医療業界に特化した人材紹介サービス「 医療WORKER 」をはじめ、業界特化の人材紹介サービスを運営するトライトグループ(旧社名:TSグループ)。同社の人事部 教育課 主任の梅田梨沙さん(左)と内定者の蛭田星夏さん(右)にお話を伺いました。
蛭田さんはなんと2018卒!早くもトライトグループの一員としてスタートを切っている彼女と、内定者に裁量権を持たせているトライトグループの魅力に迫ります。
目次
オファー送った理由は「写真」
OfferBox事務局
梅田さん
私たちは、写真てすごく大事だと思っていて。写真の選び方で見られる意識があるかどうかが分かります。蛭田さんは見られる意識をちゃんと持っている子でした。自分を伝えようとしているか、第一印象の重要性を理解しているか、そういうことを考えて写真を載せているかは見てますね。
蛭田さん
梅田さん
OfferBox事務局
蛭田さん
大学の専攻が会計なこともあり、最初は金融や銀行も考えていました。人材って人の気持ちを動かして利益が発生するイメージだったので、そこに私が携われる自信がなかったんです。
OfferBox事務局
蛭田さん
そんなとき、OfferBox Partyの少し前に、一文目が「自分の同期は自分で探せ」っていうオファーがトライトグループからいただきました。一緒に働く人、つまり何をするかよりも誰とするかが私の就職活動の譲れない軸としてありましたので、同期を自分で探すことができる、ということに強く興味を持ちました。
それに加えて、今まで頂いていた他の企業のオファーよりも、私のプロフィールに関してのコメントや会社の説明が多く、本気度が違うなと感じたのでオファーを承認しました 。
泣く子が多い1次面接とは
OfferBox事務局
梅田さん
蛭田さん
会ってみたら学生に親しみを持って接してくれて、私たちが考えていることや個人の人間性を見ようってしてくれているのが分かって嬉しかったですね。それを作っている感じが無かったので、この会社は普段からそういう形なんだろうなって。
梅田さん
だから厳しいことでも、言ってあげたほうがいいことは普通に言います。「そうやって無理してやってきたんでしょ?そういうのやめなよ」とか。笑
無理して自分をつくっている学生や、本当の自分を出せずにいる子はそんなこと言ってもらえると思わなかったって、思いが溢れて泣いちゃう子が多いんですよ。最初の一次面接で、だいたい泣きますね。笑
蛭田さん
梅田さん
蛭田さん
私が一番気にして他人に見せなかった部分に触れてもらえたのは久しぶりだったので、気持ち良くもあり、気持ち悪くもあり、恥ずかしくもあり、でも嬉しくもあり、みたいな複雑なものがこみ上げてきてはいました。
自分を繕って内定をもらったとしても、仮面を被り続けた状態で会社に来なきゃいけないのはなんか違うなーっと考えていたのもあったので。面談でここまで曝け出したら、そのあとの面接では、腹割って話すしかないって思いました。
2018卒内定者が自ら同期を探す
OfferBox事務局
梅田さん
蛭田さんは2018卒の内定者第1号なんですが、彼女のように早期でうちに覚悟を決めて内定を受諾してくれる優秀な学生であれば、一緒に働く優秀な同期を自分で集めてくれるのは間違いないと思っています。この前もOfferBox Partyに一緒に出てもらい、人事として同期の採用をやってもらいました。
蛭田さん
梅田さん
出る杭は引き上げる会社
蛭田さん
梅田さん
私もそのロールモデルの一人なんです。全国トップのコンサルタントになって、ずっと走り続けるうちに、成長するという機会をもっともっと皆に与えていきたいなという思いが募ってきて、昨年4月に教育課という部署を立ち上げました。今は全国の社員に対する教育責任者をしています。
これも「教育でもっと会社を強くしたいです」って、社長にやらせてくださいって直談判して、その場で「いいよ、やってみなさい」って言ってくれたからで。トライトグループの成長の代名詞とも言える社長の印象的な言葉として、「出る杭は打たれるっていうけれども、うちは出る杭を引き上げる」というのがあります。
私もこの言葉を糧に、日々業務にあたっています。
非効率な「一元管理」にこだわる理由
OfferBox事務局
梅田さん
ただ、今が医療や介護、保育の専門というだけで会社としては色んなことをやっていきたいと思っているんです。
なので、今やっている事業自体に興味を持てなくても別に良いと思っているんですけれど、ここで働いている人を好きになってもらえないと、今後展開していく事業がはまらない可能性が高いんです。というのも、「人」を大切にする文化なので、新規事業も「人」を軸に立ち上げていく予定です。本当に色んなタイプの人がいますので、そこは重要なポイントですね。これからもずっと大事にしていきたい当社のテーマはやっぱり「人」ですね。
OfferBox事務局
蛭田さん
梅田さん
一方、求職者担当、法人担当、と部署が分かれていて、1人の転職支援に何人ものアドバイザーが介在していく分業制という営業手法もありますが、ミスマッチが起きやすいですし、求職者側もやっぱり不安になるんです。Aさんに色々話したのに、Aさんから仕事の紹介はこないんだ、、、みたいな。
ただ一元管理制って、非効率なんですよね。本当は分業制の方が業務を細分化できるので効率が良く、利益もあげやすいんです。でも、人の気持ちより効率を求めたら企業は廃れるっていう社長の思いがありまして。
これからも、トライトグループの一番大事なポイントとして掲げていくと思いますし、人の思いを大切にするサービスの良さが、トライトグループで働く社員の良さにもつながっていると思います。蛭田さんも、トライトグループの社員を通して、うちの事業のよさを感じてくれたのかなって思いますね。
就活生へ伝えたい、動くことの重要さ
蛭田さん
イベントに出たり、人に会ったうえで、自分に合っているかどうかを見極めてほしいなと思います。まず、これが向いているからこの業界だ、じゃあこの会社だ、じゃあこの人事に会うじゃなくて、逆から行くこともありだと思います。人事の方や営業の方から話を聞いて、ここはどういう会社なのかを知って、業界を広げていくのもありだと思うので、ぜひ足を動かして、出会いを増やしてほしいなと思います。
梅田さん
あとはやはり、見られ方を考えろと伝えたいなと。見られる意識を持てないのは自分を俯瞰できていないことと一緒です。文章もそうです。ただ頑張ってきたことだけを書いた文章を、相手がどう受け取るのか?自分という人間が相手にどう伝わっているか?を理解できていないから、うまくいかなくなってると思うんですよね。常に見られる意識を持ちながら、日々の就活に活かしてほしいと思います。
OfferBox事務局
|企業情報
社名: トライトグループ(旧社名:TSグループ)
設立: 2004年
従業員数: 5,104名
本社所在地: 東京都千代田区有楽町2-7-1 イトシアオフィスタワー16F
資本金: 4,000万円
URL: https://tryt-group.co.jp/