気合を入れすぎた就活生がやりがちなダメな面接対策

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『よし、今度面接あるから受かるためにしっかりアピールするぞ!』と就活生のみなさんは意気込んでいろいろな対策をすると思います。しかし、やり方を間違えると、その対策が逆効果になることが少なくありません。なぜ、ダメな面接対策をしてしまうのか。

それは「面接において一番大切なあること」を忘れているからです。このコラムでは面接において一番大切なことをおさえたうえで、多くの就活生が行う、しかしあまり気づいていないダメな面接対策をお伝えします。

 

<面接において一番大切なことは自然体で話すこと>

面接において一番大切なことはズバリ「自然体で話すこと」です。
なぜなら面接官は選考に受けに来てくれた学生の本心、いわゆる「素」の部分が知りたいからです。入社後は一日の約1/3の時間を会社で過ごします。作った人格が崩れるのも時間の問題で、「素」の姿で結果を出せるのか、「素」の性格が自社の方針とあっているか、また、入社後活躍してくれるかどうかを判断しようとしています。

 

しかし、多くの就活生は面接となるといつもの自分とかけ離れた「作られた自分」で臨んでしまいます。面接の場で論理的に話せるかでもなく、志望動機・学生時代の経験の内容がどれだけ優れているかでもなく、本当に面接官が知りたいのは、就活生の「素」の姿なのです。だからこそ、「自然体で話す」ことが最も大切なことです。
これを常に頭に置いた状態で面接に臨むと、NG面接対策が見えてきます。最も多くの就活生がやりがちな二つ対策をお伝えします。

 

<これやってない?典型的なダメ対策>

ダメ対策1→面接官からの質問にアピールしすぎる

面接を受けるからには全力で自分をアピールしたいところですよね。しかし、面接においてすべての質問があなたをありったけアピールすることが必ずしも良いとは限りません。「この子は、相手の意図やコミュニケーションを考えず、自分をアピールすることばかり考えているな」という悪い印象を与えてしまうことがあります。実際こういう人が過去にいました。

 

面接官:「休みの日はいつも何をしていますか?
学生:「はい!私は人と人との関わりやコミュニケーションを大切にしています。なのでそういった関わりやコミュニケーション能力を高めるため休日は私が所属しているバスケサークルのメンバーとバスケの練習に全力を注いでいます

 

どうですか?
面接官の質問に対する答えとして、適切でしょうか?
こういったケースは普通に、「はい。休日は所属しているサークルで友人とバスケを楽しんでいます。」と素直に答えましょう。そこから面接官が掘り下げてくるようなことがあったら、その際も無理やりアピールしようとせず、素直に、自分の実際の行動やその意図を素直に答えていけば問題ありません。面接で大切なことは面接官とのコミュニケーションです。面接はあなたが一方的にアピールする場ではありません。アピールするべきところとそうでないところを見極めることを意識しましょう。

 

ダメ対策2→面接マナーを気にしすぎる

就職活動を始めてから、言葉づかい、姿勢などなど面接マナーを学ぶ人も多いでしょう。しかしそれも行き過ぎると逆効果。過度なマナーは面接官に違和感を与えてしまいあなたの言葉が相手に伝わりづらくなってしまいます。
例えば、
・関西弁を無理に標準語に変えて話す
・常に両手は膝の上から動かず全く身振り手振りがない
・必要以上にうなずく
など、

 

過度なマナーはあなたから「あなたらしさ」「人間味」を奪ってしまいます。人間味が感じられないロボットのような言葉に面接官は好印象を抱くでしょうか?誤解を恐れずにいうと、マナー一つで合否が決することはめったにありません。最低限失礼のない範囲であなたらしさを表現しましょう。

 

今回挙げたものはどれも少しの意識で変えることができます。思い当たる節がある方は、明日以降の本選考から、作られた自分ではなく自然体で話せるよう取り組んでいきましょう。