テストセンターに電卓は持ち込める?速算方法やおすすめの電卓を紹介

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「テストセンターには電卓を持ち込める?」
「電卓以外で早く計算する方法はない?」

このような疑問持つ学生は多いのではないでしょうか。Webテストは受ける機会が多いですが、テストセンターは比較的受ける機会が少ないので、どのように準備していいのか、わからないですよね。

さらに、テストセンターでは制限時間が設けられているため、1つの問題に多くの時間をかけられません。そのため問題の内容によってはスムーズな計算が求められます。

この記事では、テストセンターに電卓は持ち込めるのかどうか、電卓を使わない速算方法などを紹介します。また、テストセンター以外の電卓事情や、電卓を使うポイントを解説するので参考にしてください。

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テストセンターに電卓は持ち込める?

テストセンターで受験するときは電卓を持ち込めるかどうか、まずは確認しましょう。

テストセンターは電卓持ち込み禁止

結論、テストセンターは電卓の持ち込みが禁止されています。

そのため、電卓を持ち込むことは不正行為とみなされます。不正行為が発覚すると受験は中断され、応募した企業へ連絡されてしまいます。

非言語問題は自分で計算しなければいけないので、スムーズに正確な計算をするには計算力を高めるしか方法はありません。

計算は配布される用紙を使用

電卓は使えないので、計算は会場で配布される用紙を使っておこないます。

ただ、暗算で計算ができれば、もちろんこの用紙を使って計算をする必要はありません。テストセンターでは制限時間が設けられているため、すべての計算を用紙に記入していては間に合わない可能性も出てきます。

時間短縮のため、暗算でできる問題は暗算で解くことをおすすめします。

電卓以外の私物も持ち込み不可

テストセンターで持ち込みが禁止されているのは電卓だけではありません。以下のようなものも持ち込めないので確認しておきましょう。

  • シャープペンや消しゴムなど筆記用具
  • メモ帳やノート
  • 携帯電話
  • 電子辞書
  • 腕時計

筆記用具も持ち込み禁止です。シャープペンや消しゴムなどは、テストセンターのものを借りて使用します。私物は一切持ち込めないと覚えておきましょう。

テストセンターで電卓を使わない速算方法

「電卓が使用できず紙での計算になると時間が足りなくなりそう…」と不安を感じる学生も多いでしょう。ここでは電卓を使わない速算方法を紹介するので、参考にしてください。

三算術(3の掛け算)

三算術は、3の掛け算をするときに速算できる方法です。

例えば、35 × 3 を計算するとしましょう。この場合、三算術では最初に「35を2倍」にしてから残りの「35を足す」ことで、×3を求めやすくします。

参考までに、式と答えは「35 × 2 + 35 = 70 + 35 =105」です。

このように三算術は、「〇〇を2倍して、その数字に〇〇を足す」速算方法です。

五算術(5の掛け算)

五算術は、5の掛け算をするときに速算できる方法です。

例えば、67 × 5 を計算するとしましょう。この場合、五算術では最初に「35を10倍」にしてから「2で割る」ことで、×5を求めやすくします。

参考までに、式と答えは「67 × 10 ÷ 2 = 670 ÷ 2 =335」です。

このように五算術、「〇〇を10倍にして、その数字を2で割る」速算方法です。

また、5の割り算の場合は、「〇〇を10で割って、その数字を2倍にする」と速算できます。

九算術(9の掛け算)

九算術は、9の掛け算をするときに速算できる方法です。

例えば、35 × 9 を計算するとしましょう。この場合、九算術では最初に「35を10倍」にしてから「35を引く」ことで、×9を求めやすくします。

参考までに式と答えは「35 × 10 – 35 = 350 – 35 = 315」です。

このように九算術は、「〇〇を10倍にして、その数字から〇〇を引く」速算方法です。

十一算術(11の掛け算)

十一算術は、11の掛け算をするときに速算できる方法です。

例えば、35 × 11 を計算するとしましょう。この場合、35を以下に当てはめると速算できます。(10の位の数字をa、1の位の数字をbとします。35の場合、a=3, b=5です。)

十一算術の公式
[a |(a + b)| d]

上記にa=3, b=5 を代入します。

[3 |(3 + 5)| 5] = 385

()内のみ足し算をして、後は左から数字を並べればそれが答えです。

ただ、(a+b)の数字が繰り上がった場合は、そのまま繰り上がりの要領で計算します。

例えば 39 × 11 を計算する場合、[3 |(3 + 9)| 9]で、[3 |(12)| 9]となり、()内の数字が繰り上がります。

このケースでは、左のaの数字3と()内の10の位の1を足し[4 |(2)| 9 ]とすれば、429と求められます。

1の位が”1″の2桁の数字同士の掛け算

「31 × 51」など、1の位が”1″の2桁の数字同士の掛け算は、速算できます。

例えば、31 × 51 を計算するとしましょう。(1つ目の数字の10の位の数字をa、2つ目の数字の10の位の数字をbとします。31 × 51の場合、a=3, b=5です。)

この算術の公式
[(a × b) |(a + b)| 1]

上記にa=3, b=5 を代入します。

[(3 × 5) |(3 + 5)| 1]= 1,581

こちらも繰り上がりがある際は、そのまま繰り上げることができます。

また、「31の2乗」など、1の位が”1″の2桁の数字の2乗の計算も同じ形で速算可能です。

「31の2乗 = [3 × 3][3 + 3]1 = 961」と求められます。

テストセンター以外では電卓が使用可能

就活のテストには、テストセンターなどの「会場受験型」と、Web上で受けられる「Web受験型」の2種類がありますが、会場受験型では電卓の使用禁止、Web受験型では使用可能と覚えておきましょう。

具体的には、SPI Webテスト/玉手箱/c-gabなどがWeb受験型の試験で、電卓を使用することができます。

Webテスト(SPI/玉手箱/c-gab)で使う電卓の選び方

では、ここからはSPI/玉手箱/c-gabなどWebテストで使いやすい電卓の特徴など選び方を紹介します。

自分に合ったサイズを選ぶ

電卓は自分の手に合ってないと、疲れたり打ち間違えたりするケースが多くなるので、手に合ったサイズのものを選びましょう。

電卓は、B5サイズからカードサイズまでさまざまな大きさのものがあります。人それぞれ好みはありますが、手のひらでちょうど隠れるくらいの大きさが使いやすいとされるサイズです。

大きすぎても小さすぎてもキー入力を打ち間違える原因になります。電卓の大きさに悩んだら、自分の手のひらで隠れるくらいのサイズを選んでみましょう。

機能が過剰でない電卓を選ぶ

電卓には関数電卓や会計電卓などの種類がありますが、機能が過剰な電卓はボタンが正しくタッチできなかったり、計算を誤ったりする原因になります。そのため、必要最低限の機能がついているものを選びましょう。

Webテストの計算は基本的に加減乗除の四則演算ができれば問題ありません。高い機能性よりも使い勝手のよさを重視しましょう。

Webテスト(SPI/玉手箱/c-gab)受験におすすめの電卓

先に紹介した選び方を踏まえて、おすすめの電卓を紹介します。

四則演算ができるボタンが押しやすい電卓

前述したようにWebテストでの電卓の役割は、あくまでも計算の補助です。四則演算ができて、ボタンの押しやすい電卓を選びましょう。

関数電卓はWebテストや玉手箱では機能が過剰すぎて使いづらいと感じるかもしれません。なるべく簡素でボタンが押しやすい電卓がおすすめです。また、ソーラー電池の電卓は表示が不明瞭になる恐れがあるのでテストには向きません。

シャープの電卓(ナイスサイズ)EL-N431-Xはシンプルかつ多くの人に馴染みやすいサイズとなっているので、おすすめです。税込・税抜の計算も慣れれば使用できます。

スマートフォンの電卓

毎日触れている、スマホの電卓機能を使うのもおすすめです。使い慣れているので、入力ミスを防ぎスムーズな計算ができます。

特別なアプリを利用する必要はなく、各OSにプリインストールされている電卓アプリで問題ないでしょう。通知が来たり画面が消えたりする可能性があるので、設定変更したうえで使用することをおすすめします。

Webテスト(SPI/玉手箱/c-gab)で電卓を使う際のポイント

Webテストで電卓を使う際のポイントを紹介します。

問題集や過去問で電卓に慣れる

電卓に慣れていないと、かえって計算が遅くなってしまうこともあります。問題集や過去問を使って、電卓に慣れておきましょう。

Webテストはスピードも非常に重要なので、操作に慣れておらず打ち間違えたり、入力に時間がかかったりしてしまうことは避けたいですよね。勉強・模試のときからテストで使用する電卓を使い、操作に慣れておきましょう。

図解することで計算順序が明確に

図解して計算順序を明確にしておけば、計算問題を素早く解けるようになります。

電卓は正確に計算できますが、計算順序を間違って答えが変わってしまうことに気づかないリスクもあります。そうしたリスクを避けるために、問題を解く際は図解して計算順序を明確にすることをおすすめします。

図解することで計算がシンプルになり、電卓を使用する回数も減らすこともできます。問題集や過去問で図解をする練習をして、計算ミスを減らしましょう。

速算方法も活用して電卓は補助に

よほど電卓に慣れていない限り、暗算で計算できる場合は、電卓を使用するよりも暗算のほうが計算スピードが速い場合が多いです。

速算方法を覚えると暗算の方が早くできるようになります。テストセンターへの備えもかねて、前述した速算方法はぜひ覚えておいてください。

まとめ

以上、テストセンターへの電卓の持ち込み可否から、速算方法、Webテストで使用するおすすめの電卓について紹介してきました。

テストセンターには電卓を持ち込めませんが、スムーズに計算して高い得点を残すには速算方法を覚える、問題集を繰り返すなど、準備して受験する必要があります。

Webテストでは電卓の使用が認められていますが、準備する電卓は何でもいいわけではありません。自分に合った電卓を勉強から使って慣れておき、本番での打ち間違えが減らせるようにしましょう。