【逆質問例文集】面接官ごとのポイントやNG質問も紹介

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就職活動で面接を受ける際、面接官から「最後に何か質問はございますか?」と聞かれることがあります。いわゆる逆質問です。
この逆質問の問いかけに「何を聞けば良いか分からない…。」や「まだ志望度も高くないし、質問なんてない…。」と困ってしまう人も多いのではないでしょうか。
この記事では、面接の際に聞かれる逆質問の、面接フェーズごとのポイントや、面接官が逆質問をする理由を紹介します。
実際に面接で逆質問を受けた時、慌てないために、逆質問の例文集も冒頭に用意しました。ただ、例文を使い回すだけでは、自分に合った企業に出会い内定をもらうことは難しいです。
選考官の意図を理解したうえで、自分の本当に知りたいことを質問することが大切です。この記事を通してポイントを理解していただければと思います。

【逆質問の例文集】聞きたいこと別に整理してみた

面接官から「最後に何か質問はございますか?」と聞かれた際、慌てず逆質問ができるように準備しておくことが大切です。
もちろん面接を受ける企業によって、逆質問の内容を変える必要はありますが、ある程度の「型」を理解しておくと、スムーズに逆質問をすることができます。
逆質問の基本となる型を、聞きたいこと別に整理しました。企業や面接官が逆質問で求めていることを捉えて対応するためにも、まずはどんな逆質問のパターンがあるのか、目を通してみてください。

企業の経営戦略や事業戦略に関する質問

  • 御社の業界でのポジションについて教えてください。
  • 競合他社と比較して、御社の強みと弱みを教えてください。
  • 業界を取り巻く環境と、今後の展望を教えてください。
  • 今後、御社で注力される事業は何でしょうか?
  • 御社の海外向け事業を教えてください。
  • 御社の5年後、10年後はどのようになっていると思いますか?
  • 他社と比較して、御社が遅れを取っていることはありますか?
  • 新規事業へ参入するとしたら、どのような事業でしょうか?
  • 御社のITやデジタル活用の取り組みを教えてください。
  • 御社のSDGsに対する取り組み例を教えてください。
  • 御社の環境方針を達成させるための施策の一例を教えてください。
  • 御社の強みを伸ばすために行なっている事例があれば教えてください。
  • 国内と海外、今後どちらの市場に注力していく予定ですか?
  • 御社の新規顧客の獲得手段を教えてください。
  • 競合他社との差別化を図る取り組みについて教えてください。

企業の人事制度や組織・社風に関する質問

  • 新入社員に求めることは何でしょうか?
  • 御社で評価されている社員に共通点はありますか?
  • 御社の評価制度の基準を教えてください。
  • 入社するまでに身に付けた方が良いスキルはありますか?
  • 入社後、最短で管理職になった人は、どのような社員ですか?
  • 入社後の研修は、どのようなことをしますか?
  • 社員同士のコミュニケーションを良好にするポイントを教えてください。
  • 他部署との人材交流はありますか?
  • 部活動はありますか?
  • 休日で社員同士で集まることはありますか?
  • 将来、御社の営業企画部に配属されるためには、何を身に付ければ良いですか?
  • 営業職を希望していますが、営業課はおおよそ何人のチームでしょうか?
  • 普段の職場の雰囲気を教えてください。
  • ジョブローテーションの頻度を教えてください。
  • 御社の働き方改革の一例を教えてください。
  • 個人目標はどのようにして設定されますか?
  • 資格取得に向けての教育プログラムなどはありますか?

現場での仕事内容・業務内容に関する質問

  • 社員の方の1日のスケジュールを教えてください。
  • 今までの中で一番感動した仕事について教えてください。
  • 今までの仕事の中で、一番苦しかったことは何でしょうか?
  • 御社で働くことになった場合、何を一番に考えるべきでしょうか?
  • 御社の仕事で、一番難しいと思うことを教えてください。
  • 御社で必要となる語学力のレベルを教えてください。
  • 入社後のOJTでは、どのようなことをしますか?
  • お客様とのやり取りはリモートでの対応が多いでしょうか?
  • 業務で必要になるPCスキルを教えてください。
  • テレワークの頻度を教えてください。
  • 優秀だと感じる部下は、どのような人ですか?
  • 仕事を円滑に進めるための秘訣があれば教えてください。
  • 商品知識を得るためには、どのような勉強をすれば良いですか?
  • 人間関係で問題が起こった場合、どのようにして対処していますか?
  • 今までの仕事で「この経験が役立った!」というエピソードを教えてください。

※要注意※面接フェーズ・役職別の逆質問のポイント

逆質問の第一の目的は、自分の疑問や不安を払拭することです。
ただ、フェーズごとに面接官の役職が変わっていくので、逆質問の内容も相手や面接フェーズにあわせて使い分けることが重要です。なぜなら、質問相手によっては、期待する回答を得られないケースもあるからです。「その質問の答えを知っている人」に適切に質問するようにしましょう。
それぞれの面接フェーズと面接官の役職による、逆質問のポイントを確認していきます。

【一次面接・面談】現場社員

採用面接前の面談や一次面接では、入社後配属される可能性が高い部署の現場社員が面接官となるケースが多いです。
一次面接は多くの学生を一度に面接する「集団面接」であることが多いので、以下が逆質問のポイントとなります。

  • 1人あたりの発言時間が限られているので、逆質問の内容は絞る。
  • 若手である現場社員の仕事について逆質問をする。
  • 現場の雰囲気を理解できる逆質問をする。

事前に業務内容について調べたうえで、現場における働くイメージが持ちやすくなるような質問を簡潔にできるとよいでしょう。

【二次面接・三次面接】人事・管理職

一次面接通過後は、実際に企業の採用を担当する人事部門や、入社後の上司になる可能性がある課長や部長など管理職との面接に進みます。
一次面接のように多数の学生と一緒に行なう集団面接の場合もありますが、より深い内容の面接ができるように、「個別面接」を行なうケースが多いでしょう。
二次面接、三次面接のポイントは以下の通りです。

  • 組織の雰囲気を作っている層になるので、社風に関する逆質問をする。
  • 実際に結果を出している社員の特徴について逆質問をする。
  • 担当事業の事業の展望について逆質問をする。

現場社員の方以上に、全体を俯瞰した視点を持つ方に質問をするチャンスです。より組織全体に関わる質問をすることをおすすめします。

【最終面接】役員・社長

二次面接や三次面接を合格すると、いよいよ役員や社長との最終面接になります。中には「顔見せ」の意味合いで、内定がほぼ決まっていることもありますが、あくまで選考なので、最後まで気を抜かないようにしましょう。
最終面接での逆質問のポイントは以下の通りです。

  • 会社のビジョン、経営計画について逆質問する。
  • 経営者から見る会社の強みと弱みを逆質問する。

入社後は役員や社長と話せる機会が少なくなることもあります。経営者目線の意見を聞くことができる滅多にないチャンスと思い、会社の現状や将来についての逆質問をすることをおすすめします。

面接で逆質問を求められる理由

面接で逆質問を求められる理由は企業や面接官によってさまざまですが、大きく以下の4つの理由に分けられます。

疑問や不安を払拭するため

第一に、逆質問は学生の疑問や不安を払拭することが目的です。これが大前提ですので、変に身構えすぎずに、感じていることを質問するようにしましょう。
企業は逆質問を受けることで、学生に伝えきれていなかったことに気づくチャンスにもなります。疑問を持つことは興味があることの裏返しとも取れますので、気を遣いすぎずに聞きたいことを聞くようにしましょう。

自分の会社への理解度を知るため

面接官は「自社をどれだけ理解してもらえているか」を、学生の逆質問から推測します。

理解度が低い学生は不合格という話ではなく、企業側も自社の魅力を十分に伝えられているか、不安な部分があります。
そこで、逆質問をすることで、自社のことをどこまで理解してもらえているかを確認しています。

準備力・質問力を見極めるため

「理解度を知るため」と1つ目の理由で紹介しましたが、採用サイト・コーポレートサイトに載っている内容は理解しておいてほしいというのが、企業側の本音です。
そのため、選考に臨むにあたって最低限の準備をできているかというのは見極められています。
また、分からないことを正しく質問する力は社会人になって、最初に求められる力です。自分が何を理解できていて、何が理解できていないかを自己把握して質問する力は、社会に出てからも役立ちます。
面接官は、学生に逆質問を問いかけることによって、この準備力と質問力を確認しています。
解消したい疑問が面接官に正しく伝わるよう、事前準備をしてアウトプットできるようにしましょう。

志望度の高さを見極めるため

企業は学生が事前準備をしてくることを期待しているとはいえ、多くの企業の選考を受けていて時間がないことも分かっています。
そのなかでも、自分の会社の準備に時間を割いてくれるだけの志望度の高さがあるかを逆質問の内容から推測しています。
逆質問をする際は、事前準備は能力の1つであると同時に、志望度の高さを示すものだと捉え、できる限りの事前準備をして臨みましょう。
ほかの学生と差別化できるような、熱意が伝わる具体的な逆質問を用意しておきましょう。

逆質問のNG質問例

恐れずに逆質問をしましょうとお伝えしましたが、何も考えずに逆質問してしまうと、面接官の印象を悪くしてしまう恐れもあります。
最低限押さえておくべき、逆質問の外してはいけないポイントをNG質問例で紹介します。

ホームページに書いてあることを質問する

逆質問の中で一番NGなのが、調べればすぐに分かることを面接官に聞くことです。例えば、ホームページに書いている内容を逆質問してしまうことはNGです。
面接官は多忙の中多くの学生を面接しています。面接官も人間ですので、ホームページに書いている、誰でも調べれば分かるような内容を質問されると「調べてから面接に来てくれよ…。」と思ってしまうはずです。
以下のような逆質問をしてしまうと、「私は何も調べていません!」と言っているのと同じになります。注意して面接に望みましょう。

  • 御社の企業理念を教えてください。
  • 御社の主要な事業は何でしょうか?
  • 御社の年商を教えてください。
  • 御社ではどのような商品を扱っていますか?
  • 御社の競合他社はどこでしょうか?

このような情報は面接を受ける企業のホームページや、Googleなどの検索サイトで検索することで、確認できます。面接を受ける際は、最低限ホームページに書いている情報にはざっと目を通しておきましょう。

福利厚生や待遇についてばかり質問する

疑問や不安を払拭することが逆質問の第一の目的なので、福利厚生や待遇について質問することは悪いことではありません。
しかし、質問がそればかりだと、「この学生は条件でしか企業を選んでおらず、入社後ほかによい条件の企業が見つかったらすぐに転職してしまうのではないか」と企業側の不安材料になってしまいます。

  • 社員の方の平均年収を教えてください。
  • 基本給以外の手当にはどのようなものがありますか?
  • 有給休暇は取得しやすい社風でしょうか?
  • 昨年のボーナスの支給実績を教えてください。

福利厚生や待遇があいまいなまま入社をするのはよくないので、分からないことはしっかりと質問をしましょう。しかし、条件にばかりこだわっていると思われないための工夫をあわせて心がけましょう。

聞く意図が分からないふわっとした質問をする

逆質問でありがちなのが、特に聞きたいことがないのに無理やり逆質問をひねり出して、意図が分からない質問になってしまうことです。
逆質問はした方が良いですが、面接中に聞きたいことがクリアになっていたり、十分に熱意が伝わったと感じられたりした場合は、無理やり逆質問をすることがマイナスに働くことがあります。
本当に疑問や不安がなく逆質問が思いつかない場合は「聞きたいと思っていたことが、面接中にクリアになりました。」と正直面接官に伝えましょう。
聞く意図が分からない以下のような逆質問は避けましょう。個人的に興味がある内容でも面接官によっては不快と思われてしまうこともあります。

  • 社内に嫌いな上司はいますか?(いないとしか答えようがない)
  • 御社は風通しがいいですか?(いいとしか答えようがない)

逆質問をする際は、面接官に聞きたいことの意図が伝わる工夫が大切です。これが面接官が見ている質問力だと言えるでしょう。

逆質問は自己アピールのチャンス!?

面接は限られた時間の中で行なわれるため、最後に訪れる逆質問の場を「自己アピールのチャンス」と考える人も多いのではないでしょうか?
実際に、逆質問は面接で伝えられなかったことを補足できる最後のチャンスです。内容次第では、自己アピールになることもあるでしょう。
ただ気をつけなければいけないのが逆質問=自己アピールと思ってはいけないということです。逆質問はあくまで疑問や不安を払拭するものであり、メインではないということを頭に入れておきましょう。

自分をアピールできないことはないが、主な目的ではない

面接で自分をアピールするのは、基本的には「逆質問より前の時間」です。逆質問の前までに自分をアピールするための自己PRや志望動機を伝える場が設けられていることが一般的でしょう。
逆質問は面接で聞けなかったことや、疑問に思っていることを確認するために使うことが主な目的です。

内容次第で入社する志望度をアピールできる

先にご紹介した通り、面接官が逆質問を問いかけるのは、「学生の志望度をチェックする」意図が含まれています。そのため、逆質問の内容によっては自分の企業への志望度をアピールできます。
ホームページを調べれば分かる逆質問ではなく、実際におこなう業務の詳細や必要となるスキルや資質についての逆質問をすることで、「この学生は、自社に入社してからのことをイメージして逆質問しているな。」という印象を面接官に与えることができます。
例えば、自分が準備しても分からなかった、内部の人にしか分からないことを聞く時間にできると、企業にとってもアピールできていなかった魅力を伝えるチャンスになります。
このような質問は事前準備ができていないとなかなか難しいものです。結果的に志望度が高いことをアピールできることもあります。
しかし、これはあくまで副次的なものとして捉えて、逆質問は本当に自分が聞きたいことを聞く場にしましょう。

OfferBoxならアピールしたいことを伝えきれる

面接の限られた時間の中では、自分という人間すべてをアピールすることは難しいでしょう。
もっと自己アピールをしたい人には、「OfferBox」というオファー型就活サービスがおすすめです。
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自分の伝えたいことを余すことなく登録しておくことで、自分のことをより深く理解してもらった状態で企業と接触することができます。入社後のミスマッチを防ぐことにもつながるため、ぜひOfferBoxを活用してみてください。

【まとめ】逆質問の例文集

面接における逆質問のポイントを例文を使って解説してきました。
逆質問は、何を聞けば正解という答えはありません。あくまで逆質問の基本は「本当に聞きたいことを聞く」ことです。
面接に合格することはもちろん大切ですが、上辺だけのテクニックで選考に通過することができても、入社後にミスマッチで苦しむことになりかねません。

自分がその企業で働くことを考えた際に、解消しておきたい疑問や懸念を恐れずに伝えるようにしましょう。