大手人材サービス会社に内定した河本峻さん(中央大学 法学部)
【2015年卒】
自分を表すエピソード
サイトだけでなく、スカウティングイベントなどにも参加したという河本峻さん。ナビサイトも使っていたが、いろんな方法で自分に合う企業を探していたそう。
「きちんとした自己PRやエピソードを考えたのは、実はOfferBoxが初めてでした。過去のエピソードを振り返るのはエントリーシートでもやりますが、OfferBoxは3つエピソードを書く欄がある。3つとなったら、大学生活だけではなくて人生そのものを振り返りますよね。それを可視化していくことは、僕の就活にとっていいきっかけになりました」
学生団体の代表をやっていた河本さんは、ESや面接ではそのことを中心に話していたそうですが、OfferBoxのプロフィールでは中学の野球部時代、積極的にアピールして成果を残しチームも優勝できたことを綴っています。他のエピソードも共通して、課題に対してどのように試行錯誤をし、乗り越えていったのかが語られているので、河本さんの課題に対する姿勢が伝わってきます。
工夫したのは、具体的に書くこと。
「僕はいつも抽象的に話しがちなので、エピソードの中でも具体的に数字を出したり、わかりやすく伝えました」
エピソードでは、単に「増えた」という事実を「10団体→30団体に増えました」というように伝えていてイメージがしやすい文章です。また“自分を象徴する画像”では、代表を務めた団体のメンバー300人が写っている集合写真を選択(しかも楽しそう!)。確かに「300人」と言われると何だか想像もつきませんが、写真で“見せる”ことによって「代表」という役職や、経験したエピソードが重みを増します。
大学生活の経験から産まれたもの
「大学1年のころから国際協力や海外での活動をやりたかったので活動する中で、いろんなNPO団体と関わるようになりました。NPOは寄付や助成金を活動資金にしているところが多いですが、それが不健全ではと思うようになり、ゼミでも研究しました」
NPOが自分たちでお金を稼ぐ仕組みをつくる。それが河本さんのテーマになっていきました。参加したインターンでも「企業が収益をあげることの難しさ」を経験し、日常生活でも「この製品にはどういう企業、職種の人が関わっていて、どのように収益をあげているのか」ということを常に意識しているのだそうです。こういった視点や考え方も、貴重な大学生活の経験から産みだされた宝ですね。
「OfferBoxは、僕の経験や考えを企業が見たうえで、オファーをくださるので気分がいいですね。きちんと自分のことを見てくれているというのが、ファーストコンタクトの段階からわかるのはお互いにいいものではと思います」
本当の自分に気付けた就職活動
河本さんは、志望業界だった大手人材サービス会社に内定されました。
「僕は、口下手で人付き合いが苦手だと思っていました。コンプレックスだったんです。でも、内定者同士で話したり、企業の方々と話す中で、そんなことないんじゃないかと思うようになりました。内定企業からも“河本さんは、いろんな人とコミュニケーションがとれる人ですね”と評価してもらい、自信がつきました」
自分がコンプレックスだと思っていたことが、実はそんなことはなかった。河本さんが本当の自分に気付けたのも、就職活動があったからこそでした。
就活生同士、企業の人事担当者、経営者。
普段会うことのない、いろんな人に出会える機会が就職活動です。そこにはきっと河本さんのようにプラスになることが必ずあるはず。かけがえのない経験にするために、自分を見つめ直すツールとしても、OfferBoxをぜひ、有効活用してくださいね。
(文:松田真弓)