黒スーツじゃなくてもいい?就活マナーの実態

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みなさんは「就活マナー」についてどんなイメージを持っていますか?

・社会人相手のマナーってなんだか厳しそう
・普段使わない敬語とかを使わないとだめなのかな
などなど。考えれば考えるほど不安になってきますよね。

そんなみなさんにこのコラムでは私の経験を元にいくつかの就活マナーのよくある質問にお答えしていきます。
マナーに漠然とした不安を持っている人には絶対読んでほしい内容となっています。
是非最後まで読んでみてください。

 

就活マナーQ&A

では早速、よくある質問1

Q1.服装は黒のリクルートスーツ、リクルートカバンでなければならないですか?

A. そのような決まりはありません。

「就活生はみんな黒のリクルートスーツに黒のリクルートカバンを身につけなければならない」とみなさんも聞いたことがあると思います。しかし、そんな決まりはどこにもありません。誰が言い出したのか、なぜみんな同じ服装で就活に臨むようになったのか原因は定かではないのですが、黒でなくても、リクルートスーツやリクルートカバンと呼ばれるものでなくても、私の経験上全く選考に影響はありません。

例えば私の場合、就活を通してこのようなグレーのスーツやリュックを身に着けて選考に臨みました。それもちまたで「お堅い」と有名な業界の選考でです。周りは確かに皆リクルートスーツにリクルートカバンでしたがそれが私の選考結果に影響することはありませんでした。なのでみなさんも、「黒しかダメなんだ。カバン買わなければ」と神経質になる必要は全くありません。

 

よくある質問2

Q2.面接官には言葉遣いを特に注意しなくてはいけない

A. 特段注意すべきことはない。意識しすぎるとむしろ逆効果

就活になると必要以上に言葉遣いを気にしてしまう人が多くなってきます。これはむしろ逆効果です。例えばこんな人

・方言を封じて標準語で話す
・過度な敬語

方言を封じて標準語で話す必要は全くありません。むしろ普段と異なる言葉づかいは棒読みになりやすく相手に違和感を与えてしまいます。さらに、敬語を盛り込みすぎることも良くないです。「おっしゃられる」や「お伺いされる」など。これは二重敬語といい「おっしゃる」と「られる」の二つの敬語を使ってしまっています。一見丁寧な言い方ですがこれは明確に間違った言葉づかいです。
みなさんも言葉遣いを過度に意識する必要はないです。自然な話し方で臨みましょう。

 

いかがでしたか?みなさんが想像していたものと違うところもあったと思います。これらを総じて言えることは

マナーの良し悪しが選考の合否に大きく影響することはない

ということです。確かに明らかに失礼な「タメ口で話す」「面接官と目を合わさない」「遅刻をする」などといったことをすると選考に響くかもしれません。しかし、そうでない最低限のマナーがあればそれ以上必要ありません。マナーがとびぬけていても有利になることはないでしょう。

もうすぐ就活本番です。マナーに無駄な神経を使うことなく自然体で選考に臨みましょう。