就活の一環でインターンに参加すべきとは思う一方で、「やめとけ」という一部の声も気になるものです。こういったネガティブな声は事前に確認した上で、インターンに申し込むと後悔しにくくなります。
そこで今回の記事では、インターンはやめとけと言われる理由や、良いインターンの見分け方などを紹介します。インターンへの参加に迷っている人は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
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目次
なぜ「インターン やめとけ」と言われるのか?
インターンへの参加は「企業の雰囲気が分かる」「選考に有利に働く」などさまざまなメリットがある一方で、一部の人からはネガティブな声も上がっています。
ここではなぜ「インターン やめとけ」と言われるのか、その理由を3点から解説します。
目的がないまま参加すると時間の無駄になる
目的がないままインターンに参加すると、時間の無駄になる可能性があります。闇雲に企業を選ぶと、成果が出ない、モチベーションが保てないといった事態に陥ります。インターンに参加する目的は、「職業や企業への理解を深める」「人脈を広げる」「自己分析を深める」などさまざまです。こういった目的を達成するために、例えば興味のある仕事内容が組まれているインターンを選ぶことで、参加後のミスマッチが起きにくくなります。
また目的の有無によって、インターン終了後に得られるものの濃度も異なるでしょう。インターン期間に人脈作りや自己分析、職業研究などの目的があると日々の意識が変わり、結果に大きく影響があります。
やりがいを得られにくいインターンも存在する
学生にとって過度な負担や不適切な環境となるインターンも存在します。いわゆる「過酷な労働環境」として知られるような企業体質は、インターンの場でも見られることがあります。悪質な企業だと、自社の都合に合わせて働かされてしまうかもしれません。
例えば営業職のインターンで、ノルマが厳しい企業があります。達成困難な目標を設定されて、精神的に病んでしまう懸念があるでしょう。またインターン生が学生であるがゆえに、高圧的な態度を取る社員も存在するようです。
就業経験を積むために参加しているにも関わらず「ノルマが厳しい」「高圧的な態度をとられる」などであると、仕事どころではなくなってしまいます。こういった理由で悩んでしまう企業は、ブラックだといえるでしょう。単純作業ばかりで成長できないこともある
インターンはやめとけと言われるのは、インターン生が単純作業ばかりを任されて、成長できない企業があるからです。悪質な企業はインターン生を、人員を確保する”アルバイト感覚”で採用する懸念があります。インターンでの単純作業とは、例えば長期インターンの最初から最後まで、淡々と事務作業を行うことです。一部に単純作業は含まれることはあるものの、業務内容の全てが単純作業であってはいけません。
本来、インターンに参加する目的は、仕事を体験して職業への理解を深めることです。単純作業を強いるインターンだと、こういった目的は達成できません。前向きに参加する学生のやりがいを奪うため、悪質な企業といえるでしょう。
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やめといたほうがいいインターンの特徴
ここからはやめといたほうがいいインターンの特徴を2点紹介します。特徴を把握して、インターンの企業選びに活かしていきましょう。
仕事内容が不透明なインターン
インターンの募集要項で、仕事内容が不透明である企業は要注意です。仕事内容が決まっておらず、企業の人手が足りない部分に割り振られる懸念があります。企業の繁忙期に人手が足りない時は、猫の手でも借りたいのが本音です。つまり仕事に慣れていない学生であっても、人手が必要な所に回されてしまう心配があります。
ただしスタートアップ企業は例外である可能性があります。それは業務が固定化していない企業が多いため、仕事内容が事前に決められないかもしれないことです。こういったケースもあるため、仕事内容の不透明さだけで悪質な企業とは判断できません。
ただ業務内容があまりに不透明だと、インターン開始まで不安に思うことは事実です。
報酬や条件が不明確
報酬や条件が不明確なインターンは注意が必要です。企業が報酬や条件を公開していないのは、自社にとって不都合がある可能性があります。もし報酬が事前に把握できていないと、後でトラブルになる懸念があります。また働く条件が不明確だと、労働環境や待遇などが悪く、ストレスを抱えてしまうかもしれません。学校とインターンの両立が難しくなることもあります。
そもそもインターンの企業側の目的は、優秀な学生を集めることがひとつです。学生に自社を知ってもらったりインターンで学生の能力を測ったりして、採用につなげることが可能です。それにもかかわらず情報を公開しない企業は、何らかの不都合があると疑ってしまいます。
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インターンに参加して後悔しないために
インターン選びの際は、やめといたほうがいいインターンの特徴とあわせて、どのように行動するべきなのかも把握しておきたいところです。
ここではインターンに参加して後悔しないために、どのように行動すれば良いのかを解説します。
目的を明確にしてから参加する
インターンには目的を明確にした上で参加しましょう。なぜインターンに参加するのかが明らかでないと、時間を無駄にしてしまう可能性があります。インターンの目的は、企業選びの前に明らかにする必要があります。最初に「やりたいことを見つける」「専門スキルを身に付ける」「履歴書に書けることを増やす」などインターンに興味を持った理由を明確にします。
その後、「どのような業務内容なのか」「どのような成長が見込めるのか」「給与は受け取れるのか」などさまざまな情報を集めて、納得して働ける企業を探しましょう。
そして考えた条件に合う企業を選定して申し込みます。インターンが始まった後にも目的を意識していると、働く時間の精度が高くなるでしょう。
面談や選考時に仕事内容を細かく確認する
インターンの企業選びで後悔しないために、仕事内容は事前に確認しましょう。募集要項に仕事内容や待遇がはっきり書かれていない場合、積極的に聞くことでミスマッチを防ぐことができます。
企業に仕事内容を聞くには、事前説明会や面接などの機会を活用しましょう。もしタイミングを逃すと仕事内容が明らかにならないまま、参加の有無を決断しなければなりません。参加後に思っていた業務と違うことに気付いた結果、インターンのモチベーションが下がってしまいます。
そもそも自分が取り組む業務がどのような内容なのか、事前に確認することは自然です。企業に対して失礼なことを聞く訳ではないため、堂々と聞きましょう。
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「やめとけ」に当てはまらない、良いインターンの見分け方
ここでは参加すれば結果につながりやすい、良いインターン企業の見分け方を4点から解説します。
成長実感がある仕事内容が用意されている
質の高いインターンは、成長が実感できる仕事が用意されている可能性が高いです。そういった企業であれば、社員と同じような業務が経験できて、ビジネスパーソンに一歩近づくことができます。例えば営業職のインターンの場合、計画・戦略を立てて、リストアップを行い営業活動を行う企業があります。またマーケィング職の場合、Webメディアの分析やコラムの執筆などを行うことがあります。これらを経験することで、業務への理解が深まり適性も確認できるでしょう。さらに職種への知識が増えて、今後の面接の説得力が増します。
他にもインターンでは、社会人としての責任感や会社へ貢献する姿勢などが身につきます。インターンは、学生時代には知り得なかった多くのことが学べる機会といえるでしょう。
フィードバックやメンター制度がある
フィードバックやメンター制度があるインターンは、モチベーション高く働き続けられるでしょう。企業で活躍する社員から指導を受けることで、社会に出る前の成長の機会となります。フィードバックに関しては、社会人に褒められることで大きな自信につながります。インターンで企業の社員として働き、助言を受ける機会は貴重といえます。仕事の改善点を教えてもらうことで、今後取り組むべきことが明確になるでしょう。
またインターンのメンター制度とは、学生に社員の指導担当者が付くことを指し、メンターが仕事を振ったり相談を受けたりしてくれます。日々の業務を心配事なく進められるでしょう。
インターンは働く環境や仕事内容など不慣れなことが重なり、いきなり安定的に仕事に取り組むのは難しいものです。そういった時に手を掛けてくれる社員がいると、分からないことを質問したり悩みを聞いてもらったりして不安を解消できます。
他の学生との交流・ネットワークが広がる
良いインターンでは、他の学生との交流やネットワークが広がるでしょう。インターンは同じ志を持つ仲間に出会えるチャンスでもあります。マイナビのデータによると、インターンシップで他の学生と交流して感じたことは「他の学生が優秀に見えて、焦りを感じた」を答えた学生が55.8%、「他の学生の姿をみて自分もやる気が出た」と答えた学生が53.1%となっています。インターンで学生とコミュニケーションを取ることで、今後の就活のモチベーションを高めることが可能です。
(引用:マイナビ|「マイナビ 2026年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(9月)」を発表)
また近年、インターンへ参加するとそのまま企業選考に進める制度が構築されました。つまりインターンで知り合う学生は、今後同期として同じ職場で働くことになる可能性があります。事前に関係性を構築しておくと、人間関係の心配なく入社式を迎えられます。
OfferBox(オファーボックス)で希望職種インターンのオファーを獲得する
良いインターンを見つけるには、OfferBoxでオファーを受ける方法があります。OfferBoxは新卒向けのオファー型就活サービスです。学生が登録した希望職種やプロフィールなどを見て、企業の担当者が魅力を感じた場合、声が掛かる可能性があります。OfferBoxは選考またはインターンのオファーを受けることが可能です。
またOfferBoxに登録しつつ、独自でインターンを探すことも可能です。複数の手段でインターンを探せるため、希望に合う企業と巡り合える確率が上がります。インターンに興味がある人や今から就活を始めたい人は、OfferBoxに登録してみてください。
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インターンは「やめとけ」と言われても…正しく選べば意味がある
インターンは「やめとけ」という声があり、参加するか迷っている方がいるかもしれません。しかし企業を正しく選べば、多くの学びの場となるでしょう。ここではインターン参加によって得られるメリット・魅力を紹介します。
就活に役立つ経験が得られる
インターンに参加すると、就活に役立つ経験が得られるでしょう。インターンに真剣に取り組めば、学生時代に頑張ったことつまりガクチカとして、面接で話すことができます。アピールできるエピソードがない人にとって、チャンスとなります。
もしガクチカでインターンでのエピソードを話す時は、長期インターンや大きく価値観が変わった出来事を題材にしましょう。濃い経験を題材にすると評価されやすくなります。
またインターンは、本選考にプラスに働く可能性があります。企業がインターンで得た学生の情報を、採用活動に利用できるように国が認めたためです。興味・関心の高い企業のインターンには積極的に参加しておきたいところです。
社会との接点を持ち、自信がつく
学生がインターンで社会との接点を持つことで自信がつきます。学生のうちに企業で働くことで、社会に出る時の責任感の重さを肌で感じることができるからです。
例えアルバイトを経験していても、社会人になるとその重みは異なります。また学生同士で話す時と比べて、上下関係やビジネスを意識しなければなりません。インターンでの経験は、社会人になる前の予行練習になるでしょう。
他にもインターンで社会人と仕事を行うことで、本選考で自信を持って振る舞える可能性があります。社会人と話す経験を積むことで、面接での緊張感軽減が期待できます。敬語やビジネス用語にも慣れ、面接での会話に安定感が出るでしょう。
キャリア選択の判断材料になる
インターンでの経験は、キャリア選択の判断材料になるでしょう。実際に企業で働くことで業界・職種との相性を確認できたり、やりがいを感じる部分が見えたりするからです。業界研究や企業研究を行ってはいても、実際に働いてみないと気付けないことは多いです。そういった意味でインターンは、興味のある仕事を実際に経験して、相性を確かめることができます。想定外の仕事が含まれていることに気付くことがあるかもしれませんし、想定していた部分以外でやりがいを感じられる可能性もあります。
そして実際に企業で働くことで、就活の軸が決めやすくなります。具体的に業務を行うことで「人を支える仕事が合っている」「営業職にやりがいを感じる」というように、根拠を持って目指すキャリアを決めることができるからです。さらに仕事や職種への理解が深まることで、履歴書や面接の質の高さにもつながります。
「インターン やめとけ」と感じたら“選び方”を見直そう
インターンは決して悪ではなく、正しい選び方を知ることが大切です。まずはインターンに参加する企業を選ぶ前に、参加の目的を明確にしましょう。また、後で「思っていた環境と違う」と後悔しないように、仕事内容やメンター制度の有無を事前に確認することも大切です。納得の行く企業でインターンが経験できるように、今回の記事を参考にしてみてください。
インターンに興味がある人は、自分に合ったインターンを見つける第一歩として、OfferBoxのような就活サービスも上手に活用してみてください。