
こんにちは!ライターのりょうです。
長期休暇の時期になると、インターンシップの募集が増えてきていますね。
その一方で、「インターンシップって行くべきなの?」「メリットって何?」と疑問に思っている学生さんも多いのではないでしょうか。
今回はそんな学生の皆さんに、インターンシップに参加するメリットを学生側と企業側両方の視点からご紹介します。


目次
就活におけるインターンシップとは?
インターンシップとは、学生が企業での就業体験を通じて業界や職種の理解を深めることができるキャリア形成プログラムです。
就活の一環として参加することが一般的で、内閣府の調査では77.1%の学生がインターンシップに参加したことがあるという結果も出ています。インターンに参加することで、自己分析や企業研究、志望業界の絞り込みなど、就職活動に役立つ多くの学びを得ることができます。
▼インターンシップと呼称されるものへの参加状況
引用:内閣府 学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査(2023年)
インターンシップの種類
2023年度から、経団連と大学による「産学協議会」によってインターンシップ制度が見直されました。従来の制度は「学生のキャリア形成支援」として4つのタイプに分類され、そのうちタイプ3・4のみが「インターンシップ」と定義されます。特にタイプ3では、5日以上の就業体験や社員の指導・フィードバックなどが必須要件です。
一方、就業体験を伴わないオープン・カンパニーやキャリア教育はインターンとは呼ばれず、採用選考には使えない情報とされています。目的に応じて参加プログラムを選ぶことが重要です。
引用:経団連 何が変わるの?これからのインターンシップ(2023年)
>> 【無料】OfferBoxでインターンオファーを受け取る
インターンシップに参加するメリットとは?
自己分析に役立つ
インターンシップでは5、6人でチームになって新規事業立案をし、企業の方からフィードバックをもらうビジネスコンテスト形式で行われるものが多いです。
このようにチームでビジネスを疑似体験することによって、ビジネスをする上での自分の強みや身につけなければいけない力を発見することができます。また、ESや面接で自己PRをする際に強い根拠にもなります。
選考が有利になる
「インターンシップは選考とは関係ない」と言う企業が多いものの、大半の企業がインターンシップからの採用を実施しています。
インターンシップに参加することによって座談会に呼ばれたり、本選考で選考が短縮されたり、企業にもよりますが、選考が有利に進むことは間違いありません。インターンシップで優秀な成績を収めると内定が出る企業もあるので、早く就活を終わらせたい方は是非参加しましょう。
早期に業界・企業を知ることができる
インターンシップでは、実際に企業の現場に足を運び、社員と接することで、業界全体の特徴や企業の強み、社風などを肌で感じることができます。特に複数の企業に参加することで、業界ごとの違いや自分との相性が見えてくるため、志望業界を決めるうえでの貴重な判断材料になります。就活を本格化させる前にリアルな情報を得られることは大きな強みです。
エントリーシートや面接で話せるネタが増える
インターンシップでの体験は、エントリーシートや面接での自己PRや志望動機に活かすことができます。例えば「社員の姿を見て共感した」「グループワークで〇〇を学んだ」など具体的なエピソードとして語れるため、説得力のあるアピールができます。
就活において「何を体験し、何を感じたか」を伝えることを前提にインターンシップに参加すると、その後の選考において役立ちますよ。
就活スキルの基礎が身につく
インターンシップでは、グループワークやプレゼンテーション、ビジネスマナーなど就活本番で求められるスキルを実践形式で学ぶことができます。社会人と接することで、報連相の重要性やチームで働くことの意義なども体感でき、就職後にも役立つ基礎力が身につきます。早いうちから場慣れしておくことで、本選考にも自信を持って臨めるようになります。
>> 【無料】OfferBoxでインターンオファーを受け取る
インターンシップに参加するデメリット
インターンシップは多くの学びが得られる一方で、事前に把握しておくべきデメリットも存在します。例えば、学業やアルバイトとのスケジュール調整が難しくなったり、遠方の企業に参加する場合には交通費や宿泊費の負担が生じることも。また、明確な目的を持たずに参加すると、期待した成果が得られず、時間を無駄にしてしまう可能性もあります。メリットだけでなく、デメリットの側面も理解したうえで参加を検討することが大切です。
学業やアルバイトとの両立が難しくなる
インターンシップの開催時期は、夏休みや春休みといった長期休暇が中心ですが、中には授業期間中やテスト期間と重なる場合もあります。また、普段のアルバイトと日程が被ることも多く、時間のやりくりに苦労する学生は少なくありません。
特に長期インターンに参加する場合は研究やゼミ活動などとバランスを取りながら慎重にスケジュールを組む必要があります。
交通費・宿泊費などの負担がかかることもある
インターンシップの多くは無給であるため、遠方の企業に参加する際には交通費や宿泊費などの自己負担が必要になることがあります。企業によっては一部補助が出る場合もありますが、すべての企業が費用をカバーしてくれるわけではありません。
地方学生にとっては大きな出費となることもあるため、事前に支給の有無や開催場所をしっかり確認しておくことが大切です。
目的がはっきりしないと得るものが少なくなる
「とりあえず参加しておこう」といった曖昧な動機でインターンに臨むとプログラムの内容をうまく吸収できず、結局何が学べたのか分からないまま終わってしまうことがあります。
企業や業界について何を知りたいのか、どのような経験を得たいのかといった目的意識を持つことで、学びの質が格段に上がります。参加前に自分の目的を整理しておくことが重要です。
>> 【無料】OfferBoxでインターンオファーを受け取る
インターンシップを開催する企業側のメリット
企業がインターンシップを開催するのは学生のためだけではありません。実は企業側にも多くのメリットがあります。優秀な学生と早くから接点を持てたり、自社の魅力を直接伝えられたりすることは、今後の採用活動にも大きな影響を与えます。
だからこそ、インターンでの学生の姿勢ややる気はしっかり見られています。参加する側も「選ばれる」意識を持つことが大切です。
優秀な学生に早期接点を持てる
企業にとって、就職活動が本格化する前に意欲のある学生と出会えるのは大きなチャンスです。インターンでの取り組みや考え方を見てもらえることで、選考前から覚えてもらえる可能性があります。
インターンがきっかけで内定に直結するケースもあるため、本選考前のプレ選考と捉えて真剣に取り組むのがおすすめです。
学生への企業理解を深め、ミスマッチを防げる
インターンを通じて学生が実際の仕事内容や社風を体感することで、「思っていたのと違った」というミスマッチを防ぐことができます。企業にとっても、入社後の早期離職を防げるという点で大きなメリットです。
インターン中は働く環境や仕事内容をリアルに見せてくれる企業が多く、自分に合うかどうかを見極める絶好のチャンスになります。
企業の認知度・好感度を高められる
知名度の高い企業だけが就職先ではありません。インターンを通じて、名前は知らなかったけれど魅力的な企業と出会えることも多くあります。企業側にとっても、学生に直接魅力を伝えられるインターンは自社のブランドイメージを高める絶好の機会です。
>> 【無料】OfferBoxでインターンオファーを受け取る
参加するために必要な3つのステップ
1:インターンシップに参加する目的の明確化
何事も目的を持つことが大切であり、就活も例外ではありません。目的により、参加するべきインターンシップは異なります。
たとえば、「業界・職種を知ること」が目的であれば、ベンチャー企業から大企業まで様々な業界のインターンシップに参加するべきですし、「自己成長すること」が目的であればベンチャー企業やスタートアップ企業のインターンシップに参加するべきというふうに異なります。
このようにしっかりと目的を持つことにより、自ずと参加するべきインターンシップが決まります。
2:情報収集
参加したいインターンシップが決まったら、各企業のエントリー締め切りをチェックし、ESの出し忘れをしないようにしましょう。特に締め切りは集中していることが多く、時間切れにならにように注意が必要です。締め切りをチェックしたら、次はインターンシップの選考フローや過去のES、面接内容を知るために就活サイトを使って情報収集をします。
3:選考対策
最後は選考対策です。ベンチャー企業と大手企業の選考フローは以下のようになっています。大手企業は選考ステップが長いですが、インターン採用人数が多く、一方ベンチャー企業は選考ステップは短いですが、インターン採用人数は少ない傾向にあります。
【大手企業】
Webテスト→ES→GD→面接(1〜3回)
【ベンチャー企業】
GD→面接(1.2回)
自分に必要な選考対策をしましょう。