「自分に合う企業が見つからない」「就活がうまくいくか不安」と悩んでいませんか?企業選びに迷ったときは、「企業選びの軸」を持つことが成功の鍵となります。
この記事では、企業選びの軸が必要な理由や、ポイントとなる7つの軸について紹介します。企業選びの具体的なやり方やコツも紹介するので、企業の選び方がわからない人は参考にしてみてください。
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企業選びに失敗しないために軸が必要な理由は?
就活で企業選びを失敗しないために、なぜ「企業選びの軸」を持っておかなければいけないのでしょうか。
企業選びのやり方やコツを知る前に、就活で企業選びの軸が必要な理由について詳しくみていきましょう。
効率的に就活を進めるため
現在、日本には360万社以上の企業が存在します。そのため、「大学を卒業したら、企業に入って仕事をしたい」という考えだけでは、エントリーする企業を選ぶのは難しいでしょう。
しかし、自分がどんな仕事をして、どんな働き方をして、どんな人生を生きたいかが決まっていれば、入りたい企業の数は限られてきます。
企業選びの軸を持っていることで、円滑に企業選びを進められ、迷う時間が減ることで効率よく就活が進められます。自分とマッチする企業に入社するため
一言で「働く」といっても、働く業界によって仕事内容は大きく変わります。また、雇用形態が正社員・契約社員・フリーランスなのかによって時間の自由度や生活の安定度も変わりますし、フレックス制やテレワークが導入されているかでも働き方が大きく変わります。
自分の実現したいキャリアや、働き方、人生設計が定まっていれば、働く職種や業界、必要となる福利厚生、雇用制度などが定まるため、自分にマッチする企業に入社しやすくなるでしょう。面接での回答内容でブレを生じさせないため
企業選びの軸は、自分の持っている強みを活かせる企業とはどんな企業なのか、入社後に社会人としてどのように活躍したいのかをわかっていなければ決められません。
面接では、入社後に実現したいキャリアや、自分の強みについての質問をされることがよくあります。企業選びの軸が決まっていれば、入社後に希望するキャリアや強みについての質問があっても回答がブレることはありません。また、面接で企業選びの軸について質問される場合もあります。
就活の企業選びの7つの軸
就活で企業選びを失敗しないために、企業選びのポイントとなる7つの軸を紹介します。
企業選びの軸①:業界・職種
自分の将来のキャリアを考え、働く業界と職種を定めることは、企業を選ぶうえで重要な基準になります。
業界によって仕事内容は大きく異なりますし、同じ業界のなかでも、業種や企業、職種によって仕事内容とキャリア、働き方が異なるからです。業界は大きく分けると「メーカー」「商社」「小売」「金融」「広告・出版・マスコミ」「ソフトウェア・通信」「サービス」「官公庁・公社・団体」の8つに分けられます。
自分のやりたい仕事や働き方がわからない人は、それぞれの業界にどんな業種と職種があるのかを調べてみると自分のやりたい仕事や働き方が見つかり、企業選びの軸が決められる可能性があります。
また、企業選びの際には、各業界の企業ランキングを参考にするのも有効です。ランキングを見ることで、その業界で評価の高い企業を知ることができ、自分に合った企業選びのヒントになります。
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自分が進みたい業界・業種・職種が決まっていない人は、自己分析ツールを活用してみましょう。自己分析ツールを活用すれば、自己分析が簡単に行えて、自分の強みや弱みがわかります。
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自分では気づいていなかった強みに気づけたり、向いている職種が数値化されたりもしますので、企業選びの軸を決める基準として活かせます。
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企業選びの軸②:企業規模
企業規模とは、企業の大きさや影響力を表す指標で、従業員数や年間売上、株式が上場しているかなどで分類が変わります。
一般に従業員数300人以下の企業を中小企業、それ以上を大企業と分類します。
新しいビジネスや革新的な事業をおこなっている企業はベンチャー企業と呼ばれ、設立して間もない企業が多く、企業規模は中小企業に該当することが多いでしょう。
優良企業という言葉がありますが、優良企業とは職場環境が良く、今後も成長が見込まれる企業を指します。そのため、企業規模が大手だからといって優良企業というわけではないことを覚えておきましょう。
大手企業、中小企業、ベンチャー企業によって働く環境やキャリアが変わるため、どの分類の企業で働きたいかを企業選びの軸にすると企業が選びやすくなります。企業選びの軸③:社風・雰囲気
企業によって社風や社内の雰囲気は大きく異なります。就活を成功させて希望の企業に入社できたとしても、企業の社風や雰囲気に馴染めなければ期待される活躍ができなかったり、職場に居づらくなったりして早期退職するかもしれません。
そうならないためにも、企業選びの軸のなかに、どんな環境で働きたいかという基準を持っておくことをおすすめします。
企業の社風や雰囲気を知るには、企業の公式サイトに掲載されている従業員へのインタビュー記事を読んだり、企業理念や経営者のインタビューを読んだりするといいでしょう。また、企業説明会の参加やOB・OG訪問、インターンシップに参加すると実際に働く人の話が聞けるので社風や雰囲気がつかみやすくなります。
企業選びの軸④:福利厚生
給与や年間休日数、転勤の有無、平均残業時間などの勤務条件や、休暇制度や手当などの福利厚生に何が必要か考えることは企業を選ぶ基準の1つです。
テレワークができるか、休日が土日祝の固定なのか、それともシフト制なのかによって、入社後の生活は大きく変わります。また、フレックス勤務や時短勤務ができるかで結婚して子どもを持ったときのキャリア形成に大きく影響します。ただし、福利厚生の充実している優良企業であることだけを企業選びの軸にすると、自分に合わない職種や社風の合わない企業を選んでしまう可能性があるので避けた方がいいでしょう。
しかし、自分にとっての譲れない条件は企業選びの軸にしっかり設定しておきましょう。
企業選びの軸⑤:安定性・成長性
企業選びの軸として、あまり重要視されにくい企業の安定性と成長性ですが、意外としっかり見ておいた方がいい基準になります。なぜなら、企業の安定性や成長性が低い場合、経営が厳しくなるリスクがあるためです。どれだけ自分の望む仕事ができて福利厚生が充実していても、働いている企業が倒産してしまえばキャリアが途絶えてしまうだけでなく、収入も途絶えてしまいます。また、倒産をしなくてもリストラにあったり、給与が減らされたりする可能性もあるでしょう。
また、企業が行う事業に成長性がなければ、将来のキャリアの選択肢が狭まってしまいます。
自分のキャリアを長期視点で考え、自分の人生設計を安定させるために、企業の安定性と成長性は企業選びの軸の1つに入れておくことをおすすめします。
企業選びの軸⑥:評価基準
評価基準とは、企業が社員の昇給・昇格、配置換えを決めるための基準のことです。
日本の多くの企業は、次の3つの区分で社員を評価します。
- 能力:能力、スキル、知識
- 成果:目標の達成度
- 情意:勤務態度や仕事に対する姿勢
3つのうちのどの区分に比重を置くかは企業によって異なります。
評価基準によって入社後のキャリア形成や人生設計に大きく影響を与えるため、自分にあった評価基準の企業を選ぶことは企業選びの軸として大切です。企業の評価基準は、公式サイトや採用情報には載っていないことが多いため、OB・OG訪問か面接の逆質問の際に質問するか、口コミサイトの口コミを見て参考にしましょう。
企業選びの軸⑦:定着率
定着率とは、入社した社員が一定期間離職せずに残っている割合を表す指標です。
企業の定着率が高くなる理由は次のとおりです。
- 同業他社と比較して報酬が高い
- 人事評価制度が適切である
- ワークライフバランスに配慮している
- 社内の人間関係が良好である
- 多様な人材が活躍できる環境づくりができている
- 企業理念が社員に浸透している
また、長く働き続けられる企業は長期的なキャリア設計や人生設計が立てやすいため、企業選びの軸の基準として入れておくといいでしょう。
就活における企業選びの方法は?
ここまでは、企業選びのポイントになる7つの軸を紹介しました。ここからは、軸を持ちながら企業選びを行うにあたって、どのような方法と流れで企業選びを進めていくかを紹介していきましょう。
自己分析で自己理解を深める
企業を選ぶためには、まず自己分析をして自分についての理解を深めることが大切です。
過去の経験を振り返りながら自己分析をすることで、自分の強みや弱み、自分がやりがいを感じることや、強みを活かせる職種がわかります。また、自分の価値観に気づけるため、企業選びの軸のなかで重視するものの優先順位が決められるでしょう。
自己分析の方法には、自分史やモチベーショングラフ、ジョハリの窓の作成などがあります。また、企業選びを成功させるためには、診断ツールを活用するのも一つの手です。
自己分析ツールを活用すると、客観的な視点での自己分析ができるのでおすすめです。自己分析のやり方がわからない人や、やってみたものの上手くできているか自信がない人は先ほども紹介した「AnalyzeU+」で自己分析してみましょう。
企業選びの軸を定める
自己分析で自分の強みや価値観がわかれば、自分を活かせる業界。職種、職場環境、仕事を続けていくために必要な条件が見えてきます。
また、自分の将来のキャリアや人生設計も見えてくるので、先ほど紹介した企業選びの7つの軸を基準に、働きたい業界・職種、企業規模、必要な福利厚生などを決めていきます。
決めなければいけないことがたくさんあるように思いますが、自分がどんな企業に入社したいのか、どんな企業に入社すれば自分という人材を最大限に活かせるのかを考えれば、企業選びの軸が自ずと定まってくるでしょう。
企業を比較検討する
企業選びの軸が定まったら、その基準に当てはまる企業を探して比較検討します。
まずは自分が働きたい業界・業種と企業規模から企業を検索します。次に、検索で出てきた企業をほかの基準を使って比較してみましょう。
社風や雰囲気が自分の性格と合いそうな企業はどれなのか、勤務条件や福利厚生は自分の望む条件に近いかなど比較していきます。
長期的なキャリアを考える人なら、安定性・成長性があるかどうかや、評価基準が自分に合うかも大切です。
企業選びの軸を1つにする必要はありません。複数の企業選びの軸を使って、自分の望むキャリアや人生設計に合う企業を選びましょう。
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就活における企業選びのポイントは?
企業選びの方法について紹介しましたが、企業選びをするうえで気をつけておくべきポイントについても紹介しておきましょう。
軸に固執しすぎることもNG
企業選びの軸を決めておくことは企業選びをするうえでとても大切ですが、軸に固執しすぎるのはいけません。軸に固執しすぎて企業選びが進まないときや、就活がうまく行かないときは、自分の決めた軸が自分のキャリアや人生設計に必要かどうか見直してみることも大切です。
企業規模を大手企業に決めた場合、選択肢は限られます。例えば、日本全体の企業数に対する大手企業の割合はごく一部であり、特定の業界や職種で選ぶと、さらに対象企業が少なくなる可能性があります。
そのなかで、ほかの企業選びの軸を満たす企業を見つけるのはとても難しく、見つかったとしても競争相手が多いため就活に苦戦を強いられる可能性が高くなるでしょう。
しかし、企業規模を大手企業に固執せず、中小企業も含めれば、自分の望む福利厚生があり、安定性・成長性の高い企業が見つかる可能性も高まります。
企業選びの軸の優先順位を決める
企業選びの7つの軸に全てあてはまる企業だけに絞ろうとすると、かなり数が限られてしまいます。そのため、軸のなかで優先順位を決めておくことが大切です。どの企業選びの軸を優先するかは、人によってさまざまです。どの軸を優先するのが正しいといったことはありません。
働きやすい環境を重視する人なら、福利厚生や定着率、社風や雰囲気を重視するでしょうし、やりがいを重視する人なら成長性や評価制度を重視するでしょう。
自分の望むキャリアや人生設計にとって、必要な軸が何かは人によって変わります。自分にとって必要な軸の優先順位をつけておき、優先順位の高い軸に当てはまった企業を選ぶようにしましょう。
就活の企業選びでは軸を大切にしてみよう!
就活で企業を選ぶには、企業選びの軸を決めて、軸を大切にして選ぶと選びやすくなります。
軸を決めるには自己分析を行い、自分の価値観や強みを理解しましょう。先にご紹介した自己分析ツール「AnalyzeU+」は、逆求人サービスOfferBoxに登録すれば無料で使えます。
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