就活のガクチカは高校時代のエピソードでもいい?例文やアピールのポイントを解説!

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就活のガクチカは高校時代のエピソードでもいい?例文やアピールのポイントを解説!

「コロナの影響もあって、アピールできるガクチカがない」
「充実していた高校時代のことをガクチカで話したい」

このように、就活のガクチカで高校時代のエピソードをアピールしたいという方もいるのではないでしょうか?

この記事では、ガクチカで高校時代のエピソードを使っていいのか、押さえておくべきポイントは何なのかについて解説します。

就活のガクチカの内容に迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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就活でのガクチカは高校時代のことでもいい?【結論】

就活でのガクチカは高校時代のことでもいい?【結論】

結論として、ガクチカで話す内容が高校時代のエピソードのみということは避けた方がいいでしょう。就職活動の面接などで問われるガクチカは、基本的に直近の大学時代のことを指している場合がほとんどです。

面接官は、「今」のあなたを知りたいと考えているため、少しさかのぼった高校時代の話をすることは、質問の意図と少しズレが生じる可能性があります。

詳しい理由については、次章でまとめて解説します。

ガクチカで高校時代のエピソードだけは避けたほうがいい理由

就活のガクチカで高校時代のエピソードだけを話すことをできれば避けたほうがいい理由は、大きく以下2点が挙げられます。

  • 大学時代に何もしていないイメージを持たれてしまう
  • 企業は現在の自己PRを聞きたい

それぞれ詳しく解説していきます。

大学時代に何もしていないイメージを持たれてしまう

面接官にガクチカを聞かれたときに、高校時代のエピソードだけを話すと、「大学時代に何もしていない・特に取り組んだものがない」というイメージを持たれてしまう可能性があります。

大学はゼミなどの学び・学習や、サークル・部活といった活動など、自由度が高く自分でやりたいことを決められる場です。一方で、自由度が高い分、自ら積極的に働きかけていく姿勢が求められる場ともいえます。

ガクチカを聞かれたときに、大学時代のエピソードがないということは、面接官に「この学生は、主体的に物事に取り組むことができるのだろうか」とマイナスな印象を与えてしまう可能性があります。

企業は現在の自己PRを聞きたい

企業は面接という場を通じて、あなたという人を理解し、入社後に活躍する人材であるかどうかを判断します。大学での経験で、考え方や強みが変化している可能性があるため、今のあなたを知りたいと考えているのです。

高校時代のエピソードに限定して話してしまうと、数年のブランクがあり、今のあなたを知るには情報が古いといえます。

今のあなたのことを正しく企業に知ってもらうためにも、高校時代の話だけをしてしまうことは避けるようにしましょう。

どうしてもガクチカで高校時代の経験をアピールしたい場合は?

どうしてもガクチカで高校時代の経験をアピールしたい場合は?

コロナの影響でさまざまな行動が制限され「大学時代にアピールできるガクチカがない」とお悩みの方もいるでしょう。

そのような方は、以下で紹介するポイントに注意してガクチカをまとめてみてください。

今のあなたを企業に知ってもらうことが重要なので、大学時代の経験とつながるような内容に仕上げることがポイントです。

大学時代も継続している内容にする

ガクチカで使いたいエピソードの内容が、高校時代から大学の今でも継続していることの場合、十分アピールできる内容になります。

まず、「高校時代になぜそれを始めたのか?」というきっかけの部分が重要です。あなたの考え方や興味を持つものが、ここに反映されていると捉えられるためです。

次に「具体的にどういった経験をしたのか?」を整理します。実際に起こした行動を通じてエピソードを具体化しましょう。

そして最後に「社会人になってからその経験はどのように活かせるか?」までまとめられると効果的です。

以下、2つ例文を記載するので、ぜひ参考にしてみてください。

例文①

私は高校時代の英語学習を通じて、異文化交流経験から自分自身の価値観を広げることができました。

私が通っていた高校では、3年生の修学旅行で海外へ行き、現地の高校生と交流するイベントがありました。私はそのイベントで自分の言葉でコミュニケーションを取りたいと考え、1年生の頃から英会話教室へ通い、英語学習を続けていました。

修学旅行の日、日本人以外の方と話すのが初めてだった私は、日本では当たり前のことがこの国では当たり前じゃない現状や、高校に通うために働いてお金を貯めたという話を聞き、自分自身の視野の狭さを思い知りました。

英語学習は、大学生になった今も続けています。私が通う大学には留学生も多く、日々さまざまな人の価値観に触れられる本当に貴重な機会だと思っています。

社会人になってからも関わるさまざまな相手の価値観を尊重して、互いに協力し合える関係を国内外問わず、作っていきたいです。

例文②

私は高校時代にボランティア活動を通じて、「継続することの大切さ」を学びました。

私の祖母は介護施設で生活をしており、今は知り合いも増えて楽しそうですが、入居した当初は非常に心細く寂しかったようです。私は「介護施設をまわって何かイベントをすれば、入居者の方々の力になれるのではないか」と考え、友人数名と介護施設で楽器を演奏することにしました。

当初は私たちの緊張が入居者の皆さんにも伝わってしまい、拍手はいただくものの、本当に心から楽しんでもらえていないような状況でした。ただ、続けていく中で、私たちにも余裕が生まれ、入居者のみなさんと一緒に楽しむことができるようになりました。お礼の手紙を高校宛にもらったり、地域で表彰されたりするなど貴重な経験ができたと感じています。

大学では吹奏楽のサークルに入り、新しい友人と介護施設をまわって楽器を演奏するボランティア活動を続けています。高校時代に初めの1回で終わらず、続けることで活動の意義を見出すことができたと考えており、この経験から「継続することの大切さ」を学びました。

この経験を活かして、意図しない結果であったとしても挫けずに、目標に向かって取り組み続ける継続力を社会人になってからも強みとして活かしていきたいと思います。

大学時代に活きた内容にする

高校時代の経験によって得られたものが、大学時代に活きた内容もガクチカとして十分にアピールできるエピソードになります。

例えば部活動など、高校時代は打ち込んできたものの大学生になってからは辞めてしまっているものでも問題ありません。部活動を通じて得たものが、あなたの大学生活で活かされていればいいのです。

以下、2つ例文を記載するので、ぜひ参考にしてください。

例文①

私は高校時代にバスケットボール部に所属し、レギュラーを争う中で「努力することの大切さ」を学びました。

私が通っていた高校のバスケットボール部は部員数が多く、3年生だからといって試合に出られるわけではない環境でした。

私は2年生の頃にレギュラーに選抜され、試合に出ることができるようになりました。しかし、今考えてみるとその頃、少し慢心がありました。結果として、ある公式戦を前に、同級生にレギュラーを譲ることになってしまいました。

レギュラーから外れることが決まった日の夜、悔しくて泣いたことを覚えています。そして翌日から、練習終わりに自主練習をしたり、コーチに「今の自分に足りていないことは何か?」を聞いたりしながら、自分なりに工夫しながら練習に取り組みました。

結果として、3年生になってからは一度もレギュラーから外れることなく、試合に出場し続けることができました。

私はこの経験から「努力することの大切さ」を学び、大学生になった今ではゼミの研究に励んでいます。先日、とある賞の候補としてノミネートいただき、改めて努力することの大切さを実感しました。社会人になってからも、努力することを忘れずに、業務に取り組んでいきたいと思います。

例文②

私は大学受験を通じて、「決めたことをやり切る粘り強さ」を学びました

勉強が苦手だった私は、予備校の先生方や友人の勉強プランを参考に、スケジュールを組んで勉強をしていました。しかし、一向に成績は上がらず、夏休みを過ぎても志望校の合格判定はE評価でした。

当時このままではいけないと、私のなかで危機感が大きくなり、自分の苦手科目や受験日から逆算していつまでに何ができるようになるべきか、というポイントを整理し、スケジュールを組みました。

友人の誘いやテレビ、スマートフォンなど色々な誘惑がありましたが、私は「自分で決めたこともできないようでは、きっとこれから先何もできない人になる」と言い聞かせ、勉強に打ち込みました。

直前の合格判定はCでしたが、前日まで勉強を続け、結果として志望校に合格することができました。そしてこの経験はアルバイトやサークル活動にも活きていると感じます。今では周りの意見を取り入れながら、どうすれば目標を達成できるかといったチームでやり切る粘り強さとして、大学受験の経験が私を支えてくれています。

社会人になってからも、やり切る粘り強さを武器に仕事に打ち込みたいと思います。

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ガクチカを考える上でおさえるべきポイントは?【おさらい】

ガクチカを考える上でおさえるべきポイントは?【おさらい】

ここまで、高校時代のエピソードを用いたガクチカを考える際の注意点について解説しました。

最後に、ガクチカを考える上でおさえておきたい基本的なポイントがいくつかあるので、まとめてご紹介します。

結論ファーストで伝える

まず結論を伝え、その後に本題へ入るようにしましょう。

これはガクチカを考えるときだけではなく、社会人として仕事をしていくうえでも大切なことです。

例えば、前章であげた例文でも、最初の一文目で最も伝えたいことを記載しています。これが文末にあったとしたらどうでしょう?着地点がわからないまま相手は話を聞くことになり、場合によってはストレスを感じるかもしれません。

初めに「私が言いたいことはこれです」と宣言し、その後で具体的なエピソードを話すことで、相手はあなたの意図を汲んで話を聞くことができるので、内容が伝わりやすくなるのです。

結論ファーストの話し方は、友人や家族との日常会話の中で意識することで鍛えることで、癖づけることができます。癖をつけておくことで、面接で想定外の質問が飛んできた場合でも、焦らずに結論から話すことができるため、ぜひ日常的に意識してみてください。

取り組みの背景を伝える

ガクチカのエピソードの取り組みを始めたきっかけや理由といった、背景事情を明確に伝えるようにしましょう。

「なぜその取り組みを始めたのか?」は、あなたの考えや価値観を示す場合が多く、企業に自分を正しく知ってもらうためにも大切な情報になります。

また、なぜその取り組みに力を入れたのか明確に伝えることができないと、企業はあなたの話に納得感を感じられないでしょう。「部活動に注力した」と「大学時代にやりきったと自信を持てるものがほしくて部活動に注力した」とでは、その後に続く内容の説得力にも差が生まれます。

あなた自身の行動に対し、「なぜ?」と問いかけてみることで背景を言語化しやすくなるため、実践してみてください。

経験を具体的に伝える

ガクチカを話す際には、あなたが実際に経験した出来事を交えながら具体的に話すようにしましょう。

企業はガクチカを通じて、あなたという人を知ろうとしています。どんな考えで、何をして、どのように感じたのかなど、経験を具体的に伝えることは、企業があなたを知るうえで有効な情報になります。

あなたらしさを意識しながら、経験を具体的に伝えるよう心がけましょう。

定量的に伝える

注力した結果、得られたことを定量的に伝えることで、説得力はさらに増します。

例えば、順位や点数といったものは誰もがイメージしやすいものですので、部活動などで上位の成績を収めた際などは数字もしっかりと伝えるようにしましょう。

実際にビジネスのシーンでも、何かを説明する・提案するときに定量データにもとづく根拠があるのとないのとでは、相手に対する説得力に大きな差が生まれます。

社会人は数字意識を高く持っていることが多いため、定量的に伝えることを意識しましょう。

今後どう活かすのか伝える

ガクチカを通じて得たことを、社会人になってからどのように活かすのかを伝えるようにしましょう。

まだ社会人としての経験はないので、あなたは企業に対してこれまでの学生時代の経験をもとにポテンシャルをアピールすることになります。経験を踏まえ、今後どう活かすのかを伝えることで企業が持つあなたのイメージをより膨らませることができます。

ガクチカを考える際には、社会人として役立てられる経験であるかどうかも念頭に置いて内容を整理するようにしましょう。

【結論】ガクチカで高校時代だけのエピソードを話すのはNG!

この記事では、ガクチカに高校時代のエピソードを用いる際の注意点について解説しました。

高校時代のエピソードだけでガクチカを完結させてしまうと、企業に少しマイナスな印象を与えてしまう可能性があります。高校時代に取り組んだことをアピールしたい場合は、大学生になった今でも継続していることや、大学生になってからも活きている経験のエピソードを話しましょう。

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