海外を舞台に仕事をしたいと1度は考えたことのある就活生にとって、魔法のコトバに聞こえる「商社」。海外を飛び回って、巨額な案件の取引をするイメージですよね。一方で「体育会系ノリがすごそう」とか「学歴で落とされそう」などのマイナスのイメージもありますよね。
今回はそんな人気業界『商社』にまつわるイメージや噂についてについて、それは本当なのか、私自身の経験と商社に勤めている方のお話を基に検証したいと思います!
目次
Q1.商社で働くと幅広い業界と接点を持てるってホント?
A.“会社としては”持てる。
説明会などでも「幅広い業界と接点を持つことができる」と言われることが多いですよね。
しかし総合商社の社員さんによると、実際は、「会社としては」全業界に接点を持っているけれど、ほとんどの社員は配属された部署と接点がある業界としか関わらないそうです。
Q2.グローバルに活躍できるってホント?
A.部署そして自分の実力による
圧倒的に海外に関わる割合は高いです。ですが、全員が全員必ずしも海外に関わることができるのか、というと、必ずしも出来るとは言えません。総合職で入社をしても、人事部や総務部などに配属になると海外との接点はほぼないと言えます。
また、実際海外で駐在できるようになるのは入社数年後以降。会社によっては早くからチャンスがある会社もあるけれど、海外駐在や、やりたいことができるようにるには相当な実力あるいは地位が必要です。
Q3.選考倍率が鬼高いってホント?
A.ホント!
お給料が比較的高いということもあり、倍率はとても高いです。
就職活動で商社をうける際に気を付ける点、あるいは覚悟しておく点としては、
基本的には、入社時に配属された部署で扱っている物を退職まで扱うことが多いということです。
私の知人にも、商社の選考を受け、自分の行きたい部署を希望したけれど、違う部門に配属されて、入社数年で退職した…という方がいらっしゃいます。その方いわく「商社での研修が今の仕事に生きているから良かった」とのことですが、
「この素材を扱いたい」「繊維を扱いたい」などがあるのであれば、「総合商社」ではなく「専門商社」がおすすめです。
Q4.社員は基本体育会系のノリ?飲み会が多いってホント?
A.(私の経験の中では)ホント!
『昔からの社風を大切にしている』という面で、体育会系の文化が残っていることも事実です。
お酒がすすむことによって本音でお客様と話すことができて、受注につながることがあったり、上司や部下とも、普段考えていることをシェアするコミュニケーションツールとして、飲み会を開く会社もあるようです。
いかがでしたか?
今回は「総合商社のウソ・ホント」について検証してみました。
どの業界でも同じですが、やはり自分が実現したいこと、世界を股にかけて働くというためには、
かなりの実力が必要なようです。