就活面接の「自分を色に例えると何?」の質問意図と答え方、回答例を紹介

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就職活動の面接では、突然自分を何かに例えて表現することが求められることがあります。「自分を色に例えると何色ですか?」という質問もその1つです。

そもそも、なぜ企業側は色について聞くのでしょうか?その意図がつかめないと、期待される回答をすることが難しく、深堀りされた場合も答えに困ってしまうでしょう。

これらの質問をすべて完全に対策することは難しいですが、なかでも頻出の問いや想定していなかった質問に答えるための対策を練ることはできます。

この記事では「自分を色に例えると何色ですか?」という質問について、質問の意図や答え方、回答例などを紹介します。

「自分を色に例えると?」質問に対する3つの誤解

この記事にたどり着いた人の中には、「自分を色に例えると?」という質問を聞かれたと先輩や友人に聞いて、焦っている人も多いのではないでしょうか。

ここではまず、質問に対する誤解を解きたいと思います。

選ぶ色の正解・不正解はない

選ぶ色に関しては、基本的に正解・不正解はありません。赤を選んだから正解、緑を選んだら不正解というように、色で評価が決まることはないと考えて問題ないでしょう。

選ぶ色ではなく、 「なぜその色を選んだのか」が回答のポイントとなります。色選びに悩むのではなく、「自分らしさが何で、それを表現するのに何が適切か」という順序で考えましょう。

ほかの人と色はかぶってもいい

人が思いつく色、面接官がイメージできる色には限りがあります。そのため、ほかの学生と色がかぶったことで、選考でマイナス評価になることはほぼありません。

色自体ではなく、その色を選んだ理由や関連するエピソードでオリジナリティ・自分らしさを出しましょう。

ほかの質問をされたときと答えが似ていてもいい

どうしてもほかの回答と内容が似てしまう場合がありますが、それも問題がありません。むしろほかの回答と一貫性があることは、高評価を得られる要素の1つです。

なるべく自分の様々な面やエピソードを知ってほしいと考えて、無理に違う話をするとあなたの一番の魅力が伝わらなくなってしまう可能性があります。

「自分を色に例えると?」企業の質問の意図

はっきりとした正解はないにもかかわらず、なぜ面接官は「自分を色に例えると?」と質問をするのでしょうか。実はそこにはいくつかの意図があります。ここでは、企業側の質問の意図を3つ紹介します。

人柄を知りたい

面接官は色に例える質問で、学生の人柄を見ようとしています。色を自分に例えることで「自分自身をどのように認識しているか」という自己分析の結果が分かります。

自分の魅力が優しさだと思えば暖色系の柔らかな色を、さばさばとした人は寒色系のはっきりした色を選ぶなど一定の傾向があります。色にはそれぞれイメージがあるので、後ほど例文とあわせて紹介します。

企業は自社にマッチした人材を採用するために、選考のなかで人柄を知りたいと考えています。就職後にミスマッチとならないためにも、無理に企業カラーに合わせず、率直に自分を一番表現しやすい色を選びましょう。

ふいに出る「素」の部分を知りたい

面接で質問に対してわかりやすく魅力的に答えられるように、多くの学生は対策していますよね。

そのような中で「自分を色に例えると?」という少し変わった質問では少し意表をつかれるため、素の部分が出てしまいがちです。企業は対策して練られた自己PRやガクチカだけでなく、素の部分も見たいと考えているため、あえて違う角度から質問をします。

また、すぐに回答できるかどうか、対応力も見られています。適度なテンポで回答をすることで、頭の回転が早く、会話のキャッチボールがスムーズにできる人という印象を与えられます。

論理的に説明できるか知りたい

仕事をしていくうえで、論理的思考力や相手が納得できる説明をする力は重要です。ビジネスの場では正解がわからないなかで、その時点でのベストの答えを考えて意思決定していく必要があります。

そうした正解のない問いに対して、自分なりにベストな選択肢を選んで、それを論理的に説明できるかを「自分を色に例えると?」の質問でみています。

自分の性格にあった色の見つけ方・回答例

ここではそれぞれの色の一般的なイメージと回答例を紹介します。自分の性格に合った色を見つけたいときの参考にしてください。

赤色の例文

赤色からイメージする性質といえば「情熱的」「積極的」です。また、「闘志あふれる」印象もあります。ただし一歩間違うと過剰な自信家や独善的に思われがちなので、スポーツのチームプレーが得意であるなど、協調性も主張するのがポイントです。

私を色に例えると赤色です。赤色は情熱的なイメージがありますが、私も周囲から情熱的で積極的だと言われます。

バレーボールに打ち込んでいた高校時代も、学園祭の実行委員をつとめた大学時代もすべてに全力を捧げて向き合ってきました。

オレンジ色の例文

オレンジには「明るさ」や「元気さ」「優しさ」などのイメージがあります。「ポジティブ」な印象も与えやすく、オレンジを選ぶと「前向きさ」をアピールすることができます。

私を色に例えるとオレンジです。明るく元気に周りの人を鼓舞できるのが私の特徴です。

大学のダンスサークルの活動では、練習が厳しくてバラバラになりそうなときも、周囲を明るく奮い立たせて、一人も欠けることなくステージを作り上げることができました。

黄色の例文

黄色もオレンジ同様、明るい印象の色ですが、オレンジ色ほどは強い色ではないため、周囲と「協調」できる性格という印象を持たれます。また「実り」のイメージがあり「豊かさ」を象徴します。さらに「知性」も感じさせます。

私を色に例えると黄色です。黄色は明るく前向きでありながら、主張しすぎていない色だと感じています。

私は大学の部活動のマネージャーとして、選手のサポートをしてきました。厳しい練習が続いているときは、自分がチームを盛り上げるつもりでサポートやケアに努めました。

緑色の例文

緑色というと植物の葉や茎を思い浮かばせ、植物らしい「ナチュラルさ」や「安らぎ」を感じさせます。ほかにも、緑色には「謙虚さ」を感じる人も多いようです。

私を色に例えると緑色です。緑色は人をほっと落ち着かせる効果のある色だと考えています。

私は集団の中でけして目立つ存在ではありませんが、周りの人の動きを見てフォローをすることが得意です。穏やかな性格で周囲の人によく、一緒にいるとリラックスできると言われます。

青・水色の例文

青や水色は「爽やかさ」や「冷静さ」「クール」というイメージがあります。また、水色には「創造」というイメージもあります。

私を色に例えると水色です。水色は静かで冷静なイメージがあるかと思いますが、私も常日頃から冷静沈着に判断し行動したいと思っています。

アルバイト先の飲食店では時折トラブルもあるのですが、落ち着いて対応することで最悪の事態に陥ることを回避してきました。

黒色の例文

黒は「芯の強さ」「個性」を感じさせます。一方で我が強すぎたり、暗かったりする印象も与えかねません。そこで、どんな色と組み合わせてもバランスがいい色という部分を主張してみてはいかがでしょうか。

私を色に例えると黒色です。黒は何物にも染まらない色でありながら、洋服をコーディネートする際はどんな色にも合います。

私自身も周囲から芯が強いと言われることが多いですが、周囲との調和が必要な場面では、自分はどうあるべきか考えて行動することができる点で、黒色に例えることができると考えました。

白色の例文

白色には、混じりけのない「ピュア」「クリーン」「清潔」「無垢」な印象があります。クリーンさは「公平さ」につなげることもできます。

私を色に例えると白色です。白色はまっさらな状態で、何事にも染まっていない公平な色という印象を持っています。

私自身は大学時代サークルを掛け持ちしていましたが、それぞれのサークルで異なる役割を担ってきました。環境に順応して様々な色に染まることができる自分には白色が合っていると考えました。

「色に例えると?」への論理的な答え方

論理的に話を進めるには、内容だけではなく話を展開する順序も大切です。ここでは、論理的かつ簡潔に伝えるための答え方を解説します。

答え方の流れ

答える際には結論から入るようにします。そして「理由」「具体例」「結論」とつなげるようにします。
例えば、以下のように展開します。

  1. 結論:自分を色に例えると赤色です。
  2. 理由:赤色には情熱的なイメージがあり、ムードメーカーである私のイメージと合っているためです。
  3. 具体例:どんなに練習が厳しいときも一番声を出して、みんなを盛り上げてきました。
  4. 結論:そのため自分を色に例えると赤色です。

理由と解説については話の内容次第で入れ替えたりアレンジしたりすることはありますが、上記の流れを意識しておくと、論理的に説明しやすくなります。

答え方の例文:同じ色でもいろんな答え方がある!

同じ色でも答える内容には幅があります。

例えば同じ紫でも、「謙虚」「大人っぽい」「神秘的」「高貴」などさまざまなイメージがあります。また、情熱的な赤も混ざっていることから、赤みが強い場合には情熱的な印象も持たれます。

どれでも正解なので、自分のその色へのイメージを明確にして答えるようにしましょう。

【例:キーワード=大人っぽい】
私を例えると紫色です。紫色には藤色のような大人っぽい印象があるかと思いますが、私も周囲から物静かで大人っぽいとよく言われます。ゼミでもリーダーとして落ち着いて研究を進め、周囲からも信頼されていました。

【例:キーワード=冷静かつ情熱的】
私を例えるとやや赤みがかった紫色です。冷静さと情熱的を兼ね備えた色だと思いますが、サッカー部の練習では常にクールで、一方、試合では熱く仲間を鼓舞していた私は、赤みがかった紫に例えられると考えます。

「色に例えると」の面接のNG回答例

例える色には、正解も不正解もないとお伝えしました。ただし、なかには企業に魅力が伝わりづらい回答の仕方もあります。NGのポイントと回答例を紹介します。

色自体に関する説明や前置きが長すぎる

説明をする際に前置きが長いと、何を伝えようとしているのかが分かりません。前述のように、結論を最初に明示することが大切です。

また、色のイメージは代表的なものであれば、似たような印象を持っていることが多いです。決めつけることはよくありませんが、色に関する説明は簡潔でも問題ないでしょう。
以下のような回答例は、説明が長いと受け取られる可能性が高いです。

NG例
黄色といえばヒマワリやタンポポなどを思い浮かべます。そのため、明るくて幸せそうなイメージがあります。また、秋の実りの稲穂にも黄色が使われることがあり、豊かな印象も与えています…

「好き」でも説明できないと回答にならない

「自分を色に例えると?」の質問はあくまでも「例える」のであって、好きな色を聞いているわけではありません。

また、繰り返しになりますが面接では、論理的に説明ができるかをチェックしているので、好きと言うだけで理由が説明できていない場合には、回答として不適切です。具体的には、以下のような回答はNGです。

NG例
私は白色です。清潔感があり、何ものにも染まっていない美しさが好きで、服を買うときにもつい白色を選んでしまいます。

面接で「○○に例えると」系質問に答えるコツ

色以外にも何かに例えるという質問をされることがあります。目的としては色と同じく、人柄や、受け応え方を見るというものです。そのような「例え」系の質問に回答する際のポイントについて解説します。

動物やものに例えると?と質問されることもある

色以外の質問としては「自分をものに例えると何ですか?」「自分を動物に例えるとなんですか?」といったものがあります。

ものに例える際には、使い道や使い勝手、触れたときの質感などを自分の特性と結び付けるようにしましょう。

動物の場合にも、その動物のイメージ、キャラクターを自分の性格と結び付けるようにします。例えば独立心が強いという点をアピールするためには、一匹で行動するような強い動物を、協調性の豊かさを強調するのであれば群れで行動する動物を選ぶようにします。

自分を表す核となる特徴・キーワードを持っておく

人柄を見るための「例え」系などの質問に備え、自分を表現するために核となる強み・キーワードを持っておくと、慌てることなく回答することができます。

そのためには自己分析をしっかりと行っておくことが大切です。

主体性、協調性、リーダーシップ、創造力など、核となる強み・キーワードを一つ決め、その核を中心に話を展開すれば、面接を通して慌てることなく落ち着いて回答が行えます。

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強みを探すための分析の方法ですが、まだはっきりと分からない場合は、ツールで簡単に分析するのもよいでしょう。

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AnalyzeU+についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてくださいね。