ボロボロに叩かれた面接からの人材業界に内定【立命館大学】

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前川 雄飛さん / Yuhi Maegawa
立命館大学 文学部 人文学科
人材業界に内定
2018年卒

今回は、人材業界に内定が決まった立命館大学 文学部の前川 雄飛さんをインタビューしました!一つ一つの質問に誠実に丁寧に回答してくださった前川さん。OfferBoxでアピールすべきポイントも聞いてみました!

人の心への興味から心理学を専攻

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OfferBox事務局

本日はよろしくお願いします!まずは学生生活のお話を…学部は文学部ですよね。専攻は?
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前川さん

心理学です。文学部人文学科の中の心理学っていうところにもこだわりを持っています。たとえば、学部名に心理学がついてる大学もたくさんありますが、それは心理学だけを学ぶ場所なんです。人文学科の中の心理学専攻の場合は、心理学以外のことも深掘りできるんです。
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心理学を専攻に選んだのはどんな理由からですか?
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前川さん

純粋な興味で、人ってなんだろう?人の心ってどういうものなんだろう?っていう興味が昔からありました。コミュニケーションが通用しないような環境も見てきたので、単純に人の心に興味があったかなあと。
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大学入学前から心理学に興味があったんですね。学外やサークルはどんな活動をされていましたか?
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前川さん

新入生を支援する学生団体や、NPO法人に参加していました。NPO法人では、ライフプランやこういう生活がしたいという夢を絵に描いてみたり、それに向けてどうやってステップアップしていくかを自分たちなりに考えるケースワークを行っています。
このワークは誰でもできるものなので、学生がいてもいいし社会人がいてもいい。そういう境を超える活動に僕は一番興味があって参加しています
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高校生、大学生とか社会人、いろんな年代が交流できるような場にしたいと。
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前川さん

なかなか無いじゃないでですか。自分とは違う立場の人の思いを理解しようとするのが当り前となる社会を夢見ていますね。
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貴重な機会ですよね。前川さんは人材業界の企業に内定されていますが、ライフプラン設計のNPO法人に関わっていらっしゃるところからも、もともと人材領域に興味があったのでしょうか?
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前川さん

そうですね。僕の就活の始まりは、ある1Dayインターンなんです。

インターン参加後に就活は一時停止

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前川さん

ある就活サイトに登録したら、そこから電話がかかってきたんです。その時のついでに「1Dayインターンに興味があるんですが、どういった内容なんですか?」と聞いたら親身に対応してくださって。それまでは就活を真面目に考えたことはなかったんです。
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その1Dayインターンシップというのは?
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前川さん

社長さんたちと会ってどういう思いを持って会社を運営しているのかを聞くという就活イベントです。その時に、主催社のCEOの方に1ヶ月間のインターンシップにお声がけいただいて。この1ヶ月のインターンが8月中旬~9月です。
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秋に入ってからは?
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前川さん

それがそこからぱったりと就活を辞めた期間がありまして。なかなか次の一歩を踏み出すことができなかったんですよね。なので全然、就活意識高い方ではないんですよ。
12月からですね、再燃したのは。そのきっかけはOfferBoxに登録したことかなと思います。それも一番最初にオファーもらったのが内定先で。
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12月12日が、内定先からのオファーが届いた日ですね。
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前川さん

そこからインターンもそろそろ行っておこうかというところで、1Dayインターンに行き始めました。
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1月〜2月はどんなインターンに参加したんですか?
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前川さん

もうその頃になると、インターンというよりは内定直結型の選考を兼ねたインターンや説明会を兼ねたインターンでした。
この方法がいいなって思っていたのは、同じ業界を受けようとしている知人や、インターン先で出会った人からおすすめの企業とインターンを聞くっていうのが一番効率がいいなという結論にたどり着いて。「こういうインターンって他にある?」とか、逆に「こういう部分が良くなかったけど、それができるインターンてある?」という風に広げていました。
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同じインターンに参加しているということは、志向が似ているはずですもんね。インターン先は人材業界が多いようですが、業界は人材に絞り込んでいましたか?
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前川さん

1月までは人材一本でしたね。人材業界に詳しく、比較できるようになろうと思っていました。ただある時、「それだけじゃ視野が狭すぎる。他の業界を見ていないのに、何が人材業界は人がいいだ」と思いまして。
そこからは色んなところを見ていこうという発想になり、2月、3月は少なくとも20社はいきましたね。1日2,3社はざらでした。
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ほとんど埋まってますね!色々見る中で、人材以外にもいいなと思った業界はありますか?
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前川さん

不動産です。人材と結構似ているなって思った部分があって。不動産も惹かれていたのは仲介業なのでつなげる役目なんですよね。なので、ただ営業すればいいわけじゃなく、相手が言ってることの裏や真相まで読んで突き詰めて考えているという印象を受けました。結果的に不動産と人材の二軸になりました。

ボロボロに叩かれて気付く自分の驕り

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記憶に残るオファーや面接はありますか?
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前川さん

OfferBoxでオファーをいただいた、ある企業の面接ですね。もうボロボロに叩かれたんですよね。自分では謙虚な気持ちでいるつもりだったんですけど、驕っている自分、分かっている感を出している自分を指摘していただいたんです。僕が言う一言一句に対してすべて指摘してくれたんですよ。ESもここダメ、ここダメみたいな感じで。
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面接中に、その場でですか?
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前川さん

その場でパソコン叩いて「自分だったらこうやって書く」って。
分かっている感を出しているのも、「分かっている」というのは良いことだと思ってやっていたんです。だけど、それを持って余るくらいのデメリットがあると諭していただいて。「分からないって言うと、自分が分かっている以上のものをくれるかもしれない」と。そして「表に出ている相手の言葉や表情の先に、自分の全く理解できないところがあると深く理解したら、今やっている反応や発言全て違うものになってこないか」と言われたんです。この話は、自分を変える1つであったかなと思いますね。
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内定先の面接はいかがでしたか?
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前川さん

ボロボロにされたNo.1は、先ほどの方と内定先の面接官の方が同率1位です。お前はもうダメだわ、そんなの通用しないわって言ってもらって…。
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面接でそんなはっきりと…。
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前川さん

普段は温和な方らしいんですけど、ほとんど怒らせてしまったくらいの印象を受けました。しかもその段階ではここに行きたい気持ちが強かったので、これはやってしまったと心底思いましたね。ただ、最後に「今回は通すけど」って言われ、その瞬間は「え、通す?どういうこと?」と理解ができなくて。笑
それは戦略とかじゃなくて、本気で怒ってくださったんです。今までの成功体験に鼻が高くなってしまっていた自分を指摘してもらったんです。
その次の最終面接は色々意識しすぎた結果、自分らしさというか色が薄れてしまって。これはよくない方向に進んでるなーと。
でも、後から人事の方に聞いた話なのですが、ボロボロに叩いてくれた前の面接官の方が猛プッシュしてくれていたようなんです。「そういう短所があるのは分かっているけど、うちには無いような人材ですよね」と。
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ボロボロに叩いた人が救いの手を述べてくれたと…。これはもう、入社後にビシバシ指導していただけそうですね。笑
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前川さん

そうだと思います。笑
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さっき、面接の時点で心が固まっていたとおっしゃっていましたが、最終選考を受けるタイミングでは、もう仮に内定がでたらここにしようかなっていうのは?
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前川さん

もう、完全に決まってました。2月の下旬頃から、他とは比べ物にならないくらい、今の内定先だけが行きたい、一番行きたい、どうしても行きたい企業で。何をしてでも行きたいっていうのはここ一つだけでした。
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それはどういった点が前川さんにとっての魅力だったのでしょうか?
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前川さん

スキルと人と働き方です。
まず、いつどこに行っても通用するようなスキルが欲しかったんです。内定先であれば、法人のお客様、個人のお客様、そして社内のチームとしての対話力や対人力を身につけることができると思いました。
人に関しては、ボロボロに言われた面接でバッチリ揃いましたね。友人関係でもそうなんですけど、この人と一生付き合っていきたいなっていうのって、自分を褒めてくれる人よりも、けなしてくれる人なんですよ。
働き方に関しては、誠実なことが評価される会社であることです。相手の目線にたって、相手が求めているものって考えることこそがプロ、と考えているような風土だったんです。どの方の面接を受けてもそれが一致してると感じましたし、リクルーターの方も、こちらからの要望を何でも叶えてくださる方で。そういうのが当たり前の文化として根付いているところで働きたいなと思っていたのも決め手の一つです。

人柄で判断してもらえるOfferBox

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OfferBoxを使う上で気をつけていたことはありますか?
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前川さん

OfferBoxは人柄が一番出る媒体と思ってます。自分がどういう風に働きたいか、どんな思いを持って働きたいかを整理して、メールや身近な経験やエピソードを書く時にそれが自然と滲み出るような使い方をするのが一番いいかなと。
沢山のテンプレートを見て、一生懸命作成し出来上がった自己PR文よりも、面談においての話し方だったりとかメールの書き方だったりとか、そういう当たり前のところにその人の人柄が出ると思うんです。
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表現仕方や言葉の選び方にも、その人らしさみたいなものが出てくるんですね。
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前川さん

OfferBoxでつながった場合は、その当たり前の行動を見てもらえます。日頃の接し方だったり、メールだったりだとか、そういうところで判断されると思うので、当たり前の日常を見て決められることが一番ありがたかったなと思います。
だって、実際に働くってなったら、面接のような空間を50年とか続けてるわけがないじゃないですか。この点は、他の媒体からの面接とは全く違う感覚がありました。
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OfferBoxを通じて、人柄で判断してもらえる就活ができたんですね。何かやっておいた方がいいことはありますか?
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前川さん

自分が今頑張っている方向に疑問を抱き続けることです。それ本当に意味あるのかな?って。いざ一年間を振り返ってみると、多くの社会人に会ったり、インターンに参加したり、面接でボロボロに叩かれたり、就活ノートも2冊ぐらい書きました。文面だけ見るとなかなかの就活強者に見えます。でも実際は、ずっと不安を抱えていたから、その時々で何かやらないとともがいていただけで、そのなかで活動一つ一つにこれ意味あるか?と疑問を抱えながら、様々な方法を探り探りやっていました。
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まさに試行錯誤という感じですね。
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前川さん

そうなんですよね。何が正解か分からない中で、自分を疑うことは間違いなく勇気がいることですし、辛いです。だから、誰でもとりあえず頑張っているから報われるだろうって思うタイミングが、間違いなく来てしまうんですよね。これだけES書いたから、インターン行ったから大丈夫だろうと不安を減らすために頑張った事実を作って。そういう時に、本当にその頑張り方でいいの?って一歩引いた目線で疑いを持つというのは、少なくとも間違ってないんじゃないかなって思います。だからこそ僕にとって、社会人や友人知人といった第三者に積極的に助けを求めるっていうことは有効な手段でした。
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そういう意味でもOfferBoxをうまく使ってもらえたらいいですね。いきなり選考ではなく、面談の機会をもらえますし。今日はお時間をいただき、ありがとうございました!