
長期化・早期化する就職活動期間のなかで、企業が通常の採用選考よりも早く選考をすすめる「早期選考」があります。
主に大学3年生の時期を対象にした「早期選考」について、何社くらい受けるべきか悩んでいる方に、早期選考の期間と就活に与える影響、実際に先輩学生が何社くらい早期選考を受けているのか、参考となる調査データを紹介します。
目次
実は人によって大きく違う「早期選考の受験社数」
早期選考は何社くらい受けるべきかイメージがわかず、悩んでいませんか?
実は、早期選考に限らず就活全体でも「何社受けたか」は個人差が大きく、平均的な数字を見ても自分が何社受けるべきか、イメージするのは難しいかもしれません。
今回参考としてご紹介するのは、内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査」の「採用面接を受けた企業数」です。
この数字は就職活動全体を通しての数字であり、早期選考だけの社数ではありません。当然、早期選考に限ればさらに少なくなります。
2025年度調査では以下のように分布しています。
・1~4社……30.3%
・5~9社……31.6%
・10~19社……25.1%
・20~29社……8.4%
・30社以上……4.6%

「思ったよりも幅がある」、または「少ない」と感じる方が多いのではないでしょうか。
なお、早期選考では「インターンシップに参加した方はエントリーシートを免除」という企業が相当数あることから、「面接を受けた企業数」を紹介しています。上記の数は「応募数」ではないことに注意が必要です。
早期選考と通常選考の違い
早期選考で何社程度応募するか検討する際は、早期選考と通常選考の違いについて知っておきましょう。
「通常選考」とは基本的に政府が要請する採用活動日程ルールに則ったスケジュールの選考を指します。これに従って「エントリーシートの受付は3月以降、内々定を出すための最終面接は6月以降」とする選考より早いものについては「早期選考」ということになります。
広報活動開始 :卒業・修了年度に入る3月1日以降
採用選考活動開始:卒業・修了年度の6月1日以降
正式な内定日 :卒業・修了年度の10月1日以降
「早期選考」のタイミングのみを採用スケジュールとする企業は外資系企業やマスコミなどごく一部で、多くの企業は複数の選考スケジュールを用意しています。
企業によっても「早期選考」の定義は異なりますが「夏のインターンシップに参加できなかったから、もう早期選考は受けられない」というわけではないということです。
3年生12月までに約半数の学生が「最初の面接」を受ける
それでは、実際にどのようなタイミングで「最初の面接」を受けるか確認しましょう。
「早期選考」とイメージしやすい「大学3年生の12月まで」に最初の採用面接を受けた割合は48.4%です。約半数の学生は3年生の年明け以降から面接を受け始めていますが、年々最初に面接を受ける時期が早まっていることに注目です。

早期選考の面接経験は本選考でも活きる!
3年生の12月中に初めての面接を受ける学生の割合は年々増え続け、過半数に近づいています。早期選考のメリットと、どのように早期選考を実施する会社を探すか、その2点について解説します。
早期選考を受けるメリット
早期選考を受けるメリットは「就活が早く終わること」だけではありません。前述の通り、早期選考を受けた学生も多くは4年生6月ごろまで就活を継続します。
しかし、複数の早期選考を受けることで、
・自己分析など就活に早く取り組むきっかけになる
・企業研究や業界研究につながる知識を得られる
・書類選考や筆記試験、面接の経験を積むことができる
・内定を得ていることで不安少なく就活を続けることができる
など、自分の「就活力」を上げることができるのが最大のメリットです。
早期選考実施企業の探し方
それでは、部活や研究等の学生生活が忙しいなか、どのように早期選考を実施する企業を探せばいいか、ヒントを紹介します。
大きく分けて2つです。
インターンシップに応募する
インターンシップ自体は、あくまで「職業理解」のために実施されるもので、必ずしも早期選考に繋がるものとは限りません。しかし、インターンシップ経由で早期選考を案内されるケースが多いのも事実。インターンシップ情報サイトを活用することで、早期選考につながるチャンスが増えます。
早期選考を実施する会社からのスカウトを受ける
学生が早期選考を受けられる会社を探したいのと同様に、企業側も自社が早期選考を実施していることを学生に伝えたいと考えています。より就職意識の高い、働く意欲のある学生と接点を持ちたいからです。
そんな企業が活用しているサービスの一つが、新卒のオファー型就活サービス「Offer Box」です。採用活動を「今」進めたい企業からのアプローチを受けることができるため、早期選考に直結しやすいという特徴があります。
しかも、オファーは「学生一人ひとり」を見て送られます。
自分の希望に叶う会社に「立候補」してもらえるOfferBoxから、早期選考につなげてみませんか?

早期選考を受けても就職活動を終える時期が早いとは限らない
「早期選考を受けられなかったら、どうすればいい……?」
そう不安に感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
同調査では「最初に内々定を得た時期」と「就職活動を修了した時期」についても集計しています。
最初に内々定を得た時期のピークは3年生の3月
最初に内々定を得た時期のピークは3年生3月、次はほぼ同率で4年生4月です。「3年生の12月までに初めての内定を得た」という学生は全体の約2割と、増加傾向にあるものの、少数派です。

早期選考を受けても受けなくても最も多い終了時期は「4年生の6月」
「初めての内定先=最終的な就職先」ではなく、複数内定を得て最終的に就職先を選ぶ「就職活動を終える」最も多い時期は「4年生(最終学年)の5月・6月」です。
この表からも「早期選考=就職活動が早く終わる」とは限らない、ということがよくわかります。

なぜ「4年生の6月まで」就活が必要になるのか?
早期選考で複数の内々定が出ていても「4年生の6月まで」就職活動をする学生が多い理由は主に2つです。
国からの要請を遵守する業界・大手企業の存在
第一志望にする学生が多い大手企業の中には、現在国が主導で要請する採用スケジュールを遵守する「経団連加盟企業」が多数あります。早期選考を行わない企業が第一志望の場合、その企業の選考が終わるまで就職活動を続ける人が多くなります。
通年採用や夏採用など採用スケジュールの長期化
新卒採用のスケジュールは、いわゆる通年採用や、留学からの帰国や公務員採用試験結果後の募集に対応する夏採用など、年々長期化しています。部活や大学行事に集中したいので就職活動は3年生ではあえてしない、という学生もいます。
つまり「就職活動はいつでもできる」と言っても過言ではないということです。
それではなぜ、多くの学生が早期選考を受けたいと考えるのか。それには大きなメリットがあるからです。
実際に「大学2年生から」就職活動をはじめた先輩学生の『「焦り」や「不安」から脱却した就活体験談』をぜひ読んでみてください。
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