
SNSや先輩の話を聞いて、「27卒の就活はやばいのでは…」と漠然とした不安を抱えている学生もいるのではないでしょうか?
しかし、やばいと言われる理由を理解したうえで適切に対策すれば、漠然とした不安も解消し、納得できる就活を行いやすくなるでしょう。
この記事では、27卒の就活がやばいと言われる理由や、実は追い風である理由、今すぐ始めるべき具体的な対策を解説します。
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目次
27卒の就活が「やばい」と言われる4つの理由
「27卒の就活はやばい」と感じるのには、明確な理由があります。知っておくべき4つの理由についてわかりやすく解説します。
- 就活の早期化がさらに進んでいるから
- インターンシップへの参加が主流になったから
- 不透明な社会情勢で企業の動きが読みにくいから
- オンライン選考への対応力が必要だから
理由1:就活の早期化がさらに進んでいるから
2025年度以降に卒業予定で、卒業前年度の春休み以降に参加したインターンシップを通じて「高い専門的知識や能力を持っている」と判断された学生は、卒業年度の6月より前のタイミングで採用選考を受けられるようになりました。
そのため、企業が早い段階で優秀な学生を採用できた場合は、通常選考の採用人数を減らす可能性があります。
また、多くの企業がインターンシップを早期選考に位置づけることで、例年よりもインターンシップの開催時期が早まる可能性があるでしょう。
実際に株式会社ワンキャリアの調査によると、26卒の6割以上が「大学3年の10月以前」に早期選考のエントリーを開始しています。

27卒の就活を成功させるには、早期からの情報収集と行動が欠かせません。
理由2:インターンシップへの参加が主流になったから
近年、多くの学生がインターンシップに参加するようになり、就活においてインターンシップの経験が一般的になっています。
その背景には、次のようにインターンシップに参加するメリットがあるからです。
- 企業のリアルな雰囲気がわかる
- 実践的なビジネススキルが身に付く
また、企業側もインターンシップを「学生の適性を見極める機会」と捉え、選考の一環として活用する動きが広がっています。実際、次のように採用に直結するものもあります。
- 参加者限定の早期選考ルートになっている
- 本選考で一部のプロセスが免除される
そのため、実際にインターンシップに参加した企業に就職した就活生も多いのが事実です。
理由3:不透明な社会情勢で企業の動きが読みにくいから
先行きが不透明な社会情勢も、27卒の就活をやばいと感じさせる要因です。
長引く円安や物価高、緊迫した国際情勢などは、日本経済全体に大きな影響を与えます。このような状況下では企業の業績も変動しやすく、採用計画の縮小や採用職種の変更をせざるを得ません。
こうした将来への不安から、学生の間では安定志向が強まっています。株式会社リクルートマネジメントソリューションズの調査(2024年)では、25卒の学生が仕事に求めることの第1位が「安定(42.6%)」でした。

27卒の就活でも、大手企業や公務員といった安定しやすい進路に人気が集中し、それらの企業の競争が高まる可能性があるでしょう。
理由4:オンライン選考への対応力が必要だから
27卒の就活がやばいと言われるのは、オンライン選考への高い対応力も求められるからです。
コロナ禍を経て、オンラインの面接やグループディスカッションが多くの企業で定着しました。学生は対面とは異なる環境で、自分の能力や熱意を効果的にアピールしなければならず、オンライン就活慣れしているのが、当たり前になっています。
そのため、オンライン特有のルール理解や準備が不足していると、本来の実力を発揮できずに評価を落とすリスクがあります。
近年は「AI面接」を導入する企業も増えているため、AIの仕組みを理解した対策も必要です。
27卒の就活が「実はやばくない」3つの理由
27卒の就活はやばいだけではなく、就活生にとってチャンスもあります。その理由を3つ紹介しますので、安心して活動していきましょう。
- 高い求人倍率で、売り手市場が継続している
- 就職率が高水準を維持している
- オンライン選考によりエントリーしやすくなっている
理由1:高い求人倍率で、売り手市場が継続している
リクルートワークス研究所の調査(2025年)によると、2026年3月卒業予定の大学生・大学院生対象の求人倍率は1.66倍で、2015年から1.5倍以上の水準をキープしています。
つまり、学生1人に対して1.66社の求人があるということで、就職したい学生よりも企業からの求人数の方が多い「売り手市場」が長年続いていることを意味します。
全国の民間企業の求人総数は76.5万人で、学生の民間企業就職希望者数は46.1万人なので、30.4万人の求人が余っている状態です。

求人倍率の増加傾向は今後も続く見込みなので、27年卒の就活も売り手市場になると考えられます。
理由2:就職率が高水準を維持している
大学生の就職(内定)率がも高水準を維持していることも、27卒の就活がやばくない理由です。厚生労働省の発表(2025年)では、2024年3月卒業の大学生の就職率は98%で、前年度から引き続き98%台を維持しています。
| 分類 | 2024年 | 2023年 |
|---|---|---|
| 全体 | 98.0% | 98.1% |
| 男子 | 97.6% | 97.9% |
| 女子 | 98.5% | 98.3% |
| 文系 | 98.2% | 97.9% |
| 理系 | 97.3% | 98.8% |
出典:厚生労働省「令和7年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します」
また、男女別や文系・理系別で見ても、多少の増減はあるものの高水準となっています。
このように多くの学生が内定を得られているため、就職のチャンスが豊富にある状況と言えます。
理由3:オンライン選考によりエントリーしやすくなっている
近年はオンライン選考が主流のため、地理的・物理的な制約が解消されました。とくに地方学生が首都圏の企業の選考を受ける際に負担だった、交通費・宿泊費・移動にかかる時間が削減されています。
そのため、下記のような企業にも気軽に応募できるようになりました。
- 今まで物理的に応募を諦めていた遠方の優良企業
- これまで地理的に受けにくかったニッチな業界のトップ企業
選択肢が全国に広がることで、自分に本当に合った1社と出会える可能性が高まっています。
27卒の就活がやばくなりやすい人の特徴
27卒の就活がやばくなりやすい学生には、下記の共通点があります。
- 就活の準備を先延ばしにしている
- 大手や有名企業しか志望していない
- 1回もインターンシップに参加していない
このような特徴があると、早期化・複雑化する就活の流れから取り残されかねません。「気づいたときには、選択肢がほとんど残されていなかった」という事態に陥る可能性もあります。
現状をやばいと感じているときこそ、できる対策から取り組んでいきましょう。
27卒の就活がやばい人が今すぐ始めるべき9つの対策
「周りに比べて出遅れてしまった…」と焦っている学生に向けて、やるべき9つの対策を紹介します。
- 就活スケジュールを把握する
- 自己分析や他己分析を徹底して就活の軸を固める
- 業界・企業研究で視野を広げ、合う企業を見つける
- 秋冬のインターンシップに積極的に参加する
- ガクチカを整理し、魅力的なエピソードを用意する
- 模擬面接を繰り返して自信をつける
- 志望企業にAI選考がある場合は対策する
- OB・OG訪問で業界・企業の情報を収集する
- オファー型就活サービスを利用してスカウトをもらう
対策1:就活スケジュールを把握する
やばいという焦りから抜け出すために、就活全体のスケジュールを把握し、自分の現在地を理解しましょう。ゴールまでの道のりとやるべきことがわからないままでは、焦りだけが募ってしまいます。
まずは、以下の一般的な就活スケジュールで全体像を掴みましょう。

志望企業が決まり次第、各社の選考フローを調べて、エントリー締切日や面接時期などをスケジュールアプリにメモしてみてください。企業によって面接回数や選考の順番なども変わるため、個別の管理が重要です。
ただ、予定していた採用枠が埋まらずに、選考期間を延長している企業もあるため、自分が遅れていると思っても、まずは企業に問い合わせをしてみるのもおすすめです。
より詳しい就活スケジュールを知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
対策2:自己分析や他己分析を徹底して就活の軸を固める
有効求人倍率が高くなっていても、人気の企業には多くの就活生が応募をします。その中で選ばれるには、「自分がどのような人間で、何を大切にし、どう貢献できるのか」を明確にアピールしなければなりません。
そのため、自己分析で以下を深掘りして、就活の軸を固めましょう。
- どのようなときにやりがいを感じるか
- 譲れない価値観は何か
1人で自己分析すると思い込みや偏りが生じやすいので、下記も併せて取り組むのがおすすめです。
- 友人や家族に自分の長所を聞いて他己分析する
- 自己分析ツールを活用する
OfferBoxの自己分析ツール「AnalyzeU+」なら、累計100万人のデータから分析できて、社会で活かせる自分の強みがわかります。無料で利用できるので、ぜひ以下から活用してみてください。
対策3:業界・企業研究で視野を広げ、合う企業を見つける
やばいと感じている今だからこそ、業界・企業研究で視野を広げて、自分に合う企業を見つけられるようにしましょう。
業界の将来性や課題、企業が求める人物像を深く理解すると、自分の強みをどうアピールすれば響くのかが見えてきます。志望動機や入社後のキャリアも明確になるため、面接での回答にブレが生じにくくなります。
また、企業の社風や雰囲気がわかると、自分との相性が判断できるため、入社後のミスマッチによる早期退職を防ぎやすいのもメリットです。
会社説明会に参加してWebサイト上にない情報を質問したり、口コミサイトの活用、社員座談会で1日のスケジュールなどを聞いたりするのがおすすめです。
下記の記事で、企業研究の詳しいやり方を紹介していますので、参考にしてみてください。
対策4:秋冬のインターンシップに積極的に参加する
現状をやばいと感じている人こそ、秋冬のインターンシップに積極的に参加しましょう。
秋冬のインターンシップは、参加者限定の早期選考ルートが用意されるなど、本選考に直結するチャンスが多い傾向にあります。また、夏のインターンに参加できなかった学生にとって、業界や企業への理解を深めて志望動機を固める機会です。
インターンシップ先の企業の社員や、ほかの就活生との親交を深めて人脈が広がることで、就活にを有利な情報を手に入れやすいメリットもあります。
まずは、ナビサイトやインターンシップ専用の情報サイト、オファー型就活サイトなどで、参加したいインターンシップを見つけましょう。
応募にはES(エントリーシート)の提出やWebテスト、適性検査の受検が必要なケースもあります。事前に求める人物像などをチェックしたうえで、伝えるエピソードを調整してみてください。
冬のインターンシップを探している方は、こちらの記事で特徴や注意点を押さえておきましょう。
対策5:ガクチカを整理し、魅力的なエピソードを用意する
魅力的なエピソードのガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を用意することも、今すぐ始めるべき対策のひとつです。
企業はガクチカを通じて、「あなたが課題に対してどのように考えて行動し、何を学んだのか」というプロセスと人柄を見ています。特別な経験がなくても、身近な経験を深く掘り下げて自分らしさをアピールすることは十分に可能です。
アルバイトやサークル活動といった経験を、下記の構成に沿って整理してみてください。
- 結論
- 動機
- 目標・課題
- 取り組み
- 結果
- 学び
ただし、自分を良く見せようとして嘘をついたり、過度に話を誇張したりするのはやめましょう。面接で深掘りされた際に矛盾が生じると、信頼を失いかねません。
なお、ガクチカの書き方を知りたい方向けに、下記の記事で5つの例文を紹介しています。
対策6:模擬面接を繰り返して自信をつける
面接への不安を解消し、本番で実力を発揮するには、模擬面接で場数を踏むことが重要です。面接に慣れることにより自信を持ってハキハキと話せるようになるため、想定外の質問にも落ち着いて対応しやすくなります。
以下が模擬面接の場の一例です。
- 大学のキャリアセンター
- 就活エージェントの模擬面接サービス
- 友人同士での練習
大学のWebサイト上で「模擬面接会のお知らせ」ページが公開されている場合もあるので、まずはチェックしてみましょう。
また、就活の軸や長所・短所といった頻出の質問を押さえておき、事前に回答を準備しておくのが大切です。
下記の記事で頻出の質問集やその回答例を紹介していますので、面接対策の参考にしてみてください。
対策7:志望企業にAI選考がある場合は対策する
志望企業にAI選考がある場合は、専用の対策方法を知っておきましょう。
AI面接は学生の表情の明るさや声のトーン、話の論理的な構成などを、決められた処理にもとづいて評価します。熱意を伝えればいいだけではないので、AIに評価されやすい話し方や構成を意識しなければなりません。
具体的には下記が評価のポイントです。
- 簡潔に結論から答える
- 落ち着いてハキハキと話す
- 数字や具体例を盛り込む
- 笑顔やアイコンタクトを増やす
スマートフォンの面接練習アプリを活用して、繰り返しトレーニングしましょう。自分の姿を録画しておき、客観的に見返すことで改善点を発見できます。
下記の動画では、AI面接を受けているシーンや落ちた理由の分析などを紹介しています。
対策8:OB・OG訪問で業界・企業の情報を収集する
やばいという焦りを解消して、志望企業への理解を深めるなら、OB・OG訪問がおすすめです。下記のような生の声を聞けるため、入社後のミスマッチを防ぎやすくなります。
- 仕事の具体的なやりがいや厳しさ
- リアルな職場の雰囲気
- 残業時間の実態
また、選考のアドバイスをもらえるので、就活への焦りも和らぎやすいのがメリットです。
OB・OGを探すには、ゼミやサークルの先輩の人脈を活用したり、大学のキャリアセンターを利用したりする方法があります。
また、訪問が決まったら、日程を相談するメールを送りましょう。自分から希望の日程を3つ提案すると、スムーズに調整しやすくなります。
あらかじめOB・OG訪問の流れを知っておきたい方は、下記の記事をご一読ください。
対策9:オファー型就活サービスを利用してスカウトをもらう
27卒就活の第一歩におすすめなのが、オファー型就活サービス「OfferBox」です。従来型の就活では学生が企業に応募しますが、OfferBoxでは企業が学生にアプローチします。学生は自分のプロフィールや自己PRを登録し、オファーが来たら承認して選考に進むか辞退するかを判断できます。
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27卒の就活がやばい場合によくある質問
最後に、27卒の就活がやばい場合によくある質問を4つ紹介します。
- 27卒の就活は今から始めても間に合う?
- 27卒で就活の内定がない場合どうすればいい?
27卒の就活は今から始めても間に合う?
大学3年生の秋冬から就活を始めても、十分に間に合います。
ただし、誰もが知る大手企業や人気企業だけをターゲットにすると、難易度が高くなりがちです。自分の強みを活かせそうかどうかで、企業を選ぶのがおすすめです。
そのうえで「数ある企業の中でも、なぜこの会社に入社したいのか」という意欲を、実体験を交えて伝えられるようにしましょう。
もし大学4年の10月から就活をスタートする場合は、こちらの記事の進め方を参考にしてみてください。
27卒で就活の内定がない場合どうすればいい?
まずは内定が出ない原因を分析して、行動を修正しましょう。以下がその一例です。
- 自分の強みや価値観が明確になっていない
- 志望企業の企業文化や求める人物像を理解できていない
- 面接やグループディスカッションなどの対策が十分ではない
自己分析や企業研究をやり直し、模擬面接で場数を踏むことで、状況は改善していきます。
内定を獲得するポイントをこちらの記事で解説していますので、併せてご覧ください。
まとめ
就活では周りと比較して、「自分はやばいのでは…」と焦りがちです。しかし、大切なのは、正しい知識を身につけて今日から着実に行動を始めることです。
就活の早期化といった変化を理解したうえで、自己分析や企業研究を丁寧に行いましょう。併せてインターンシップや模擬面接などで経験を積み、企業への熱意をアピールできるようにしておくのが重要です。
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