海外を舞台に仕事をしたいと思う就活生にとって、憧れの「商社」。海外を飛び回って、あらゆる国と巨額な案件の取引をするイメージがありますね。 商社は「総合商社」「専門商社」という2つの種類に主に分類されるってご存知でしたか?今回は「総合商社」「専門商社」についてご紹介させていただきます!
「えんぴつからロケットまで」総合商社とは?
総合商社はいわゆる7大商社のみをさします。 7大商社とは三菱商事・三井物産・住友商事・伊藤忠商事・丸紅・豊田通商・双日を指し、三菱商事から丸紅までを5大商社と言います。 ”総合”とついているだけあってなんでも取り扱っているのが総合商社の魅力です。『えんぴつからロケット』『ラーメンから航空機』までというキャッチコピーを聞いたことがある人もいますよね。 おなじ総合商社内でも、扱っている商品が全然違うため、同期あるいは社内で本当に刺激になります。実際5大商社に入社した先輩方を訪問をしたときに、1人の先輩はテレビ局関係のしごとをしていたのに対し、もうひとりの先輩は船を輸出入していたりして、拍子抜けました。自分の同期が世界各国で大きなプロジェクトをそれぞれしているとなると、とてもワクワクしますよね! その一方で「会社としては」全業界に接点を持っているけれど、ほとんどの「社員は」配属された部署と接点がある業界としか関わらないそうです。商社の説明会ではよく「幅広い業界と接点を持つことができる」と言われることが多いので、注意が必要ですね。また、入社時に配属された部署で扱っている物を退職まで扱うことが多いので、「この商品を扱いたい」という明確な目標がある人は、専門商社やメーカー等を受けることをおすすめします。
「商品のエキスパート」専門商社とは
専門商社とは、総合商社以外の商社を指します。 色々な分野に専門商社があり「建築材料」「燃料」から「情報・IT」まで分野は多岐にわたります。 専門商社なので、例えば鉄鋼商社だったら鉄鋼のみを、繊維商社だったら繊維のみを扱うので、その分野、その商品のエキスパートであるというのが、専門商社の魅力です。 専門商社で働く醍醐味としては、大好きなものととことん関わり続けられることです。繊維商社に入社された先輩は、大学の時に繊維に関することを研究されていたため、繊維商社に決めました。大学で学んだことを活かすことができて楽しいみたいです。しかし、その商品しか扱わないといっても過言ではないので相当な覚悟が必要です。 <商社共通にして言えること> どの商社も歴史が高く、お金を持っている会社が多いです。給料は良いです。(笑)年収1000万円以上の方もたくさんいらっしゃいます。そして、トレーニー制度で外国へ留学してその国の語学を学ぶことができたりしちゃいます。海外に出張等で行くときの飛行機の席はビジネスクラスだとか。その一方で、古いしきたりを大切にしたり、年功序列な会社も沢山残っていることも事実です。商社=海外に行くことができる、というイメージですが、実際海外で駐在できるようになるのは入社数年後以降。会社によっては早くからチャンスがある会社もあるけれど、海外駐在や、やりたいことができるようにるには相当な実力あるいは地位が必要です。その点だと、今後海外に進出していくベンチャー企業の方が若手に対してチャンスが広いかも!?そこは、ご自身の目で確認してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか? 総合商社と専門商社についての概要を説明させていただきました。 どちらも各社によってカラーが全く違うので、説明会やOB訪問などでよく話を聞くことを強くおすすめします! また、歴史のある会社が多いので、各社の歴史を知ることも面白いですよ!