これまで経験のない就活に不安しかないと感じるのはおかしなことではありません。
しかし、就活に不安しかないままでは、うまく就活が進まなかったり挫折してしまうかもしれません。
就活に不安しかないと感じる理由と就活に不安しかないと感じたときの対処法を確認して、就活の不安を軽減しながら進めていけるようにしましょう。
目次
就活に不安しかないのはおかしい?
一般的に大学3年生の3月から就職活動が解禁され、就活生は動き始めることになります。
そのなかで、就活に不安しかない状態であれば、就活に対して悩んだり自信を失ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、就活に対して不安を感じている学生は少ないものではありません。
就職活動はほとんどの学生にとって初めての経験であり、不安を抱くことは当然といえます。
就活に不安しかないと感じることはおかしなことではなく、不安に感じる原因を明確にし、解決に向けて行動していくことが重要です。
就活に不安しかないと思ってしまうときとは?
就活に不安しかないと思ってしまうのはなぜなのでしょうか。
就活に不安しかないと感じるのはどのようなときなのかを見ていきましょう。
何から始めたらよいかわからない
就活を進めるにあたって自己分析や企業研究、情報収集などやるべきタスクは数多くあります。
こなすべきタスクが多くある一方で、取り組み開始時期に明確な決まりはありません。
そのため、何から手をつけてよいのかわからないことで不安を感じることもあるでしょう。
何から始めるべきかわからない原因は、就活の全体像を把握できていないことにあります。
まずは就活の全体像を理解し、自分のやるべきタスクに落とし込んでいきましょう。
自分のやりたいことやキャリアが見えない
就職は人生において大きなポイントになりますが、やりたいことやキャリアが見えず行動に移せないこともあるでしょう。
しかし、就職活動を始める時点でやりたいことやキャリアが明確になっている就活生の方が少ないのではないでしょうか。
社会経験がほとんどない就活生には、自分が本当にやりたいことや将来のキャリアを考えることは難しいものですし、これからの経験で変わることも多くあります。
企業を選ぶ一つの基準として、やりたいことやキャリアビジョンをもっておくことは大切ですが、見つからないからといって思い詰めないようにしましょう。
アピールできるスキルや経験がない
就職活動において、企業に自分をアピールすることはとても重要ですが、自己PRを苦手としている就活生も少なくはないでしょう。
自己PRを苦手とする原因は、特別な経験やスキルでないとアピールにならないと勘違いしていることが挙げられます。
企業が求めているのは特別な経験やスキルではありません。
日常生活のちょっとしたエピソードでも、自分がどのように考え行動したのかや、その経験が業務でどのように活かせるのかを伝えることができれば十分ですので、アピールできるスキルや経験がないと決めつけないで柔軟に考えてみましょう。
働きたい企業と出会えない
数ある企業のなかから自分が「働きたい」と思える理想の企業に出会うことは難しく、自分に合う企業に出会えるのか不安に感じる就活生も少なくないでしょう。
「働きたい」と思える会社に出会うためには、自己分析や業界・企業研究などをしっかりと行い就活の軸を明確にする必要があります。
就活の軸がブレてしまうと、企業選択に迷ったり後悔したりすることになりかねません。
また、働きたい企業がよくわからないということもあるでしょうから、働きたいよりも働きたくないものから考えてみるなど工夫をしてみるといいかもしれません。
周囲に比べて自分が遅れていると感じる
就職活動は人によって進捗状況に大きな差が出ます。
大学3年生の内から積極的にインターンへ参加したり、自己分析や企業研究をコツコツ始めたりする学生がいる一方で、就活解禁時に慌てる学生もいますし、学業や都合によって遅れて開始する場合もあるでしょう。
周囲と競うことは時として自身のモチベーションにも繋がりますが、多くの場合焦りや劣等感を抱く原因となります。
就活は自分に合う企業と出会うことが重要であり、内定までのスピードや企業数を争うものではありません。
就活に不安しかないと感じてしまう原因
就活に不安しかないと感じてしまう原因はどのようなものがあるのでしょうか。
就活に不安しかないと感じてしまう原因について確認していきましょう。
就活には明確な正解がない
就職は人生における大きな決断のタイミングともいわれています。
そのため、「絶対失敗したくない」といった心理が働き、無意識のうちに正解を求めます。
しかし、就職活動において正解はありませんし、就活を無事終えてもそこからも明確な正解や答えがない道のりが続いているともいえます。
そのため、自己分析を徹底して行い、自分の価値観や譲れないもの・目指すキャリアなどをもとに自分だけの正解を決めることが重要です。
就活に対するマイナスイメージの先行
大学で実施される就活セミナーや先輩の体験談などから、就職活動に対して「大変そう」「精神的につらそう」といったマイナスのイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
ポジティブなイメージよりもネガティブなイメージが先行し、気づかないうちに「大変そう」「就職活動は苦労するもの」と自分のなかで決めつけ不安を感じています。
不安な気持ちは連鎖するため、意図的にポジティブな情報を収集したり、イメージと実際のギャップを明確にしたりするなど工夫して乗り越えましょう。
自分を受け入れてくれる企業があるか
就職活動の最終ゴールは、内定をもらうことと考えている学生も多いでしょう。
しかし、本来就職活動のゴールは、自分の価値観を重視した企業に出会うことであり、決して内定の数や企業の規模ではありません。
就職活動において学生は選ばれる側と捉えられがちですが、同時に企業を選ぶ立場であることも忘れないでください。
企業に受け入れられるかではなく、自分が入社したいという気持ちを大切にしましょう。
就活に不安しかないときの対処方法
就活に不安しかないときにはどうすればいいのでしょうか。
就活に不安しかないときの対処法について見ていきましょう。
スケジュールの把握
就活のスケジュールを把握して全体像を知ることで、何から手を付けたらよいかわからないといった不安を解消できます。
就活スケジュールと照らし合わせることで、進捗の遅れに早く気づけるだけでなく、自分の現在地からやるべきことが明確になります。
また、やるべきことの明確化によって無駄な時間を削減でき、自己分析や企業研究などの必要な時間の確保が可能です。
業界や企業の魅力を見つける
業界や企業に対する理解を深めることで、企業選択の不安を解消できます。
業界によって取り扱う商材や仕事内容に差があり、同じ業種・業態でも企業によって強みは異なります。
業界・企業研究においては、はじめから選択肢を狭めないことも大切です。
様々な業界・企業を知り比較することで、新たな魅力や課題に気づき、自分の目指すキャリアがより明確になります。
他己分析や自己分析の徹底
自己分析や他己分析を徹底することで、自身の強みや経験を見つけられます。
企業にアピールできることがないと感じている就活生も多いですが、その多くは自己分析の不足か特別な経験でなければならないといった思い込みが原因です。
自己分析を行う際はモチベーショングラフを用いたり、過去のエピソードを振り返りながら「なぜ?」の質問を繰り返して当時の考えや感情を鮮明に思い出したりすることが重要です。
また、友人などの客観的な意見も自分を知る良い機会になります。
自分が譲れないものを明確にする
就活において譲れないものを明確にすることです、納得のいく選択が可能になります。
就活では、興味のある職種ややりたい仕事で企業を選択する就活生も少なくありません。
しかし、仕事内容や企業の雰囲気など流動的な事柄を基準に企業選択をすると、イメージとのギャップから早期離職の可能性も高まります。
一方、自分の価値観や譲れない条件を基準とすれば、業界や仕事内容に左右されることなく、自分の働きたい企業を選択できます。
自分のペースを守る
就職活動を進めていくなかで、周囲と比較して不安や焦りを感じてしまうことがあります。
しかし、就職活動における成功とは早く内定をもらうことではありません。
周囲のペースに合わせて、企業分析や自己分析をおろそかにしたまま企業選択を行うと、自身が後悔する結果を招きます。
就活は、自分のペースで着実に進めていくことが重要です。
就活を自分一人で完結させない
正解のない就職活動は不安を感じやすく、情報収集や自己分析など一人で取り組むタスクも多いため、孤独な戦いに陥りやすいといった側面があります。
将来を決める最終決断を行うのは自分でなければなりません。
しかし、そこにたどりつくまでの過程は一人で抱え込まず、周りを頼ることも必要です。
色んな人の考えを取り込むことで自身の選択肢を増やすことにも繋がります。
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多くの学生にとって初めての経験であり、人生において大きな選択を迫られる就職活動を不安に感じることは決しておかしなことではありません。
まずは、自分の考えをしっかり受け止めて不安の原因を明確にし、原因に応じた対応が重要です。
就職活動は孤独な戦いと思われがちですが、周囲には就活をサポートしてくれる仲間やサービスがたくさんあります。
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