内定がもらえない、本命の企業から不採用になったなど、就活をしていると自分の予想や希望通りにはいかないことがあり、就活を失敗していると感じてしまうこともあるかもしれません。
就活に失敗したと感じてしまうと気分も落ち込み、なかなか次の行動に移せなくなることもあるでしょう。
しかし、就活に失敗したとあまり深刻に考えすぎるのも良くありません。
就活に失敗したと感じる理由と、就活に失敗しても何とかなる、就活に失敗しても大丈夫な理由を確認し、就活に失敗したと感じてからどうすべきかを考えていきましょう。
目次
就活に失敗してもなんとかなるもの?
就活が思うように進んでいないことで、就活に失敗していると不安を感じてしまうこともあるかもしれませんが、それだけで就活失敗と考えるのは避けたほうがいいでしょう。
就職の手段やキャリア構築の手段は多様化しており、就活の成功や失敗が「内定獲得」のみでは判断することはできません。
そのため、希望していた企業に行けなかったり、なかなか就活が進まずに内定がでないことだけで、就活に失敗していると決めつけるのも時期尚早でしょう。
就活に失敗しても何とかなる、大丈夫という気持ちを持ちながら前向きに行動することも、就活を進めるうえで大事なことといえるのではないでしょうか。
就活に失敗したと感じるのはどんなとき?
そもそも、どのようなときに就活に失敗したと考えてしまうのでしょうか。
就活の失敗を感じる基準は人によって違います。
就活の失敗と感じてしまう例を見ていきましょう。
希望している企業から内定がもらえない
希望している企業から内定がもらえないと就活に失敗したと感じることがあります。
第二志望や第三志望の企業から内定はもらえているのに「なんで?」と失望を感じることがあるのではないでしょうか。
就活は企業が求める人材像とのマッチングであるため、企業から内定がもらえないことは少なくありません。
第一志望ではないとしても、内定を獲得している企業があることは、就活の失敗とは考えなくてもいいのではないでしょうか。
第一希望ではない企業に入社した
第二志望や第三志望の企業に入社した場合「就活うまくいかなかったな」と失敗を感じてしまうこともあるでしょう。
就活の目的が第一志望の企業への就職としていることが原因といえます。
第一希望のみでしか働く気がないというわけではないのであれば、就活の失敗とはいえませんし、企業や仕事の実情は働いてみて分かる部分も多いといえます。
第一希望が必ずしも良いともいえない場合もありますので、今回の就活での縁や結果であると受け止めて、失敗とせずに前向きに考えてみましょう。
内定がまったく出ない
就活を続けているのに内定がまったく出ない状況は失敗していると感じてしまうかもしれません。
選考結果の連絡がなかなか届かず、届いたとしても不合格となっていることが続くと気持ちが沈んだり、自信を失ってしまうこともあるでしょう。
しかし、就活をこなしたOB、OGには数十社に応募してきた方も少なくありません。
あきらめずに就職活動を続けることで、内定を獲得できるチャンスはありますので、内定が出ない状況でも失敗と決めつけないようにしましょう。
就活が終わった仲間と比べてしまう
就活が終わった仲間と比べてしまうことで失敗を感じることもあります。
自分は内定がもらえていない状況で就活仲間の内定を聞くたびに、焦りが生まれてきてしまうこともあるでしょう。
また、希望している企業に就活仲間が内定をもらっていた場合も、自分の就活は失敗しているのではないかと不安になることもあるかもしれません。
比較したり競争として意識したりすることで、自分のペースで活動することが難しくなる可能性があります。
しかし、就活は誰かとの競争ではなく自分自身の問題ですので、友人や仲間、他人の就活状況と比較して失敗と決めつけることは避けましょう。
既卒になってしまった
就活を終わらせることなく大学を卒業してしまった場合、就活に失敗したと感じてしまうのは仕方がない部分があるかもしれません。
卒業してしまい、新卒採用枠での入社が難しくなることで、これからのキャリアに不安を感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、既卒でも就活を継続することができ、新卒採用枠で入社できる場合があります。
学生時の就活だけが就活ではなく、卒業したとしてもまだまだチャンスがあるので、失敗と決めつけずに活動を継続しましょう。
就活に失敗してもなんとかなる・大丈夫な理由
就活に失敗しても何とかなる・大丈夫な理由を知っておくと、就活を進める中で不安やネガティブな気持ちの軽減につながります。
就活に失敗しても 何とかなる・大丈夫な理由について見ていきましょう。
就活失敗と思い込んでいる可能性がある
就活に失敗したと思い込んでしまっていることもあるかもしれません。
例えば、内定が一つもないという状況をとらえても、応募している企業数が圧倒的に足りていないのかもしれませんし、ミスマッチしている企業ばかりに応募しているのかもしれません。
自分の適性や能力を客観視して、自分に合った就活をすることで、これまで内定が出ていない期間が長くても、一気に解消される可能性は大いにありますので、これまでの就活の仕方を見直してみましょう。
既卒でも不利にならない企業もある
就活が終わらず大学を卒業してしまったことを就活の失敗ととらえるのは早急ではないでしょうか。
大学卒業から1〜3年以内であれば新卒同様に受け入れる企業は、中小にかぎらず大手企業でも存在します。
厚生労働省は既卒3年以内であれば新卒枠として受け入れるように経済団体に対して要請しています。
また、労働政策研究・研修機構が調査した資料(4 新規大卒採用における既卒者の扱い)によると41.1%(2017年調査:4366社中)の企業が既卒でも新卒として採用対象とする調査結果もあります。
このような取り組みがされていることから、就活が終わらず大学を卒業してしまっても諦める必要はなく、失敗と思い悩む必要もないといえるでしょう。
就職留年という手段もある
あえて卒業せず就活のために留年するという手段もあります。
既卒となっても採用する企業はありますが、在学中の就活に比べれば選択肢を減らしている傾向はあります。
就職留年をすることはリスクや新卒とは違う扱いになる可能性もありますが、応募できる企業の選択肢を減らさずに活動ができる部分もあるので、選択肢のひとつとして覚えておくといいかもしれません。
希望の企業が必ずしも自分に良いとは限らない
希望した企業でない企業に入社することになると、就活の失敗と感じることがあるでしょう。
しかし、希望の企業が必ずしも自分にあっているとは限りません。
入社後の配属や業務が想像と異なることもあります。
選ばれなかった企業よりも選んでくれた企業でスキルと経験を積むことが、キャリア構築にはプラスになるので、入社を決断したのであれば失敗といつまでも考えていても良いことはないでしょう。
就活に失敗したと感じてもなんとかなるようにするには?
就活に失敗したと感じると行動すべてが消極的になってしまい、就活に気持ちが入らなくなったり、就活自体をやめてしまうこともあるでしょう。
実際にはなんとかなるようにする方法がいくつもあり、就活を停止することはもったいないといえます。
就活に失敗したと感じてもなんとかなるようにする方法を見ていきましょう。
ポジティブに考える
今はうまくいっていなくても「必ず内定をもらうことができ就活の終わりがくる」とポジティブに考えて行動することが大切です。
失敗というネガティブな感情をもったままでは、消極的になり成功から遠ざかる可能性があります。
就活には失敗がつきものとして、ポジティブに考えていくことが大切です。
リフレッシュして気持ちを切り替える
就活のことをネガティブに考え過ぎないように、自分の好きなことをしてリフレッシュすることも、就活を続ける中では大切です。
気持ちを切り替え整理することで、次にやるべきことに集中しやすくなる効果が期待できます。
内定を獲得するまで就活以外のことをする気が起きないと感じるかもしれませんが、うまくいっていない、失敗してるかもと感じる場合は思い切って切り替えることも検討しましょう。
改めて自己分析をしてみる
就活をはじめた時、一度は自己分析をおこなっているかもしれません。
なかなか内定が獲得できない場合、面接や書類選考でアピールがうまくできていない可能性があります。
もう一度学生生活で学んできたことや貢献できる知識と経験がないか見直し、強みの自己分析をしてみましょう。
強みや学んだ知識、将来のキャリア像が希望する企業の求める人材像とマッチしている部分が見つかる可能性があります。
OfferBox(オファーボックス)など、就活サイトの自己分析ツールを利用することも分析手段として効果的ですので利用してみるといいかもしれません。
就活の相談先を見つける
就活の相談先を見つけていない場合、悩みや迷いが相談できず失敗を強く感じることがあります。
まずは同時期に就活している仲間や信頼できる先輩など就活の悩みの相談先を見つけることが大切です。
アドバイスを求めたいときに相談先があると、悩みも解決しやすくなります。
就活の相談先を見つけることがむずかしい場合、就活情報サービスや就活サイトを利用することも検討しましょう。
面接対策などのセミナーや企業説明会などのイベントに参加する
なかなか内定がもらえず失敗を感じている場合、就活の情報が不足し間違った方向で努力している可能性があります。
面接対策などのセミナー、企業説明会などのイベントに参加してみることがおすすめです。
面接対策やイベントの情報は大学に設置されているキャリアセンターを利用することもよいでしょう。
情報が更新され、問題点を認識できる可能性があります。
就職後でも転職やキャリアチェンジはできる
希望する企業に入社できず就活に失敗したと感じていても、希望する企業への転職や未経験の業種にキャリアチェンジするチャンスがあります。
新卒よりも第二新卒、中途採用を積極採用する企業もあり、社会人としてのスキルや経験が強い武器になります。
入社した企業が自分に向いていなかった場合、転職やキャリア変更を検討することも一般的なことなので、まずは内定後の企業で働いてみてから考えてみるというのも重要です。
希望の企業ではなくても働いてみると適性やできることがわかってくる
第一希望ではない企業に入社した場合、失望感を感じる方もいるのではないでしょうか。
しかし、働いてみると思ったよりも向いている、意外と得意な業務だったとわかることがあります。
まずは入社した企業で全力を尽くし、結果を出すことが大切です。
その会社でできることをやり尽くし、仕事をする中で自分の価値を伸ばすことが、将来のキャリア形成においては重要となるでしょう。
OfferBoxに登録して就活の可能性を広げよう
就活に失敗を感じて自信を失っているときこそ、気持ちを切り替え積極的に動いて成功につなげていきましょう。
OfferBoxに登録しプロフィールを充実させておくことで、さまざまな企業からオファーが届く可能性を手にすることができます。
自分で希望の企業を探すと同時に、OfferBoxにも登録して就活の可能性を広げてみてはいかがでしょうか。