をかけてもらえる、おすすめの就職活動の手法です。

一般的な就職活動は学生が企業に対して志願する形

念のため、一般的な就職活動についてもおさらいしておきましょう。

企業が新卒の採用活動をおこなうときは、自社の求める学生を採用するために、まず応募者となる学生を多く集め、その中から自社にフィットした人材を選考で見極めることが一般的でした。

そして、応募者となる学生をより多く集めるためにおこなわれてきたのが、合同説明会です。より多くの学生から応募を集めるための仕組みが就活ナビサイトです。
これらの手法が一般化した結果、企業は「認知を広げて応募を増やしてその中から選ぶ」という発想になり、ターゲットの学生に効率よく出会うことができなくなっていきました。

一方の学生も「どこが自分に合うか分からないし、とりあえず不安だから応募を増やそう」と、実際に自分に合っているか分からない企業との出会いが増え、本当に合っている企業を探すことに時間をさけなくなっていました。

こうした状況に対して、逆求人の仕組みが生まれたことで、企業にとっては効率的に採用活動を進める選択肢が増え、学生にとっては自分に合った企業に出会うチャンスが生まれました。

逆求人が生まれた背景

社会的な背景からも、逆求人が登場した背景を見ていきましょう。

①少子化による労働力人口の減少、人材確保の難化
②就職活動の長期化・売り手市場化による学生の意識の変化

上記の2つが影響しています。

①少子化による労働力人口の減少、人材確保の難化

婚姻数の減少や出生率の低下など、少子化は今後もますます加速していくと予想されています。少子化が企業に与える悪影響として以下の点が挙げられます。

  • 従業員不足による生産性の低下
  • 優秀な人材に入社してもらうための競争が激化

出生数が減れば、若い世代が年々少なくなっていくので従業員の数も徐々に減少していくでしょう。少ない社員で効率良く仕事をするだけでは、企業は存続していけません。

企業が今後も生き残っていくためには「優秀な人材確保」が必要不可欠です。また、若い世代を採用しコア人材を育成していくことも企業の課題でしょう。

これからは少ない学生を多くの企業が「奪い合う」状態に突入します。このような背景があり、学生が自社に応募するのを「待つ」採用活動では優秀な人材の採用が困難となりました。

新卒採用を成功させるためには、企業が学生にアプローチをしていかなくてはなりません。そこで、「逆求人」が解決の糸口として注目されています。

②就職活動の長期化・売り手市場化による学生の意識の変化

就職活動の期間は通年採用により長期化傾向にあります。学生は学業をしつつ、会社説明会や合同説明会に参加し、自己分析やエントリーシートの作成、面接などの選考プロセスを同時にこなさなくてはなりません。

逆求人であれば、エントリーシートを企業のフォーマットに沿って用意する必要はなく、逆求人サイトに自身のプロフィールや自己PRを掲載すれば良いため学生の負担が軽減できます。応募する度に書類を作成・郵送する作業も不要です。

新型コロナウイルス禍であっても就職内定率は以前と同水準を維持しており、売り手市場が継続している中で学生の就職活動に対する意識も変化しています。

従来の手法のように「自らが企業を探して応募する」のではなく「逆求人サイトの登録や逆求人イベントに参加して企業にオファーしてもらう」スタイルに変化しています。

こうした背景の中で、逆求人サイトの登録者数は増加傾向にあり、今後ますます逆求人への注目は高まっていくと考えられます。

逆求人サービスの種類

逆求人のサービスは大きく分けて「イベント型」と「オンライン型」の2種類があります。

イベント型とオンライン型、それぞれの特徴やメリット、デメリットを解説します。

イベント型逆求人

逆求人イベントでは、学生がブースを構え訪問した企業の担当者にプレゼンテーションなどでアピールします。

一般的な会社説明会や合同説明会のように、企業が主体となってブースや会場を設営する必要はありません。企業と学生の立ち位置が入れ替わっているイベントです。

イベントでは学生と採用担当が1対1で話せるため、密なコミュニケーションを取ることで採用確度を高めることにつながります。

逆求人イベントのメリット・デメリットとして、以下の事項が挙げられます。

メリット

  1. 話すことでしか伝えられない魅力を企業に知ってもらえる
  2. 企業側と学生が1対1でコミュニケーションを取れる
  3. イベント参加特典として採用担当が学生にフィードバックをしてくれることも
  4. 企業との対話を通して、本当したいことや自身が気づいていない新たな自己発見のチャンスがある

デメリット

  1. 新型コロナウイルス禍で対面型イベントの開催数が減少している
  2. 会いたい企業を選ぶことが基本的にできない
  3. 企業と出会えるチャンスが、イベントの時間内に限られる

必ずしも出会いたい企業に会える訳ではない点に留意しておく必要があります。

おすすめできる人

実際に企業の採用担当に会って働いている人の雰囲気を知りたい学生には対面型のイベント参加をしてみると良いでしょう。

現在は内定まで選考が全てオンラインで完結する企業も出ており、会社の雰囲気が分かりづらくなっています。会社の人と直接話したい人にとって、イベントへの参加は会社を知る貴重な機会になるでしょう。

オンライン型逆求人

オンライン型の逆求人サービスは逆求人サイト上に自身のプロフィールを掲載する方法が代表的です。

逆求人サイトを閲覧した企業の採用担当が気になる学生にオファーを送り、自社の選考やイベント、面談に参加してもらう流れになっています。

ここでは、オンライン型逆求人を利用するとどのようなメリット・デメリットが得られるかを確認しましょう。

メリット

  1. プロフィールを公開しておくだけで、企業からオファーがくるチャンスがある
  2. オファーをくれた企業をオンライン上で確認・精査できる
  3. 企業の反応を見ながら、プロフィールを改善できる
  4. 他の学生に見られる心配なく思い切り自己PRができる

オンライン型の逆求人サービスのメリットは、より簡単にオファーが受けられることです。

企業からのオファーをオンラインで受け取れ、イベント参加と違って1社ごとにプレゼンテーションをする必要もありません。イベント開催地まで移動する、交通費や時間の負担が削減できます。

また、登録しているプロフィールを企業にオンライン上で見てもらうため、自宅や移動中であってもスマホなどで簡単にプロフィールの更新ができ、情報を随時ブラッシュアップできます。

ほかの学生からはプロフィールが見えないようになっており、存分に自己PRができるのも魅力の1つです。

デメリット

  1. 会社の雰囲気が分かりづらい
  2. 他の就活生の動向が見えない

対面型の逆求人イベントであればほかの学生がどのようなプレゼンテーションをしているのか参考にでき、刺激を与えてもらえるメリットがあります。

しかしオンラインでは企業やほかの学生の雰囲気をつかめない点がデメリットとして挙げられます。

おすすめできる人

イベント型に比べ、好きなタイミングで、自分がかけたい時間だけ利用することができるので、どんなタイプの学生にもおすすめです。
しいて言うなら、忙しくてなかなか就活にまとまった時間が取れない学生や、自分に合った企業から声をかけてほしい学生には、大変おすすめです。

逆求人サービスを学生が利用すべき理由

では一般的な求人とは違う流れで就職活動を進めていく逆求人サービスは、学生にとって具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

この章では、学生が逆求人サービスを利用すべき理由を説明します。

自分がフィットする可能性の高い企業から声をかけてもらえるから

企業は「自社のニーズにフィットしている」学生かどうか見極めてからオファーを出すため、声をかけてくれた企業は自身とマッチする可能性が高いです。オファーをくれた企業の中には学生が今まで知らなかった会社も入っているでしょう。

社会人経験がない学生が、本当に自分に合った企業がどこか探し当てることが難しいケースもあります。自身が興味の持っている業種や知っている企業をベースに検索するため、選択肢も狭くなりがちです。

しかし逆求人を利用することで、学生が検索をかけなかった業種や知らなかった企業からもアプローチがくるため視野が広がる確率が上がります。

逆求人は、意外な企業から声をかけられたり、自分では見つけにくい企業と接触できる可能性を秘めています。さらに、オファーをくれた会社であれば、入社後のミスマッチも比較的少ないと期待できます。

質問に答えるのではなく、アピールしたいことを伝えられるから

逆求人では学生が自らアピールしたい内容を伝えられるため、イベントでは特に会話の流れをコントロールしやすいです。面接や合同説明会では企業が主体となって進めていく通常のイベントとは異なり、アピールをしっかり行える点が学生にとって逆求人の大きな魅力です。

一般的な選考であれば、企業と1対1で時間をしっかりとって話をするチャンスはありません。合同説明会や会社説明会に参加しても、大勢の学生のうちの1人に埋もれてしまう可能性もあります。

しかし逆求人であれば、自身が本当にアピールしたいことを逆求人サイトに掲載でき、逆求人イベントでも自らアピールしたいことをプレゼンテーションすることが可能です。

企業からの質問に答えるだけではなく、自発的な情報発信をし、学生の積極的なアピールで強みを最大限伝えられます。

自己PRのブラッシュアップができるから

逆求人サービスを利用するうえで、自己PRを洗練することは企業からオファーをもらうための重要なポイントです。

逆求人では自分がどんな人間かアピールして知ってもらう必要があります。「企業に自身の魅力を伝えるためにどうすればいいか」「自身の強みは仕事にどう活かせるか」を熟考する機会が増えるでしょう。

企業側の視点で求められる人材について思考し、自分の強みを引き出そうと考え続けることで、自然と自己分析ができ、自己PRも磨かれていきます。

また、積極的なアピールをしていくには、自分が経験してきた事柄を洗い出し、整理していかなくてはなりません。
逆求人サービスであれば、考えた自己PRを伝えることで、企業の採用担当からそれに対する反応が返ってくることがあります。
1人で机に向かって自己PRを考え続けるよりも、採用担当のリアクションから、「どの部分が評価されているか」や、「思ったように伝わっていない部分」がわかるため、自己PRをさらに良いものにブラッシュアップさせることができます。

このような過程で、自己PRが磨かれていくのは学生にとって大きなメリットです。

採用に力を入れる成長企業が逆求人サービスを利用する理由


逆求人は自分に合う企業に入りたい学生にとっても大きなメリットのあるサービスですが、採用を強化したい企業にも積極的に受け入れられているサービスです。

採用に力を入れる成長企業が逆求人サービスを利用する理由を解説します。

採用したい学生へのアプローチを強化できるから

採用したい学生へのアプローチを強化できるため、採用に積極的な企業ほど逆求人サービスを活用しています。

これまで、合同説明会などで不特定多数に会っていた時間を、逆求人サービスを利用すればで個別に採用したい学生に直接アプローチする時間に変えられます。

これまで主に使われてきた、就活ナビサイト、合同説明会は、企業にとっては「プル型(待ち)」の採用手法となっており、応募者が来なければ追加費用を払って別の施策で補う必要がありました。

一方、逆求人サービスであれば「プッシュ型(攻め)」で採用を進めることができ、自分が積極的に動くことで自社合っている学生との接点を多く作ることができます。

また、学生をよく見極めたうえで、特定の1人に声をかけられる点も、企業のメリットです。

求人広告や自社の採用ホームページで自社に適した学生が応募するのを「待つ」場合、ややもすると、自社に合わない学生ばかりが集まってしまう可能性があります。

そうなると、採用ができないばかりか「落とす」ための時間的コストもかかってしまいます。

逆求人サービスは求人広告や合同説明会とは異なり、企業が声をかけたい学生にだけ、声をかけられるため、企業にとってはとても効率的なのです。

また、採用担当がアプローチをする際に学生へ「なぜあなたにアプローチするのか、なぜ来て欲しいと思ったのか」具体的な理由を伝えるチャンスがあります。

採用条件にマッチしそうな学生へ、近い距離から接触でき、より踏み込んで学生の内面を知ることができる点も逆求人の魅力です。

待っていては接触できない学生にPRできる

待っているだけでは接触できなかった学生と出会えるのも、逆求人サービスを利用する企業の利点です。

今までの採用方法では自社に関心のある学生だけしか出会えませんでした。しかし、自社に応募していない学生の中にも優秀な人材はたくさんいます。そうした学生との出会いを期待して、逆求人サービスを利用する企業は多いです。

例えば、ある食品メーカーは毎年たくさんの応募がありましたが、大半が営業職志望で、食品工場の技術職の採用が難航していました。そこで、逆求人サービスで機械系学部の学生に声をかけることにしました。

声をかけられた学生側は、機械や自動車メーカーを中心に見ていましたが、食品メーカーにも自分の経験が活かせるポジションがあることを発見し、そこから内定、入社につながりました。

このように、待っているだけでは接触できなかった学生を採用するチャンスも逆求人サービスでは生み出されます。

逆求人サービスでより多くのオファーをもらうポイント

逆求人は「自分に合っている企業と出会いたい」と考えている学生にとっては有効な手法です。しかし、企業からスカウトがもらえるサービスだからといって、ただ受け身で待っていても望んでいる結果は得られないでしょう。

逆求人の魅力の1つは、状況を見て効果が出る工夫・改善を重ねられることです。

企業の担当者は、発信されている情報を元に、自社で活躍してくれそうな学生にオファーしています。

もし、望む結果が得られていないとしたら、採用したいと思えるだけの情報を提供できていないことになります。それが分かれば、採用したいと思ってもらえるようにプロフィールを工夫して磨けばいいですよね。

この章では、逆求人サービスを使って就活をするにあたり、採用担当の興味を引くために押さえておくべきポイントを解説します。

自己PRは定期的に書き直して磨いていく

逆求人で大切な自己PRは推敲を重ねて、改善していきましょう。企業がオファーを送る際、採用条件をクリアしている学生か、自社にマッチしているか見極めるために重要視しているのは自己PRです。

自己PRは面接などの選考や逆求人イベントでアピールする場など、さまざまな機会で使います。常日頃から手を加えて、より良いものにしていきましょう。

また、ブラッシュアップを繰り返すことで自己PRが頭の中に定着し、採用担当と向き合ったときでもスムーズに話を進められるでしょう。自己PRを磨けば、自己分析をより深められ、自身の目標や考えを整理できます。

企業からよいオファーをより多くもらうために、自己PRの書き直しながらさらに良いものにしていきましょう。

写真は自分の魅力が伝わるものを選ぶ

写真は自分らしさが表れる重要な情報源の1つです。自分らしいものを厳選してプロフィール欄に登録しましょう。

自己PRと同じくらい写真は重要です。写真なしでは企業がどのような学生なのかイメージしにくいので、顔写真は必ず載せましょう。

人は、視覚器官から全体の87%もの情報を得ていると言われています。目で見える情報はそれだけ人の印象に大きく影響を及ぼしています。

利用するサービスにもよりますが、より自分らしさをアピールできる写真を選ぶことをおすすめします。つい証明写真を使いたくなる気持ちも分かりますが、せっかくの個性が見えにくくあまりおすすめできません。

写真を選ぶ際は清潔感が感じられてインパクトがあるもので、自分の顔がはっきり映っている写真を選んでください。

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逆求人はオファーを送る企業が学生のプロフィールをきちんと読まず、不特定多数にオファーを行っているケースもあります。OfferBoxを利用することでこのような事態を避け、無駄のない「逆求人」スタイルの就職活動が可能です。
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