就活での企業選びは内定獲得という面だけでなく、その後の人生に大きな影響が生じる可能性がある重要な選択です。
万が一、自分に合わない企業を選んで入社した場合、ストレスや働きづらさなどを感じて、早期離職をしてしまうこともあるかもしれません。
就活での適切な企業の選び方や就活の企業選びのポイントについて確認していきましょう。
目次
就活の企業選びが重要になる理由
学生にとって就活での企業選びは、社会人の第一歩として働く企業を選ぶことでもあります。
最初に入った企業は、その後の長いキャリアに様々な形で大きな影響を及ぼします。
転職を考える際にも、履歴書や職務経歴書に記載する必要があるだけでなく、面接ではどのような仕事をしてきたか、どのような学びや経験を得たのか説明することになるからです。
合わないからと短期間で退職してしまえば、その後の転職にそれなりの影響が出てくることを考えると、就活での企業選びが重要だということが分かるでしょう。
また、新卒でなければ入りづらい企業も存在します。
新卒だからこそ可能性やポテンシャルを重視した採用が行われていることを考えれば、新卒での企業選びは慎重に行うことが重要です。
就活の企業選びで避けたい企業の選び方
就活の企業選びを適切にするには避けるべきことがあります。
就活の企業選びで避けたいことについて確認していきましょう。
有名企業にばかりエントリーする
有名企業にばかりエントリーするのはとても危険です。
世間に知られたサービスや商品を取り扱う企業は、学生のみならず世間的にも認知度の高い企業ばかりです。
当然、学生からのエントリーも殺到してエントリー数だけで数万人ということもありますが、採用されるのは数十人、多くても数百人です。
有名企業ばかりにエントリーすると、一つも内定がもらえず全滅する可能性も高まります。
有名企業は魅力的ですので気持ちはよく分かりますが、世間には名が知られていなくても世界的なシェアを持っていたり、有望なサービスを展開したりしている優良企業はたくさんありますので、名前だけで判断するのは避けましょう。
手あたり次第にエントリーする
就活が不安になるあまり、手あたり次第にエントリーするのも、とても危険な行為です。
エントリーするということは、その企業の選考に参加することになります。
興味のある企業ばかりなら問題ありませんが、深く考えずにエントリーすることでその分選考にかける時間が必要になるだけでは済みません。
選考の中で「なぜ当社を志望したのですか?」「他にどのような企業を受けていますか?」と聞かれた時、うまく答えられず不採用になる可能性が高まります。
また、手あたり次第にエントリーした企業に興味を持てなければ、選考のための準備が疎かになったり、途中で選考辞退したりすることにもなりかねません。
就活に使える時間と期間は限られているので、効率的に動くためにも、手あたり次第にエントリーすることはやめましょう。
数を絞って少数の企業にだけエントリーする
手あたり次第エントリーするのとは逆に、数を絞って少数の企業にだけエントリーする学生もいます。
一見、いいことのように思えますがリスクもあり、すべての企業に落ちてしまった場合に選択肢がなくなってしまいます。
また、エントリー数が少ない分、ひとつひとつの選考結果に大きなプレッシャーがかかり、結果に必要以上に一喜一憂することで、本来の力が出し切れないという可能性もあるでしょう。
他社と客観的な比較をし、ベストな判断をするためにはある程度の数の企業を受けることが求められます。
イメージだけで企業を選ぶ
企業の実態というのは正直言えば、実際に働いてみないとわからない部分ばかりです。
なんとなくのイメージだけで企業を選ぶと自分に合わなかったり、イメージと違うことで幻滅してしまうこともあるかもしれません。
良い悪いイメージはあると思いますが、それらに根拠があって何となくのイメージで判断してはいないか冷静に考えてみましょう。
イメージだけではなく、実際に働いている社員と会って話を聞いたり、様々な情報を調べたりして、イメージにとらわれない企業選びをしましょう。
就活の企業選びの前にやること
就活の企業選びの前にどのようなことをしておくと適切に企業選びをすることができるのでしょうか。
就活の企業選びをする前にやるべきことを確認していきましょう。
自分のやりたいことや将来の夢を見つめ直す
企業選びをする前に、まずは自分のやりたいことや将来の夢・得意なことや好きなことを考えてみましょう。
企業を適当に選んだことで、自分のやりたいことや将来の夢とはまったく違う仕事に就くことになれば、長く働けない可能性が高まるだけかもしれません。
また、やりたいことや夢とは別で仕事を考えるとしても、改めて見つめ直すこと気持ちを切り替えたり、別の視点から企業選びに役立てられるでしょう。
自分の強みや得意なことを棚卸して自己分析する
自分の強みや得意なことを棚卸して、自己分析を行ったうえで、企業や職種を考えましょう。
憧れの仕事があったとしても、どうしてもできないことや向き不向きは存在します。
自分の強みや得意なことを活かして働ける企業を選ぶことができれば、やりがいや達成感を感じて長く働くことにもつながり、キャリア形成にもプラスとなるでしょう。
大企業だけでなく中堅企業やベンチャー企業にも興味を持つ
大企業だけでなく、中堅企業やベンチャー企業にも興味を持つことが大切です。
大企業は、確かに安定していて福利厚生も充実したところが多く、入社したいと思う気持ちも分かります。
しかし、大企業だから合っているわけではありませんし、大企業でなくても魅力的で働きやすい企業も多くあります。
企業規模だけにとらわれず、事業内容や将来性・やりたいことができるかどうかにも注目しましょう。
キャリアセンターで卒業生の就職先を調べる
大学のキャリアセンターには、卒業生の就職実績や選考内容などの報告が蓄積されています。
自分の所属する学科や専攻の卒業生がどのような企業に就職したのかを知ることは、企業選びにおいても役に立つでしょう。
気になる企業が見つかれば、OB・OG訪問もできる場合もあるので確認しておくといいかもしれません。
就活の企業選びで気をつけたいポイント
就活の企業選びにはどのような点に気をつけるといいのでしょうか。
就活の企業選びで気をつけたいポイントを確認していきましょう。
自分の強みを活かせる企業を探す
自分の強みを活かせる企業を探しましょう。
いくら福利厚生や給与がいい企業だったとしても、自分の苦手なことや嫌なことを仕事として続けるのは難しいものです。
長くやりがいを持って働くためにも、自分の強みややりたいことを活かせるという視点で企業を探しましょう。
自分が本当に興味のある企業を受ける
誰もが知っているサービスや商品を取り扱っていたり、大企業であっても、自分が興味のあることを取り扱っている企業であるとは限りません。
自分が本当に興味を持てる企業やサービスを選び、受けることが今後のキャリアにとっても大切です。
自分にとって興味を持てる企業かどうか考えてみましょう。
有名企業が取引している企業にも目を向ける
有名企業が取引している企業の中には関連業界も多く、ニッチな分野で実績がある企業や、名前は知られていなくても安定した優良企業が含まれていることも珍しくありません。
また、有名企業が取引しているということは、長年取引をするに値する安定性や独自性を持っている可能性もあるので、取引先にも注目してみましょう。
大学主催の学内企業説明会に参加してみる
大学主催の学内企業説明会にも積極的に参加しましょう。
学内企業説明会に参加する企業は、卒業生が活躍している企業が多いだけでなく、その大学の学生を積極的に採用したいと考えているケースが多いからです。
また、卒業生が学内企業説明会に直々に参加し、企業の魅力などをざっくばらんに話してくれることもあるので、予定が合えば参加してみましょう。
逆求人型サイトに登録して企業との接点を増やす
OfferBox(オファーボックス)のような逆求人型サイトに登録することも非常に有効な手段です。
一般的に就活は自分から興味のある企業にエントリーしますが、OfferBoxは、登録したプロフィール情報を見て興味を持った企業からスカウトが届きます。
企業との接点を増やすためにも、OfferBoxに登録してみてはいかがでしょうか。
自分では見つけることができなかった企業からスカウトが届く可能性もあり、あなた自身の可能性を広げるきっかけになるかもしれません。
就活の企業選びと自分を評価してくれる企業との出会いが重要
就活では企業選びがスタートであり重要です。
自分に合った企業選びを就活では心がけましょう。
また、企業選びだけでなく、自分に興味を持ったり、評価してくれる企業との出会いも重要です。
思いがけない企業との出会いの可能性を増やしたいのであれば、プロフィールを登録することでオファーが届く可能性のある、OfferBoxを活用してください!