「世界を変えに行こう。」というキャッチフレーズで、先進のICT技術力をもって、官公庁、金融、医療、航空、製造業、流通業、サービス業、更には農業・水産業などの一次産業まで、社会のあらゆる課題に取り組むNECソリューションイノベータ株式会社。
同社 人事部 統括マネージャー 加藤洋さん(左)と、2017卒内定者である東京理科大学 基礎工学部の冨田 悠加さん(右)に、OfferBoxでオファーを送った時、受け取った時の気持ちや、会社の魅力をインタビューしました!
できなかったことも正直に書いたプロフィール
OfferBox事務局
冨田さんのプロフィールをご覧になって、どこに惹かれてオファーを送ったのかを教えていただけますか?
加藤さん
最初は専攻と志望業界、志望職種である程度絞りこんで、その後一人ずつ中身を見させてもらっています。中でも、「コツコツ頑張ってきました」だけではなくて、「何かを乗り越えてきました」っていうエピソードがピンと来るとういうか、興味を惹きますね。
冨田さんのプロフィールには、よさこいサークルとアルバイトとの両立がうまくいかなかった話が書いてあって。そこから、優先順位を考えて行動できる方だなと感じて、オファーを送らせてもらいました。
OfferBox事務局
いただいたオファーの内容って覚えていますか?
冨田さん
はい。
加藤さん
本当?笑
冨田さん
なんとなくですけど。笑
最初は大きい会社から来たなっていう印象で。でも大企業からのオファーは一斉送信だろうって期待しないで開いたら、こういう経験があるので会ってみたいと思いましたと、プロフィールを細かく読んでオファーを送ってくださっているのが分かったので承認しました。
OfferBox事務局
うまくいかなかったマイナスの話をあえてプロフィールに書いたのはどうしてですか?
冨田さん
エントリーシートにはマイナスのことは書きませんが、プロフィールを見てもらって企業からメッセージもらう形式だったので、自分ができなかったことも正直に書いて、それでも送ってきてくれるところと出会いたいと思っていました。これは自分の大学生活の中でかなりの失敗の部類です。笑
加藤さん
大学の専攻分野とは違うSEやITを希望職種や業界に選んでいるのはどうしてだっけ?
冨田さん
就活を始めた頃はメーカーや素材系に行こうと思っていました。
でも説明会などで話を聞いていくうちに、SEはノルマのために製品を売るというよりも、お客様の求めているものを聞きだして、どういうものを設計するかをお客様と話し合いながら考える仕事と聞いて。その方が自分のやりたいことだと思ったので、SEを志望しました。
大きい会社=お堅い会社かと思いきや
OfferBox事務局
実際に選考を受けてみて、会社の印象は変わりました?
冨田さん
お堅い会社というイメージを持っていたので、かなり緊張して選考に臨みましたが、みなさんフラットで。選考でも、選考途中の座談会でも、堅苦しい大企業のイメージが当てはまらなかったんです。
加藤さん
入社前後のイメージと違ったことについて、悪い方の話は実はあんまり聞かないんですよ。入ってみたらいい意味でフランクすぎるとか、みんな会社でばりばりプログラミングをしているかと思ったら、全然会社の中にいなくてお客様の所に行く機会が多いとか。
冨田さん
先輩社員との座談会でも「選考を受けていた時に思っていた仕事と実際の仕事は違ったけれど、興味持って楽しくやっています」という方が多かったですね。
不安だった残業の話も聞いてみたら、正直に答えてくださいました。
ただ、最終選考を受けた時点では他の会社にも内定をいただいていて…迷っていました。
加藤さん
もう一つの内定先は全然違う業界だったんだよね。たしか最終面接の後に、「あと20年、30年と自分が何をしてどう生きていくかの選択だから、自分が興味を持ち続けられそうなのはどちらなのかを考えて、最後は自分で決めなさい」という話をしたよね。
冨田さん
そうですね。それを受けて、この先の将来、年を重ねていっても情熱を捧げられるのはどちらか、興味を持ち続けて働いていけるのはどちらかを考えると、自分たちの生活に繋がっている社会貢献だと思って、最後はNECソリューションイノベータさんに決めました。
NECソリューションイノベータが目指す社会貢献とは
加藤さん
社会のインフラを作ることで社会に貢献する。お客様とともに社会に新しい価値を提供する。これが私たちの役割だと思っています。
OfferBox事務局
社会のインフラを作る。壮大ですね!
加藤さん
掲げているメッセージが「世界を変えに行こう。」ですから。
冨田さん
かっこいいなあって思いました。
OfferBox事務局
どんなお客様が多いのでしょうか?
加藤さん
誰もが知っているような民間企業から、官公庁、医療、金融など、言うなれば全産業ですね。
冨田さん
私が参加した説明会では、農業のICT管理の話がメインでした。私、それまでは農業にITが使われているなんて思ってもみなかったんです。
加藤さん
農業とか水産業、観光業、そういういままでIT化が進んでいなかったところは特に力を入れています。社名にイノベータ、つまり革新者という意味の名前が入っているので、やはり新しいことをやっていかなきゃ!という意識をみんな持っていますね。
OfferBox事務局
社名の由来もそういうところからきているんですね。
加藤さん
もちろん。
もともとは、お客様が抱える問題をITでどう解決するか?というソリューションの提供がミッションの会社です。
でも、これからは目に見えている課題を解決するだけでなく、お客さんの価値を高めるためにITを使ってどんなことができるか?をお客さんと一緒に考え、自発的に提案していく必要があります。
唯一の正解はないので、冨田さんのように、うまくいかなかった時に自分で考え、自分で行動していく方が求められるんです。
「頼る力」は大事なスキル
OfferBox事務局
2018卒の本選考が本格的になってきましたが、冨田さんはどういう方と一緒に働きたいな、と思いますか?
冨田さん
人と協力して何かをするのが好きな人と一緒に働きたいですね。能力があって一人でできますっていう人よりは、自分ができることをみんなに教えたり、できないことをお互いカバーしあっていくのが好きなので、そういうのが得意な人と一緒に働けたらいいなあと。
加藤さん
こういうあたりが社風なんですよね。冨田さんに直接的に説明したことはないと思うので驚きなんですが、おそらく選考を通して、「協力しながらやっていく」っていう社風に共感できたから、ここを選んでくれたんだよね。
冨田さん
そうですね。人に頼るってネガティブに捉える方もいらっしゃると思っていたのですが、NECソリューションイノベータさんではむしろそれを評価してくださいました。「あ、こういうところが自分に合うな」って。
加藤さん
頼る力ってすごい大事なんですよね。いくらできる人でも、「抱え込んで結局だめでした」とか「一人で勝手にやっちゃいました」というのは、組織としての仕事にはならないんです。人に頼れるっていうのは大事なスキルなんですよ。
OfferBox事務局
人を頼る…つまり、協力し合うという社風も貴社の魅力の1つと思いますが、人事と内定者、それぞれの視点から会社の魅力を1つだけあげるとしたら何ですか?
冨田さん
最終的には、やっぱりNECソリューションイノベータさんで働く「人」が気に入って内定を決めました。「こういうことをしていきたいです」って未来に希望をもって働いていらっしゃるところや、人と協力して仕事をしたいとか、フラットな環境で仕事したいというポリシーを持った人たちの集まりだなと感じたので、そこが私にとっての一番の魅力です。
加藤さん
冨田さんの真似になっちゃうんですけど、当社の魅力を一言でいうと「人」だと思うんですよ。
当社は人の成長っていうのをすごく意識してくれる人たちが集まった会社だと感じます。これができたら次はちょっと上を目指そう、っていう小さい階段が最初から用意できているイメージです。NECグループという大きな会社だからこそ、目先の利益だけにとらわれずに、人をじっくり育てていける揺るぎない基盤があります。
例えば、農場や、児童養護施設など社会に出て、実際の現場を見て、社会の課題を見つける訓練のような教育もしています。実際の事業内容に直接的につなげることが目的ではなく、まずは課題を見つける力を身につけてほしいのです。
自分だけでは気付けなかった会社をOfferBoxが教えてくれる
OfferBox事務局
最後に、今OfferBoxで就活中の学生たちにアドバイスをいただけますか?
冨田さん
OfferBoxは、就活サイトで調べても見つけられなかった会社に出会えて、思いもしなかった業界の方に「こういうところがいいと思いました」と言っていただけます。まずは、そういう機会を逃さないように、積極的にお話を聞きに行ってほしいです。
プロフィールについては、どこか特定の会社に向けたものではないので、自分のやってきたことや考え方を正直に書いた方が、最終的には自分にとっても会社にとってもマッチする会社・人に出会えるんじゃないかなと思います。
加藤さん
OfferBoxの利点は、履歴書とは違って何度でも書き直せて、その度に推敲できることだと思うんですよね。こう書いたらこんな会社の人からフィードバックをもらえたとか。もしかしたら色々書いたのに全然もらえないかもしれない。そうしたらもう一回考えて書き直せるじゃないですか。時間かけて、自分や自分が大事にしてるもののPRを推敲していってもらいたいと思います。
それに、冨田さんも言っていましたが、志望業界とはいっても正直自分に何が合うかなんて最初は分からないよね。
冨田さん
そうですね。
加藤さん
本人が志望していなかった業界でその能力や興味をうちの会社・業界で活かせるというのを、その業界の企業の人なら気付いてくれます。自分が見ていなかった世界を、誰かが教えてくれるというメリットがOfferBoxにはあると思いますよ。
OfferBox事務局
みんなで協力して社会を変えていくという考え方や、ありのままを正直に伝える姿勢が、まさに内定者の冨田さんそのもので、会社の社風と就活生の志向が合致したからこその内定だったのだと実感させられるインタビューでした。
加藤さん、冨田さんご協力ありがとうございました!
|企業概要
社名:NECソリューションイノベータ株式会社(NEC Solution Innovators, Ltd.)
設立:1975年9月9日
従業員数:12,265名(2016年4月1日 現在)
本社所在地:東京都江東区新木場一丁目18番7号
資本金:8,668百万円
採用ページURL:http://www.nec-solutioninnovators.co.jp/saiyo/